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水星の魔女の記事 (27)

ぶるがり屋 2023/05/28 19:59

機動戦士ガンダム 水星の魔女 19話 の感想

機動戦士ガンダム 水星の魔女 19話
「一番じゃないやり方」の感想です。


各種動画配信サービスにて配信中

【監督】⼩林 寛
【シリーズ構成・脚本】⼤河内⼀楼
【原作】矢立 肇、富野由悠季
【出演】市ノ瀬加那、内田直哉 ほか
(C)創通・サンライズ・MBS

機動戦士ガンダム 水星の魔女

虐殺!(挨拶)
大河内一楼脚本と言えば……虐殺でしたね!

 スレッタの復活など途中までにっこりして見ていたのですが、この番組は毎度毎度最後の数分でひっくり返して終わりますよね???
面白いけど
辛いよ!
「ガンダム」になてきちゃったなぁ……。

セセリア懺悔室(続き

 疚しさを咎めたのは優しさ
責任感を認めたのは正しさ
爪を塗らせたのは……趣味!

 前回の引きから、マルタンには頑張って報われて幸せになって欲しい……
ただセセリアにちょっとイヂめられるぐらいは正直見たい。
期待しているよマルタン!
 と思っていましたが、まさかこんな見事にマルタンを立ち直らせるとは。
いやぁセセリア、イイキャラだ〜〜!(笑

 マルタンの勇気から、ニカとテログループの関係とニカの気持ち、そこから、スレッタの気づきにつながる。
 帰ってきたグエルたちと一緒に、ニカとサリウスを助け出し、シャディクの罪を暴くのかな。

あったかくて美味しい地球寮

 置いていかれて泣きはらし落ち込んだスレッタがどんな状況かドキドキしていましたが、盗み食いが見つかっちゃったタヌキ娘の絵が可愛過ぎて(笑
ああこの娘、悪役になれないや、闇堕ち出来ない子だわ。

 みんなに心配され、輪に加えられ、一緒に食べるスープの暖かさ、言葉の優しさ。
ああ、スレッタはおまぬけで正直で優しくて底抜けに明るくて。
地球寮は底抜けに暖かくて優しくて、寄り添ってくれる場所で。
ここにの一員になったのも間違いなくスレッタがスレッタだからで。
 どんなに陰惨な悲劇も、残酷な真実も、スレッタは憎しみに呑まれず、乗り越えていく、進んでいくと思えました。

 人の過ちを、正しさを、譲れないものを、少しだけ分かって。
ミオリネとエリクト姉の選択と言葉の裏を少しだけ感じて。

 今まさに苦境にあるミオリネを、復讐に荒れ狂う母と姉たちを、スレッタと地球寮の皆なら救える、その一歩を始められると、思えます。

 いやちょっと、最後で不安になりましたが(笑
全てが奪われ汚され尽くしたプロスペラの、救いって何なんだろうなぁ……

 ティルは相変わらずフォロー上手ですね。
私も隣に居て欲しい……癒されたい!
女性ファン1位はグエル、2位は4号と呼ばれた少年、3位はティルくんと踏んでいます。

秘密部屋の孤児たち

 サリウスとニカが救出対象と決定して。
今回弱さをさらけ出したノレアと、その苦しみに寄り添う5号くんも救われる道が出来た気がします。
と言うか、ここに逃げるしかなかった孤児たち3人、救われて欲しいですよ。
あと恋物語好きなので、
是非5号ノレは是非燃え上がって欲しい。

 ふと思うと、シャディクは優しくて傲慢で残酷で、だけど誰かを傷つけるのは苦手で、でも守っても寄り添えはしないんだなぁ……。
シャディクの若さと、不器用を感じます。

ミオリネとガンダム

 言葉でなく、損得でなく、権力でなく。
握手まで至れない敵対者に対して、ミオリネが最後に頼んだのがガンダム=ガンドの起源と希望であり、地球寮の港の絆であったことに、目頭が熱くなりました。
ああ、やっぱりミオリネにとっても、地球寮とのつながりはミオリネの望む自分自身を見るもので、嬉しくて、あったかくて優しいものだったんだなぁ。
譲れないものだったんだなぁ

 まだ何も結果になってはいないけど、たどり着いた握手と想い。
1話の前から失ってばかり、頑張るのも傷つくのも誰かの為ばかり。
そんなミオリネがやっと掴み始めたんだ、
よかったね、ミオリネ。

魔女の復讐

 ─からの虐殺ですよ大河内脚本!
プロスペラママン、アススペ闘争そのものには執着無さそうなので、悪用されてるガンダム潰したい & 宇宙議会連合への復讐の端緒として戦争起こした で良いのかなぁ。
流石に紛争事件起こすつもりはなかった、は無い……よね?

 オーバーライドとスコア8から全世界通信掌握は予想していましたが、ここまでピンポイントに操作・支配でき、陰謀を進めるとは、反対に怖いですよ。
もう復讐完遂まで計画出来上がっているとしか。

 ミオリネを裏切り捨てるの早過ぎるだろ!
と思ったのですが、本物エラン様の発言から考えて、虐殺王デリングの娘、虐殺姫ミオリネ・レンブラントを担ぐという計算もあり得るのですよね……

 ついに始まった、始まってしまった魔女の復讐。
その理由も情熱も、今も憎しみが湧き上がる理由も目の当たりにして、
怖くて、辛いなぁ。

ミオリネの正しさ

 会談失敗、止められない被害、大きな傷。
いやまー責任者なのは確かだけど、この虐殺紛争事件を「自分のせいだ」は真面目過ぎるよ、責任感が強過ぎるよミオリネ。
デリングパパが過保護に守り、シャディクが正しい女神にしたくなる気持ちも分かっちゃいます。

 でも悪いのはプロスペラだよ!完璧に!
「グエル……汚したな、ミオリネを……!」
シャディクお前もだよ!

過ちと償い

 責任と正しさとで正解を出せず苦しんだマルタンが、
大きな過ちをずるずると引き延ばして来たベルメリアが、
「今度こそは」と立ち上がるのか。

 一度過ちを犯した者が再び立ち向かうのは大好きなテーマだけど、ベルメリアさんの罪、
贖うのキツくない?死で贖うとかならない大丈夫?
といろいろ考えたのですが、ベルメリアさん、前回は「終わってしまった後」で何も出来なかったけど、今回は「今起こりつつある悲劇」で、自分で変えられるかもしれない状況なんですよね。
傷つき失い汚し傷つけてきて、ずっと迷ってきたからこそ。
「今度だけは、行動する」のだと思うのです。
今までの罪が追いついて来ようとも、きっと。

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ぶるがり屋 2023/05/21 23:25

機動戦士ガンダム 水星の魔女 18話 の感想

機動戦士ガンダム 水星の魔女 18話
「空っぽな私たち」の感想です。


各種動画配信サービスにて配信中

【監督】⼩林 寛
【シリーズ構成・脚本】⼤河内⼀楼
【原作】矢立 肇、富野由悠季
【出演】市ノ瀬加那、内田直哉 ほか
(C)創通・サンライズ・MBS

機動戦士ガンダム 水星の魔女

 スレッタとは。
途中からだんだん不安になって、怖がっていた真実が、ついに。
ああ、ああ、愛していたのか、愛していたのに、愛していたから、なのか。

もう一度聞きたくて

 そうだね、元気に見せるの得意で、弱音を吐くのが苦手だよねスレッタ……
地球寮の友と同じく、スレッタの健気さが心苦しかったです。
山盛り学食を食べるスレッタのほっぺ。ふくふくもっちもちなのですよね。
まだ小さい、幼子の顔。

 そんなスレッタを慰めるのは優しいリリッケやアリヤかなと考えていたのですが、割と鈍いマルタン以外全員で慰めて、チュチュが背中を押すとは思っていませんでした。
チュチュ先輩カッケー!

 シャディクガールズとノレアはニカの非暴力を貶しましたが、決して弱さではないとチュチュが見せてくれたのだと思います。

 そしてマルタンは…
いやCパートは別として、可哀想だよ!
怪我して暗いからそっとされただけなんだろーけど(笑

後は総裁の座を奪うだけ…にも遠い!

 久々の幼馴染、御三家2/3と総裁の子達の再会。
グエル、お父さんに似てきたなぁ。
あとミオリネとグエルは割と似た者同士で、善人な脳筋ですね(笑
仲間になったプロスペラも最大の敵シャディクも胡散臭くて翻弄されまくりだよ!

 ミオリネとグエルがまだまだ大人の社会に振り回されてたり、ベルメリアさんがどっちに行っても逃げられなかったり、秘密部屋で真実がどんどん広がってたり、みんな綱渡りでドキドキしちゃいます(笑

ジェターク寮は義理堅い

 前後からして、ラウダもスレッタを見舞いにきたのだと思うのですが……
優しい言葉をかける間柄でもないですし、グエルを思ってる自分と、ミオリネを思ってるスレッタとで、対等の気持ちで激励した……のかな?

 また命を救われた例を通し、前回の「地球寮への嫌がらせを止める手助け」をすると言う振りなのだと思います。
第2回と同じくグエルからのお願いであり、違って自分たちの義理と感謝でもある、と。
 それはそれとしてフェルシーちゃん… かわいいな……。

 怒りをはぐらかされたみたいなチュチュは可哀想で、こっちも可愛い(笑

スレッタの家族

 ここに尺をじっくり使って来ましたか。
展開が早くてもっともっと見たくなる今作ですが、大事なところなのですね。

 自分の気持ちも分からないまま、生まれの真相、友達の激励、母と姉の願いを知って。
しがらみと呪いから解き放たれて。
スレッタがやっと物語の主人公に戻ってきてくれた気がします。

 プロスペラ=エレノラも、エアリアル=エリクト姉も、間違いなくスレッタを愛していた。
でもそれ以上に自分の体が欲しくて、復讐を果たさずにはいられなかった。
目的のためには利用するけど、愛も確かに有ったのだなぁ。
復讐に付き合わせたくないから、自分たちがいなくても大事な人たちができたから、
だけど、だから、捨てた。
家族という形からも、復讐の共同体からも。

 プロスペラの愛は、呪いだったのか。
スレッタが感じた家族は、祝福だったのか。
突き放し捨てたのは、愛だったのか。
虚空に一人置いていかれたスレッタは、愛を感じたのか。

 親が支配するために子を呪ったのではなく。
愛して祝福と呪いを遺してしまったのだと、今はそう分かります。

 ああ、だけど。
愛して捨てられた、泣き方も教わらなかったスレッタは、あんまりじゃないですか。
カミーユの「親をやって欲しかった」の言葉の、苦しさと悲しさを思い出してしまいます。

ゲーミング懺悔室はエロエロシスター?

 全力も誠意も尽くし、それでもニカを通報し、誰にも言えず一人罪悪感に苛まれるマルタン。
こんな学園の懺悔室なんて絶対誰かに利用されてるだろーと戦々恐々でしたが、嬲り煽り言葉とともに現れたのは、岸辺露伴でもプッチ神父でもなく、
セセリア!
エロくてヒドくて吹きました(笑。

 ただこれ、セセリアに「裏切り」と貶されて罪悪感が和らぐだけでなく。
多分この先セセリア・ロウジと言う決闘委員会とつながることで、シャディクの隠匿を剥がし、ニカ奪還につながるのじゃないかな?
頑張れマルタン!
頑張ってる姿もちょっと貧乏くじな君も好きだよ!
その上で最終的には報われて!

 宇宙議会連合のベルメリア接触と同じく、陰謀・暗躍とその根底の、罪過の輪の打破につながるのでは。
そう期待しています。

 いや絵面はどう見てもエロ漫画の導入なんだけど!(笑

OPとED今また見て

 OPのグエルくん、再起バージョンになってる!
キャラ紹介ページでも追加されてますし、僕らのグエル君にはもっと変わってOPも進化させて欲しいですね。

 そしてED、今までは最後にミオリネと踊るスレッタはエリクトたちと融合した"彼女たち"だと思っていたのですが、今回はエリクトたちが捨てて孤独で解放された"スレッタ"なように見えました。
 プロスペラとエアリアルに育てられた無垢なママでなく、水星で学校生活を夢見た幼子でなく、人殺しと捨て子を自覚した、それでもとミオリネリネと共に居ると決めた、"スレッタ・マーキュリー"なのだと。

次回もジェットコースター!

 プロスペラとエリクトの復讐はどれほどの災厄か、ともにいるミオリネとグエルはどうなってしまうのか、秘密部屋メンバーとベルメリア捕縛組とマルタン-ブリオンコンビと広がっている真実がどこからつながるのか。
 エアリアルとシュバルゼッテのどちらが災厄となるのか、逆流が起こるスレッタはどう戦い何に乗るのか。
取り残された子供、振り回される可愛い主人公、スレッタが選び取るものは、何か。
 気になって仕方ないぜー!

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ぶるがり屋 2023/05/21 16:53

機動戦士ガンダム 水星の魔女 SP特番 の感想

機動戦士ガンダム 水星の魔女
「Season2もまだ間に合う!『機動戦士ガンダム 水星の魔女』スペシャル特番」
第13話〜第17話クールダイジェスト の感想です。


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【監督】⼩林 寛
【シリーズ構成・脚本】⼤河内⼀楼
【原作】矢立 肇、富野由悠季
【出演】市ノ瀬加那、内田直哉 ほか
(C)創通・サンライズ・MBS

機動戦士ガンダム 水星の魔女

 またヒドい特番だった(笑

前説は血統委員会!+いっぱい

 このメンバーのラジオで30分聞きたいよ!
ラストも結構な豪華さでしたが、ほとんどのキャラが1セリフなのにこれだけ集まってわちゃわちゃな空気が最高でした。
好き!
 このメンバーでこんな学生気分な楽しげな雰囲気、もう無理なんだよな……。
あとフェルシーがのけものっぽくなってて可哀想(笑

補足はしっかりと

 シャディクの目的、5号くんの挙動と結果、ダリルバルデの動きの意味と、分かりやすく説明。
明示はされてましたが、続けてみる or 2、3回は見ないと理解し辛かったのも確かでしたからね〜。
誰も置いて行かないぞ、全員曇らせてのち楽しませるぞ!と言う強い意識を感じます。

母の日にちなんで

 ナビゲーターはプロスペラ(役の能登麻美子さん)
予想はしてましたが、本当にやりやがった……!

 「衝撃的なラストを迎えました。」
「衝撃的な展開ばかりでしたね。」
(世界情勢的なものは被害者だけどスレッタとミオリネの苦しみは)
あんたが元凶やろがい!
と言うツッコミをせざるを得ませんでした(笑
相変わらず水星の魔女のスタッフは悪趣味だなぁ!

 「姑の胸ぐらをつかむ花嫁に」はなかなか強キーワードでしたが、それよりスレッタ洗脳的シーンやスレッタの母さんへの問いに全く答えないのがもー怖い怖い。
水星の魔女の主人公な「娘たち」に、本当にスレッタは入っているんですかー!?

我らペイル5人衆!

 前説から気持ち悪いと総攻撃を受け、わざわざ1コーナー作ってドン引きされたと明確な公式解説をくらう5号くんが可哀想過ぎる(笑
 新録はプロスペラナレの他は前説メンバー、特に5号くんが4、5セリフくらいかー
と思ったらさらにラスト、ブチ込みやがった!
4人CEOハモ「「「「風向きが変わりそうね」」」」
じゃないよ!(笑

人の心が…… 有る!

 ラウダ尊死シーンもノーカットですし、視聴者ウケを分かってるなぁ、掌の上で踊らせられてるなぁ、ともう頷かざるを得ません。
くっ、情緒が、情緒が支配されている……!

 いや〜、水星の魔女のスタッフは人の心が分かってて、だからこそ苦しめてくれますよ。
本にもう悪趣味!(笑

次回は

 第18話「空っぽな私たち」
スレッタのコールですか……
元々が人生経験不足だったのに加え、大きく芽生えたニカへの友情とミオリネへの愛が、スレッタからすれば全部消し飛んだ状況ですからね……
 本当はスレッタが純粋な愛情を向けてくれたからこそ、2人は窮地でも頑張れてる訳ですが。

 ここでプロスペラママンはミオリネの約束とエリクトにかかりきりなせいで適当な対応しないでしょうし、ずっと一緒だったエアリアルとも接触出来ず。
誰かのサポート必須だけど、最後には自分で選び立たないといけない状況。
ぐぬぅ、気になるーー!

ジェターク寮ラジオ vol.2

https://www.youtube.com/watch?v=-3zuTlC_hN4
仲良いなぁ(笑

  • まずはやっぱりラウペトの恋の進行度 分かるー!
  • ペトラ(役)の性癖は落ち込んでるグエルとラウダ
  • フェルシー(役)ちゃん大好きー!
  • ジェターク社歌最高!
  • ラウダくんが香水が出るくらい人気か……!
    激情はブラコンですねよく分かります。
  • ゴリラジは聞きたいけど30分はキツいよ!

いやぁ、長くてもたっぷり楽しい時間でした。
グエラジ、毎週はともかくフェルシーカミルと順繰りで隔週やって欲しいな〜。

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ぶるがり屋 2023/05/21 16:52

機動戦士ガンダム 水星の魔女 17話 の感想

機動戦士ガンダム 水星の魔女 17話
「大切なもの」の感想です。


各種動画配信サービスにて配信中

【監督】⼩林 寛
【シリーズ構成・脚本】⼤河内⼀楼
【原作】矢立 肇、富野由悠季
【出演】市ノ瀬加那、内田直哉 ほか
(C)創通・サンライズ・MBS

機動戦士ガンダム 水星の魔女

 復讐、陰謀、ほんわか、恋、願い、
バトルバトル! 勇気! すれ違い、苦しみ……!

今までもそうでしたが、濃厚な感情のジェットーコースター&ミルフィーユでした。
ゾクゾクわくわくドキドキ怖くて楽しくて燃えて悲しくて、面白かったー。

プロスペラママンの話術

 よく分かってないのですが、聡明で真っ直ぐなミオリネが、プロスペラの話術にはまって誘導されたことだけは分かりました。
ママン怖い!
 ミオリネが乗る必要性は無いし、口約束で寿司、スレッタがもう一度エアリアルに乗ることやパーメトスコア8とクワイエットゼロの危険性を話してるようには……

5号くんサバイバル

 5号くん追い詰められてたー!?
平時の学園でスレッタごとエアリアル強奪ができるとは思えないので、グエルが出なくても失敗だったでしょう。

 ベルメリアの密告含めて、どこへ行くんだ5号くんーッ!?
と思ったらすぐ答えが来て吹きました。
しかもチョー意外な場所に!
5号ノレキタ!
生き汚なさがもうエンターテイメントですよ(笑

グエル、再会

 誘うと現れスレッタを守るグエル。
格好良いぜ!
成長と重みを感じさせる反省の言葉
渋いぜ!
「恥ずかしくて……」「分かれよ!」
可愛い!
そして、真っ正面からの優しい告白。
恋物語ー!

 ずっと進んでも何も掴めなかった、それでも進んできたグエルの
「進めば2つ」
1期ラストで呪いの言葉に感じましたが、それでもやっぱり、怖くても進む勇気をくれる祝福の言葉でもあるのですね。

 ミオリネから、全体はともかく、スレッタの状況はしっかり聞いたのですね。
「何にも縛られない世界で幸せに」に「そんなものはないよ」と答えるグエルに、また成長と、深い痛みがにじみ出ていて…
自分のためにも、スレッタのためにも、勝つ理由ができた。
勝って、勝ってくれグエル……!

 スレッタの決闘の願い、「地球寮への嫌がらせを止める手助け」は勝手も負けてもやってくれるんだろうなぁと言う確信が有ります。

ラウダくんはブラコン(知ってた

 いきなり退学届止めで吹きました(笑
ラブレターも退学届求めてたラウダくん超ラウダくん。
お前がグエルファンクラブ名誉会長だ……!

 フェルシーちゃん、ついにラウペトを知る!
本当にどこまで行ったんだ!
ちゃんと付き合ってるのか教えて!

 ジェターク社の元気さ、仲の良さ、ええなぁ。

最後の決闘

 最後の決闘、最後の学園行事。
終わってしまう悲しさが漂い、学園あげての熱狂も今は人も少なく背も向けるものが多く。
モニターも見れなかった女生徒は、ジュペジュの死に泣いた娘かな。

 髪もプライドも振り払って、父の残したAIも使いこなして、経験も工夫も尽くして。
戦場の臭い、父殺しの記憶に苛まれて。
刃が一歩届かなくて、体が動かなくて。

 それでも今までと同じように、切なる叫びに、体が動くグエル。
誰かのために、戦うグエル。
動いて動いてAIビットと連携して、全てを尽くして、届くのか──

誰が為の勝利

 この学園に来て生まれ、やっと紡ぎ出せたスレッタの大きな欲。
ミオリネへの愛、幸せへの希望、輝くパーメット。
ベルメリアのアプリ協力、「ごめんね」、ハッピーバースデー。
やっと届いたグエルの刃。

 全てが結びついた、分かっていた、期待していた、グエルの勝利とスレッタの解放。
それが、こんなにも切なく苦しいものだなんて。

 ミオリネはスレッタのためだけに。
それでもこのスレッタを追い詰めるのも、勝利も出来たのはグエルだけ。
そう分かっていても。

ミオリネの選択

 まさかこれ程までにクール&ホッツ君がこんなキーアイテムになろうとは……
ささやかな夢、もう少しで叶うと頑張って来たと知っているからこそ、スレッタの蜜蜂声と拒絶された声にならない声が、辛くて……

 失くしたくない一番大切なもの、親との絆、見違えたグエルの真摯な想い。
スレッタとグエルの会話が、プロスペラとの会話でつかなかったミオリネの決意を固めさせた。
とても幸せな結果にはつながらないように思える選択ですが、幸せへの祈りであり、ミオリネとスレッタを縛る呪いにもなる、この二面性が、人の業が、この物語の魅力なのだと思います。

 また苦しむスレッタは辛いけど、ママに騙されるかミオリネに騙されるかの2択だったので……
 本当に苦しいとは思いますが、ママとも相談できず、一人悩んで、自分で作った友達と話して、誰の言葉のままでなく、スレッタがこの先を選んで欲しい。
そう思います。

1期と2期の狭間で

 …いやホント、ラストバトルで全世界の交信乗っ取って大被害起こしたり、グエル殺すかとドキドキハラハラしましたよ。
 ミオリネとスレッタの愛の行き違いは辛いけど、
重要な成長と本当の愛の道程だと信じられるので、大丈夫。

 1期と2期の間でガンダムの悲劇をこれでもかと見続けたので、話の筋からアレまではならないと安心出来るのはありがたい。
大丈夫、誰も死んで無いし取り戻せる!

4社4様

 一丸となったジェターク
行動はバラバラでも、「大事な人たちとスレッタのために」目的は一つなガンダム社
何もかもバラバラなペイル
一つの理想へと抱え込んでいくグラスレー。
ここにきて、4勢力の方向性が鋭く描かれたように思います。

 まぁ、何と言うか、ペイルはもうダメですね(笑

次回もきっとジェットコースター!

 今回でもうパーメットスコア8を超えられたのか超えられるのか、「ごめんね」はエアリアル=エリクトなのか、スレッタは何を選ぶのか。
グエルとジュタークはどう動くのか(ミオスレと総裁選どっちも)、グラスレー秘密部屋チームがどうなるのか、とっても気になるし楽しみだー!

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ぶるがり屋 2023/04/30 22:04

機動戦士ガンダム 水星の魔女 16話 の感想

機動戦士ガンダム 水星の魔女 16話
「罪過の輪」の感想です。


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【監督】⼩林 寛
【シリーズ構成・脚本】⼤河内⼀楼
【原作】矢立 肇、富野由悠季
【出演】市ノ瀬加那、内田直哉 ほか
(C)創通・サンライズ・MBS

機動戦士ガンダム 水星の魔女

 今も廻る罪過の輪。
プロスペラは今も犯しこれからも進む罪を
ベルメリアは今犯したままの罪を
ミオリネは自分を形作る過去の大罪を
今は手からこぼれ落ちた、大事な大事なもののために。
突きつけられて、進むのか、進めるのか。

そして人は、大事なもののために

 ちょっとね、今回はね。
息が詰まって呼吸を忘れそうでした。

 みんなみんな頑張って考えて、せめて出来ることをと動いて、それでも、それでも。
死んだ生徒の友達も、シャディクたちも、ニカも、チュチュも、ミオリネも、スレッタだって、考えて考えて、ここに至っちゃったんですよ。

 遠い昔、エルノラやベルメリアやデリングだって、考えて考えてせめて出来ることを、そう考えて動いて動いた末に、ここに来ちゃった。
まだ罪も罰も、大事なものを取り戻すことも、終わっていない。
誰も止まれない、止まるわけにはいかない。

 ミオリネの言う通り、そんなものは過去の世代だけで終わらせるべきなのに、終わってない終わらせられない止まれない。
 次世代の子供たち自身も、過去からの罪の輪の中で生まれて生きて動いてきて、
今、学園という檻も鎖も壊れかけて、これからは、自分で選んで進んでいくしかない。
自分たちの大事なものを守るため、つかむため、罪の中を進むと、選ぶしかない。

 でもそれは、正しい引鉄なのか?
子供たち自身が決めたこと、だけど彼らが傷ついて良いの?
単純にいうと、
みんな幸せになってーーーー!!!!

いっぱい有り過ぎてまとまらないのでキャラ毎の感想

スレッタ

 そうだよね、全部全部今の幸せも全部お母さんがくれたんだものね。
でも君泣いたじゃない、苦しんだじゃない、違うんだよ。

ミオリネ

 すっごい優しくて理性が強い……!
スレッタが自分たち親子を守ったのも、生まれて出会えて一緒に暮らしたのもプロスペラママンの計画だから否定出来ず、スレッタに倫理とママンに道理を問う姿、あまりにも筋が通っている。
ちょっと感動してしまいました。

 そして責任感も強いのは、損だよ。
良い人から苦労してしまう……。

シャディク

 直近の諸悪の根源ですが、前回から地球の状態を考えると、責められない。
間違った手段でも、世界の方が間違っているのに、もっと良い方法なんて誰も分からないのに。
 でも自分が死んでも笑いそうなところが、嫌いで好き。

ニカとサビーナ

 考えが違っても、その覚悟と理想が確かならば、と尊重しあう関係に。
「気高くあれ」が沁みる、2人の違う方向の同じ、罪の覚悟が好きだ。

グエル

 義の心とタフさ、行動力とその結果の移動シーンカット、
90年代ヒーロー味がある(笑
最推しです。

 権力者と最下層の苦しみと矛盾を知り、これから選び取る未来、恐らくは総裁選でしょう。
傷つき踠き、それでもと帰ってきた彼がどんな世界を描きたいのか、とても知りたいです。

ラウダ

 成長してねー(笑
お兄ちゃんしか見てなくて、でも安心しちゃう。
他の子らが傷ついて選ばずをえず成長せざるを得ず大人になりつつある今、癒しです。
 ペトラと懇ろにな!

ペトラ

 精神的にも物理的にも重いラウダを支えるペトラが微笑ましい(笑
苦労するけど絶対幸せなので、懇ろにな!

 グエルへの「お帰りなさい」がとても胸にきました。
良い子や〜。

フェルシー

 いつも誰かと一緒だったフェルシーは、壊れつつある学園で、一人何を思うのか。
ラウダがダメそうなのええ(笑、ただ一人、宇宙から地球寮との架け橋になってくれそうな予感があります。
 口も頭も悪くて友達の恋も分からないけど、大事な人のために縦になれる純粋さと勇気。
誰が死ぬか分からない世界観ですが、
死なないでフェルシー!

プロスペラとベルメリア

 何も言えねぇ……
罪も罰も、苦しみも大き過ぎる……。

5号と呼ばれる少年

 煙に巻いて受け流しながらも最善を尽くしてきたのに、結局は捨てられるカードなのが…辛い。
今回もエアリアルの一番真実に近づいたのに、今更評価されなさそうなのですよね。

 失敗に焦り、また今更逃がれようとするベルメリアに怒りを燃やしていたことに、ちょっと安心したり。
そうだよね、まだ15才かそこらの少年だよね。

マルタン

 頑張ってる、君頑張ってるよ。
今回を見ると、君も、覚悟しちゃったんだね。
地球寮の皆を守ると、盾になるし責任を取ると。
苦労してる中で君だけまだ全く美味しい目会ってないので、少しは報われて欲しいですよ。

 マルタン好きになると、やっぱりシャディクが憎くなるな(笑
全部が全部シャディクのせいですし、ニカが捕まってる方が安全だとかそれでも通報した罪悪感に苛まれてるとしか思えないので、本当にマルタンが可哀想だよ!

ティル

 MVPでしたね!
今回如実だった「世界が子供たちを大人にしている」とは全く違う意味で一番大人ですよ。

地球寮のみんな

 他にも照れながらミオリネに礼を言い、周りを慮るようになったチュチュ。
辛い目にいっぱい合ったのに元気に働くリリッケ。
率先して動いて止めて意見を言うアリヤ。
 みんな元気で優しくて、ここだけはスレッタとミオリネが、誰の指図計画関係なく、2人だけで得た場所なのだとほっこりしました。

 ただ、プロスペラママが彼らと話したシーンが飛ばされたのが、怖いよ!
総裁選にも参戦させられるのかな……
活躍は見たいけど死亡率が上がるので勘弁して欲しい。

大人になるということ

 一番辛く感じたのは、グエルやミオリネが自分で選択して大人の世界に挑み、大人になっていくことが、全然良いことに感じないのですよ。
誰かの為に、それはとても素晴らしいことですが、今までの罪過の輪も、その積み重ねでもあって。
また前時代の罪を背負うことでもあって。
誰かを犠牲にせずに、自分も傷つけずに、それがあまりにも遠くて、子供達が進んで傷ついていく姿が、辛いです。

 せめてもう少し、時間の猶予か幸せな時間か、世界が子供に優しくなって欲しい……・

次の舞台は総裁バトル!

 シャディクは理想と野望を叶えるため、グエルは父との絆と大事な仲間を守るため、そしてミオリネは父の罪と最愛のスレッタのため。
ベネリットグループ総裁選に挑む!(多分)
ここで政治戦の果てに、またMS決闘に帰ってくるのかな。
それももしかしたらチーム戦に。
 期待や推測は当たるのか、ワクワクします!

 ところでペイル社、真エラン君はどうなるの?

他、雑感

 今回特にキャラが総じて賢くて、正しい相手に正しく意見を言ってるのですよね。
だからとても気持ちが良いし、尊敬しちゃいます。
 富野監督ガンダムはリアルですが、ここら辺本当に……心が通じなくて誤解が誤解を積もらせて分断になって、辛いですからね……。
 いや水星は水星で違う分断と地獄なのですが!

 ランブルリングで死んだ生徒の名前は、ジュベジュ。
そして彼を友とした人たちの姿と言葉と涙。
一個の人間として、心に刻まれました。
 当たり前ですが、今まで死んできた警備員やフォルドの夜明け、彼らと戦った兵士たちも、皆名前と友人と大事な人たちが居るのですよね。
戦争ものとして、とても大事な演出でした。
…辛い!

※5/2 ジュペジュ ← ジュペジ 名前修正しました。

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