「ゴールデンカムイ」第三期目
ゴールデンカムイも、第三期ですなあ。
ここまで何度かその魅力については語ってきたので、もうあんま話すこともないかもっていう(笑)。
まあ面白いですよ。
キャラが立ってる作品って、それ頼みでちょっと話が緩くなるとこあるんですけど、この作品はまず話がしっかりしてますもんね。
この三期だけ取り出すと、微妙に緩いとこもあったかもですが、それってこっちがちょっと伏線とか忘れてるかもって部分もあったりするかもなので。
けどこれは前にも他のとこで書いてたりすると思いますけど、事件の羅列と関係性の履歴ってのが、実にバランス良く配置されてるんですよね。
大体どっちかに偏りがちなとこ、これはその両方を兼ね備えてる。
ホントは結構複雑な話だと思うんですけど、キャラの魅力があるので、まあ見てて飽きないですしね。
それは、これだけ長くやってきたから、というのもあると思います。
尺長いと、もうそれだけでキャラに愛着出て来るってのは、絶対あるので。
そのキャラですけど、大体みんなおかしなところがあって。
まあ奇人の集まりとも言えるわけですけど(笑)、これがある意味、金塊争奪の殺し合いって意味では、変なリアリティあったりして。
いや、普通だったら、殺し合ってまでこんなことする人少ないわけですから、自然とこういった面子がリアルに感じられてきたりするんですよ。
端的に言って、マトモな人間がやることではないわけで。
で、やっぱりそういった奇人たちが活きるのも、話の筋がしっかりしてるからでしょうね。
二転三転の複雑な進行にも関わらず、最終的にはアイヌの金塊を手に入れるって目標が、話の筋として一本通ってるんで、多少わからないところがあっても、置いていかれることがない。
ギャグにしろなんにしろ、多少のアドリブ効かせつつ、相当に計算されてる感じが、見ていて安心できるというか。
ま、とにかく話としてはまだ途中なんでこの辺にして、第四期、期待しましょう!