ぶるがり屋 2023/05/28 19:59

機動戦士ガンダム 水星の魔女 19話 の感想

機動戦士ガンダム 水星の魔女 19話
「一番じゃないやり方」の感想です。


各種動画配信サービスにて配信中

【監督】⼩林 寛
【シリーズ構成・脚本】⼤河内⼀楼
【原作】矢立 肇、富野由悠季
【出演】市ノ瀬加那、内田直哉 ほか
(C)創通・サンライズ・MBS

機動戦士ガンダム 水星の魔女

虐殺!(挨拶)
大河内一楼脚本と言えば……虐殺でしたね!

 スレッタの復活など途中までにっこりして見ていたのですが、この番組は毎度毎度最後の数分でひっくり返して終わりますよね???
面白いけど
辛いよ!
「ガンダム」になてきちゃったなぁ……。

セセリア懺悔室(続き

 疚しさを咎めたのは優しさ
責任感を認めたのは正しさ
爪を塗らせたのは……趣味!

 前回の引きから、マルタンには頑張って報われて幸せになって欲しい……
ただセセリアにちょっとイヂめられるぐらいは正直見たい。
期待しているよマルタン!
 と思っていましたが、まさかこんな見事にマルタンを立ち直らせるとは。
いやぁセセリア、イイキャラだ〜〜!(笑

 マルタンの勇気から、ニカとテログループの関係とニカの気持ち、そこから、スレッタの気づきにつながる。
 帰ってきたグエルたちと一緒に、ニカとサリウスを助け出し、シャディクの罪を暴くのかな。

あったかくて美味しい地球寮

 置いていかれて泣きはらし落ち込んだスレッタがどんな状況かドキドキしていましたが、盗み食いが見つかっちゃったタヌキ娘の絵が可愛過ぎて(笑
ああこの娘、悪役になれないや、闇堕ち出来ない子だわ。

 みんなに心配され、輪に加えられ、一緒に食べるスープの暖かさ、言葉の優しさ。
ああ、スレッタはおまぬけで正直で優しくて底抜けに明るくて。
地球寮は底抜けに暖かくて優しくて、寄り添ってくれる場所で。
ここにの一員になったのも間違いなくスレッタがスレッタだからで。
 どんなに陰惨な悲劇も、残酷な真実も、スレッタは憎しみに呑まれず、乗り越えていく、進んでいくと思えました。

 人の過ちを、正しさを、譲れないものを、少しだけ分かって。
ミオリネとエリクト姉の選択と言葉の裏を少しだけ感じて。

 今まさに苦境にあるミオリネを、復讐に荒れ狂う母と姉たちを、スレッタと地球寮の皆なら救える、その一歩を始められると、思えます。

 いやちょっと、最後で不安になりましたが(笑
全てが奪われ汚され尽くしたプロスペラの、救いって何なんだろうなぁ……

 ティルは相変わらずフォロー上手ですね。
私も隣に居て欲しい……癒されたい!
女性ファン1位はグエル、2位は4号と呼ばれた少年、3位はティルくんと踏んでいます。

秘密部屋の孤児たち

 サリウスとニカが救出対象と決定して。
今回弱さをさらけ出したノレアと、その苦しみに寄り添う5号くんも救われる道が出来た気がします。
と言うか、ここに逃げるしかなかった孤児たち3人、救われて欲しいですよ。
あと恋物語好きなので、
是非5号ノレは是非燃え上がって欲しい。

 ふと思うと、シャディクは優しくて傲慢で残酷で、だけど誰かを傷つけるのは苦手で、でも守っても寄り添えはしないんだなぁ……。
シャディクの若さと、不器用を感じます。

ミオリネとガンダム

 言葉でなく、損得でなく、権力でなく。
握手まで至れない敵対者に対して、ミオリネが最後に頼んだのがガンダム=ガンドの起源と希望であり、地球寮の港の絆であったことに、目頭が熱くなりました。
ああ、やっぱりミオリネにとっても、地球寮とのつながりはミオリネの望む自分自身を見るもので、嬉しくて、あったかくて優しいものだったんだなぁ。
譲れないものだったんだなぁ

 まだ何も結果になってはいないけど、たどり着いた握手と想い。
1話の前から失ってばかり、頑張るのも傷つくのも誰かの為ばかり。
そんなミオリネがやっと掴み始めたんだ、
よかったね、ミオリネ。

魔女の復讐

 ─からの虐殺ですよ大河内脚本!
プロスペラママン、アススペ闘争そのものには執着無さそうなので、悪用されてるガンダム潰したい & 宇宙議会連合への復讐の端緒として戦争起こした で良いのかなぁ。
流石に紛争事件起こすつもりはなかった、は無い……よね?

 オーバーライドとスコア8から全世界通信掌握は予想していましたが、ここまでピンポイントに操作・支配でき、陰謀を進めるとは、反対に怖いですよ。
もう復讐完遂まで計画出来上がっているとしか。

 ミオリネを裏切り捨てるの早過ぎるだろ!
と思ったのですが、本物エラン様の発言から考えて、虐殺王デリングの娘、虐殺姫ミオリネ・レンブラントを担ぐという計算もあり得るのですよね……

 ついに始まった、始まってしまった魔女の復讐。
その理由も情熱も、今も憎しみが湧き上がる理由も目の当たりにして、
怖くて、辛いなぁ。

ミオリネの正しさ

 会談失敗、止められない被害、大きな傷。
いやまー責任者なのは確かだけど、この虐殺紛争事件を「自分のせいだ」は真面目過ぎるよ、責任感が強過ぎるよミオリネ。
デリングパパが過保護に守り、シャディクが正しい女神にしたくなる気持ちも分かっちゃいます。

 でも悪いのはプロスペラだよ!完璧に!
「グエル……汚したな、ミオリネを……!」
シャディクお前もだよ!

過ちと償い

 責任と正しさとで正解を出せず苦しんだマルタンが、
大きな過ちをずるずると引き延ばして来たベルメリアが、
「今度こそは」と立ち上がるのか。

 一度過ちを犯した者が再び立ち向かうのは大好きなテーマだけど、ベルメリアさんの罪、
贖うのキツくない?死で贖うとかならない大丈夫?
といろいろ考えたのですが、ベルメリアさん、前回は「終わってしまった後」で何も出来なかったけど、今回は「今起こりつつある悲劇」で、自分で変えられるかもしれない状況なんですよね。
傷つき失い汚し傷つけてきて、ずっと迷ってきたからこそ。
「今度だけは、行動する」のだと思うのです。
今までの罪が追いついて来ようとも、きっと。

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