「ドールズフロントライン」

・アニメ公式
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　ゲームの宣伝兼ねてって感じですかね。
　OPが良くて、そういう作品って概ね良い作品なんですけど、これに関してはOP程のものを本編で見せることはできなかったかも。

　多分ゲームで描かれるメインストーリーの、ごく序盤を描いたって感じなんじゃないですかね。
　というのも、ラストあれで終わるのって、こう、中盤くらいにああいうシーンがあるのはむしろ正解だと思うんですけど、え、アニメはここで終わるの？って。

　多少低予算感は漂うものの、作品として決して駄目な作品ではないんですよ。
　ていうか、大きく間違えてるところは全くないくらいで。

　ただ、思ったより話が展開しない(ないしはそれを感じづらい)まま、1クール終わってしまったので、これ最初から2クールでやってたら、かなり良い作品だったかもって。
　あのラストのとこが7,8話目くらいにきて、さあクライマックスへ、だったらって。

　場面的にも、廃墟、荒野、司令部、以外の場面があんま出てこなくて、話の展開を絵で感じづらい作品だったかもですね。
　旅をするような作品ではないんで、まあコロコロと目新しい場面を出すわけにもいかなかったんでしょうけど、同じ廃墟でも序盤と終盤にもう少しわかりやすい変化があってもよかったのかなと。

　でもこう、今作に関わらずあんま予算かけてなさそうな作品見る度に、ああ、もっとお金あれば現場でやれることは多かったんじゃないかなって、思わされるわけですよ。
　他の作品でも書いたかもですが、やっぱ作り手一人一人にお金回るようにすると、できることってぐっと増えますからね。
　単純に、質が上がるってのもありますし、関わる人自体を増やせる。

　ともあれ今作は本編のゲームの宣伝、かつ新作の宣伝としては、一定の部分はクリアしてるんじゃないでしょうか。
　ああ、こういう作品があるんだなって、ちょっと面白そうだなって、そう感じられました。