アイドルタイムプリパラ 1話の感想
アイドルタイムプリパラ 1話
『アイドルあまりました!』の感想です。
プリパラ&キラッとプリ☆チャン Winter Live 2020 Blu-ray
時間 : 2 時間 19 分
発売日 : 2021/9/24
出演 : オムニバス, 林鼓子, 久保田未夢, 厚木那奈美, 芹澤優
販売元 : エイベックス・ピクチャーズ
アイドルタイムプリパラ
うう、痛い、痛いよあまりちゃん!
喋ろうと考え過ぎて変なこと喋っちゃって、取り繕うとまた変なこと上塗りして。
自分は特別だと信じて、変だけど特別じゃない自分に酔って。
夢見て、笑われて、なりたい自分が遠過ぎて、
それでも夢を忘れられず捨てられず。
ズキズキ痛いよ……!
0話との違いに驚きました。
一見同じ世界、地続きの世界なのに、今までのプリパラとは大きく違う世界観、頭身、デザイン、テイストなのですね。
夢そのままのプリパラ世界と、夢を失くしてしまった少女たちの世界。
なるほど、0話がカオスぎゅうぎゅうだったのも納得です。
いや1話もぎゅうぎゅういっぱいいっぱいですが(笑
少年少女の多くが中二病を患ってしまうのは何故なのでしょーね(笑
煩っている時もどこか後ろめたかったり疎外感があったり、時期を過ぎてもう自分ではやれなくなって、格好悪く思えても、美しさ格好良さへのあこがれは消えなくて。
あまりちゃんは直視できなくて捨てかけましたが、やっぱりあろまは凄いのだなぁ。
中二病も妄想を美しく格好良いまでにやり切っているアロマって、やっぱり多くの子どもたちを肯定するアイドルなんだなぁ。
もちろん、すべてを受け入れてその夢を応援するらぁらも。
前回の「小学6年生!」は0話では変わらない世界観を明示するギャグ、として認識していましたが、メタとリアル、らぁらとあまり、夢そのものと夢を失った世界の象徴でもあるのか…
重いな!?
私たち視聴者(+プレイヤー)にとってプリパラそのものであるらぁらが、夢を失った世界の妖精的存在に見えます。
この現実の世界と重なって感じられて。
それが少し寂しくて、でもきっとらぁらなら助けてくれる、導いてくれると信じられるのです。
満面の笑顔で、ちょっと力づくで(笑
「ありがとうジュルルー!」
ああ、今は姿が見えなくてもやっぱり夢見る少女を見守って、らぁらを見守って、2人は今も硬く強く結ばれているのですね…
あかりちゃんが変身してプリパラを一望するシーンで前を横切る星の塊も、ジュルルなのかな。
あまりちゃん、コーデチェンジ!
やっぱり初めてのプリパラとコーデチェンジはドラマが有りますね〜。
他の娘たちより随分と激しいダイナミック・チェンジでしたが(笑
…プリパラ世界に入る時の「変身」って、「コーデチェンジ」って言い方で正しかったでしたっけ、ちょっと自信がない。
「とんでもございませ〜ん!」「これが私ー!?」
ああ、自分が思い描く"かわいい"になれる。
それは本当に素敵なことなのだと、こんなに強くポジティブに教えてくれるなんて。
時間が空いた分、プリパラアニメの復活も魅力の再発見も、感動しちゃいます(笑
0話でゆいの夢の力、1話でミーチルの「できるできるできるできる!」が聞けて。
ああ、マイ☆ドリームは夢の肯定、夢を自力でつかみ取るユニットなのだなぁ、そう沁みました。
アクションシーンを見せるが無い分、ちょっとにのが可哀そうですが(笑
視聴者は覚えてるよ!
「プリパラは好き?」
ああ、そう、そうだ、これだけで。
あまりちゃんの歌は『カオティックハリケーン』
影のある、痛みがある。
それでも吹き飛ばして叫ぶ歌。
ああ、いいなぁ。
素晴らしい歌、素晴らしい1話でした。