■お盆もおわって■

足は完治したものの、当然のように身体を動かす習慣も動かそうとする気力も無くなっており、お盆の暴飲暴食も合わさって絶賛リバウンド中。
だがまあいい。経験上、不健康なくらいのほうがまだ制作する気になりやすい気がするし。

さて、脳内出力訓練の一環としてどうでもいいコトですが垂れ流すコトにします。

よく良い評判が耳に届いていたカードゲーム、ラブレターをプレイ。
以下全てそうですがボク自身はボドゲ好きの先輩にやらせて貰ってるという立ち位置です。
でラブレターの感想ですが、なんかどうにもちょっとイマイチ。
兵士、大臣、姫など役割を振られたカードの固有能力や強さを表す数字を使った勝ち残り系で、まぁルール自体は単純明快なんだけど、どうも手番プレイのひとつひとつが「世界観的にどういう意味でなにが起きているか想像しにくい、できない」という印象。
ゲーム目的が姫にラブレターを届けることなのに、他人に姫カードを所有されたら、姫を蹴落とさないと勝てない。その場合ルールとしてはたしかに勝者なんだけど、世界観的になにがどうなって勝者たりえるのかが、なんというか、少なくとも直感的にはちっともイメージできない。
余計わかりにくいようにも思うケドむりやり例えてみると、スキル名が効果と一致していないうえに使用者がそのスキルに相応しくないRPGをやってるようなしっくりこない感。
架空例 【職業:プリースト】が【スキル:狙撃術】を使用。
スキル効果でこの戦闘の取得ゴールドが20%上昇。 みたいな。
もちろんここまで酷くはないケド、とにかく「なにがどうなってるかわからない感」がつきまとうんだ。カード能力にも手番でのプレイ自体にも。
フレーバーに何いってんの? って思われるカモだけど、フレーバーだからこそ変な匂いが
余計に気になるんよ。わざわざ振りかけてんだから。

つまり、モチーフとシステムがうまく噛み合っていないんじゃないかなあ、と感じるんだ。

雰囲気がちょっと似てる程度で比べちゃ悪いカモだけど、名作「あやつり人形」は、ルール自体も素晴らしいケド、なによりモチーフとの合致具合が神懸かっている。大好き。
今回も、ラブレター後にプレイせずにはいられなんだ。

モチーフが似てるといえば「王宮のささやき」ってのもあったな。
こっちは見た目よりもかなり重いゲーム。モチーフと能力のちぐはぐさはラブレターよりは若干マシって程度で、それよりカードデザインのせいで視認性が著しく悪いのが致命的。
カード能力が妙なアイコンで表記されているのがわかりにくいと思ったのか、能力一覧表が用意されているという本末転倒っぷり。イラストもカラーイメージが似通っていて、瞬時に判別しにくいのもマイナス。初日に何度かプレイしたっきりかなあ。

カードデザインが悪いといえば本家ドミニオンのリソ…ああまあいいや。東方ドミにまで話がひろがっちゃうし、そうなると収集がつかなくなっちゃう。
ラブレターに話を戻そう。

結局、「プレイヤー自身」が姫に恋心を寄せていて、手持ちのカードが「プレイヤーの共謀者」で、いかにして姫にラブレターを渡すか、という設定のゲームの、共謀者候補の中に姫がいるコトが、問題の根源なんではなかろうか。
姫を設定だけにしてプレイ外に排除するだけですっきり解決すると思うんだけどなあ。

ま、姫カードが差し替え用含めて三種類あるコト、女の子たちがプレイする場合に姫と差し替える王子カードがあるコト、そして下箱の横っちょに「美少女絵柄版」の広告が刷られているあたりに、察して差し上げるべき何かが潜んでいるんだろうな、とは思いますケドも。

評判で期待しすぎていたのか、あんまり合わなかったよ。
という心底どうでもいいおはなしでした。


どうでもいいついでに、別段ボクはフレーバーのないプレーンなゲームのほうが優れているとか好みだとかなんて意識は全然ありゃしません。UNOはそんなに好きじゃないけどキングスコートは大好きです。(キングスコートはファンタジーなUNOライクゲーの一種)
「味のあるコンポーネント」「前時代的なまでに重厚なイラスト」とならぶドイツゲー要素のひとつが「システムにマッチしたフレーバー(=世界観)」だと思いますしね。

女の子イラスト見せるコトを優先しすぎて他にしわ寄せがきてダメになってる類のヤツは
汚物と一緒に消毒されてしまえばいいと思ってるだけです。

読み返してみるとなんか妙にヘイトが高いような気がしましたがきっと気のせいです。
地元にテーブルゲーム環境がないので正月と盆くらいしか出来ない。寂しい。

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