尾上屋台 2020/04/02 14:30

「銀河英雄伝説 DIE NEUE THESE 星乱」

・アニメ公式


今期からNHKでもやるみたいですが、一足早くこの第二部、CSのファミリー劇場で見ました。

基本的な感想は、第一部の時と変わらないです。


国家だったり政治だったりの着眼点って、やっぱ普遍的なものがあるなあと、あらためて。
読んでた当時はよく意味がわからなくても、そこで描かれる、ないしは語られる言葉なんかに「おお、これが大人の世界か」みたいな馬鹿な感想しか抱かなかったもんですが(笑)、この歳になってあらためて触れると実にしっくり来るというか。

意味がわかるんですよね。
当時は意味がよくわからないまま引き出しにしまっておいたものが、ようやく理解できるというか。
あるいは理解できるようになった今だからこそ、こういうの作品に落とし込んでたんだ、やっぱ田中芳樹ってのは天才だなあと。
田中芳樹が若い時の作品ですからね。
読んでた当時は、文章力の異常な高さしかわかんなかったですよ。
かっこいい言い回しとかはいくらか覚えててもそれはあくまで表面的なもので、きちんと意味までわかってなかったよなあと。
十代じゃなくてせめて二十代に読んでれば、もうちょいあの頃でも理解できてたかもですね。

ただ、若い当時に読んで、やっぱその後の自分に影響与えてたよなあと。
前回触れた通り、やっぱ世界観がきっちりしてないとってのは、この作品によるところはありますからね。
まあ銀英伝単品よりか、田中芳樹の作品ってのはまずそこがしっかりしてるんですけど。
そうなると政治のこととか、やっぱ普遍的なものは避けて通れないんですよね。
いくら技術が発展しようが、人間の根本的なとこってのは、そうそう変わらないわけで。
そこをどう描くのかってのは作り手の個性でしょうけど、まあ本質的なとこは一緒なわけですよ。

んなわけでこの続き、いずれ製作されると思うんで、楽しみですね。
さすがに細かいとこまではまったく覚えてないんで、新鮮な気持ちで楽しめてます。

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