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2014年 08月の記事 (3)

■それはまるで二ヶ月ぶりの便意のように■

もともと空調嫌いで、客人がきたトキくらいしかクーラーも暖房もつけないタチなんだけど、今夏のアタマ頃に友人に貰ったうちわが感動的なあおぎ心地だったのでなんとなく始めた扇風機もなしのノーエレキ越夏。
何度か寝苦しい夜はあったものの、思ったよりもなんなく完遂間近。
あっけなさすたので、しょうもない達成感を得るよりもむしろ達成前のなんでもない気温の日に無意味にガンガン冷房扇風機まわしまくって反転堕落を堪能しようかな(破滅型)とか考えてた矢先のここ数日の底冷えっぷりに、ただとまどうばかり。

とまあこんなカンジの「妙なコトやってんなー」って意識がおそらくボクのメイン原動力。
ありていに言っちゃえば、凡人による奇人ごっこ、というカンジですかね。
二次創作の元ネタチョイスがいちいちマイナーなのも同じ根っこの問題だと思う。

そういう意味でね、ちょっと詰まってた。今作ってるヤツ。
なんというか普通というかド真面目に作ってるだけというか。自分にとって意味があっても他人にとって無意味なコトが明白、なコトがメイン近くに据えられてるコトへの不安感不信感、とかね。まあいろいろ。

そんな最中、昨日。ほんと久々に軽い電波受信。
思いつきを紙に書き起こす過程で、 舞台、構成、登場人物数からシーン数、必要なCG数とかがどんどんカッチリといい感じではまっていく。
散漫的なストックアイデアがなにかの思いつきでうまく組み合わさる、ボクは歯車が噛み合うって表現してるんですが、今までのはだいたいそんなカンジだったんですが、初案から全景が想像できるのは初めてのコトです。
(まぁだからってそれがいいものである保障も作り上げられる根拠もないですけども)
ただ性癖的にストライクであるコトは間違いなく、また少なくとも現段階では「妙なコト」なので、テンションとしては悪くないです。需要?それは知らん。と言える程度には。

今作ってたヤツは、それはそれで個人的にはナシではないので保留というコトにして、ちょっくらこの電波に身をゆだねてみようと思う。

完成目処がつく前にここに掲載すると難航するジンクスはもはや呪いの域に達しとみなす。
よってしばらくずっと見所のない半放置サイトになるコトでしょう。
気分転換やらくがき、リハビリ、新手筋ためしなんかの絵でもお見せできればいいんですが
まぁそのへんはぼちぼち考えていきます。

そんなカンジだったりなかったり。
いいかげんページ長くなったので日記を削除。移転はそのうちに。

■珍行動■

前回日記を書いている最中にキングスコート熱が沸騰。絶版なので先輩にコピーとらせてもらって模造品をビルドしようかなと思い立つ。
本家ドミニオンと比べた東方ドミニオンの直感的な見やすさは、基本ガチガチ保守派で原理主義者のボクにとってさえ衝撃的なできの良さだったので、それにならって東方化。
どの役札になんのキャラクタに当てはめるか、という思考パズルは、これだけでなかなかに楽しい作業。引用作品に不満は残るものの、おおむね満足できる配役が整い、ネットでひろってきた画像を配置したカードイメージの出来もなかなか。まぁヒトによっては前回日記で言っていた汚物と一緒に消毒されて欲しいブツってまさにそれのコトじゃないの?って思われるかもしれないけれど、自分のプレイアクションがどんなコトなのかイメージしやすい、というのもまた大事なコトでして。ナイトでスキップとかデュークがワイルトカードとか、そもそもドローブリッジってなんなのかわかんないよ。
東方もよーしらんケド、東方ドミで(理解はともかく)馴染みだけはすごいあるし。
まぁそんなカンジで、わりとノリノリであれこれやってたんだけどふと、
これ、魔法の国ザンスでやったらどうだろ
とか考えたら、それまでの全てがふっとぶくらい妄想が暴発した。
ビンクはロイヤルデクリーかはたまたプロテクターか。ドラゴンは谷ドラゴン…は安直すぎるかな。ダンジョンは、お、マンダニアへの追放、とかおもしろいかもしらん。防御カードが使えないのもしっくりくる。キングはもちろんトレント王…いや、ウィザードのほうが相応しいかも、あ、トレントは自分を変身させられないか。じゃあウィザードはドルフ? うーんでもできれば第二世代まででまとめたいなあ。あ、ゲームデザインを王候補たちの争いってカンジにして、歴代王含めた魔法使いクラスを集めるってのはありかもしんない。そうなると既存のカード能力に当てはめるよりも、各魔法能力からカード能力を作成してもいいかもしんないなあ…等々。
本当に瞬時に、脳内でこんな考えが爆発的にひろがった。
今までそれなりにアイデアをかたちにしてきたつもりだけど、ここまで歯車が噛み合った感触というのはちょっと覚えがない。

正直、重厚なイラストが描けるならライフワークにしてでも完成させたいアイデアだが、
これを読んでいる諸兄のおそらく誰にも意味はつうじておるまいのう。

自分の圧倒的なニッチ気質を再確認した夏のある日。

あ、まぁだからやらないのでご安心を。

■お盆もおわって■

足は完治したものの、当然のように身体を動かす習慣も動かそうとする気力も無くなっており、お盆の暴飲暴食も合わさって絶賛リバウンド中。
だがまあいい。経験上、不健康なくらいのほうがまだ制作する気になりやすい気がするし。

さて、脳内出力訓練の一環としてどうでもいいコトですが垂れ流すコトにします。

よく良い評判が耳に届いていたカードゲーム、ラブレターをプレイ。
以下全てそうですがボク自身はボドゲ好きの先輩にやらせて貰ってるという立ち位置です。
でラブレターの感想ですが、なんかどうにもちょっとイマイチ。
兵士、大臣、姫など役割を振られたカードの固有能力や強さを表す数字を使った勝ち残り系で、まぁルール自体は単純明快なんだけど、どうも手番プレイのひとつひとつが「世界観的にどういう意味でなにが起きているか想像しにくい、できない」という印象。
ゲーム目的が姫にラブレターを届けることなのに、他人に姫カードを所有されたら、姫を蹴落とさないと勝てない。その場合ルールとしてはたしかに勝者なんだけど、世界観的になにがどうなって勝者たりえるのかが、なんというか、少なくとも直感的にはちっともイメージできない。
余計わかりにくいようにも思うケドむりやり例えてみると、スキル名が効果と一致していないうえに使用者がそのスキルに相応しくないRPGをやってるようなしっくりこない感。
架空例 【職業:プリースト】が【スキル:狙撃術】を使用。
スキル効果でこの戦闘の取得ゴールドが20%上昇。 みたいな。
もちろんここまで酷くはないケド、とにかく「なにがどうなってるかわからない感」がつきまとうんだ。カード能力にも手番でのプレイ自体にも。
フレーバーに何いってんの? って思われるカモだけど、フレーバーだからこそ変な匂いが
余計に気になるんよ。わざわざ振りかけてんだから。

つまり、モチーフとシステムがうまく噛み合っていないんじゃないかなあ、と感じるんだ。

雰囲気がちょっと似てる程度で比べちゃ悪いカモだけど、名作「あやつり人形」は、ルール自体も素晴らしいケド、なによりモチーフとの合致具合が神懸かっている。大好き。
今回も、ラブレター後にプレイせずにはいられなんだ。

モチーフが似てるといえば「王宮のささやき」ってのもあったな。
こっちは見た目よりもかなり重いゲーム。モチーフと能力のちぐはぐさはラブレターよりは若干マシって程度で、それよりカードデザインのせいで視認性が著しく悪いのが致命的。
カード能力が妙なアイコンで表記されているのがわかりにくいと思ったのか、能力一覧表が用意されているという本末転倒っぷり。イラストもカラーイメージが似通っていて、瞬時に判別しにくいのもマイナス。初日に何度かプレイしたっきりかなあ。

カードデザインが悪いといえば本家ドミニオンのリソ…ああまあいいや。東方ドミにまで話がひろがっちゃうし、そうなると収集がつかなくなっちゃう。
ラブレターに話を戻そう。

結局、「プレイヤー自身」が姫に恋心を寄せていて、手持ちのカードが「プレイヤーの共謀者」で、いかにして姫にラブレターを渡すか、という設定のゲームの、共謀者候補の中に姫がいるコトが、問題の根源なんではなかろうか。
姫を設定だけにしてプレイ外に排除するだけですっきり解決すると思うんだけどなあ。

ま、姫カードが差し替え用含めて三種類あるコト、女の子たちがプレイする場合に姫と差し替える王子カードがあるコト、そして下箱の横っちょに「美少女絵柄版」の広告が刷られているあたりに、察して差し上げるべき何かが潜んでいるんだろうな、とは思いますケドも。

評判で期待しすぎていたのか、あんまり合わなかったよ。
という心底どうでもいいおはなしでした。


どうでもいいついでに、別段ボクはフレーバーのないプレーンなゲームのほうが優れているとか好みだとかなんて意識は全然ありゃしません。UNOはそんなに好きじゃないけどキングスコートは大好きです。(キングスコートはファンタジーなUNOライクゲーの一種)
「味のあるコンポーネント」「前時代的なまでに重厚なイラスト」とならぶドイツゲー要素のひとつが「システムにマッチしたフレーバー(=世界観)」だと思いますしね。

女の子イラスト見せるコトを優先しすぎて他にしわ寄せがきてダメになってる類のヤツは
汚物と一緒に消毒されてしまえばいいと思ってるだけです。

読み返してみるとなんか妙にヘイトが高いような気がしましたがきっと気のせいです。
地元にテーブルゲーム環境がないので正月と盆くらいしか出来ない。寂しい。

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