ぶるがり屋 2021/03/19 23:17

約束のネバーランド 2期9話の感想

約束のネバーランド 2期9話(21話)の感想ですよー。


約束のネバーランド Season2 1(完全生産限定版) [Blu-ray]
発売日 : 2021/4/7
出演 : 諸星すみれ, 伊瀬茉莉也, 植木慎英, Lynn, 石上静香
販売元 : アニプレックス

約束のネバーランド

 ああ、ラムダチルドレンも、憎悪と死の恐怖に冒されていても、子供なのですね。
鬼を憎み殺せても、逃げ惑う子供たちを自分たちと同じ存在と気づいてしまったら、殺せない。

 殺戮が小規模で終わったこともですが、それよりもラムダの、悪意に人生を奪われた子供たちが救われたこと。
中でも自分から殺せないと選んだのは、バーバラが救われるようで嬉しいです。

 邪血のお爺ちゃんの苦しみと贖罪。
多くの犠牲を見てきたから選んだ苦渋の道が、また多くの仲間を苦しみを傍観することにもなって。
おそらくは何百年か苦しみ続けてきた訳で、前回ノーマンに許しを請うたのも理解できました。
人間も鬼も、多くの命を救えたかもしれないのですものね…

 スーパーお助けアイテムがエマの優しさのおかげで入手できたのはモヤッとしますが、ちゃんとレイに窘められててGood。
まー一番の理由は優しさよりもノーマン助けたい!でしたし(笑

 対象を自分たちと同じ存在と認知しつつ、敬意を持って殺し、食べる。
たとえ人間が喰われても、もう食幼児たちもそのことを恨みはしないのですね。
だからピーターの進めるラムダ計画は、食べる相手にも食事にも敬意ない支配の武器とする計画は、エマたちにも市井の鬼たちにも悪となるのでしょう。

 鬼エマの「ごめんなさい」は決して正しいものではないかもしれないけど。
少なくとももうノーマンは、鬼だからと言う理由でも、生きる為ではない理由でも、鬼を殺しはしないでしょう。

 ラスト。
不満はあっても今更裏切って得られるものが全く無いので、ヴィンセントは裏切るフリじゃ無いかなー?
食用児全員助けるなら相手の情報やら行動のコントロールも必要ですが、それよりヴィンセントはノーマン好き好きなイメージががが。




(以下ネタバレ注意!)



 展開が早い!(n回目
流石にラムダの薬解決まで今回でついでに解決はどうかと思うけど!
これはもう間違いなくあと数話で終わりですね…。

 個人的に、「普通の鬼たち」の描写が少なかった不満が有ったので、この点を解決してくれて嬉しいです。
鬼たちの社会の救済は不十分になりそうですが、まぁ元々これをエマたちが背負う必要ないしなぁ…

 ただ食幼児と鬼たちとの和解がどうしても個人的で薄くなってしまったのは物足りなく感じてしまいます。
やはりゴールディ・ポンドでレウウィス大公との対等に殺し合う展開はあるべきだった……!
けど、これが出来るならやってますよね。
あと1クール、出来ない理由が有ったのでしょうから、これはもう仕方ないのでしょうね。
無念!

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