ぶるがり屋 2021/05/04 04:01

フルーツバスケット 3期5話の感想

フルーツバスケット The Final 5話(計55話)
「だって…わかるでしょう?」 の感想です。


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フルーツバスケット

 草摩の呪いのせいで愛する人に自分の気持ちさえ話せない。
傍若無人唯我独尊な綾女でさえ愛されないと恐怖して、はとりは未来を見られず、由希も一歩を踏み出せず。
十二支を縛り、不幸にしてきた
草摩の呪いが崩れ始めた時に。

 あきとや他の十二支とはなんだか違う意味で、紫呉も"幸せ"から遠い人間なのですね……
全てが虚ろで無価値な世界で、綾女とはとりとの友情と、あきとへの愛だけが彼の本物なのでしょう。
十二支との絆も感じ、透くんの優しさも他人の恋心も理解できるのに、自分自身の歪みも欠落も理解できてしまうのに、あきとへの愛だけが熱く胸を締めて。

 ああ、ああ。
決して人を傷つけない、誰より優しい王子様。
君よ、幸せになってくれ。
もしかしたら初めての、母からの「行ってらっしゃい」の向こうで。
紅葉。

 本質的には草摩の呪いの問題はまだ解決していないものの、潑春と依鈴はもうあとは幸せになるだけ。
燈路と杞紗の方ももう幸せな未来しか見えなくて、不器用な幼馴染LOVEにニマニマするしか有りません(笑
 丸くなってもまだまだ口は悪いけど、本意が分かってれば問題ないレベルですね。

 真知の恥ずかしダッシュと、画面外から漏れ出る透くんと杞紗のLOVELOBE空間に吹きました(笑
早いよ!花が溢れてるよ!
恋する乙女は可愛いし、大事に想い合う疑似家族は尊い。
 呪いの解放と紅葉の新しい門出に、久しぶりに気持ち良い視聴互換でした。



(以下ネタバレ注意!)



 美音さんの「ほぇ?」が可愛い。
綾女との関係性は大好きなのですが、学生時代の他校の女性生徒会役員の話もやって欲しいなー。
カットされても仕方ない寄り道エピソードですが、あの話が大好きなのです。

 優しい、傷つけられても他人ばかり気にする王子様な紅葉が、やっと自分の幸せを真直ぐに求められる様になった!
それだけでも嬉しくてたまらないですよ。
透はもちろん大好きだけど、夾も大好きで、何より透くんの幸せが一番なのですよね。
だから自分の恋心も蹴飛ばして、夾の背中を押して。
 ああもう! 本当に幸せになって紅葉ー!!!!

 紅葉が呪いから解き放たれても幸せになれたり失ったものを取り戻せない様に、夾も草摩の呪いが解けただけではダメなのですよね…
母を、透くんのお母さんを死なせてしまった。
重い呪いを2つも背負い過ぎですよ……!

 草摩の呪いが解けたのは、まず時間経過で神性も絆も呪いも劣化したこと。
次に「呪いの絆の価値を感じず、より強い感情を抱いた」ことな気がします。
 紅野は博愛が過ぎて草摩だけが重いと感じず、紅葉は愛が強過ぎて草摩の呪いの絆よりも強い愛に満ちて。
 紫呉はとり綾女、由希と潑春はあきとに愛憎と十二支の仲間への絆が深くて呪いが解き難く、次に解けるのは燈路かなー、と思っています。

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