【Dark and Sanctuary】⑤新年のご挨拶と誓約システムのご紹介


(サムネ用)

新年初めてのCi-enの更新となります。
昨年はたくさんの方に大変お世話になりました。
ありがとうございました!
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

◆今年の抱負
次回作「Dark and Sanctuary(ダークアンドサンクチュアリ)」の完成の目途を立てられるように頑張りたいと思います。

もともと「Dark and Sanctuary」は中編RPGにして2021年の末に配信をする予定だったのですが、年末年始で色々と構想を練った結果、やりたいことがどんどん増えていきまして、Hイベントが100前後ほどの長編RPGになる可能性が出てきました。
まだ予定段階ではありますが、開発途中でプロト版の配信などを行います。

次回作のジャンルは普通のRPGではなくローグライク風にするため、ランダム性、リプレイ性のローグライク要素とRPG、Hイベントとの融合を目指しますので、前作で培った制作知識だけでなく、新しい知識と技術の獲得も目標としております。
途中でつまづくことも多々あるかと思いますが、マイペースに頑張ります。

さて、今年最初のCi-enの記事では、「誓約システム」についてご紹介したいと思います。

誓約システムとは

主人公(プレイヤーさん)が信じるその世界でのあり方(生き方)を選択するシステムです。
選んだ誓約によってイベントの内容やキャラクターのビルドが変わります。

「Dark and Sanctuary」は血と狂気に魅入られた世界が舞台となります。
陰鬱な世界にいるNPC達は、どこか狂っていて、また救いを求めています。
救いを求めるNPC達は、それぞれ違った誓約を持ち、彼らは自分の信じる誓約(価値観)によって行動します。

誓約の種類

今回の舞台となる世界には、4つの誓約があり、その中からひとつを選択する形となります。
後述しますが、誓約はゲーム中に変更が可能で誓約変更のペナルティもありません。

1.「白の誓約」


女神テミシアを信仰します。
狂気が渦巻くこの世界で、慈愛と奉仕の心をもって人々に接します。

[ビルド特徴]
・治癒力が高い
・体力(HP)を回復する固有スキルがあり、長期戦に強い
・魔力も若干の適正があり、様々な敵に対応できるオールラウンダー

[イベント特徴]
・スラム街の貧民との交流
・教会のシスター達との交流
・黒の誓約との対立
・ダンジョンオブジェクトでは神聖な物に適正あり
※ダンジョンオブジェクトについては次月以降の記事でご紹介いたします。

2.「赤の誓約」


蛮神アーゴンを信仰します。
混沌としたこの世界に屈しず、強く生きようとします。

[ビルド特徴]
・癖はあるもののダメージを稼ぎやすい固有スキルがある
・狂気度が上がると他の誓約よりも攻撃力が上がる
・ハイリスクハイリターンの短期決戦型

[イベント特徴]
・懲罰区の荒くれもの達との交流
・狩猟会のハンター達との交流
・青の誓約との対立
・ダンジョンオブジェクトでは獣や血に関する物に適正あり

3.「黒の誓約」


魔神ベリウェを信仰します。
この世界の真実を知るため、探求の日々を送ります。

[ビルド特徴]
・魔法力が高い
・防御力無視の魔法属性の固有スキルがある
・毒デバフや知力(MP)を回復することもでき、戦略の幅が広い

[イベント特徴]
・スラム街で異端者達との交流
・墓地のウィッチ達との交流
・白の誓約との対立
・ダンジョンオブジェクトでは書物や古物に適正あり

4.「青の誓約」


守神カルサエを信仰します。
秩序を重視し、人間らしさを失わず、狂気に抗います。

[ビルド特徴]
・防御力が高い
・ダメージカットの固有スキルがあり、バトルギミックに強い
・攻守ともにバランスが良い

[イベント特徴]
・懲罰区の看守達との交流
・騎士団のナイト達との交流
・赤の誓約との対立
・ダンジョンオブジェクトでは武器や鎧などの装具に適正あり

5.「各誓約まとめ画像」


白=慈愛(偽善)
赤=勇気(無謀)
黒=探求(逃避)
青=秩序(傲慢)

誓約による影響

選んだ誓約によって以下の影響を受けます。

・固有スキル獲得
・クエスト開始時の専用支給品
・狂気度によるキャラクターのステータス変化
・ダンジョンオブジェクトの効果の変化
・拠点の村、ダンジョンのベースキャンプでのNPCとの会話の変化
・誓約ごとに専用のイベント(+Hイベント)
・誓約を結ぶ拠点での専用ショップの利用(誓約を結んでいるか否かはどうするか検討中)

また、誓約には"貢献度LV"というものがあります。
このレベルが上昇するにつれて習得スキルが多くなったり、ショップの品ぞろえがよくなったり、Hイベントが発生したりします。
※例:白の誓約
貢献度LV1:固有スキル2つ 支給品アイテム1つ
貢献度LV2:固有スキル2つ 支給品アイテム1つ スラム街に入れるようになる ショップの品ぞろえ追加
貢献度LV3:固有スキル3つ 支給品アイテム1つ 黒の誓約との対立 ショップの品ぞろえさらに追加
貢献度LVは最大5まで上がります。

貢献度を上げるには、誓約を結ぶNPCとのイベントを進める必要があります。
白の誓約ではお布施をしていくこと(お金を渡すこと)で誓約LVが上がるイベントが発生します。
NPCに渡す物は誓約ごとに異なります。

誓約=「必ず守ると約束すること」ではありますが、ゲーム中に誓約を変更することができます。
誓約を変更した際のペナルティなどはありません。
┗一般ゲーム(ソウルシリーズやソウルライクゲームなど)では誓約や信仰といったシステムには誓約変更時にペナルティが発生するものが多くありますが、「Dark and Sanctuary」では誓約システムにHイベントが絡んできますのでペナルティはなくします。反面、ロールプレイ感(なりきり感)が薄くなるデメリットが考えられますので、誓約ごとのNPCとの専用会話などの世界観の演出に力を入れる方向で差別化をしたいと考えております。

誓約システムの立ち位置

文章で書くと複雑でゴチャゴチャしている印象がありますが、誓約システムはゲーム攻略の上ではそこまで影響は出ないように設計しています。
キャラクタービルドに関しましても、誓約ではなく装備による差別化の方が重要であり、誓約はちょい足し要素といった感じです。

今作でのゲームの流れは
①クエスト受注
②ダンジョン攻略(疑似ランダムマップ&ランダムアイテム、ランダムイベント+リプレイ性)
③クエストクリア
①に戻る
これがほとんどになります。

ダンジョン攻略に詰まったり、休憩したい場合に
④拠点でのキャラクター強化、誓約イベント
を追加で行う形となります。

今作の目玉である「敗北H」と「捕虜監禁H」+派生形の「懲罰H」は全て②のダンジョン攻略で発生します。
なので誓約システムおよび誓約イベントは「ゲームが単調にならないためのアクセント要素+ダンジョン攻略だけでは表現できない世界観の演出の強化」といった感じとなります。

さいごに

誓約システムの紹介は以上となります。
アクセント要素ではありますが、ひとつの大きなシステムのベースが完成してひと段落しました。ひとつのシステムを作って実際にゲームに反映できた時は非常に嬉しく思います。
あと描いたイラストをゲーム画面で表示できたときもテンションとモチベーションが上がります。

誓約システムに関してはずっと以前から構想はあったのですが、どうやってゲームに落とし込むか、ゲームを遊ぶ上でシステムが複雑になりすぎないか、複雑にならなかったとしてもどうやってプレイヤーさんにきちんと説明するかなど、色々とハードルがありました。
ゲーム内テキストで沢山説明してもわかりにくそうだと思いましたので、今回は説明用のイラストを描いてみました。
※本記事の誓約説明イラストはゲーム中、アイテムを使えばどこでも確認することができるようになります。
一旦この方法で実装し、プロト版にて皆様からフィードバックをいただけるととても幸いでございます。

次はメインであるダンジョンとクエストを作成していきたいと思います。
来月のCi-enの記事では「ダンジョン、ダンジョンオブジェクト、クエストの流れ」についてご紹介したいと思います。

はやいもので年が明けてもうじきひと月が経とうとしています。
やりたいことがどこまで表現できるかわかりませんが、今年も全力でゲーム制作を頑張りたいです。

本年度もどうぞよろしくお願いいたします。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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