シロフミ 2024/03/30 22:09

少女妊婦出産ものの試案

低年齢の妊娠・出産ものについて。
人間の胎児の妊娠・出産についてはこれまで何度か考えてはきたものの、だいたい途中でヒロインがあまりに悲劇的で、もっとちゃんとした大人が保護してやれという気分になったり、出産後の新生児がこんな扱いで良いのだろうか、産まれた子供に罪はないのにと考え初めてしまって筆が止まっていた。
そう。かわいそうなのは抜けない。
といって、産まれた命を無碍に扱うのは主義に反する。排泄物のように扱ってしまっては、それこそなんのために妊娠出産を主題にしているのかわからなくなる。
また、出産にいたるまでの妊娠の過程を描くと、どうしても「お腹に赤ちゃんがいる状態」であれこれとシチュエーションを重ねるのがあまりにもやりやすく、ここに分量を割きすぎることになってしまう。本題のはずの出産がおざなりになるのはあまりにも本末転倒だ。
そういったことを考えながら、いくつか考えてみたものの放置されていたストーリープロットになる。完全に文章にすることはおそらくないと思うので、あるていど読みやすく整形したものを公開しておく。


●持ち込む要素として
・クラスの中で自分だけがオトナにされてしまう。
・えっちなことの経験はクラスメイトの子もしているかもしれないが、お腹に赤ちゃんがいるのは自分だけ。
・特殊な無知シチュエーション。セックスによって赤ちゃんができるという知識はあるが、それはパパとママが愛し合うからだと思っている。愛のある性教育の結果、受精と妊娠には愛し合う二人でなければならないという思い込みがある。
・つまり、自分が妊娠してしまうのは、相手を愛しているからだということになる。
・相手への好意がセックスに伴う性的な快感を覚えることと結びつきやすい未分化な精神状態のため、ヒロインは気持ちよくなる=ママになる意思があるという詭弁に陥ってしまう。

●プロット案
・ヒロインは5年生。本人に自覚は無いが天性のファムファタール。際だって美少女というわけではないのだが、被虐を受けた時にその情景や表情が欲情をそそるタイプであり、二次被害や新しい加害者を招き入れてしまう。
・ヒロインはお金と暇がある変態おじさんに捕まり、その毒牙に掛けられた。
・おじさんはこれまで何人もこうした少女を陥れ、その多くを妊娠させて赤ちゃんを産ませてきた。その記録写真や動画を見せられながら自分も「こう」なることを見せつけられてしまう。
・セックスはしても愛が無いから妊娠はしない、赤ちゃんはできないと抗弁する少女。おじさんは少女の勘違いにつけこみ、妊娠するならおじさんのことを愛しているはずだと論点をすり替えていく。
・嫌なはずなのにおじさんの巧みな誘導と開発によって快感を覚えるようになってしまう少女。
・初体験からわずか半月、きちんと頃合いを見計らったおじさんの本気種付けによって着床してしまった。おじさんは確かな「手ごたえ」とともに少女に妊娠おめでとうと告げる。

・さすがに妊娠確定を匂わせる発言に怖くなり逃げ出す少女。しかし家族(両親がいないか無関心か、年の離れた祖父が形だけ世話をしているだけ)にも言えずに家にも帰れないでいた少女は、担任の先生に保護される。
・先生も実は重度のロリコンだがそれを隠して仕事をしていた。
・事情を聞いて驚くも親身に少女のことを案じる先生。
・先生と慰め合っているうちに、優しい先生ならいい、わたしのここ、汚くないか確かめてとセックスになだれこむ。
・先生のおちんちんはそんなに大きくも長くもなくて、おじさんのような強烈な快感はないものの、少女はあまりにも先生が愛おしくて中で出すことをねだってしまう。
・先生も我忘れて少女にのめり込むが、性欲抜群でとんでもない変態手管を身につけている変態おじさんに比べるとあまりにも淡泊で一方的。さいしょから変態おじさんの熟練度MAXな種付けをされていた少女にとってはそれが新鮮でもあった。
・そのまま何回か、少女は先生の家に泊まってセックスをする。
・しかし我に返り、眠っている少女を見た先生は、罪悪感に耐えかねて失踪してしまう。

・様々な事情は伏せられたまま学校に戻る少女。しばらく登校しなかった間のことが学校では噂になっていた。
・援交で出歩いていたとか、彼氏と駆け落ちしたとかいうありもしない風聞のいくつかは部分的に的を射ており、クラスの男子はなんとなく、少女が「経験済み」であることを悟り、なんなら自分もヤれるんじゃないかなどと不埒な想像をしていた。
・学校でも孤立する中、少女は再び変態おじさんに見つかって、またおちんちんでいたずらされる。あっさり誘導に引っかかり、先生との逢瀬を口にしてしまい、おじさんによって先生とどっちが気持ちいいかとなぶられて、「おじさんのカタチ」すっかり馴染んだあそこに、またも大量におじさんの子種を注ぎ込まれてゆく。
・おじさんは変態なので少女の微妙な反応の変化に気付いていた。
・おじさんに快感に追い込まれておしっこをさせられ、妊娠検査薬で赤ちゃんができていることを教えられる。
・信じられないヒロインはそんなのウソ、パパとママが愛し合ってるから赤ちゃんができるんだもんと反論。子供じみた理屈である。
・おじさんとはそういうんじゃない、先生とだから。先生の赤ちゃんだ。おじさんに侵され、快感に声を上げながらも、喘ぎ声の合間に売り言葉に買い言葉でそんなことまで叫んでしまう。

・少女は自分に言い聞かせるように、おなかの赤ちゃんはおじさんの子供じゃなくて、先生の赤ちゃんだと繰り返す。
・それを確かめるためにはどうするか? 実際に、先生の赤ちゃんを産んでみせるしかない。本当に先生の赤ちゃんだろうか? ふと疑念が少女の頭をかすめる。
・不安になる心を振り払おうと、少女は確認を先送りにした。
・おじさんのどぷどぷどぷうぅうーーって火山の噴火のような射精に比べると、先生の射精は弱々しくて、びゅるっ、程度のささやかなものだった。先生の小さなおちんちんは、さんざん変態おじさんの大きくてぶっといおちんちんに馴染まされたあそこには物足りなかった。
・おじさんと比べたら、先生の射精は簡単に負けてしまいそうな弱々しいものだった。まっしぐらに卵子を目指して群がり食い荒らそうとする荒々しいおじさんの精子に、先生の精子は勝てるんだろうか。
・大丈夫、わたしの卵子はおじさんの精子になんか負けたりしない。
・がんばれ、がんばれ、わたしの卵子。
・そい願いながら、少女はおじさんの射精を受け止め続けた。

・先生の分まで頑張って、先生の赤ちゃんのママにならなきゃ。
・そう決心したものの、おじさんの執拗で巧みな性技に少女は溺れていく。こうやって何度も、おじさんは女の子を孕ませて赤ちゃんを産ませてきたらしい。
・おじさんは怪しい産科医とも懇意であり、少女のバックアップ体制も万全。おじさんに受診させられて母子共に健康であるようにケアも怠らない。
・実際に、自分と同じくらいの年齢の女の子が赤ちゃんを産んでいる動画まで見せられる。おじさんへの恨みや憎しみをみせながら、それでも無理矢理「ママ」にされていく姿を見せられ、少女は追い詰められていく。
・次第に大きくなるおなか、学校では不審がられはしても深い追求は受けなかった。担任の先生が失踪して、代理の先生はまったくやる気が無い。
・すっかりおじさんのなすがままになり、少女は妊婦セックスの快楽に溺れる。おなかの中で赤ちゃんが動いている。ランドセルのままのセックス。制服の白いタイツを下ろされてセックス。
・揺れるおなかを抱えながら、少女は自分の境遇から逃避するように、その身に刻まれた快感に没入セル。
・八ヶ月を迎えたおなかは少女の細く小さな身体に不釣り合いなくらいに大きくなり、胎動で姿勢を変える赤ちゃんが元気すぎて、いつもお腹の中で暴れるのでママは眠るのも精一杯。
・妊婦セックスでおなかの赤ちゃんが動く。少女の中に半分だけ挿入しながら、子宮をこつんと突き上げるおじさん。
・おじさんのおちんぽに反応して動くのでこの子はおじさんの子供だ。ママと一緒になって子宮を大きくして膣を狭め、パパのことを気持ちよくしてくれる。母娘二代でおじさんをいかせてくれる親孝行な赤ちゃんだと、おじさんはいう。やはり変態おじさんだ。

・たった一人の家族だった祖父が入院し、少女は家に一人だった。表向きはおじさんが様子を見ているということで体裁が守られている。
・妊娠九ヶ月、セーターを着ていてもおなかが大きいのがわかる少女。
・ある日の夜、少女の家に強盗が入ってくる。覆面の二人組。家にはヒロイン一人、子供しかいないので大したお金もなく「ハズレ」かとがっかりするが、強盗の一人がだぼだぼのセーターでごまかしている少女のお腹が大きく膨らんでいることに気付く。
・とっさにお腹を庇って、乱暴にしないでと抵抗する少女。
・そのの本気の抵抗に、むしろ強盗はこれに興味を持った。
・おい、マジでその腹どうなってんだ? こんなガキが妊娠してるのか? 孕めるわけねえだろこんなガキが。じゃあこれはなんだよ? 知らねえよ。病気か食い過ぎてるんだろ。
・なあ、ちょっと確かめてみようぜ? おい、そんなことやってる場合か。いいだろ、どうせどっかで一晩過ごさなきゃいけねえんだろ。そんなガキ相手に勃たねえよ。
・強盗たちは別にロリコンというわけではなかったのだが、弄ばれているうちに妙な色香を見せ始めたヒロインに次第に魅入られていく。
・突き出されたおちんちんからお腹の子を庇うため、懸命にフェラをするヒロイン。思いのほか上手くて、強盗は殺気立っていたこともありあっさり射精してしまう。
・うぉ、すっげ……。なんだ、このガキすげえ淫乱じゃねえか……。マジで腹に赤ん坊がいるのか?これなら納得だな。腹ん中にガキがいるなら、これくらい余裕で入るだろ。
・ちょっと触ったらすぐ濡れて、強盗のペニスはわりとすんなり入る。しかし奥は子宮が膨らんでいてきつい。
・お、すっげ、すっげぇ。なんだこれ。大きく膨らんだ子宮に押しつぶされ、篤く狭い膣孔。妊婦セックス初体験の強盗は思わぬ快感に声を上げた。
・無理矢理の挿入、しかもおじさんとは違って慣れていない。強盗たちの無理矢理の行為に少女のおなかで赤ちゃんが暴れる。大きく膨らんだ妊娠九ヶ月のおなかがうごめく。
・お腹の赤ちゃんに酷いことしないで!叫ぶ少女の口にタオルが突っ込まれた。うるせえガキのくせにガキなんかつくりやがって。腹ン中のガキにぶっかけてやる!
・子宮口に直接浴びせかけられる射精に、胎動が激しくなる。膣奥への刺激や射精は子宮を緩ませ、出産を促すものなのだ。強盗たちに交互に代わる代わる犯される。
・ダメ、本当に赤ちゃん産まれちゃう……! うるせえな、そんなに言うならここで産んでみろよ、この淫乱ガキがよ!ほれ、ほれ!!いや、あ……ぁ!!
・おなかの中の赤ちゃんは先生の赤ちゃんなんだから、先生が迎えに来るまで待たなきゃいけない。こんなところで産まれちゃうのはダメ。少女はそんな妄想に縋って耐える。
・完全にいきり立った強盗たちに朝まで代わる代わる犯された。少女はお腹で暴れる赤ちゃんを必死になだめ、お風呂で汚れを落とす。
・シャワーを頭から浴びながら、一人で涙する少女。赤ちゃんのためにも、辛くてもママは頑張らなくちゃいけない。

・そしてとうとう少女が、クラスのみんなの前でママになる日がやってきた。
・冬休みを迎える直前の学校。朝からおなかの痛みを感じ、なんとかして帰ろうとしていた少女だが、終業式直前で破水してしまう。
・それでもみんなに秘密にしなければと、人気のない体育倉庫までなんとかたどりつくも、クラスメイトが大勢それを見つけに来る。
・実はクラスメイトには裏サイトからヒロインのおじさんとのハメ取り動画が流出しており、全員事情を知っている。
・同じ小学生の、クラスメイトの女子がナマで赤ちゃんを産むところを見せる性教育。小学生だってママになれるんだという現実を突きつけられ、クラスメイトたちはそのことに正気を失いつつあった。
・動画では、おじさんに何度も攻められて極太ちんぽを根元まで突っ込まれて、必死によがり狂う少女の姿。自分から望んで気持ちよくなり、おちんぽを飲み込んで、ママになろうとしている。そういう光景。
・先生の失踪との関係も気付かれていて、ヒロインは誰でもセックスをする淫乱な子であり、だから妊娠しちゃったのだという理解がされていて、同性のクラスメイト達からは蔑まれている。どこにも味方はいない。
・仮に少女を思うクラスメイトがいたとしてもここではじっと見守って痴態を見ることに終始し、助けにでたりはしない。全部済んだら次は自分がセックスしたいとか、自分の赤ちゃんを産んで欲しいとか、そんな妄念にとりつかれているヒョロガリのクラスメイトもいたりする。

・クラスのリーダーの女子、委員長。実は医者の娘である。変態おじさんが少女を受診させていた産科医というのは彼女の父親。
・変態おじさんはちょっと下手を踏んで逃亡中らしい。
・彼女の父の産科医は、本当ならおじさんが少女に赤ちゃんを産ませることで大きな収入を得られることになっていたのだが、おじさんがいなくなってその当てが無くなった。
・その代わり、ヒロインはクラスメイトたちの慰み者にされてしまうことになったのである。ここに同席しているクラスメイトたち(女子の一部、男子多数、他のクラスも少々)
・実のところ、少女は朝から長時間、ずっと陣痛が続いていて、学校にきてからは必死にいきみ逃がしをしている状態だった。産道はすでにかなり開いており、充血して開いた陰唇の奥からはせり上がる子宮口が見える。開け閉めされる狭い出口をくぐろうと、その奥で膜がずりずりと動き回る。まだ5センチしか開いていないの孔を、直径10センチのものがくぐろうとしている。
・赤ちゃんの頭が出かかったところで、少女は無理矢理保健室まで歩いて移動させられる。あそこから羊膜をのぞかせながら、クラスのみんなに囲まれて歩かされる。足下には羊水の噴き出した水たまりが続く。
・少女は保健室の仰向けに寝かされて足を開いた形で固定される。
・二度目の破水がベッドシーツを濡らす。本当に同年代のクラスメイトが赤ちゃんを産もうとしているのだという事実に、見物の男子たちが色めき立つ。
・彼らはそのほとんどが、少女のハメ取り動画で猿のようにオナニーをしていた。十月十日(実際はもうちょっと早い)、おなかの中で大切に新しい生命を育てたクラスメイトの少女が、いまここで赤ちゃんを産み落とそうとしている。
・みんなの前で、少女はママになろうとしている。
・おじさんのじゃない、あんな変態おじさんのあかちゃんじゃない。
・先生の赤ちゃんだ。ぜったいに先生の赤ちゃんなんだ。変態おじさんの赤ちゃんじゃない。絶望の中、少女はその妄想に必死に縋りながら、息もうとする。
・もうすぐ赤ちゃんが産まれる、その土壇場で、委員長はそっと少女に耳打ちした。
・「ねえ、知ってる? あなたのおなかの赤ちゃん、双子なのよ」

・じつは、産科医の診察でそのことは判明していたが、少女には秘密として伏せられていた。変態おじさんは少女の出産ギリギリになって、あるいは少女が一人
目の赤ちゃんを産んだところで衝撃の事実として「二人目」がだおなかにいること明かすつもりだったらしい。
・しかしおじさんがいなくなったので、委員長はこの秘密を別の方法に利用することにした。
・「5年生で妊娠なんて、それだけでもとんでもないのに……二人も赤ちゃん妊娠してるなんて、あなたって本当、いやらしいのね……?」
・「そう。わかるでしょ? ……あなたのおなかにいるのって、先生の赤ちゃんと、あの変態おじさんの赤ちゃんを、両方なのよ」
・少女はおじさんの怪しい薬で排卵を誘発された直後に、おじさんと先生両方の赤ちゃんを着床し、二卵性の双子を妊娠していたのだ。
・「最初に産まれてくるの、変態おじさんと先生の赤ちゃん、どっちかしら……?」
・委員長はどっちの赤ちゃんを先に産むかという事実で少女の心を弄ぶ。
・双子を妊娠してる時点で、先生とおじさんのいいとこ取りをしようとした卑怯なママ。という切り口。ふつうはひとりしか妊娠できないのに。さんざん気持ちよくなったおじさんとのセックスで妊娠しておきながら、先生のあかちゃんまで孕もうとした、はしたないおなか。
・「あなたが本当に妊娠したかったの、どっち? あの変態おじさん? それとも先生?」
・委員長は少女に囁く。ママが本当に好きで本当に孕みたかったのはどっちのパパの赤ちゃんか。
・おなかの「奥」を与えていたほうが本当のあかちゃんで、「手前」にいたのは卑怯にも後から割り込んできた赤ちゃんである、という論説。
・委員長は巧みに少女の心を誘導していく。これだけ興奮に眼をギラつかせたクラスメイトに囲まれていたら逃げられない。しかし、たとえば双子のうち一人目が産まれたあと、二人目が産まれてくる前に逃げることはできるかもしれない。
・男子たちは、まだ少女が妊娠しているのが双子だというのは知らないのだ。だったら、一人目の赤ちゃんが産まれたら、もうそれで終わりだと思って解放してくれるかもしれない。
・「がんばって、変態おじさんの赤ちゃんを先に産んじゃえば、みんなそれで見逃してくれるかもよ……?」
・(そ、そうすれば、せんせいの、あかちゃん……っ)
・この場で、おじさんの赤ちゃんを先に産んで。
・それからなんとかして逃げて、そうすれば、そこで先生の赤ちゃんを産んであげられる。そんな考えに少女は縋り付いた。
・順番を考えれば、変態おじさんの射精が半日くらい早い。つまり、少女のおなかに「先」に着床したのはおじさんの赤ちゃんである。先生はその後に射精したのだから、先生の赤ちゃんのほうが「後」になる。
・しかし少女はもう破水しており、排臨がはじまっている。これは「後」の、子宮の出口に近い方にいる赤ちゃんのはずだ。
・順番から考えれば、先生の赤ちゃん、ということになる。
・だから。少女はいまにももう産まれそうな双子の第一子をおなかに抱えながら、なんとかして、おなかの「奥」にいるはずの第二子、変態おじさんの赤ちゃんを先に産まなければならない。
・いままさに初産を迎えようとしている5年生の少女に強いるには、あまりにも無謀な「産み分け」であった。

・少女は苦痛と苦悶の中、必死に息み、おなかのなかの胎動を見せつけ、大きく開いた足の付け根に赤ちゃんの頭を覗かせながら。無謀な「産み分け」に挑もうとした。
・しかし、耐えきれず出てきてしまったのは先生の赤ちゃんの小さな頭部だった。ずるりっと、思いのほかすんなりと娩出される胎児の頭部。そのまま肩まで一気に胎児の娩出が進み、クラスメイトの男子たちは歓声を上げる。
・双子でありながら、小さくてひ弱そうな、一回り小さい赤ちゃんだった。そもそも5年生のお腹で双子が育ちきるのは無理があったのだ。
・生まれ落ちた赤ちゃんの姿は、少女にとって直感があった。先生だ、先生の赤ちゃんだ。あの頼りない小さなおちんちんが、情けなく漏らした射精で、ちゃんと私のおなかには先生の赤ちゃんが着床していた。
・本当は先生の赤ちゃんじゃなくて、あの変態おじさんのあかちゃんだと認めるのが怖くて。ずっと不安だった。感動の対面に涙がこぼれる少女。
・しかし。第一子の守山からほとんど間を置かず、激しい陣痛と胎動が少女を襲う。感動と興奮にわめいてたクラスの男子たちが一斉に顔色を変えて目を剥いた。
・先ほどとは比べものにならない強い破水。二度目の破水。
・そのまま、ほとんど間を置かずに双子のもう一人、第二子の出産が始まってしまったのだ。
・委員長は改めてここで少女が双子を妊娠していたことを公開する。エコー写真にはっきりと映っている、双子の胎児。一目でわかるほどに、双子の片方が小さく、もう片方が大きい。
・双子を妊娠しているという事実に沸き立つ男子たち。もう一回クラスメイトの出産が見れると大興奮する。
・そして、変態おじさんのパワーを見せつけるかのように、大きく育った赤ちゃんが後から産まれてくる。双子の第一子の出産はまるでただの「練習」だったとでも言うように。
・いまだ少女のへその緒がおなかの中に繋がっており、第一子の胎盤が残ったままだというのに。
・少女は再び初産の苦しみに喘ぎ、懸命にいきむ。先生の赤ちゃんとはまるで違う、素直に産まれてきてくれない、わがままでわんぱくな生命力の塊。
・少女のおなかに最初に着床した一番乗りはあの変態おじさんで、おなかの奥深く、大事な場所を明け渡してしまったのもおじさん。先生の赤ちゃんはなんとか頑張って孕もうとした「おまけ」で、身も心も最初から最後まで「おじさん」のものだった。
・必死に息むこと数十回。大きな頭を娩出させ、胎児は身体をねじりながら肩をはみ出させ、どうにか右手、左手が順番に外に出てくる。さながら、元気よく育ちすぎてそのまま外に飛び出してきたかのように。
・飛び出した双子の第一子の出産はまるでただの「練習」だったとでも言うように。
・両手をぶらんと逆さまにバンザイするように、少女の大きく開かれた足から胎児がぶらさがる。絶望とともに息む少女の産道から、せり上がるように赤ちゃんが押し出され、同時まだ胎内に残っていた羊水がどばっと吐き出された。
・裏返った子宮口から、二本のへその緒を覗かせ。
・ぜいぜいと肩をあえがせ、びっしょりと汗でずぶ濡れになりながら。
・少女はこうして、クラスの皆の前で、双子の赤ちゃんを産み落とし――はじめてのママになる一部始終のすべてをみせつけることになった。

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