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ボロボロ 2020/11/28 23:05

【ラヴ・コラプション】第7話 第2セット<追撃>【先行公開】

「第1セットで我慢できたからって、あんまり調子に乗らないでね?分かってるよ、もう限界ギリギリだったってことくらい。次のセットも同じようにいくかな♡」

必死に狼狽を取り繕いながら、ミコが吐き捨てる。まさか1セット目で俺が1度も射精しないとは思ってもいなかったのだろう。

“パイズリ射精我慢インターバルゲーム”は残り2セット。この2セット、わずか24分の間に3回射精してしまわなければ俺の勝ちだ。
いくらミコのパイズリがこの世のものとは思えないほどの快感を与えてくるとは言え、国民の安全や弟のことを考えたら我慢できる。それを第1セットで実感することができた。いま有利なのは、確実に俺の方だ。

「はん、調子に乗ってるのはどっちだ?焦ってるのがバレバレだぞ。」
「くっ…うるさいうるさいッ!いいから次のセットいくよ!」

乱暴に腰を持ち上げられ、再びペニスはミコの胸の目の前に曝される。
ドクンという心臓の鼓動とともに、つい数十秒前まで行われていたパイズリの感触を否が応でも思い出してしまう。

ピッ。"パイズリ焦らし"の10分タイマーが開始される。
しかし、ミコは今回はすぐにパイズリを開始することはなかった。

「今度は、私の一番残酷な技でイジめてあげる♡」

そういうと、彼女は自身の両手の指を口に含み、たっぷりと唾液を纏わせた。まるでローションのように粘度を唾液を纏った指は、照明の下できらめていている。

か細い腕が俺の胸元まで伸びてくると、今度は唾液のついた指を丹念に乳首に塗り込んでくる。

「んっ…♡ ああぁ…ッ♡」
「ん~~?どうしたの?気持ちよさそーな声漏れてるねぇ♡やっぱり佐山さん乳首大好きなんだね~♡」
「そんなこと…なッ、あぁ♡」
「へえ、そう?でもほらァ、佐山さんのおちんちん見てみなよ♡私のおっぱいとおっぱいの間で寂しそうにしてるおちんちん♡」

目をやると、触られてもいないのに我慢汁をダラダラと情けなく垂れ流すペニスがあった。巨大な胸の間で、挟んでもらえずにただただ痙攣している。ミコが俺の乳首をクニクニとつまむと、それに呼応するようにペニスがひくつく。

「あ゛…♡ やめろ…♡」
「やめろ、って何を~?わたし、佐山さんのおちんちんにな~~~んにもしてないんだよ?私はただサキュバス特性ローションヨダレでぬるぬるな指であなたの乳首をイジめてるだ・け♡ なぁに?もしかして挟んでほしくなっちゃった~?♡」
「そんなわけ、ないだろッ♡」
「そうだよねぇ、だって挟まれたら射精感を無理矢理高められちゃうもんね♡ だから乳首だけ丹念に責めてもらおうね~♡」

…乳首を捏ねられながらあの極上のパイズリをしてもらったらどれほど気持ち良いことだろう。
そんな考えがふと脳裏をよぎる。肉体に対して外的な刺激を与えることにより俺を興奮させるのではなく、俺の心の内側から蕩けさせてくるのがこの技のようだ。

考えるな。考えるな考えるな。
そう念じるほどに、挟まれたいという欲望が心の中でハウリングするように増幅されてゆく。

「…ふふっ。もうすぐパイズリ焦らしの時間は終わるね。ねぇ、佐山さんが『お願いします、パイズリしてくだちゃ~い』って情けなくオネダリできたら乳首責めパイズリ、してあげてもいいよ?」
「…ッ!!♡」
「もう十分頑張ったじゃない。わたし、第1セットでサクッと3回イかせちゃうつもりだったのに。サキュバスの本気のパイズリに耐えられる人間なんて、滅多にいないんだよ?」

聖母のような優しい語り口調ではあるが、乳首責めは苛烈さを増していく。爪の先で弾くように、指先で軽く摘まんで転がすように、先端だけを僅かにかすめて焦らすように…絶えず変わる責め方が俺に順応させる暇を与えない。

「だからさぁ、もうイっちゃお?堕ちちゃおうよ♡ 今なら3発だけじゃなくても、佐山さんが負けた後も、あなたの気が済むまで何回でも何十回でも気持ち良く乳内射精でびゅっびゅさせてあげるよ?♡」
「ア…アァ゛…ッ♡」

だめだ、耳を傾けては。
風呂場でのパイズリ射精の感覚を思い出すな。あの快感と引き換えになら何を差し出してもいいだなんて思うな…。

だめだ、駄目だダメだ。
これではまんまとミコの術中だ。10分間、ペニスは一切触られていないにも関わらず第1セットの終わり際以上にギンギンに隆起している。

ピピピッ。
"パイズリ焦らし"が終わり、2分間の"パイズリ射精我慢"が始まる。

だめだ、考えるな。それだけは絶対に。

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ボロボロ 2020/11/27 20:56

【ラヴ・コラプション】番外編 過去③【先行公開】

異様なほど早い鼓動は、収まる気配がない。
目の前で人が死んだから? メグルが摩訶不思議な力を使ったから?
それもあるが、それだけではない気がする。

「ふふふ~、ねぇ、あんたたちはどうやってイきたい?」

獣のように瞳孔を鋭く光らせたメグルが囁く。恐怖を感じさせる威圧感を伴いながらも、脳がじんじんと痺れるような不思議な声音だ。

「ふごっ、ふごご~ッ!」
「アハハッ、やっぱり何言ってるかわかんないや。おまかせコースでいいよね?」

死に方を「おまかせコース」で決められるなんてたまったものではないだろう。しかし、彼らはそうなっても仕方ない生き方をしてきたはずだと自分に言い聞かせる。

「そういえばそろそろあの子たちのご飯の時間だね~。そいっ」

メグルが白く細い指をぱちんと鳴らすと、2人の男の足元に紫色の光を放つ魔法陣が現れた。すると、魔法陣と同じ色の粘液が湧き出るように男たちの足を包み込む。あっと言う間に彼らの体は大量のスライムに包み込まれてしまった。唯一空気と触れ合っているのは鼻水と涙に塗れたその醜い顔だけだ。

「そのスライムたちはね、私たちの"ご飯"を貯めておくためのものなんだ。貯めるときには私たちが直接精液を注入してもいいけど、一番手っ取り早いのはこうやって男を直接取り込ませちゃうことだよね♡」

メグルが説明する間にもスライムたちはヌチュヌチュ、グチュグチュという耳を○すような下品な音で男たちの全身を嬲っている。

「もう感じてもらってると思うけど、その子たちは効率よく精液を回収できるように耳・背中・太腿・乳首、もちろんチンコも、全身の性感帯を同時に責めるの。ヤバイくらい気持ち良いでしょ?」

「でもぉ、私がここに来る前にあんたたちに掛けた呪い、覚えてるよね? そ、『射精禁止の呪縛』! 死ぬほど気持ち良くて、死ぬほどイきたくて、でも絶ッ対にイけない♡ このまましばらくスライムちゃんたちに可愛がってもらってね♡」

「ン゛♡ ン゛ア゛アアァァ♡」

「あはは、イかせてほしいの~? じゃあアンタたちの新しいご主人様、美虹ちゃんにお願いしなさいよ♡ アンタたちが道具のように扱った美虹ちゃんにさァ!」

「ヒホッ♡ ヒホハハァ♡ ヒガヘヘェッ♡」
(美虹っ♡ 美虹さまぁ♡ イかせてぇッ♡)

突然向けられた必死の懇願に、思わず身を竦める。

「ヒッ…」

男。おとこ、オトコ。
汚い。気持ち悪い。怖い。

「美虹、大丈夫よ。」

暖かい声の主は、いつの間にか背中から抱きしめてくれていた"店長"さんだった。

「よく見て。この家畜共は、もうあなたが恐れていた"男"ではないわ。私たちサキュバスに食われることを望んでいるブタよ。」

ドクン、ドクンという鼓動はより明瞭な輪郭を帯びる。
それより、「私たちサキュバス」って?震える声を振り絞る。

「店長さん、わたしも、その、サキュバスなん、ですか?」

「ええ、どうやらそうみたい。先天的なサキュバスなんて珍しいけど。きっとあなたは本来の力が暴走して今まで男に酷いことばかりされてきたんでしょうね。
ほら、私が力の制御を手伝ってあげる。あのブタどもに『解除』って言ってごらんなさい。さっきの、見たでしょ?」

メグルが一人目の男を殺した光景が思い出される。あれを…私が?

「今まであなたを虐げてきた男どもを、今度はあなたが蹂躙してやるの。今日はその第一歩よ。手、貸して?」

私の手の甲は柔らかい手に包まれ、そのままスライムに包まれた男どもに向けられた。

喉の奥がキュッと締まる。

「か…<解除>ッ!」

「ン゛ッ♡ ン゛オ゛アアアア゛♡」

瞬間、男どもの悲鳴とも嬌声とも取れる絶叫が部屋中に響く。
紫色のスライムはみるみるうちに白濁液に満たされ、それに伴って男どもの体はミイラのように干からびてゆく。

「あはッ、大量大量♡ 美虹ちゃん、才能あるねぇ。」
「私に、才能…?」

そんなこと初めて言われた。
誰にも、私の才能を認められたことなんてなかった。

「ええ、そうね。元々制御が効かず溢れ出してしまうほどの魔力があったんだもの。これは立派な、美虹の才能よ。」
「あのっ…ありがとう、ございます?」
「ふふっ、なんで疑問形なのよ。ところで、憎いブタどもを成敗した気分はどう?」

そうだった。私は二人の人間の命を奪ったのだ。
常識的に考えたら、とんでもないことだ。しかし私にはあまりピンとこなかった。なんとも思わない。むしろ爽快にすら感じてしまった。

「なにも感じないのはね、人間は私たちとは違う生き物だからよ。私たちはいわば食物連鎖の頂点、人間は私たちの餌に過ぎないの。」
「人間が…?」
「ええ。この考え方は今のあなたには腑に落ちるんじゃないかしら?」

そうだ。人間の社会はずっと生き辛かった。
なぜ私はみんなと一緒じゃないんだろうと思うことが多々あった。
そのうえ、たった今殺人を犯したのにも関わらず全く心が動かない。

「たしかに、そうかもしれません。」
「そうでしょ? ミコ、今日からあなたは私たちの仲間。ここ、"ラブ・ハイヴ"の従業員よ。今日からビシバシいくから、覚悟してね?」

基本的に無表情な店長が、いたずらっぽくウィンクしてみせる。
かわいらしい。

「…よくわかりませんが、分かりました。」

サキュバス「ミコ」の新しい人生が始まった。

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ボロボロ 2020/09/06 00:31

【ラヴ・コラプション】番外編 過去②【先行公開】

番外編 過去②


目が覚めたら天国にいた。
アスファルトはいつのまにか本物の柔らかなベッドに変わっていて、サイドテーブルには色とりどりのサンドイッチが載った皿があった。

体を起こそうとするが、節々に激痛が走りとてもじゃないが動けない。こんなに可哀そうな死に目にあったわたしに、死んでまで痛みを与えるとは神も無慈悲なことだ。

動くのは諦めて部屋を見回してみると、そこはまるで大昔に読んだ少女漫画のお城の一室のようだった。豪奢なシャンデリアにワインレッドの厚手のカーテン。大きな窓からは太陽の光が爛々と差し込んでいる。

急に、部屋のドアがバタンと開く。
キョロキョロと挙動不審気味に部屋を観察していたわたしは、大きな音に思わず身を竦める。

「おっ、目覚ましてるじゃない!姐さーん、この子起きたよ~!」

声の主は、まるで妖艶なモデルのような女性だった。
体のラインが出る黒いドレスから延びる脚線、わたしよりも更に大きな胸。172cmはあろうかという長身も相まって、女目線で見ても垂涎もののナイスバディだ。年は、24くらいだろうか。シャープな輪郭を包み込む赤髪のショートカットがいかにも快活そうな印象を与えている。
ちんちくりんで髪もボサボサに伸び放題な私とは対極に位置するような女性だ。

「あはっ、ごめんごめん、驚かしちゃったよね。私はメグル。ここのキャストだよ。あなたは……御来屋美虹(みくりやみこ)ちゃん、だよね?」
「えっ、あ、はい……そうですけど…すみません、あの、ここって天国ですよね?」

よほど素っ頓狂な質問だと思われたのか、驚くようにパチリと目を見開いたメグルは、急に神妙な面持ちになって返答した。

「……うん、キミはもう死んじゃったんだ。残念だけど。でも大丈夫!これからはお姉さんがいっぱいキミのことを天国で可愛がって……ってイタァーーイ!!」

パチーンと気持ち良い音が響く。いつのまにか、メグルの後ろにもう一人女性がたっていた。
身長は156cmくらいだ。年齢もわたしと同じくらいに見える。

「姐さん!急に私のおケツを叩くのやめてもらっていいですか!立派なパワハラ兼セクハラですよ!訴えてやる!」
「あなたのお尻がちょうど叩きやすい高さにあるのが悪いのよ。あとメグ、さっき聞いたんだけど、あなたまた業務外でつまみ喰いしてたらしいわね。今ここで働けないカラダにしてあげてもいいのよ?」
「ヒッ……すみませんでした……。」

メグルがカサカサと部屋の端に移動していく。見た目では、メグルのほうが今入ってきた子よりも年上に見える。力関係はその逆のようだ。
そしてメグルではないほうの子がベッドの端の腰かけ、語る。

「御来屋美虹さん、はじめまして。私のことは……とりあえず”店長”って呼んでくれればいいわ。」

メグルのインパクト溢れる見た目のせいで気づかなかったが、この”店長”と名乗る女性もとても綺麗だ。真っ直ぐにわたしを見つめるエメラルドグリーンの瞳は、学校の教科書でしか見たことがない南島の海を思い出させた。艶やかな黒いセミロングの髪はゆるく内巻きが掛けられており、自身の動きとともにふるふる揺れる。

つい、ずっと聞きたかったことが口から零れた。

「あのっ……、わたし、もう死んだのに、その、まだ何かされるんですか……?」
「はぁ……ごめんなさい、それはメグルの趣味の悪い嘘。あとでキッチリ躾けておくから許してあげて。とにかく、あなたは死んでなんかないわ。」
「え……でもわたし、こんなお城みたいなところ、天国くらいしか思い浮かばないんですけど……。」
「ふふっ、あなた面白い子ね。お城のベッドの横に、コンドーム置き場があると思う?」

指さされた方を見やると、木で編まれた拳骨ほどの大きさの籠に、コンドームがキッチリ詰められていた。

「まぁ、あなたくらいの年でラブホテルなんて行かないものね。ここはね、私の経営する風俗店。『ラブ・ハイヴ』って言うの。」
「ッ……!私に体売らせるんですね……こんなことになるくらいなら、ううぅ、死ねれば良かったのに……。もうあんな想いしたくないよぉ……。」

今までの人生の辛かったとき(といっても人生の大部分が地獄だったのだが)が走馬灯のように蘇り、枯れたと思っていた涙がぽろぽろと溢れ出す。

「もう、あなたは本当にネガティブ思考ね。大丈夫、安心して。私たちはあなたの味方よ。」
「……味方?わたしの?」
「ええ、そう。味方。あなたはもうこれからずっと、怖い思いも痛い思いもしなくていいの。私たちがあなたのことを守ってあげる。」
「……そんなこと、信じられない。今までわたしのことを助けてくれた人なんて誰もいなかったのに。」
「そうよね。……これで信用してもらえるかは分からないけど、見せたいものがあるの。ちょっと刺激が強いかもしれないけど、あなたの心の回復に役立つと信じているわ。メグ、連れてきて。」

さっきまで部屋の端で震えていたメグルは喉元過ぎればなんとやら、ソファに深く腰かけスマホをいじっていた。やっと出番かという様子で立ち上がると、廊下に出て男性を4人連れてきた。

特筆するべきことがふたつあった。
ひとつは、4人とも全裸に目隠し・猿轡・鼻フックをされ、手は後ろで縛られ乳首にはローターがテープで張り付けられていること。
もうひとつは……顔を見なくてもわかる。わたしに性暴力を振るってきた男たちだということだ。

「左から順番に、あなたと同じ高校で悪魔の所業を働いた男。女性と生命を蔑視する医者。人の親を名乗る資格などない鬼畜。国家権力をダシに、数々の強○殺人を犯してきた犬。」
「ヒッ……!」
「ごめんなさい、嫌なことを思い出すことになって辛いわよね。でもお願い、あなたはもうこんなクズに支配されるあなたじゃなくなる。あなたが、今度はこの家畜どもを手懐ける番になるの。」

店長がギュッと手を握ってくれる。彼女の声と同様、ほかほかと暖かい。
店長もメグルも正体は全くわからないけど、少なくとも今まで見てきた人間たちよりずっと信頼できそうだと直感が告げる。

「メグ、やって。」
「りょーかい♡ じゃあ最初は、このブタちゃんからにしようかな♡」

一番左の、高校で同じクラスだった男が選ばれた。猿轡のせいで何を言っているかはわからないが、喉を震わせてブヒブヒと絶叫している。
メグルはそいつの後ろに立ち、腕をそっと胴に回す。男の耳元に唇を密着させ、こう呟く。

「<解除>♡」
「ン゛ッ♡ ン゛オ゛オオオオオ゛オオオ♡」

その瞬間、男がなお猛烈に叫び始めると同時にペニスから夥しい量の精液が噴出する。それはもはや人間の出す精液の量ではない。まるで彼の全身の水分がドロドロの白い粘液になって溢れ出すように、10秒、30秒、1分といつまでも異様な射精が続く。
男は膝をつき、床に崩れ落ちる。それでもまだペニスからはとぷとぷと精液が漏れ出している。

他の3人の男どもは、目隠しのせいで眼が見えていないとは言え何かを察したのだろう。ペニスをギンギンに勃起させたまま、かたかたと小さく震えている。

メグルは舌なめずりをして、顔を紅潮させ男どもに言い放つ。

「ねぇ、分かってる?あんたたちはこんなに簡単には殺さないよ♡」

わたしにとって、文字通り人生を一変させる殺戮ショーが始まった。

<続く>

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ボロボロ 2020/09/04 23:43

【ラヴ・コラプション】番外編 過去①【先行公開】

番外編 過去①

※閲覧注意※
※女の子が可哀そうな目に遭うのが苦手な人は見ないことをおすすめします※
※読まなくても、本編の話は十分に分かるようになってます※



男なんて、みんなチョロい。

ちょっと舐めてやったらすぐにイく。
胸で挟んだら大人しくなる。
マンコに入れさせたら満足する。


性欲さえ吐き出させれば、もう怖くて痛い思いなんてしなくていい。


初めて男が下らない生き物だと思ったのは小学生のころだった。背が小さく力も弱かったわたしは、クラスの男子からの性的な悪戯の格好の餌食だった。わざわざ誰も来ない神社の境内までわたしを引っ張って、寄ってたかって恥ずかしい目に遭わせてきた。

中学のころもそうだ。淫乱だのビッチだのとあらぬ噂を立てられて、校舎の至るところに呼び出されては男どもの性欲解消の道具にされた。最初はもちろん反抗したが、言うことを聞かなければ首を絞められ、嘔吐するまで胎を殴られるのですぐに諦めた。

高校に入ってからはもはや言うまでもない。連日連夜犯し続けられ、膣に精液が入っていないときなど無かった。当然避妊もしていないため身籠ってしまい、堕胎のために相談に行った医者には胸をジロジロ見られながら「自己防衛が足りないんじゃないの?」と言われた。

親なんかいない。母親は私が物心つく前に出ていった。わたしの家に住んでいるのは、わたしとわたしのことを毎晩生体オナホとして扱う醜い男だけだ。

このままでは死んでしまう。そう思って勇気を出して相談に行った警察では、男性の警察官に親身に話を聞いてもらえた。よかった、私のことを助けてくれる男性もいるんだと思った。「夜遅いだろ?家までパトカーで送るよ」と言われ乗せられた車内でレ○プされた。

犯されて気絶するまで殴られたあと、山のふもとの細い車道に捨てられた。住んでいたのが田舎だったので、わたしのことは近隣の住民の誰もが知っていた。わたしがここで精液塗れの痣だらけで死んでいても、「まぁ、遅かれ早かれこうなると思ってたよ」と言われ何事も無かったかのように“処理”されるだろう。

冷たいアスファルトは、まるでふわふわのベッドのように寝心地がよかった。
もう誰とも会わず、このままずっと、美しい夜空を見上げていたい。
目を閉じると、意識がすーっと頭のほうに吸い寄せられ、人生で一番安らかな眠りに就いた。

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ボロボロ 2020/09/03 23:23

【ラヴ・コラプション】第6話 第1セット<先制>【先行公開】

第6話 第1セット<先制>

「じゃあ早速“パイズリ射精我慢インターバルゲーム”の第1セット、始めちゃおっか?……と、その前に」

ミコが、ベッドの上で大の字に拘束された俺の上に覆いかぶさる。

「佐山さんが我慢できるように、”おまじない”掛けてあげるね♡」

そういうと、チュッという軽快な音と共に、頬にバードキスをした。
その刹那、頭からつま先まで、全身の血が燃えるように熱くなる。しかし数秒も経つと収まり、体の状態は元通りになった。

「くっ、何をしたっ……!」
「だからァ、おまじないだって言ってるじゃん。ゲームが1セット目で終わっちゃったらつまんないでしょ?まあ安心してよ、少なくとも佐山さんにとって不利になることはないからさ♡」

結局何だったのかハッキリしないまま、ミコはスマホのタイマーを10分にセットする。
軽々と俺の腰を持ち上げ、自らの体を俺の脚の間にねじ込む。その動作だけでも相当力が要るはずだが、この女の細腕のどこにそんな腕力が潜んでいるんだ。

「じゃあ1セット目、スタート~♡」

ぴっ。
ぱちゅんッ♡

タイマーが開始されるや否や、弾ける音と共に俺のペニスはミコの爆乳に飲み込まれる。

「お゛ッ♡」
「ねえ覚えてる?佐山さん、お風呂場ではこのおっぱいに挿乳するだけでイかされちゃったんだよぉ?ホント情けないよね♡」
「そ、それは……ッ」
「それは、何?あ~、そうだよね♡ 私のぬるぬるぐちゃぐちゃの体に密着されるのが気持ち良すぎたんだよね♡ 乳首責め・耳舐め・おっぱい押し付けの3点責めなんてされたら、おちんちん触られなくても射精直前まで追い込まれちゃうもんね♡ マゾの佐山さんに、耐えられるはずないよね~♡」
「うッ、うう……」

ぬる~~~…♡ ぱんッ♡
ずっちゅぅう~♡ ぐちゅ♡

俺をバカにする言葉とは別に、パイズリは粛々と行われる。
この10分間は、”パイズリ焦らし”の時間だ。ミコはゆっっくりと、乳圧もさして掛けることなく、乳を上下させる。イかせようとする動きというよりは、じっくりとただ射精感を高めさせるための動きだ。
しかし、それでも猛烈な快感が襲ってくる。すべすべなミコの肌が隙間なく俺のペニスを覆い、我慢汁を絡め取りながら甘やかすようにパイズリされる。”焦らし”でさえこんなに気持ち良いなら……。そんな想いが脳裏をよぎる。

ミコが俺にも見えるようにと立てかけたタイマーは、残り4分30秒と表示されている。
3セット中、3回射精してしまったら俺の負け。逆に言えば、1セットでも俺が我慢できれば勝率は跳ね上がる。初回のこのセットは、なんとしてでも耐え抜く。

「へえ、佐山さん、意外と我慢できてるね。てっきり早漏で、一瞬で3回の射精を使い切っちゃうのかと思ったのに。」

ずりゅりゅ~~~~……♡ ぱんっ♡
ぐにゅぅぅうう♡ ずちゅっ♡

ゆっくりと引き上げられ、下ろすときは腰まで打ち付けるように。
1往復たっぷり5秒は掛けたスローパイズリは着実に俺の精神力を削り取ってくる。

「でも分かってると思うけど、これはあくまで前菜。メインディッシュはもっとすごいよ?」
「が、我慢なんて、いくらでもしてやるよ。お前たち犯罪者は俺が絶対にムショにブチ込んでやる。」
「うわぁ~~、こわぁ~~~い♡ でもそんな虚勢張ってられるのも、ここまでだね♡」

タイマーがピピピと鳴る。ミコは手際よくタイマーを2分にセットし直し、再びスタートボタンを押す。

「じゃあいくよ?第1セットの本気パイズリ♡ それ~~れっ♡」

ぐちゅぐちゅぐちゅ♡ ずっちゅずっちゅ♡
にゅるっぐにゅ~~~♡

「あ゛ッ、あ゛あ゛あ゛ァッ♡」
「アハハッ、今までのパイズリとは全然違うよねぇ♡ これがサキュバスのパイズリ♡ アンタたち人間を殺すパイズリだよ♡」
「う゛ッ、オ゛オ゛オ゛ああ♡」
「我慢しようとしたって無駄無駄♡ どれだけ腰動かして逃げ出そうとしても絶対に逃げられない乳圧でぱっちゅぱっちゅおっぱい打ち付けたら、どんな男でも数秒でイっちゃうんだから♡」

たしかにミコのパイズリは今まで味わったどんな快感よりも強烈だ。
警察の講習で、ヘロインを摂取したときの快楽は、人生で味わいうる全ての快楽を合算したものよりもなお強いと聞いたことがある。おそらくこのパイズリもそれと似たレベルの快楽だろう。

しかし、俺は絶対に負けるわけにはいかない。犯罪者を一匹残らず取り締まるという使命のため、そして俺が自らの命より大切な弟のため。

「俺はっ♡ まげないいいいい♡」
「アハハッ、それって負けちゃう人のセリフだよ♡ ほらほらほらぁ、大人しく私のおっぱいに屈服して、濃厚精液びゅっびゅしちゃおうよ♡」

ぶちゅっ♡ ぶちゅっ♡
ぐにゅにゅにゅ♡ ずるるる♡

谷間の覆い隠されて見えなくなっている俺のペニスが、厭らしい音を立てながら乳肉に蹂躙される。もう、ダメだ、出るッ……・!


ピピピ!ピピピ!
あと数秒続いていれば射精していたであろうところを、タイマーに助けられた。

「え~、もう終わりかぁ。もっとズってあげたいけど、ルールはルールだからね。」

残念そうに言うミコの表情には、僅かながら動揺の色が浮かんでいる。いままで大勢の男をこの悪趣味なゲームで弄び、それを見て嗤ってきたのだろう。俺は絶対にそうはならない。

なんにせよ、第1セットを射精せずに乗り切った。
残り2セット、合計20分強で3回射精してしまわなければ俺の勝ちだ。

<続く>

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