【おとなり2】性処理のリアリティについて考える

こんにちは、やさにきです。今週はプライベートの用事で家を空けることが多く、いつもよりも作業時間を確保することはできませんでしたが、ひとまずやりたかったことはできた１週間となりました。

先週アップした記事のコメントで、『おとなり2』のシステム面に関して話す機会はあるかというご質問をいただきましたので、まずは本作のベースとなるシステム関連のお話を最初にさせてただきます。その後、いつも通り進捗報告をいたしますので、今週もよろしくお願いいたします。

過去作と比較してのシステム改善点

演出スキップについて

前作、前々作ではこちらで設定したウェイト演出（射精時のフラッシュなど）がスキップできず、周回プレイをするにあたって不便だったというお声を受けて、今作ではスキップによる加速中にこれらの処理も飛ばすシステムを組み込みました。

一部の重要なシーンでは、作者の意図でスキップできない処理を施す部分はあると思いますが、日常をループするような部分では基本的に演出スキップを組み込んで、快適にプレイしていただけるようにします。

ただ、スキップを多用すると処理が追いつかずにフリーズ等のバグが発生しやすくなるという問題も抱えていまして……。これに関しては私の力では如何ともしがたく、プレイする方のPC環境によってはご迷惑をおかけしてしまうことがあるかもしれません。申し訳ありませんが、お含みおきのほどよろしくお願いいたします。

オートセーブ機能の追加

今作から「オートセーブ・オートロード」の機能を使ってみようと思います。「長時間セーブをしておらず、バグに行き当たってリセットを余儀なくされ、かなりのプレイ時間が無駄になってしまった」というお声が過去作リリース後に届いてきたので、試してみることにしました。

ゲーム内の日付変更や重要イベント終了後に自動的にセーブが行われます。オートセーブされたデータがあると、タイトル画面（上の画像）に「Continue」というボタンが現れるので、それをクリックするとオートセーブされた箇所に飛ぶという仕組みです。なお、通常のロード画面にはオートセーブに関するデータは存在しません。タイトル画面のコンテニューからのみ飛べます。

初の試みになるので、私自身、仕様を完全に理解できていない部分があります。実際に長時間プレイしてみて、ちゃんと機能するかどうかは今後検証していきたいと思います。もしバグの温床になるようであれば、ボツになりますのであからじめご了承くださいませ。

開発ツールのverUPに伴う改善点

『エルフと暮せば』リリースから２週間くらい後、私が利用している開発ツール「ティラノスクリプト」に、新たな機能がアップデートによって追加されました。

セーブの上書き可能なコンフィグオプションを追加

このとき、私は飛び上がって喜びました。これによって修正アップデートにおける精神的な負担が大幅に軽減することになったからです。

どういうことか、詳しくご説明します。

ティラノスクリプトにはチート行為を防止するため、外部からセーブデータを持ってきたり、旧データに上書きしたりすると、セキュリティが働いてゲームが起動しなくなるというシステムが組み込まれています。セキュリティが動くかどうかはフォルダ名が関係しているそうなのですが、詳しいことは私にはよくわかりません。

このセキュリティ、チート行為等の意図がなくても、プレイヤーである皆様のパソコン内でデータの移動やコピペをしただけで発生する厄介な仕様になっていて、開発者自身もデータ移行やアプデの際にセキュリティが誤検知する可能性に言及しています。

この仕様を回避するために、『エルフと暮せば』ではパッチ配布による修正アップデートを行うことにしました。しかし、それも上手くいかないことが多く、プレイヤーの皆様にご迷惑をおかけしてしまったことは私の不徳の致すところです。

そんなセキュリティの強度を手動で弱めることができるようになったのが、このとき行われたアップデートです。新旧のゲームフォルダ間でセーブデータの移行・コピペを行い、セキュリティが動くと以下のようなアラートが出るものの、

この後、セーブデータを読み込むか問われて読み込めば、問題なく起動できます。

そのため、本作をアップデートする際はフォルダ内に入っているセーブデータを移行するだけで済むようになります。アラートが出ても慌てず騒がず、指示に従ってOKをクリックしていただければ大丈夫です。

この機能が追加されたことで、今作ではCi-en上で修正パッチを配布する必要がなくなりました。パッチ配布は違法DLする輩に甘い汁を吸わせてしまうデメリットが存在するので、少しでも違法DLに対抗するため、パッチ配布は行わない予定です。

また、アプデされた機能をONにしたことで、外部のセーブデータを気軽に反映できるようになりました。言うまでもないことですが、上記のアラートの通り、信用できない場所から提供されたセーブデータをゲームに反映させるのは絶対におやめください。それによってゲームに不具合が生じたとしても、私は一切責任が取れません。

上記のほかにも、「メッセージウィンドウがフェードイン・アウトするようになった」「BGMをロードする一瞬の間が消えて、スムーズに再生されるようになった」など、細かな部分での改善や演出面の強化を行なっています。私の力というより、ツールのアップデート、新しいプラグインやマクロの導入によるところが大きいのですが。

PCに関する知識の乏しい私ですが、引き続き技術向上に努め、できるだけプレイしやすいゲームを作ってまいります。

今週の主な作業内容

ここからは今週取り組んだ作業についてお話していきます。今週はエッチシーンのイラスト作業を中心に行いました。

主人公男性モデル制作

エッチシーン制作に伴い、主人公である男性の3Dモデルをようやく制作しました。上の画像の彼です。

仮称：佐藤久雄くん

デフォルト名です。名前はオープニングで変更することができます。下の名前は私が好きな戯曲の登場人物から借りました。

なんとなーく私の中にある平凡な大学生のイメージを、Vroid Studioのデフォ素材だけで形にしたのが彼です。制作時間は10分程度。私みたいなPC素人でもこういうモデルをちゃちゃーっと作れてしまうんだから、本当にすごい時代になったものです。

顔がちゃんとありますが、本作では顔はなるべく映さず、映ったとしても目元は消す方針です。エッチシーン中に男の顔が映る点については賛否がある部分ですよね。私はあまり見たくない派です。

エッチシーンイラスト制作

しごいてますね。それも、結婚指輪のついた左手で。左手でしごくのは意識してやりました。春香は無意識ですが。

過去２作品におけるチンポは3Dモデルの張形を使っていたんですが、今作では手描きしています。クリスタを導入したことで、こういうちょっとしたものを自分で描きやすくなりました。過去作と比べると、生々しいチンポになったのではないかと思います。

シャツを脱いだ全裸差分です。チン毛も初めて描いてみました。こんなに便利なブラシが存在するとは、クリスタ様様ですね。

春香の差分もすべて反映済みです。セーターやスカートの色違い、ブラ、エロ衣装など、お好みの服を着せて、人妻の手コキを楽しんでいただけたらと思います。