やらなくても分かる『僕と女王と牧場モノ-共通ルート編-』
「フォールクヴァングに来て結構経ったなあ。
最近ユング忙しそうだし、あいしーちゃんも友達いっぱいできたし、
畑は待ちだし、洞窟はだいぶ攻略しちゃったし、なんかダルいし、
作業感でてきたし、あーひまだ。そうは思いませんかメルさん。
……メルさん? なにをしているので?」
「え? 同人アールピージー」
「世の中楽しいこといっぱいあると思うんだけど、
一番楽しいことって同人アールピージーだよねチトリちゃん」
「あ、それわかります、メルさん。
嫌ならやるなが成立してしまう娯楽氾濫すこの時代において、
2時間で楽しめる、お値段も安い壮大なファンタジーというのは都合がいいですよね。
失敗しても次いけばいいですし。
私もブラウザで違法ダウンロードしてよくやってました」
「悪びれもなくその発言、流石はP2P全盛期の出身」
「どんな話なんですかー」
「洪水で無人島に流れ着いた記憶喪失の主人公が、
女の子にクワと種を貰って畑を耕す物語みたいだね」
「それで無人島の所有者に奴○にされるの」
「この人アイルさんに似てますねー」
「歯向かったら蒼狼血系で殴られて死ぬ」
「わーまるでアイルさんみたいだー」
「島民と交流してシナリオを進めていく形みたいだね」
「無人島設定もう忘れたんです?」
「人がいっぱいいるタイプの無人島なんですね」
「無人島にしては珍しいよね」
「気に入ったキャラはいたかな、チトリちゃん」
「なんか見覚えのある人ばかりだったのですが、
最後の緑色の娘が気になりました。
悪をして善を成す悪逆の英雄、ですか。
本人に悪気は無いのに、やることが逆さまになっていつも誤解されてしまう。
それで悪逆の英雄なんですねー」
「ま、悪逆の逆は逆さまって意味ではないんだけどね」
「え?」
「なんでもなーい」
次作発売1週間前! まだ間に合うぞ僕と女王と牧場モノ!
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