どうする家康 19話 の感想
どうする家康 19話
「お手付きしてどうする!」の感想です。
見逃し配信 - どうする家康 - NHK
【作】古沢良太
【音楽】稲本響
【出演】松本潤、岡田准一、有村架純、野村萬斎、イッセー尾形 ほか
【デザイン】GOO CHOKI PAR
(C)NHK
どうする家康
信玄の死、その余波
人の心に力を与える言葉と眼差し。
荘厳で美しく、見事な死に様でした。
大敗北し、再戦も叶わず、絶望の先に取り残された家康。
強大な敵に蹂躙されて、大事な配下も失って、そりゃ心の傷も負うよなぁ。
そこからの地味で優しくエロい女性との肌のふれあい……
よ、よく頑張った!
でも負けちゃった!
服部半蔵=山田孝之さんの出番、全部コントじゃねーか!(笑
一時は滅びかけた徳川・織田陣営。
盛り返して、反対に織田信長包囲網側が苦しんでいくのが諸行無常ですよ。
Σいやちょっと浅井長政戦死カットは早過ぎますよ!
あんなに描写してたでしょ!
そこから身綺麗になった羽柴秀吉とお市の方の再会、叩かれても仮面のような笑顔で長女・茶々を奪ってさって行く様。
これは……気持ち悪くて、怖い。
足利義昭の追放はまー仕方ないですね(笑
反対に今まで信長が惚れ込んでた理由が知りたいよ!
明智光秀が義昭を見限るのは当然ですが、また今作の光秀は情がないなぁ。
岡崎の4人
瀬名、信康、亀、そして五徳。
仲良くも、冷たい風を感じました。
いやそれほどでもないのですが、瀬名は優しく、信康は甘く、亀は世間知らずで、ごとくは一人厳しいことが、今はまだ小さい亀裂を感じるのです。
浜松の家康の浮気を感づいたのは、信長方面からの情報なのかな。
そう考えて見ると、五徳から見たら三河徳川は"甘過ぎる"よなぁ。
武家の正室
浮気、ならぬ武家のお手付き。
正室と後継。
その意味と罪の重さをじっくり教えてくれました。
こりゃ重臣二人があんなに怒るわ……
その後は酒の肴になるわ家臣たちの前で喧嘩だわ。
怒る瀬名に投げるもん渡したの誰だ!(笑
多分榊原康政? 主君を怪我させかけるんじゃないよ!
女の戦さ、女の政治
今回の主役、お万の思考経路。
今ひとつ自信はありませんが、想像すると……
女の癒しの力で家再建したる!よし身籠もった! →
瀬名姫きちゃったか、ここで損切りしよう →
全部読まれた、感服した、綺麗に退こう →
「女の力で戦さ無き世に」を瀬名に託したい
の流れで良いのかな?
家康に情も有ったのも確かだけど、ほんの僅かなように思えました。
ただ、女が政治をすれば男の政治より良いかというと、これも歴史を見れば正しくはないのですよね。
男女大体同じくらいが民主主義では上手く回るとは考えますが。
それよりも、この想いと願いが、この後の一員になってしまったことが、不幸ですよ。
この時点で瀬名が浜松に来ていれば……
ちょっと個人的な話
っとと、今日のお万さん、調べたら
結城秀康のお母さんか!
いや私の一族の祖が津山藩の藩士だったらしく、幕末までの津山藩の祖が結城秀康なので、縁が有って気になるのです。
あと『花の慶次』の結城秀康がね、良いんですよ!
熱く無骨な真っ直ぐすぎる若武者。
登場時は捻じ曲がってるのですが、慶次に暴力で叩き直されて(笑
「ゆ 許された!」以降の秀康、大好きなんです。
どうする家康
今回はとてもモヤモヤする回でした。
物語に不満が有るとかではなく、この先を知っていると、選択や決心やすれ違いの一つ一つが、あの悲劇に収束するように思えて……
再び襲い来る甲斐武田軍、その第一歩である残酷な陰謀。
失って失って、取りこぼして、この先に。
次回、『岡崎クーデター』
どうする家康。