十六夜のキキ 2011/10/29 16:33

山文京伝の作品について

山文京伝さんの作品はいくつか拝見したことがあるが、この人の作品はとてつもなくエロイ。
特筆する点はストーリーだ。
清楚な女性の痴態が徐々に明るみになっていく ストーリーに引き込まれていってしまう。
構成に上手さは是非勉強させてもらいたいところ。
この人のストーリーは主に主人公視点ではじまり、隠されていた女性の秘密を知っていくストーリーだ。
この進め方は他の作品でもあるがこの人の特徴はその明かされていく様をねっとりと描いていくところだ。
絵はそこまで綿密に描かれていないが人や明かされていく過程は綿密に描かれている。
この描き方は読者に先の展開を考えさせ、物語の中に引き込ませる。
その分セックスシーンでは物足りなさを感じる。これは話を読んでいるときのほうが興奮するためだろう。
この落差で少し違和感を感じるのか。
物語の構造はよくできていて、女性の非日常を主人公が日常の世界から見ることに終始されている。
主人公が非日常の世界、女性と非日常を共有する(セックスする)のはクライマックスだけである。
作品によってはそのまま接しない場合もある。
読者は主人公と同じ視点で日常から非日常の世界を見ることによりそのエロさをより一層感じ取ることができるのだろう。
また憎らしいことに主人公は女性の日常の部分をよく知る肉親であることが多い。日常をしっているからこそ女性の非日常性のことに関してストレス(エロス)を感じるだろう。

他にも語るべきこともあるだろうが頭が悪い筆者にはこれくらいのことしか語れないわけで。
あくまで個人的な意見なのであんまり信じないように。
こんだけのことを書いたなら同じように書けるだろ?と思われるかもしれないが仮にこの説が正しくて、このことを完璧に理解していても、同じような作品はかけないのだ。
おそらく人というのははじめに話した意識できる概念は本当に大きな大雑把なものでこれ以外にも大小様々な概念がありそれを無意識が統括している。人は意識して無意識に介入してこの大小を理解することも扱うこともできない。
物語というのは意識で大雑把につくり無意識で細かい、意識できない大きなところなど作っているのだろう。
こんな風に私は思っていて無意識の部分はそう易々と変わってくれないだろう。

自分の作品は母親は息子以外(父親は含まれる)とはできるだけ絡まないという暗黙のルールがあり、このルールが山文京伝さんとは大きく違うところ。このルールでは母親が他の若い男、デブな中年男性、AV出演、奴○化、ネットに流出、異常のショッキングなことはできない。もしこれと同じようなくらいショッキングな出来事があれば使えなくもない。
また、主人公視点だと自分の作品では非日常を共有している場合が多いのもきついところだ。中盤あたりぐらいまで展開を待つべきかもしれない。
山門京田さんの作品(サンプル)とコメントを見て興奮させられた。これは物語の構成の上手さに他ならない。読者に妄想させるストーリー私もここまで描けるようになりたいですね。

一本グランプリは決勝戦は締まらなかったおもしろかったよね
さんでーす

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