ボロボロ 2020/09/03 23:23

【ラヴ・コラプション】第6話 第1セット<先制>【先行公開】

第6話 第1セット<先制>

「じゃあ早速“パイズリ射精我慢インターバルゲーム”の第1セット、始めちゃおっか?……と、その前に」

ミコが、ベッドの上で大の字に拘束された俺の上に覆いかぶさる。

「佐山さんが我慢できるように、”おまじない”掛けてあげるね♡」

そういうと、チュッという軽快な音と共に、頬にバードキスをした。
その刹那、頭からつま先まで、全身の血が燃えるように熱くなる。しかし数秒も経つと収まり、体の状態は元通りになった。

「くっ、何をしたっ……!」
「だからァ、おまじないだって言ってるじゃん。ゲームが1セット目で終わっちゃったらつまんないでしょ?まあ安心してよ、少なくとも佐山さんにとって不利になることはないからさ♡」

結局何だったのかハッキリしないまま、ミコはスマホのタイマーを10分にセットする。
軽々と俺の腰を持ち上げ、自らの体を俺の脚の間にねじ込む。その動作だけでも相当力が要るはずだが、この女の細腕のどこにそんな腕力が潜んでいるんだ。

「じゃあ1セット目、スタート~♡」

ぴっ。
ぱちゅんッ♡

タイマーが開始されるや否や、弾ける音と共に俺のペニスはミコの爆乳に飲み込まれる。

「お゛ッ♡」
「ねえ覚えてる?佐山さん、お風呂場ではこのおっぱいに挿乳するだけでイかされちゃったんだよぉ?ホント情けないよね♡」
「そ、それは……ッ」
「それは、何?あ~、そうだよね♡ 私のぬるぬるぐちゃぐちゃの体に密着されるのが気持ち良すぎたんだよね♡ 乳首責め・耳舐め・おっぱい押し付けの3点責めなんてされたら、おちんちん触られなくても射精直前まで追い込まれちゃうもんね♡ マゾの佐山さんに、耐えられるはずないよね~♡」
「うッ、うう……」

ぬる~~~…♡ ぱんッ♡
ずっちゅぅう~♡ ぐちゅ♡

俺をバカにする言葉とは別に、パイズリは粛々と行われる。
この10分間は、”パイズリ焦らし”の時間だ。ミコはゆっっくりと、乳圧もさして掛けることなく、乳を上下させる。イかせようとする動きというよりは、じっくりとただ射精感を高めさせるための動きだ。
しかし、それでも猛烈な快感が襲ってくる。すべすべなミコの肌が隙間なく俺のペニスを覆い、我慢汁を絡め取りながら甘やかすようにパイズリされる。”焦らし”でさえこんなに気持ち良いなら……。そんな想いが脳裏をよぎる。

ミコが俺にも見えるようにと立てかけたタイマーは、残り4分30秒と表示されている。
3セット中、3回射精してしまったら俺の負け。逆に言えば、1セットでも俺が我慢できれば勝率は跳ね上がる。初回のこのセットは、なんとしてでも耐え抜く。

「へえ、佐山さん、意外と我慢できてるね。てっきり早漏で、一瞬で3回の射精を使い切っちゃうのかと思ったのに。」

ずりゅりゅ~~~~……♡ ぱんっ♡
ぐにゅぅぅうう♡ ずちゅっ♡

ゆっくりと引き上げられ、下ろすときは腰まで打ち付けるように。
1往復たっぷり5秒は掛けたスローパイズリは着実に俺の精神力を削り取ってくる。

「でも分かってると思うけど、これはあくまで前菜。メインディッシュはもっとすごいよ?」
「が、我慢なんて、いくらでもしてやるよ。お前たち犯罪者は俺が絶対にムショにブチ込んでやる。」
「うわぁ~~、こわぁ~~~い♡ でもそんな虚勢張ってられるのも、ここまでだね♡」

タイマーがピピピと鳴る。ミコは手際よくタイマーを2分にセットし直し、再びスタートボタンを押す。

「じゃあいくよ?第1セットの本気パイズリ♡ それ~~れっ♡」

ぐちゅぐちゅぐちゅ♡ ずっちゅずっちゅ♡
にゅるっぐにゅ~~~♡

「あ゛ッ、あ゛あ゛あ゛ァッ♡」
「アハハッ、今までのパイズリとは全然違うよねぇ♡ これがサキュバスのパイズリ♡ アンタたち人間を殺すパイズリだよ♡」
「う゛ッ、オ゛オ゛オ゛ああ♡」
「我慢しようとしたって無駄無駄♡ どれだけ腰動かして逃げ出そうとしても絶対に逃げられない乳圧でぱっちゅぱっちゅおっぱい打ち付けたら、どんな男でも数秒でイっちゃうんだから♡」

たしかにミコのパイズリは今まで味わったどんな快感よりも強烈だ。
警察の講習で、ヘロインを摂取したときの快楽は、人生で味わいうる全ての快楽を合算したものよりもなお強いと聞いたことがある。おそらくこのパイズリもそれと似たレベルの快楽だろう。

しかし、俺は絶対に負けるわけにはいかない。犯罪者を一匹残らず取り締まるという使命のため、そして俺が自らの命より大切な弟のため。

「俺はっ♡ まげないいいいい♡」
「アハハッ、それって負けちゃう人のセリフだよ♡ ほらほらほらぁ、大人しく私のおっぱいに屈服して、濃厚精液びゅっびゅしちゃおうよ♡」

ぶちゅっ♡ ぶちゅっ♡
ぐにゅにゅにゅ♡ ずるるる♡

谷間の覆い隠されて見えなくなっている俺のペニスが、厭らしい音を立てながら乳肉に蹂躙される。もう、ダメだ、出るッ……・!


ピピピ!ピピピ!
あと数秒続いていれば射精していたであろうところを、タイマーに助けられた。

「え~、もう終わりかぁ。もっとズってあげたいけど、ルールはルールだからね。」

残念そうに言うミコの表情には、僅かながら動揺の色が浮かんでいる。いままで大勢の男をこの悪趣味なゲームで弄び、それを見て嗤ってきたのだろう。俺は絶対にそうはならない。

なんにせよ、第1セットを射精せずに乗り切った。
残り2セット、合計20分強で3回射精してしまわなければ俺の勝ちだ。

<続く>

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