Trynity Lab. 2023/09/05 20:06

【雑記】ファントム・アルケミア裏話

どうも、ほがらです。

今回は処女作「ファントム・アルケミア」についての裏話です。


プレイしていただいた方で、ちょっと興味があるなぁという方は
ぜひぜひご覧になっていってくださいませ!

そしてもしまだプレイしていない方がいらっしゃいましたら、
ぜひぜひプレイしていただければ幸いです!

世界観について

ファントム・アルケミアの世界は、少しだけ複雑な背景があります。
ゲームとしてはカジュアルエロゲなので
そういった重さとか奥行きとかはかなりスルーして制作しました。

そう言う理由で隠されていた設定まわりを
今回、さらっと公開いたします!

※リリース版では微妙に設定が変わってる箇所もあるので
 参考資料としてご覧くださいませ!

古代王国時代

太古の昔、大陸全土を統一していた古代王国が存在していましたが
魔導師と錬金術師の間で大きな戦争が勃発します。

なお、この時代の遺産は作中時間軸でも多く発掘されており
それらは強大な力を持っている遺物として扱われています。

なお、この当時国を治めていた王の一族は神の末裔とされ
天界から降臨し人々をまとめあげたという伝説とともに語られます。

しかし、大戦争のさなか
何者かによって古代王の血族は絶やされてしまいます。
この事件がきっかけで古代王国は崩壊し、人々は導を失いました。

不明の時代

その後、人々はそれぞれの文化形態を作り上げ
個々に国や共同体としてまとまり、歴史を紡いでいきました。

ですが、作中時間軸から数百年前に「魔王」が出現。
それまでも幾度か戦争は行われていましたが、
魔王との戦いはかつてない規模になり、多くの人命が失われてしまいます。

円卓の時代

その大戦を経て、各地方から代表者が複数人集まり、
大陸の平和を維持するために円卓議会が作られました。

そして、その円卓の代表者となったのが
魔王討伐の立役者となった非術師の青年である「勇者」でした。

青年はその後も勇者と呼ばれるにふさわしい高潔な精神で円卓をまとめ上げ
彼が齢50になる頃には円卓のメンバーからの支持を得て「王」を名乗ります。

円卓から始まった大陸の平和は、新たな王国へと引き継がれていったのです。

聖王国時代

聖王国と呼ばれる新たな王国は、円卓をそのまま維持しました。
そして王の独断ではなく、円卓の声を集めて政治を行うようになったのです。

一見すると議会君主制ですが、
その実、円卓は民の総意によって選ばれた者たちではありません。
そもそも選挙制度なんてものが存在しません。
結果、円卓のメンバーは長年にわたり固定化されてしまいました。

それから長い年月が経ち、
世襲に伴う権力の腐敗が発生していくのは必然と言えました。

円卓メンバーの子孫たちは自らを貴族だと定義。
王であろうとも意のままに操る傲慢さを見せるようになり
民を苦しめるようになっていたのです。

それを憂いた当時の王は、王国を事実上解体することを宣言。
もちろん反発はありましたが、当時の王に忠誠を誓っていた
王国の3つの騎士団と宮廷魔導師、宮廷錬金術師が結託し、
反対する貴族たちを強引に排除していきました
(投獄の上で財産没収などなど)

結果、王は直轄地となる「王領」を除きすべての実効支配権を手放しました。

これにより再び大陸は争いの火に呑まれるかと思われましたが、
王があらかじめ根を回していた各地方の有力者たちが都市国家、
そして都市連合を作り上げていきました。

さらに、腕っぷしのいいならず者たちは「冒険者」としてギルドに所属させて管理。
これによって治安の著しい悪化を防ぐことに成功したのです。

王政の時代

事実上国を自ら捨てた王ですが、
人々は王に対しての忠誠と敬愛を忘れませんでした。
王が国を捨てたのは、貴族による圧政を破壊して
民を守るためであるとみな理解していたからです。

また、軍事的側面だけでみれば大陸最強を誇る王領は、
なおも大陸において平和維持のために極めて重要な役割を担っていました。

そのため、聖王国が消滅した現在も
「王領に存在するかつての王とその一派」は「王政」と呼ばれ
新たな大陸秩序の礎を担っています。

王政は表立ってなにかすることは少ないですが、
各地に辺境管理官を派遣し彼ら彼女らから大陸中の情報を集め
必要に応じて都市連合等と協力して問題の解決などに当たっています。

しかし、
王政が聖王国を捨て、民に対する責任を放棄し
自らの保身に走ったと捉える人もいます。

たとえば、ファントム・アルケミアで登場する某人物。
彼はかつて辺境を平定するために尽力しましたが、
力を持ちながら自ら動かない王政に対して不満をため込んでいました。

暁の時代

ファントム・アルケミアにて、
シルヴィアによってもたらされた新たな時代です。


錬金術師と魔導師の違いについて

錬金術師とは?

錬金術師とは、「精液」をエネルギー源にして
物体と物体を掛け合わせて、新たな物体を作り出す者たちです。

この力は神々が有していたものであり、本来人が持てる力ではありません。
しかしながら、人と神の交配と改造によって生まれた者の一部が
地上に逃げてしまいます。

その末裔が錬金術師というわけです。
ちなみに錬金術師が摂取しているのは「精液」ですが、
「精液」の中に存在する「生命エネルギー」そのものです。

そのため、女性の卵巣を生きたまま喰らうことでエネルギーを得るという
狂気のような慣習も存在していました(古代王国よりもさらに前の時代)。
もちろん現在はそんなことをする者は(ほぼ)いませんし、
なによりエネルギー効率が極めて悪いことも判明しているので
生きたまま女性の卵巣を喰らうメリットがまったくありません。
…まあ、趣味でやってるヤツはいるようですが。こわ。

なお、「生命エネルギーの摂取」ができればOKなので、
錬金術師は女性だけでなく、男性も一定数存在しています。
彼らは口とアナルを用いてエネルギーを補充しているのです。

なお、錬金術師は精液摂取を行わなければならない都合上、
娼館で働いたりすることが多いほか
屈強な男性の従者を従えていることもあります。

ちなみに魔物たちには「生命エネルギー」が存在しておらず
魔物たちに犯されてもなんのエネルギーにもならないコトも判明しています。
そもそも魔物たちは人間に対して「交配」の感情を持ちません。

ただし、例外としてはオークとゴブリンがいます。
この2種の魔物はもともと人間をベースにして作り出された存在です。
それゆえに、交配が可能です。(しかし生命エネルギーは補充できない)

作中で登場する錬金術師はシルヴィア。
そして名前だけですが、シルヴィアの母であり
世界最高の錬金術師と称されたユウナ。
彼女たちのように飛びぬけて優秀な錬金術師一族は
それだけ神の遺伝子が濃いのかもしれません。

魔導師(魔法使い)とは?

魔導師は、神によって作られた存在である錬金術師に対して、
魔素と呼ばれる力の流れを知覚し、それらを自ら取り込むことで
錬金術とは異なる方法で奇跡を起こす存在の事を指します。

魔素を知覚する力は人間が皆持っている力であり、
それは訓練によって鍛え上げることが可能です。
遺伝によって使用可否が決まる錬金術と比べて
魔法は誰もが訓練さえすれば使える可能性のある「技術」なのです。

もちろん、魔素から力を引き出すのは難しいため
長期間の訓練と、やはりセンスは必要になってきます。
それでも、訓練したって使えない人には絶対使えない錬金術と比べると
だいぶ希望が持てる力ではないかと思いますが…

それゆえに、錬金術師とは折り合いが悪く、
かつては大戦争にまで発展してしまったというわけです。

魔素自体はどこにでも存在するものですが、
この魔素というものが実はクセモノです。

高濃度の魔素は人体に深刻な汚染をもたらし、体調不良、衰弱、死、
あるいは理性の崩壊や魔物化といった現象を引き起こすことがあります。

魔導師になる人間はこの魔素に対して先天的
あるいは後天的に耐性を身に着けていますが
絶対に安全というわけではありません。

かつて大魔導と呼ばれた人物が理性を失い「魔王」となる事件が起きるなど
それなりに高いリスクを伴っているのです。

とはいえ、よほど高濃度の魔素ではない限り影響はありません。
そのため、王政、都市連合、冒険者ギルドなどの各組織は
この魔素濃度の観測を協力して行っています。

なお、作中に登場する魔導師、魔法使いであるリザは
生まれつき異常なほどの魔素耐性を持っていた超天才で、
その実力は宮廷魔導師の中でも席官(幹部)レベルに達しています。
(彼女以上の実力者も少ないですが存在します)


冒険者について

冒険者とは、作中においては魔物退治や各種依頼をこなしたり
古代遺跡やダンジョンなどを探索するなど様々な役割があります。

ですが、そもそも彼らは社会に適応できなかったならず者の集まりでした。

冒険者ギルドの存在

冒険者ギルドは、王領を含む各都市に存在しています。

この冒険者ギルドはもともとならず者たちを管理するための組織でしたが
時間とともにその存在意義が変化し、現在は冒険者たちをランク付けし
それに応じたクエストや報酬を管理するための組織となっています。

無謀なことばかりする冒険者たちには多くの英雄が生まれ、
あることないこと含め様々な冒険譚が語られていきました。
結果、冒険者は若者たちが憧れる職業になっていったのです。

なお、冒険者としてギルドに登録するには試験に合格する必要があります。
1つは筆記。
文字を読んだり書けたりしないとそもそもクエストを受けられないし
契約もままならないためです。
そのため、どんなにバカな冒険者でも一定の読み書きは可能です。

そしてもうひとつが実技。
一定の実力がない人間が冒険者になっても、魔物などに殺されるだけです。
そのため、冒険者として登録してもらうにはギルドマスターに
実力を認めてもらう必要があるのです。

そしてこの実技の際に、魔素耐性も計測されます。
冒険者は魔素濃度の高い地域に派遣されることも多いため、
実力的には申し分ない場合であっても、
魔素耐性が低いと、魔導師のもとで一定程度の修練を義務化されます。

冒険者ランク

ブロンズ
シルバー
ゴールド
プラチナ

と、まあよくあるアレですね。
プラチナランクはマジモンのバケモンで、数名程度しかいません。
また、特殊な肩書として「ギルドマスター」が存在します。

ギルドマスターは冒険者ギルドを統括する人物のことで、
エリアごとに1人、合計で8人のギルドマスターが存在しています。

ギルドマスターになるには、
最低でもゴールドランクの実力を保有していることが条件。

主人公の面倒を見てくれるアイリーンもまた、このギルドマスターです。


ちなみにこのアイリーン、実力的にはプラチナ級とされている超人です。
※プラチナ級として認められる前に
 結婚して前線を退いたため、ゴールド止まりにはなってますが。

……ほかにもかなりいろいろ設定はありますが
こういう感じで表には出さないけどいろいろ作っておりました。

出したいなと思ってるサークル誌では
こういう話をもっと深く掘っていけたらいいなと考えてます。


では、今回はこの辺で!

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    少額ですが送らせ頂きます。内容すごく良かったです

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