投稿記事

ももえノベルの記事 (11)

ももえもじ 2020/05/20 23:52

【小説】一妻多夫の村-その1

旧名:雪絵姫と638人の夫+α

プロローグ

 静谷 雪絵(しずや ゆきえ)

 身長 140cm
 体重 42kg
 胸囲 73cm AAカップ
 髪型 黒髪のおかっぱ
 特徴 童顔 非力

 お人形みたいに整った容姿以外は、特に取り柄の一つもない普通の女の子である。至って平凡な生活を送り、代り映えのしない穏やかな日々を謳歌する少女だった。
 しかし、突然の不幸により母を失い、人生が一変してしまう。
 葬儀場にて出会った生き別れの実父を切っ掛けに、彼の暮らす僻地へと引っ越す羽目になったのだ。

天元草本村(あまもとそうほんむら)
 そこは、山々に囲まれた陸の孤島にあり、昔ながらの仕来りが未だ多く存在する前時代的な集落だった。
 村の最大の特徴として、女性が一人も居ない点が挙げられる。
 現在、天元村には六百人を超える村人が暮らしているが、その全てが男性である。時代錯誤の男女差別が背景にあり、かつて生活していた女性達も年を重ねる毎に村から撤退していき、遂には一人としていなくなったという。
 そんな事情を与り知らぬまま、雪絵は天元村へと引っ越すのだった。


第一話-宴

 僻地に聳える大きな屋敷から、淫らな嬌声が延々と鳴り響いていた。
 一人の少女を村人達が祀り上げる『宴』である。とある資産家の私邸にて、一日と欠かさず繰り広げられる催しだった。
「はっ、はっ、はっ、ど、どうですか、雪絵さん!」
「いっ、ぁあああっ、はぁんっ、ぁっ、き、気持ちいぃ……湊さんのおちん〇んっ、すっごく硬くてっ、ふぁああっ、イ、イクの、止まらないですぅっ! ふあっ、はあぁあん!」
「嬉しいです。なら、もっともっと、気持ちよくしてあげますっ!」
「あああ、雪絵ちゃんの感じてる表情、めっちゃ良い……うっ、俺も手が止まらないっ、早く……雪絵ちゃんにぶっかけたいっ!」
「雪絵様っ、好きです。好きですっ! 官能で染まった、その痴態っ、視てるだけでオーガズムにっ! はぁっ、はぁっ、あっ、私の精液もお受け取りくださいっ!」
 四十畳は在りそうな大広間にて、全裸の男達が汗を掻きながら輪を描く形でぎゅうぎゅうに犇めき合っている。円の中心には、雪絵と呼ばれた少女がいた。
 雪絵を大勢の男が取り囲み、順繰りと肉交に励んでいるのだ。
 渦中にて、四つん這いの雪絵を、湊という筋肉質の青年が後背位で善がらせている。雪絵は万人に一人という名器の持ち主であり、挿入したばかりの湊も、早速と快楽の煩悶に苛まれていた。
「感じてる雪絵ちゃん、可愛い。ああ、出るッ、出るッ!」
 二人を包囲する男達も、目の前の行為に中てられたのか、堂々と自慰に耽っている。場は既に佳境にあり、皆一様に興奮が抑えられない様子だった。
「ふあぁあ、出ちゃうっ、また……潮が出ちゃうぅうっ!」
「イ、イキますッ、雪絵さんっ! な、中に出します! うっ、ぐああぁっ! あっ、くぁあああっ……」
「んぁっ、ふぁあっ……ふああぁっ! 熱いのがっ、中に入ってきます……はぁ、はぁ、はぁっ、お腹、あ、熱いっ!」
 湊が雪絵に中出しを決める。
 ありったけの精液を放出したようで、湊は臀部を引き攣らせて苦しそうに身悶えしていた。
 周りで自涜に馳せていた男達も何人か達したらしい。
 無防備に晒されていた雪絵の背中や太腿などに、精液を振りかける男達の姿もあった。
「はぁ、はぁ、はぁ。最高の体験でした、雪絵さん」
「ひぁあああ……わ、私も気持ちよかったです……」
「愛しています。雪絵さん❤」
 湊はペニスも抜かず、そのままの状態で恍惚と余韻に浸っていた。
 雪絵への愛が無尽蔵に湧き出してくる。
 ――このまま一生、雪絵と繋がっていたい――
 心から、そう思わせられた。
 しかし、そういう訳にもいかない。
 何故なら、雪絵は村人全員の姫だからだ。
「おい、射精したんなら早く抜いて退けよっ。次は僕の番だろ!」
 雪絵を包囲する男性陣の一人が苛立ち、夢心地を味わっていた湊を力づくで押し退ける。間髪入れず、今度は色白の中性的な好青年が雪絵に肉棒を差し向けていた。
「雪絵様っ! 次は僕の相手をお願いしますっ!」
「珠樹君……う、うんっ!」
「うっ……雪絵様っ、いきますっ」
 照れながら返事をする雪絵に、珠樹がドキッと心を打つ。
 その愛くるしい姿に情欲が火を噴き、逸物が天を仰いで隆起する。石のように硬くなったそれを、珠樹が一気に肉壺へと突き込んだ。
「ひああっ、あっ! あっ、珠樹君の、硬いっ、ひあぁあああっ!」
「うわあっ、雪絵様の膣内っ、愛液が凄くて、ま、マジで熱いっ!」
 陰茎が根元まで挿入すると同時に、雪絵が悲鳴を上げて背筋を反り上げる。宴が始まり彼これ十時間が経過している。雪絵の感度は既に最高潮へと達しており、それは肉棒が触れるだけで女潮を噴き出してしまう程だった。
「あっ、ぁぁああっ、あっ……」
 ボタボタと雫が垂れて、床に大きな水溜まりが作られる。
 数え切れぬ絶頂を経るも、なお快楽に溺れてしまう。
 止め処なく愛液を氾濫させると、続いて珠樹も腰を撓らせた。
「くっ、ああああっ、これっ……あっ、うぁあっ、あ、愛液が溢れてて……マズいっ、このままじゃ……も、もうっ!」
 男根を締め付けられ、陰茎に搦む愛液に珠樹が逸る。
 逃げ場のない快感に襲われ、珠樹は動く間もなく果ててしまった。
「ああぁああああっ、ああぁああっ!」
 珠樹が射精する。
 挿入して僅か十秒程度の事だった。
「ひゃぁあっ、た、珠樹君の精液、いっぱい……はぁ、はぁっ……」
「ごめんなさい、雪絵様……満足させられなくて……」
 珠樹は、謝りながら泣いていた。
 威勢よく登場したのに、一瞬で終わってしまった故である。
 そんな珠樹が可愛らしく、雪絵が内心で笑う。
「はぁ、はぁっ、はぁっ……い、いえいえ。珠樹君の、凄く硬かったし、精液も沢山で……気持ちよかったですよっ!」
「はぅ。同情はいいです……次こそ、次こそ必ず……うううっ」
「雪絵ちゃん、同情なんていらないよ。おら、ソウロウは早く退け」
 休む間を与えられず、すぐさま別の男が珠樹と交代する。
 大柄である湊よりも更に一回り恰幅の良い男であり、堂々と見せつけてくるペニスもまた、巨根と呼ぶ以外にない迫力だった。
「ああもう、やっと俺の出番か。今日は十時間くらい待ったぞ」
「と、敏明さん……よろしくお願いします」
「へへ、よろしく、雪絵ちゃん❤ 珠樹じゃ全然満足しなかっただろ。俺が、味わわせてやる!」
 そう言い、男がゆっくり亀頭を割れ目に宛がう。
 いまにも破裂しそうな亀頭が割れ目に触れただけで、雪絵は電撃を浴びたように腰を跳ねらせた。
 敏明は、村で最大のペニスを持っている。
 それを承知の雪絵は、覚悟を決めるとばかりに唾を飲み込んだ。
「くううっ! まるで吸い込まれているみたいだっ! 確かに、少しでも油断してたら、あっという間に果てちまうな……ッ!」
 意を決し、敏明が勢いよく腰を突き上げた。
 腕のように太く長い逸物が、一瞬で雪絵の胎内に埋まった。
「んっ、ひゃあぁああぁっ! ぁっ……ぁぁぁっ!」
 膣内を隅々まで凌○され、目元に涙を浮かべてしまう。
 子宮口を抉じ開けんとする敏明の一撃だった。
「はぁぁぁぁっ、やっぱり雪絵ちゃんの膣内、すっげぇ気持ちいいや。動かすのも惜しいくらいだよ」
 全身を痙攣させる雪絵に対し、敏明は陰茎を根元まですっぽり埋めると、魂が抜けたように高揚していた。
「あっ、ひぃっ、はっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ」
「雪絵ちゃん、まだ動いてもないのに善がりすぎだろ。そんなに俺のペニスが良いんなら、もっと味わわせてやるっ!」
 敏明が温もりを噛みしめながら、ゆっくりと腰を動かし始める。
「ふぁあぁっ、キツっ、キツいよぉおお……あ、熱いっ、お○んちん熱いっ! ふぁあああぁあ、き、気持ちいいよぉっ! 気持ち良すぎてっ、なにも考えられないっ、ふあっ、あっ、あっ!」
「何も考えなくて良いさ。お互い、気持ちよくなろうぜ。うっ、くううぅっ、ってか、相変わらずスゲェ名器だなっ!」
「んっ、ひぎぃっ! あっ、あぁあああっ、あ、あぁああ……」
 悦を噛み締める余裕もなく、只々顔を真っ赤にして喘ぐ。
 巨根だらけの村にて、特に存在感を際立たせる敏明の逸物である。
 Gスポットを抉られ、ポルチオをズンズンと叩かれる極楽に、雪絵は失神と覚醒を何度も繰り返した。
「あっ、あああっ……ぁっ……」
 延々と法楽に溺れ、雪絵の頭の中が真っ白になる。
 ただ本能のままに快感を受け止めていた。
「おらっ、おらっ、おらっ! もっと善がりやがれっ!」
 敏明の猛追に、雪絵の抑制のタガが剥がれていく。
 気づけば、目を反転させ、口からは涎を、鼻からは鼻水を垂らすなどの痴態を晒していた。大勢の男達から注目を集めている状況だが、最早それを気に掛ける余裕はない。
 そんな溺れた様子に更なる興奮を覚えたのか、敏明が早々に陰茎の輸送を加速させる。行為を目の当たりにしている男達も、誘発されたように自慰を激しくさせていた。
「はぁはぁ、雪絵ちゃんの、あの表情、堪らないな」
「ああ、なんて可愛らしい。鼻水まで出して……ああ、マジ可愛い」
「早く俺もヤりてぇ。俺も雪絵を快楽地獄に落としてやりてえよ」
「雪絵ちゃんっ、雪絵ちゃんっ!」
「あの、無垢な顔にぶっかけたいっ!」
「おい、みんなで雪絵さんに掛けるぞっ!」
 宴の熱気は臨界点を突破し、とにかくお祭り騒ぎである。
 射精を予感した男達が、雪絵に見舞おうと次々に照準を合わせる。
 夥しい数のペニスを向けられて、雪絵は漸く我に返った。
「あっ、ぁううっ、わ、私、また鼻水っ!」
 そして、自分の痴態に振り返り、慌てて手で顔を隠そうとする。
「別に、鼻水くらい今更だよ、雪絵ちゃん」
「拭わなくても、僕の精液で洗い流してあげるから❤」
「あ、ぁあっ、や、やだ。みんな、視ないでっ、恥ずかしい。おちん〇んも沢山で、恥ずかしいよぉ……んんんっ❤」
「照れてる雪絵ちゃん、めっちゃ可愛い」
「ほら、そのまま。僕らの精液、受け止めて!」
「はうっ、あっ、ああぁあっ、ま、待っ……んんんんっ!」
「恥ずかしいんなら、また気絶しちまえよ!」
「アッッ! んんんんんっ、ま、また奥までっ!」
 敏明が容赦なくピストンを繰り返す。
 感度の高まった陰茎が更に硬度を増し、雪絵が再び悶絶に陥る。
 その悦び様は他と一線を画しており、誰が見ても明らかだ。
 敏明に傾倒している雪絵に、男達が嫉妬心を露わにする。
「雪絵様。やっぱり敏明が一番なんでしょうか?」
「それはぜぇったいダメですからね、雪絵さん! ちゃんと、我々のことは平等に愛してくださいよ?」
 二人の男が耳元で囁く。
 雪絵が悶えながらブンブンと首を縦に振る。
 雪絵は耳が弱い。
 囁かれただけで感じてしまうのだ。
 温かい吐息を吹きかけられただけで絶頂に達したこともある。
「んんんっ、わ、わかりましたからっ、み、耳元で囁かないで下さいよぉ……はぅん、んっ、んぁあぁっ!」
「わっ、雪絵様、お顔が真っ赤です」
「お願いですから、男をイチモツで判断しないでくださいね? 敏明のは、どうみても規格外のサイズなんですから」
「し、してませんよっ」
「本当ですかぁ~?」
「でも、雪絵様、敏明の時だけ反応が……」
「ぁああぁ、そ、そんなこと……ひぁぁああ……あっ!」
「口ではそう言っても身体は正直なんですよ。敏明の巨根で、こんなに潮噴いてるんですから。もうこれは、雪絵さんが許しを請うまで犯し続けるしかありません」
「ゆ、許しもなにも……あっ、い、息っ、吹きかけないでっ!」
「雪絵様、息を吹きかけられるだけで感じてるんですよね。こんなのが気持ちいいんですか? ふぅ~っ、はぁ~~っ……」
「んっ、んあっ、ふぁああっ、ぁっ!」
「はぁ~っ、はぁ~っ」
「ふぅ~っ、雪絵さん、耳も赤くなってて、可愛いです」
「はぁ~っ、ふぅ~っ、雪絵様の耳、小さくて柔らかそうで、ガブッと食べちゃいたいです。はむっ」
「ひあぁああぁっ、み、耳っ、噛まないでっ、ぁっ、あぁあぁ……」
 バックで敏明に犯されながら、耳元で二人の男に責められる。
 雪絵が息を吹きかけられて絶頂する。
 耳たぶを齧られ、潮を噴きだした。
 耳元での言葉責めや甘噛みで楽しんでいた二人は、もっと雪絵の感じる様が見たいと、舌を伸ばして耳の中を舐め始めた。
「んっ、あぁあああっッ! ぁああっ、舐ッ、舐めるのはダメぇえっ、弱いのにぃ……耳の穴っ、ああぁああああああっ!」
「雪絵様は相変わらず耳の穴が弱いですねぇ。反応が可愛くて、こっちまで興奮してきます。ちゅっ、にちゅっ……」
「すごい。またイッちゃったんですね。イク度に背筋をピクピクさせてるから、丸分かりですよ……ちゅっ、むちゅっ」
「ちゅくっ、ちゅっ、ぬちゅっ、くちゅっ……」
「だってっ、ぁあっ、こんなに責められたら、気持ちよくなってっ! んっ、んんっ! やだぁ、敏明さんに挿入れられて、両耳もっ、んんんんっ、これっ、頭おかしくなっちゃいまううっ!」
「半日近く僕らに犯されまくって、もう何百回って達しちゃってるのに、まだこんなに愛液が溢れてくるなんてスゴいです♪」
「ホント、雪絵ちゃんってば、淫乱❤」
「い、言わないでくださいよぉ。ひゃぁぁっ! ぁっ、ぁっ……はぁ、はぁ、んぁぁあああっ!」
 敏明の巨根と両耳責めにより、雪絵が倦まず潮を噴き出す。
 一瞬だけ意識を刈り取られて膝をガクッと落とす。
 身体を崩し掛け、男達に支えてもらう。
 宴の終盤戦には、よく見られる光景である。
 夜通しで幾百という人たちを相手にしていれば、心身共に限界を迎えるのも当然の話だろう。
「はぁ、はぁあっ、あっ、んっ、くううっ……」
「雪絵さん、頑張って。あと少しで終わるから」
「半日近く、こうして皆の相手をしてるんだもんなぁ……」
「それでも順番待ちの残り、まだ二十人くらい居るけどね」
「雪絵ちゃんっ、はぁっ、はぁっ、もうイクぞっ! 俺の精液の全て……雪絵ちゃんの子宮に注いでやるっ、受け取れえっ!」
「は、はいっ、と、敏明さんの……はぁ、はぁ、んっ、くださいっ」
 それから、敏明が射精を宣してラストスパートに移る。
 普段は雪絵に献身的な男達だが、絶頂間際に限り、内なる獣を露わにする。敏明は、まるで雪絵の内部を破壊せんとする暴力的なピストン運動で肉棒を突き上げた。
「ひぁっ、あっ、あぁああああっ、あああああああっ!」
「雪絵ちゃんっ、雪絵ちゃんっ、雪絵ちゃんっ!」
 膝を痙攣させる雪絵と、雪絵の名を叫ぶ敏明。
 沸騰する場に、周りで自慰に馳せていた男達も、淫蕩を叫ぶ雪絵に魅入られて、自然と手を伸ばし始めた。
「ひゃあぅん! み、皆の手が……はぅっ、あっ、ああああっ!」
 乳首、顔、腹部、陰核に至るまで手で埋め尽くされる。
 乳首を思いっきり摘ままれ、クリトリスに指が這い、開いた口には何本もの指が侵入してくる。腹部や手足にも男達の指が蠢き、耳は犯されて肉壺は巨根に覆われる。
 感度が高まりすぎて全身が性感帯と化した雪絵にとって、この責め苦は快楽を通り越した煩悶の地獄だった。
「んっ、ひぃいいいっ、あぁああああっ、ああぁあっ!」
「雪絵ちゃんのオマ〇コ、ヤバイ、これヤバイ。締め付けが半端なくて、愛液もっ! イクっ、イクぞっ、うあああぁああっ!」
 絶叫と共に、敏明も燃え尽きた。
 日本人離れした巨根から放たれる精液もまた豪快であり、煮え滾る灼熱のリビドーは、雪絵の子宮を存分に満たしていった。
「はぁ、はぁ、はぁ……こんなに出たの初めてかもしんねぇ」
「あ、あぁ……だ、だめっ、意識っ、また……ぁぁぁぁぁっ……」
 ジョロ、チョロロッ、シャァアアッ!
 精液が腹部に常流する快感に、雪絵が飽きもせず気絶する。
 と、それに伴い、全身の脱力から失禁してしまった。
 すぐに目を覚ますも、時すでに遅しである。床に大きな黄色い水溜まりが作られ、周りから大きな歓声が巻き起こった。
「雪絵ちゃん、まぁ~たお漏らししてる」
「雪絵様のおしっこ! 雪絵様のものとなると、おしっこもまた神聖っぽい輝きがありますね」
「ああ。臭いのに、雪絵さんのだと、なんか興奮する」
「ぁっ、ぁぁぁっ、ぁっ、ぁっ。み、見ないでぇっ!」
 シャアアアッ、チョロロッ……シャァアアアッ……
「やだぁ、おしっこ、まだ止まらないよぉ。ひっく、んんっ、ぐすん。早く、止まってよぉ、ひっ、うっ、ううっ……」
 押し寄せる羞恥心に火が出るほど顔を真っ赤にしては、堪らず涙を流して肩を震わし嗚咽も漏らす。枯れた喉で懇願するも逆効果のようで、男達は満足そうにニヤニヤしながら鑑賞していた。
「もぉ~。雪絵ちゃんの失禁なんて毎日見てるんだし、もぉ泣かなくてもいいじゃないですか」
「そうです。今日だけで、もう四回はお漏らししてるのに」
「雪絵さんは此れで良いんだよ! 恥じらってる姿や泣き虫なところ、どれをとっても一級品なんだからな」
「ちゅっ。雪絵さんの涙、しょっぱくて美味しいです❤」
「んはぁ~。やべぇ、失禁ってめちゃくちゃ興奮する。雪絵ちゃんっ、前も中出しされた時にお漏らししてたよな。雪絵ちゃんは中出しが一番好きなのかな?」
「…………」
 雪絵は答えない。
 お漏らしを大勢の異性に視られる羞恥心から泣いていた。
 体質的に漏らしやすく、これまで何度も何度も衆人環視の中で失禁をしてきた雪絵だが、この羞恥には、いつまで経っても慣れないようだった。
 雪絵が顔を真っ赤に染めて、涙をポロポロと流している。
 そんな弱々しい姿に、一同が胸を打つ。
 ここは慰めるべき所だろうと考える者はいない。
 寧ろ、その泣き顔をオカズに、一同は中断していた自慰を再開させていた。
「雪絵様の泣き顔……不謹慎だけど、やっぱり興奮してしまいます」
「ああ、この可愛さ、マジヤバいって……はぁ、はぁっ、はぁっ」
「雪絵さんっ、受け取ってください!」
「俺、顔面に掛けたい!」
「お前、昨日も顔面にぶっかけただろ。今日は俺が顔面だ!」
「それじゃ、僕はお尻に!」
「何処でも良いから、とにかく雪絵ちゃんを汚したい!」
 シクシクと泣く雪絵に、男達が一斉に亀頭を向けて、身勝手にオナニーに直走る。
 場が沸騰している時は、いつもこうである。
 男達は、精液で雪絵を穢す行為が堪らなく好きだった。
「よしっ、イクぞっ、イクッ、雪絵さん、受け取って!」
「雪絵ちゃんの白い肌、存分に穢してやるっ!」
「俺の臭いで一杯にしてやろう」
 やがて、四方八方のペニスからは精液が津波の如く迸る。
 射精はほぼ同時であり、全身が一瞬にして白濁に包まれた。
「あっ、ひゃぁあっ、あぁぁ、ぁァアああ!」
 決して口にはしないが、雪絵も男達の精液を浴びることに強い劣情を抱いていた。
 精液の熱や臭い、粘度……そして、味。
 否応なしに、自身の情欲を極限まで引き上げられてしまう。
 雪絵は、大きな悲鳴をあげながら背筋を大きく仰け反らせ、意識が途切れる瞬間まで潮を噴き出していった。
「あっ、ぁぁ、ぁぁぁ……」
「はぁっ、はぁっ、はぁっ……雪絵さん、気分はどうですか?」
「うえっ、流石にこの人数で一斉に射精すると、臭いも酷いもんだな。ああでも、こんなくっさい精液に塗れてる雪絵ちゃん見ると、またペニスが……」
「雪絵様のおしっこや愛液の匂いだけで僕もイッてしまいました❤」
「あれ、マジで気絶したっぽいな。起きないや」
 精液塗れの雪絵から、すやすやと穏やかな寝息が聞こえる。
 男が指で頬を叩くが、雪絵に反応はない。
 どうやら、熟睡してしまったらしい。
 疼くペニスを待機させていた男達が遺憾の声を漏らしていた。
「まぁじかよ! 俺まだ今日、挿入してもらってないぞ!」
「う~ん、あと残り二十人くらいだったのに、残念だな」
「ま、今日はもうお開きか……くそう」
「起こしちゃいけない決まりになってるからな」
「ん~、ここ最近ずっと犯されてたし、疲れが溜まってたんだろな」
「添い寝は良いだろ?」
「精液塗れやで」
「……別に、いい。雪絵ちゃんと一緒に寝られるなら」
「あ、じゃあ俺も」
「雪絵ちゃん、おやすみ。といっても、もう朝だけどね」
「雪絵さま。今夜は僕の相手もしてくださいね」
 心残りを煩う者が雪絵に寄り添うも、とにかく宴はお開きとなった。
 一同が労いの言葉と共に、雪絵に軽くキスをする。
 日暮れに始まった宴は、翌日の朝に終わりを迎えるのだった。

フォロワー以上限定無料

第二話です。

無料

【 投げ銭 】プラン以上限定 支援額:100円

第三話です。

このバックナンバーを購入すると、このプランの2020/05に投稿された限定特典を閲覧できます。 バックナンバーとは?

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

1 2 3 »

月別アーカイブ

記事を検索