機動戦士ガンダム 水星の魔女 18話 の感想
機動戦士ガンダム 水星の魔女 18話
「空っぽな私たち」の感想です。
各種動画配信サービスにて配信中
【監督】⼩林 寛
【シリーズ構成・脚本】⼤河内⼀楼
【原作】矢立 肇、富野由悠季
【出演】市ノ瀬加那、内田直哉 ほか
(C)創通・サンライズ・MBS
機動戦士ガンダム 水星の魔女
スレッタとは。
途中からだんだん不安になって、怖がっていた真実が、ついに。
ああ、ああ、愛していたのか、愛していたのに、愛していたから、なのか。
もう一度聞きたくて
そうだね、元気に見せるの得意で、弱音を吐くのが苦手だよねスレッタ……
地球寮の友と同じく、スレッタの健気さが心苦しかったです。
山盛り学食を食べるスレッタのほっぺ。ふくふくもっちもちなのですよね。
まだ小さい、幼子の顔。
そんなスレッタを慰めるのは優しいリリッケやアリヤかなと考えていたのですが、割と鈍いマルタン以外全員で慰めて、チュチュが背中を押すとは思っていませんでした。
チュチュ先輩カッケー!
シャディクガールズとノレアはニカの非暴力を貶しましたが、決して弱さではないとチュチュが見せてくれたのだと思います。
そしてマルタンは…
いやCパートは別として、可哀想だよ!
怪我して暗いからそっとされただけなんだろーけど(笑
後は総裁の座を奪うだけ…にも遠い!
久々の幼馴染、御三家2/3と総裁の子達の再会。
グエル、お父さんに似てきたなぁ。
あとミオリネとグエルは割と似た者同士で、善人な脳筋ですね(笑
仲間になったプロスペラも最大の敵シャディクも胡散臭くて翻弄されまくりだよ!
ミオリネとグエルがまだまだ大人の社会に振り回されてたり、ベルメリアさんがどっちに行っても逃げられなかったり、秘密部屋で真実がどんどん広がってたり、みんな綱渡りでドキドキしちゃいます(笑
ジェターク寮は義理堅い
前後からして、ラウダもスレッタを見舞いにきたのだと思うのですが……
優しい言葉をかける間柄でもないですし、グエルを思ってる自分と、ミオリネを思ってるスレッタとで、対等の気持ちで激励した……のかな?
また命を救われた例を通し、前回の「地球寮への嫌がらせを止める手助け」をすると言う振りなのだと思います。
第2回と同じくグエルからのお願いであり、違って自分たちの義理と感謝でもある、と。
それはそれとしてフェルシーちゃん… かわいいな……。
怒りをはぐらかされたみたいなチュチュは可哀想で、こっちも可愛い(笑
スレッタの家族
ここに尺をじっくり使って来ましたか。
展開が早くてもっともっと見たくなる今作ですが、大事なところなのですね。
自分の気持ちも分からないまま、生まれの真相、友達の激励、母と姉の願いを知って。
しがらみと呪いから解き放たれて。
スレッタがやっと物語の主人公に戻ってきてくれた気がします。
プロスペラ=エレノラも、エアリアル=エリクト姉も、間違いなくスレッタを愛していた。
でもそれ以上に自分の体が欲しくて、復讐を果たさずにはいられなかった。
目的のためには利用するけど、愛も確かに有ったのだなぁ。
復讐に付き合わせたくないから、自分たちがいなくても大事な人たちができたから、
だけど、だから、捨てた。
家族という形からも、復讐の共同体からも。
プロスペラの愛は、呪いだったのか。
スレッタが感じた家族は、祝福だったのか。
突き放し捨てたのは、愛だったのか。
虚空に一人置いていかれたスレッタは、愛を感じたのか。
親が支配するために子を呪ったのではなく。
愛して祝福と呪いを遺してしまったのだと、今はそう分かります。
ああ、だけど。
愛して捨てられた、泣き方も教わらなかったスレッタは、あんまりじゃないですか。
カミーユの「親をやって欲しかった」の言葉の、苦しさと悲しさを思い出してしまいます。
ゲーミング懺悔室はエロエロシスター?
全力も誠意も尽くし、それでもニカを通報し、誰にも言えず一人罪悪感に苛まれるマルタン。
こんな学園の懺悔室なんて絶対誰かに利用されてるだろーと戦々恐々でしたが、嬲り煽り言葉とともに現れたのは、岸辺露伴でもプッチ神父でもなく、
セセリア!
エロくてヒドくて吹きました(笑。
ただこれ、セセリアに「裏切り」と貶されて罪悪感が和らぐだけでなく。
多分この先セセリア・ロウジと言う決闘委員会とつながることで、シャディクの隠匿を剥がし、ニカ奪還につながるのじゃないかな?
頑張れマルタン!
頑張ってる姿もちょっと貧乏くじな君も好きだよ!
その上で最終的には報われて!
宇宙議会連合のベルメリア接触と同じく、陰謀・暗躍とその根底の、罪過の輪の打破につながるのでは。
そう期待しています。
いや絵面はどう見てもエロ漫画の導入なんだけど!(笑
OPとED今また見て
OPのグエルくん、再起バージョンになってる!
キャラ紹介ページでも追加されてますし、僕らのグエル君にはもっと変わってOPも進化させて欲しいですね。
そしてED、今までは最後にミオリネと踊るスレッタはエリクトたちと融合した"彼女たち"だと思っていたのですが、今回はエリクトたちが捨てて孤独で解放された"スレッタ"なように見えました。
プロスペラとエアリアルに育てられた無垢なママでなく、水星で学校生活を夢見た幼子でなく、人殺しと捨て子を自覚した、それでもとミオリネリネと共に居ると決めた、"スレッタ・マーキュリー"なのだと。
次回もジェットコースター!
プロスペラとエリクトの復讐はどれほどの災厄か、ともにいるミオリネとグエルはどうなってしまうのか、秘密部屋メンバーとベルメリア捕縛組とマルタン-ブリオンコンビと広がっている真実がどこからつながるのか。
エアリアルとシュバルゼッテのどちらが災厄となるのか、逆流が起こるスレッタはどう戦い何に乗るのか。
取り残された子供、振り回される可愛い主人公、スレッタが選び取るものは、何か。
気になって仕方ないぜー!