シロフミ 2020/08/08 21:32

保健室の遊戯・事後

少女のアナルを弄ぶ養護教諭の先生の話。
保健室の遊戯(https://ci-en.dlsite.com/creator/7308/article/353371
及びその有料版である作品の一部として書いたものの、浣腸からの排泄に繋げると本題とは焦点がずれる気がしたのでそのままお蔵入りになっていたもの。中途半端なところまでしかありませんが移転記念に公開します。



「は……っ、はゥ……っ」
 びくびくと強張った四肢を弛緩させ、天音がベッドに崩れ落ちた。
 あの後、さらに4度まで腸内洗浄を施されたのだから、体力の限界を迎えるのも当然だろう。人一倍敏感な神経の詰まった排泄孔から、堪えきれなくなった洗浄液をほとばしらせ、金属の容器を激しく汚す――その繰り返しにぐったりと力をなくした少女の細い身体は、うっすらと汗を滲ませてシーツの上に崩れ落ちている。
 最後の2回は、注入するものを薬液からぬるま湯に切り替え、注入量も400mlに増やしたうえで注入を5回に分け、断続的なシリンジの抽挿を用いて徹底的な洗浄を行った。
 その甲斐もあって、一週間にも渡る天音の便秘は完全に解消され、さらに柔襞に汚辱をこびりつかせていた腸内もすっかり本来の美しさを取り戻していた。
 もはや少女の体奥にはいささかの汚辱の痕跡すら残されておらず、注入したぬるま湯はそのままの清浄で透明な姿を保ったまま、トレイに排出されるようになっていた。
 今もまた、天音は排泄孔の真下にあてがわれた洗面器の中に、まるで小水のように透明な水流を噴き上げ、激しく飛沫を撒き散らして放出させている。
 先ほど天音が汚したベッドは、すでに片付けを終えてある。手早く消臭と殺菌も済ませ、隣のベッドに場所を移し、私は彼女の『治療』の次の段階へ進むつもりだった。
「どう、楽になったかしら?」
「っ……ひぐッ……」
 さしもの世間知らずな少女でも、流石にこれまでの行為が治療行為の名を借りた陵○であったことには気づいているらしい。しかし排泄孔に対して執拗に繰り返された浣腸洗浄によって繊細な羞恥心を徹底的にえぐられ、答える気力すら残っていないようだ。
 だが、そうして涙を堪え、己を襲う苦難に必死に耐えようとしている姿は、私の嗜虐心を激しく刺激する。
「ふふ、すっかり充血させちゃったかしらね?」
「ぁあウ!? や、やだ……だめ、デス……先生、もう……おシリ……いじめナイで、くだサイ……っ!!」
 悪魔の薬液の強○注入に寄って、強引に排泄を繰り返された排泄孔に触れられて、天音が抗議の声を上げる。徹底的に弄ばれたその部分は、すでに限界まで神経を張り詰めさせた少女にとって生殖器よりも敏感な部分なのだ。
「っあ、や、ァ!! さ、触らないデぇ……っ」
 例のクリームをすくい取った指先で、丹念に直腸裏側の粘膜に保護のための成分を塗りこめてゆく。この薬剤も炎症をおさえ、雑菌や痛みを和らげる成分を持っている。
 忌避感のための抵抗こそあれど、ぬめるクリームを塗られる行為そのものは、天音も決して嫌っている訳ではないらしい。無毛の恥丘を震わせ、突き上げた腰を振り立てながらも、ぷくりと盛り上がって可愛らしい『おちょぼ口』をつくった直腸粘膜は私の指をさしたる抵抗もなくすんなりと受け入れる。
 天音の喘ぎを楽しみながらしばしそこをいじり回し、私は少女の耳元に囁きかけた。
「あら? だってこのままだと城崎さんも困るでしょう。今日はこれでお通じがあったけど、また、出なくなったりしたらどうするの?」
「っ……で、デモ……」
「そうならないためにも、ちゃんとお尻をほぐして、柔らかくしてあげないといけないのよ。放っておくとまた苦しくなっちゃうわ。ね?」
 けして治療が『これで終わり』という気配など覗かせる気はない。背中に手を押し当て、天音の抵抗を封じながら、私は先ほどと同じ潤滑剤がわりの炎症止めクリームを、排泄孔の粘膜の襞一枚一枚にしっかりとに塗り込めていく。
 ふっくらと捲れあがって内臓の内側を覗かせ、クリームに滑る小さなすぼまりは、排泄の器官とは思えないほどに美しい。巾着上の括約筋は、可愛らしい皺の一本一本まではっきりと窺う事ができた。
「っ……ワタシ、や、やっぱり、ッ」
 この期に及んでも頑固に拒絶を示そうとする天音。大抵の少女なら、ここまでされれば抵抗の意志など失うものだが、これで折れない心と言うのもなかなかの逸材だろう。
 祖母の影響で幼いながらに身に付けた信仰心故かもしれない。
 だが――同時に、この強固な心をどう崩してゆくのかを思案するのも、私にとっては至高の悦びである。下半身だけを裸にされ、産毛も残らないほどの美しい素肌を晒したまま、身動きのとれぬ美しい少女は、私にとって垂涎の一品だった。
「そうね、それじゃあ――」
 十分に恥孔を弄び、十分だと判断するまで弄り回して、私は次なる凌○の道具を取り出す。先程までは排泄を楽しんだ。今からは――少女の排泄器官を存分に堪能するつもりだった。
 取り出したモノを見て、天音が表情を強張らせる。これが何なのかを理解しているというなら大したものだが、これまでの様子を見るにその可能性は薄いだろう。しかし本能的に、自分が先程にも勝る凌○を受ける事は察したらしい。
 怯えに曇る少女の表情に満足しつつ、私は少女の下半身を抱え込むように、身を乗り出した。
「さ、おなかの力を抜きなさい」
「ゥあ、や、へ、ヘンなコト、しちゃ、やァ……っ」
「ただのマッサージよ。ちゃんとお通じが良くなるように、ね」
 用意したものは、直径1センチあまりピンクローターだ。
 この保健室には様々な種類の淫具を用意してあるが、これは有線仕様のごくごく標準的なものである。そのスイッチを入れ、そっと天音の柔孔に押し当てた。
 少女用のもの(あまり有名ではないが、思春期向けのいわゆる『ソフトな』種類も実在する)に比べても一回りサイズの大きな、成人女性用のものだが、クリームをかぶせておいたため、天音の孔はすんなりと親指ほどの太さの器具を飲み込んでゆく。
「ぁうアアアアアッ!?」
 ふぃいい……という小さな振動音が、天音の直腸粘膜に触れた瞬間、くぐもった音に変化する。微細な振動で小さな孔を刺激され、天音は身をよじって暴れ出した。
「ふふ、大丈夫……しっかり力を抜いて……おなかの中に受け入れるの」
「や、ヤダぁ、嫌デスっ……お、おシリ、ヘンなフウになっちゃいマス…っ!!」
 腰をくねらせて抵抗する天音に逆らわず、ローターを柔孔の中に押し込んでゆく。これまで何度も野太い汚物をひり出していただけあって、天音のそこはあきれるほどやすやすとローターを腹奥に飲み込んでいった。
 本体とコントローラーを繋ぐコードだけが、すぼまりにもどった天音の孔からひょろりと伸びている。腸内で振動するローターの感触に、天音は悲鳴を上げる。
「ッ、ぅああ……ヤダ、キモチ悪いデス……せ。先生っ、抜いて、抜いテくだサイっ!!」
「おなかをちゃんとほぐしてあげる治療なのよ? やめたら元通りになっちゃうわ」
「ふぁアアアアア!?」
 強度レバーを調節し、振動を中から上へと動かした。ねっとりと粘膜に包まれた、少女の蕩ける直腸のなかで、ローターが跳ね回る。よじれた孔の襞をかき回す淫具の振動に、天音は四肢を硬直させて背中を反らせた。
 きゅう、きゅう、と小さな孔がすぼまっては膨らみ、淫靡に体奥へと繋がるコードをきつく噛み締めるようについばむ。
「アアっ、や、嫌ぁ……おナカ、ぐるぐるッテ……んくゥ……ッ」
 少女の背中からうなじにかけて、たちまち汗の玉が浮かぶ。こんなにも激しい反応は予想外だった。
 ベッドに突っ伏したまま、制服の下にびっしょりと汗をかき、天音は甘い声を上げ続けた。小さな白い丘の隙間の秘孔は、ピンクローターのコードを覗かせたまま膨らんではくるんと縮まり、収縮を繰り返しながらねっとりと腸液を溢れさせている。
「やぁ……ドンドン、奥……入っちゃ…ァ」
 その言葉に、私は少女の体内へと続くコードが短くなっているのに私は気づいた。
 繊細な直腸をこね回すピンクローターが、天音の体内へゆっくりと引きずり込まれていたのだ。本来異物を吐き出すための排泄器官で、天音はねとりととろける粘膜を絡めながら、淫具を胎の奥深くへ飲み込んでゆく。
 コードの長さから逆算して、かなりの奥までローターが飲み込まれている勘定になった。
「へえ、……城崎さん、感じるの?」
「ゥああ!? や、せんせぇ……だめ、もっと弱くシテ……おナカ、壊れちゃうゥ!!」
 私がローターの強度をあげた途端、天音は激しい反応を見せた。
 これは驚嘆すべきことだった。コードを10センチ以上も飲み込んでおいて、天音はその腹奥の直腸粘膜襞で、暴れまわる淫具の振動を余すところなく感じ取っているのだ。
 説明するまでもないが、本来、内臓である直腸には触覚を司る神経は存在しない。これは当たり前のことで、直腸はその入り口のごく近傍付近を除けば、そこに何かが入っていることや、その形をはっきりと感じ取ることは不可能だ。便意を覚えるまで、排泄物がそこにある事を感じないこともしばしばであるし、直腸の粘膜襞にへばりつく固形物の形を普段から理解しているようでは、まともな日常生活など送ることはできない。
 排泄器官の快楽というものは、基本的に入り口の括約筋で感じるものだ。
 だが――目の前で悶える少女はそうではなかった。
「ぁあうぁあァアぁあ!?」
 短くなったコードを引き戻し、ぐいっと引っ張ると、まるで魚が食いついたような手ごたえすら感じられる。ぞるるうぅっ、と絡みつく粘膜を掻き分けて引きずり出されるローターの感触を、天音は喉を震わせ、甲高い声ではっきりと感じ取っていた。
 孔奥から引き出された淫具と共に、天音の排泄孔を満たしていた粘液をこぽりと吐き出し、少女の排泄甲はその淫らで美しい粘膜を激しく蠢かせる。
 出口寸前までローターを引きずり出し、私は力を緩めた。いったんは半分近くその姿を外部にに現しながら、ピンク色の楕円形が、再び天音の体内へと飲み込まれてゆく。
「凄いわ……」
 あまりの事に、私は言い知れぬ興奮に身を震わせていた。
 あり得ない光景だった。事が事なら、学術論文として取り上げても良いほどの事例である。
 目の前の少女――その可憐なる歌声で天使の声とも持て囃される、美しき合唱部の才媛の排泄孔は、本来体内に溜まった食物の成れの果てを吐き出す能力の代わりに、全く別の機能――雄の生殖器を根元まで飲み込み、ねっぷりと舐め回す能力を備えていたのだ。
 つまり。天音の便秘症の正体は、本来排泄には全く適さない異能の排泄器官を持って生まれたためのものだったことになる。
 本来、モノを吐き出すための機能を持つはずのそこは、内部に押し込まれたものに舐めるように絡みつき、腹奥深くに飲み込もうとする機能を有しているのだ。ゆえに、少女の排泄器官はまったく正逆の役目を果たしていることになる。
 私は興奮を隠せなかった。こんなにも身近に、求め続けた理想の乙女がいたなんて。
「ぁアアぅ……だめ、せんせェ……止めてェ……お願い、デスっ……お、おナカ、ヘンになっちゃウ……っ」
「感じてるのね、城崎さん? どんな感じか教えて頂戴」
「おシリ……お、おナカがっ……奥まで、きゅうッテ、ァあッ……や、ヤァあ、ぁ、ウ、ぁあッ、ハァ……ッ!」
 うつ伏せになった顔を枕に押し付け、あどけない口でシーツを噛み、ベッドに爪を立てて――天音は未体験の快楽に必死に抗っている。そう、このうつくしい少女は感じているのだ。排泄器官を淫具で弄ばれると言う、初めての経験に――あり得ないほど、明瞭に快感を覚えている。
 次第に持ち上がる腰と、ぷくぷくと泡を吹き、粘つく腸液を漏らす桃色の小孔は少女の限界が近いことを窺わせる。
 恐らく、天音の直腸には、常人の何十倍という快楽神経を詰め込まれている。先程の浣腸による強○排泄と洗浄が、それを一気に覚醒させたに違いなかった。そこをさらに指で弄くられて責め抜かれ、天音はかつて経験したことのないような濃密な官能を覚えている筈だった。
 天は二物を与えぬと言うが、それは誤りだ。
 彼女の喉は、食べることのほかに万人の心を、魂を震わせるほどの美しい歌声を紡ぎ――そしてまた、彼女の排泄器官は、世の少女がけっして味わうことのできぬほどに、極上の快楽を紡ぐことのできる場所なのだ。
 天に与えられた特別製の排泄器官は、おそらくこのローター責めに置いても格別の反応を返している。天音はいまや、直接淫核をねぶられるのに近い暴虐的な快楽を覚えていることだろう。
「ぁふぁアアアア!? や、センセェっ、だめ、それダメぇッ!! ず、ずるずるッテいうの、シないデぇ……っ!!」
 コントローラーのすぐ根元に達するまで深々と腹奥に引きずり込まれたローターを、コードを手繰って無理矢理引きずり出す。それを繰り返すたび、少女の反応は天井知らずに高まってゆく。天性の才能とたゆまぬ努力がもたらした天使の歌声で、天音は己が身の感じる快感を、至上の媚声として奏で続けた。絶えぬ喘ぎが跳ね上がり、重なり、響き、防音の保健室の中を満たしてゆく。
「ぁああァアアッ!? ダメ、ダメえぇえ!! やめ、ひっぱら、ナイ、でぇ!!」
 ローターを引きずり出される時の、腹の中身を掻き出される刺激は、ことさらに天音には応えるらしい。反応を高めるたび次第に、ローターは天音の腸奥粘膜にしっかりと絡み付かれて、普通に引きずり出すだけでは難しくなり始める。
 この分では、以前から普段の排泄ではそうとう苦労していたのだろう。腹奥の汚辱を吐き出すたび、便器に跨って懸命に力み、白い腹部を上下させて十分以上――ぐったりとなるまで踏ん張って、どうにか粘液にくるまれた固形状の塊を押し出すのが精一杯というところだろうか。
 これまで排泄や排泄器官の異常を感じることなく、一週間程度の便秘で済んだというのは奇跡に近い。
 いよいよ獣じみて声を荒げ、叫ぶ天音の痴態を見計らい、私はローターの振動を最大まで跳ね上げた。
「ァはあッ!?」
 びくぅ、と背筋を反らせ、天音が腰をぎくんと震わせる。
 ぞっ、ぞっ、と音を立てて鳥肌を逆立たせ、捲れ膨らんだ排泄孔が、一瞬で硬くすぼまり、きゅうっと捻れて絡みつく。遠く異国の血をひいた白い肌が、とろんと蜂蜜を垂らしたようにほんのりと赤みを帯びてゆく。
「ぁ。アぁ、あァウッ……んゥ、ッ、……~~~~~~ッッ!!!!」
 コードを引きちぎらんばかりの勢いで反応した天音の直腸は、まるで肉食獣が得物を租借するように強烈にうねり、びくびくと腹の中身をこね回す。折り重なった直腸壁がところ構わずに波打ち、柔毛がよじれて跳ね回るローターを飲み込んだ。
 高々と突き上げられた尻をびくんびくんを振りたて、とうとう天音は絶頂に達した。
 一拍置いて、少女の排泄孔から、ぶじゅうっ、と粘性の強い透明な飛沫が噴き上がる。絶頂と共に、腸液を噴き散らしてしまったようだ。まるで潮吹きにも似た現象。こんな所まで、少女の後ろ孔は素晴らしい作りを保っているようだった。
 神など信じた事はない私だったが、この時ばかりは我知らず、心からの感謝をささげていた。
「ぁ…は……ゥ……ッ」
 断続的な快楽の波をその特別性の排泄器官で奏でながら、少女は肩を波打たせ、痙攣しながらベッドの上に突っ伏した。
 触れられることもなかった幼いつくりの性器から、とろとろと白っぽい蜜が零れ落ちる。
 そして、それに倍するほどの腸液が、こぽりと外へ滲み出して、少女の下半身を激しく汚していた。




「ふあ、ァ……ッ、ぅ」
 突き上げられた快楽の頂の上で、まだ余韻の大波に揺さぶられながら、天音は腰を浮かせたまま下腹部をびく、びく、と引きつらせている。
 20センチほどもあるコードは八割以上もその体内奥深くまで飲み込まれていた。細いコードを租借するように、窄まった排泄孔がきゅうとよじれ、少女の体内へと引き込まれる。その些細な刺激すら、天音にとっては新たな官能のうねりとなっているらしい。自らの下腹部が貪欲に求める快楽を飲み込み、少女は何度も荒い息を吐き付けた。
「ッ……あ、アっ」
 天音がわずかに声を跳ねさせる。朱の差した頬をぐりぐりと枕に押し付け、髪を振り乱して息を詰める。同時、一度はおとなしく慎ましやかに縮まっていた孔がまたぷくりと膨らんで、その内側の美しい桃肉色を覗かせる。
 狭苦しい柔孔をせり上がってきた蜜が、わずかにほころびたその小さな花弁から溢れ、とろりと少女の太腿へこぼれ落ちた。美しい桜色の粘膜を喘がせる乙女の『おちょぼ口』から零れるそれは、腸液というよりも、蜜と呼ぶのがふさわしい。
 いまはメモリの右端、最低出力でかすかな微動となったローターの刺激を腹奥でしっかりと享受しているのだろう。時折むずがるように片方の手でぎゅうとヘソ上のシャツを掴み、腰をくねらせながら、天音はなお自分を翻弄する快楽に抗おうとしている。
「ダメぇ……っ」
 かすかな抵抗の声を上げ、シーツを噛み締めた少女の唇は、しかし甘美な喘ぎを隠しきれていない。ローターのリモコンに繋がるコードを軽く引っ張ってやると、それだけで西欧の血を混じらせた無垢な白肌を切なげに震わせる。
 細い肢体からはすっかり硬さが失われ、汗ばんだ肌にはほのかな赤みがさしている。覆うもののなくなった下半身は、めくれたシャツの下で穢れひとつないまま、抗いがたいほどの淫靡さをかもし出していた。
 たまらず、私は再度、ローターの強度を動かしていた。
「ぁ、っ、やダ、ま、またァ……ッ」
 祖国のイントネーションを雑じらせた声を掠れさせ、少女は身体全体で押し寄せる快楽の波を受け入れる。驚くべきことに、天音の直腸粘膜は入り口から15センチも奥に飲み込んだローターの振動を、しっかりと感知している。
 もはやそこは排泄器官などと呼べるシロモノではなく、十分に仕込まれた生殖器よりも敏感な、快楽の源泉であった。
「ふふ、城崎さん、どう? 大分慣れてきた?」
「ッ、せんせェ、も、もォいい、いいデスっ……お、おナカ、おかしくなっチャう……ッ、もぉへ、ヘンなコトしないデ、こ、これ、抜いテくだサイ……ッ」
 興奮に上擦りそうになる声を押さえながら、出来る限り事務的に、ただの治療だと言う装いを崩さず、少女に問いかける。
 涙を堪えながらの懇願を、天音は途切れ途切れに繰り返す。ぞくぞくと嗜虐心を煽るその様は、このまま何時間でもこの機器を使って、心行くまでこの愛くるしい少女を仕込んでやりたいという誘惑を大きくした。
 けれど、いまやそれよりも優先すべきことがあった。私は天音の申し出を受けることにする。
「そうね。じゃあ抜いてあげる」
「ひぁアアう!?」
 ぐい、とわずかに余ったコードに指を絡め、力を込める。天音の吐き出した蜜でぬるぬるになったコードが、ゆっくりと少女の体内から引きずり出されてゆく。
 その様は、まるで愛の結晶を産み落としてるかのようにすら見える。少女はこの快楽をよほど気に入ったか、粘膜は完全にローターに絡み付いて、離さぬほどにしっかりと腹奥に食い締めているようで、指に食い込むコードが痛いほどだ。
「あぐ、あっ、アっ、や、やあ!! せ、先生ぇ、ダメ。も、もット、や、やさシクしてェ!!」
「暴れないで城崎さん。手が滑っちゃうわよ」
 そう嘯いて、強度調整のレバーを一気に押し上げる。ローターの唸る振動音が、少女の腹奥からも聞こえるほどに大きくなった。
「ぁああアアァ!?」
 コードを通じて再び猛烈に跳ね回るローターは、たちまちのうち、小康状態を保っていた天音の直腸粘膜を活性化させ、猛烈な快感を紡ぎ出す。複雑に絡み合った柔襞が、それぞれぞるるっと別々の方向に蠢き、絡み合うように波打つ。腹奥に深くよじり合わされる桃肉色の淫襞の重なりはたちまち天音の腹底にまで伝わってゆく。
 動き出したローターを離すまいとするように、くねりうねる少女の体内は淫具を再度、その奥にまで飲み込もうとする、手繰り出された以上のコードを伴って、ピンクのローターがずるりっと少女の奥へと飲み込まれる。
「ヤぁあ!! もぉっ、やぁ、やァアア!! やめて、センセぇ、もう、ヤメてぇ……ッ!!」
 恐らくは、快楽神経の詰まった柔肉筒の中で、内臓を引っかき出されるような感覚なのだろう。この小さな身体が、一体どんな官能を味わいつくしているのだろう。それを思うとなかなか踏ん切りもつかぬまま、私は何度も同じ動作をくり返すざるを得ない。
 わめく天音を見下ろしながら、私は5分ほども掛けて、ゆっくりとローターを引き出した。
「ぁ、くゥゥぁあ……ッ!?」
 ちゅぽんっ、と、まるで愛しい相手に吸いつく唇であるかのように。ローターが数十分ぶりに外に姿を見せる。お尻を高く天井に向けて突き上げ、天音は背中を震わせてシーツに噛み付いていた。ねっとりと蜜粘液の絡みついたローターは、妖しいほどにてらてらと輝き、少女の体内をこね回した残滓を滴らせている。
 いっぽうで天音の白い二つの丘の狭間では、内側から盛り上がった桃肉のほころびが、大きく膨らみ、まあるく輪のように広がって、薄いピンクのプラスチックを吐き出したままの格好に裏返っていた。少女の体温で暖められ、湯気を立ち昇らせるほどに淫らに彩られたローターは、難産の末に産み落とされた少女のタマゴのようだ。
「随分ほぐれたようね。これなら困ることもないんじゃないかしら」
 少女の薄い尻肉を掴み、左右に押し広げる。
 すると、長い時間を掛けて丁寧にトロかされた股間がくちりと粘つく音を立て、柔肉を覗かせる。まるで恋に恋するあどけない生娘の幼い唇のよう。さっきまでの淫ら極まりない姿をたちまち隠し、少女の排泄孔は貞淑な風を装って、その奥に秘められた官能をむさぼろうとしている。
「ふァア……ッ」
 同時に天音の脚の付け根、乙女の秘裂も、既にほころびてその蕾をわずかにほころばせ、甘い匂いをこぼす蜜を迸らせている。だがそれよりも遥かに淫靡に、少女の後ろ孔は精製された淫蜜をたっぷりと練りこまれ、おおきくほころびて左右に花弁を咲かせていた。
 断言してもいい。たとえまともな性癖を持つ男性であろうとも、この状態の天音を差し出され、どちらか好きなほうの孔を使って良いと言われれば、百人中九十九人が彼女の後ろ孔を選び、滾りに滾った剛直を突き立てる筈だ。
 トロけた桃肉孔は、私の指に従って左右に開き、小さいながらはっきりと空洞を空けている。その奥にはまるで迷宮のように、鮮やかな肉襞を右向きにねじらせながら捩り合わされた体内の様子が覗く。
 見ている間にもひくひくと蠢き、白い蜜を入り口にぷくりと溢れさせるその様は、触れただけで子供を孕みそうな、最上質の生殖器の有様だった。
「ッひあああゥ!?」
 先にクリームを塗り伸ばした時とはまるで違う。十度以上の肛門絶頂によって開発を尽くされた小孔は、私の指を飲み込むなりぐねぐねとうねり、折り重なった襞を波打たせて激しく締め付ける。とろけたマシュマロのようにくちゅりと割り広げられた桃孔は、外見に相応しい甘い匂いを漂わせ、淫らに雄を誘っている。
 およそ――少女に与えられたどんな器官よりも淫靡で美しい。天音の背徳の孔は、乙女の未成熟な魅力を伴って震える本来の性器よりも、はるかに極上の美しさと淫靡さを漂わせていた。
「ねえ。城崎さんは、ここを弄られるのが好きなの?」
「っ………」
 くちりと割り広げられた排泄孔に、外気を覚えながら。天音は私の声に身を硬くする。これまで何度も叩きこまれた暴虐的なまでの快感が、それを嘘とは言わせないだけの強い刷り込みを与えているのだろう。
 答えぬ天音に、私は揃えた指を――もう手袋などは付けていない――一気に少女の桃孔へと滑り込ませる。中指と人差し指、二本の指を受け入れ、たちまち天音の直腸は強烈な締め付けを見せる。
「ひァ、ゥ、っ、あ、ァアア!?」
 にゅぷり――わずかな抜き差しだけで、天音の孔はねとりと絡みつくように粘膜襞を蠢かせ、私の指を舐めしゃぶるかのように飲み込んでゆく。
「っ……」
 天音の体内の素晴らしさに、私は思わず舌を巻くほどだった。これまでに経験したどんな名器ともまるで違う、トロけるような熱さと幾重にも重なった柔襞の感触。同時に柔軟な括約筋はきつく挿入した指を締め付け、まるで奥へ奥へとぬめり込むように蠢く。とろりとこぼれる分泌液は、少女の小さな孔を彩ってマシュマロのように解れさせていた。
 挿入したものが私の指でさえなければ、ものの数秒で射精、絶頂へと押し上げられていた事は想像に難くない。なにしろ――私は、指だけで達してしまったくらいだ。
「………はぁ、っ」
 息を落ち受け、ゆっくりと抜き差しを繰り返す。ぐるりと円を描くように回した指が、半ばほどからぬめる粘膜に包まれて、無数の柔襞にかきなぞられるように擦られ、少女の腹奥へと飲み込まれそうになる。
 驚くべきことに、天音のこの孔は、男を楽しませ精を絞り取る、本来の生殖器の役割と寸分たがわぬ機能を――いや、並の名器などはるかに凌駕する素晴らしい官能と、歓びを与える器官であった。
 排泄物をヒリ出す変わりに、その中身を奥へと飲みこみ、たっぷりとした蜜をあふれさせる――まさに天性の直腸。天音はこれまでそんなことを思いもよらずに、言うことを聞かない己の消化器官を必死にコントロールし、体調を崩さぬように心掛けてきたのだろう。
「ぁ……ぅ……は、ァ……っ♪」
 男性の生殖器官など、私にとっては愛くるしい乙女の純潔を穢し引き裂く、汚らわしくも唾棄すべき異物でしかないが、この時ばかりは、自分にそれが無いことを、わずかながら悔やんでいた。
 天音のこの排泄孔を――雄を悦ばすその為だけに存在する、あまりにも異端の存在である桃肉孔を、思う存分貫いて犯しつくしたい――絡みつく粘膜や蠢く柔襞、狭く曲がりくねった直腸の粘膜壁そのものを真っ直ぐに貫いて、心ゆくまで堪能したいと、信条に照らせばあり得ない欲望すら抱いたしまったのだ。
 やはり間違いない。直接触診を試みて私は確信する。
 天音のこの孔は、本来、排泄物を外に押しだすために備えていなければ機構をほとんど持ちあわせていない。その代わりに、あらゆる雄を満足させることのできる、極上の名器としての機能を備えているのだ。天音がその気にさえなれば、彼女はこの器官を使って、国を傾ける事も不可能ではないかもしれない。
 まだ年端もいかぬ少女の、正統な性交の器官ですらない、汚辱をひり出す排泄器官で――国が、社会が滅ぶ。そんな、あまりにも荒唐無稽な想像すらも笑い飛ばせないほどの、天上の器官。この小さな少女がそれを備えている事の、なんと皮肉なことか。
 私の元を訪れでもしなければ、天音はこの秘密を誰にも知られることなく、決して明らかにせぬままに、一生を過ごしたのだろう。

 だが――もう、後戻りはきかない。
 私はそれを知り、少女はそれを覚えてしまった。

 それを全身で証明するかのごとく。私の指を深々と咥えこみ、天音は何度も、何度も、甘い声で鳴き続けた。


 (続)

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