柱前堂 2021/12/19 23:50

ふたなりボクサーどばどばインターバル

理沙をスツールに座らせると、のしかかられたコーナーポストが小さく揺れた。
小さすぎるスツールに尻肉が食い込んで盛り上がり、重たげな陰嚢が揺れる。
万全の理沙なら、こんな乱暴な座り方はしない。8ラウンドを終えたダメージと疲労のせいで、90kgあるふたなりボクサーの肉体を制御しきれていないのだ。

「ぶふっ……ふぅ、はぁ……っ う、打たれたぁ……瑞樹、お願い……んむへぇ……」
「うん、任された」

呆けた表情の理沙は、それだけをなんとか絞り出した。それきり打ち上げられた魚のように天を仰ぐ。後は私の仕事だ。
熱く粘ついた理沙の口からマウスピースを抜き取り、代わりにストローを突っ込んで水を含ませる。
ブラジャーに10オンスグローブより大きな爆乳を押し込んで、一時的に肩の重荷を減らしてやる。急いでいるせいで乳輪がまろび出る格好になってしまったけど、直す手間はかけられない。
脚の上に気怠げに置かれた腕を持ち上げ、ロープに引っかけて水平にしてやる。胸が開かれて呼吸が楽になったのか、理沙の呻き声が少し大人しくなる。
手早く汗を拭いてやる。厚ぼったく愛らしい顔は熱を持って腫れはじめているけど、冷やしてやる時間はない。強打を振り続けて熱く発熱した肩と腕をさっと拭く。トップレスでもI字になるほど豊かな爆乳の谷間は、汗と唾液が溜まってしまってひどい臭いがする。念入りに拭いてやると、理沙が悩ましげな声を出す。とくに打たれたボディを強くこすると、今度は苦しげな呻き声に戻る。太ももは試合中に少し漏れてしまったのか、べったりとした精液がこびりついているのを落としてやる。

「……さて、こんなもんか」

手早く、少し荒っぽく処置を済ませた。ここまではほんの雑用。
打たれたふたなりボクサーのインターバルには、もっと大事なことがある。

「理沙、すっきりさせてあげるからね」

理沙の重たげな陰嚢を持ち上げる。
左右それぞれが野球のボール大に膨らんだ睾丸はずっしり重い。たった3分の殴り合いで、理沙の肉体はこれだけの精液を分泌したのだ。
食べすぎれば胃が膨らんで痛むように、これだけ精液で膨らんだ睾丸が痛くないわけがない。こんなものをぶら下げたままパンチを浴びて、よく自分の足でコーナーまで帰ってきたものだ。
理沙の脚の間にバケツを置き、体を俯かせてペニスの先を向ける。私の腕ほどにも膨れあがったバキバキのふたなりペニスの、飢えた獣の涎のように先走り汁を垂れ流す鈴口にキスしてやる。

「ひゃぅっ……♡ 瑞樹、みずきぃ……♡」

私の涎を垂らし、先走り汁と混ぜこむように裏筋を撫で回す。
荒々しくしごき立てると、理沙の逞しすぎる怒張はいよいよビクビクと震えだす。

「瑞樹ぃ……もっ、もうぅ……♡」

激しい愛撫から一転して、裏筋を指先でつぅっ……っとなぞってやる。その繊細な刺激が鈴口に達した瞬間、理沙は決壊した。

「うんぁっ……イクぅ♡ ボクシングザーメン出るっ♡ 重たいパンチに耐えた、すごいの出るぅっ♡」

重い白濁塊が理沙のふたなりチンポから飛び出し、バケツの底を二度三度と叩いて鈍い音を立てる。
さらに理沙のペニスを優しくしごき、二つのキンタマを揉みしだくと、ポンプのように精液が汲み出される。私の手の中で睾丸に蓄えられた精液が移動して脈うち、じゅるじゅると水音すらも聞こえてくる。バケツの底はたちまち埋まり、なおも水位が上がっていく。跳ねたザーメンはバケツの壁のみならず、せっかく拭いた理沙の太もも、そして股の間に入り込んでいる私の顔までも汚す。

「ふぅーっ♡ はぁーっ♡ ふぅーっ♡ ……で、出たぁ……たくさん、出たぁ……」
「まだだよ、理沙。あと一発出せる時間はある。強く擦るから、覚悟してね」
「んぁぁっ♡ イッたばっかの、敏感な先っぽグリグリしないでぇっ♡」

理沙の睾丸は、まだゴルフボールくらいの大きさがある。このままではボクシングに集中できないし、動けば脚に当たって邪魔だ。何より、ムラムラしたまま殴り合って試合中に暴発してしまったらサンドバッグ化待ったなしだ。
理沙がこれほど精液を溜めてしまっているのは、相手にひどく打たれたことが原因だ。重いパンチを何度も浴びて、理沙の肉体は強大な敵の存在を認識した。その敵に立ち向かうため、筋力を呼び起こすホルモンを分泌する。それが精力絶倫なふたなりの体に効きすぎて、たった3分で野球ボール2つ分もの精液を生産してしまうのだ。
ふたなりボクサーの敗着は、こうやって過剰生産された精液が暴発し、虚脱状態でラッシュを浴びるパターンが多い。一度勝負の天秤が傾けば、抵抗しようとする体が睾丸を重くして動きを鈍らせ、ついには精液サンドバッグに堕ちてしまう。
勝負の天秤を押し戻し、互角の勝負から滑り落ちるのを防ぐためには、私達セコンドのケアが重要だ。理沙をこのままザーメンサンドバッグにはさせない。

「あはぁっ♡ 出るっ♡ 瑞樹の手でイクっ♡ 殴り合いの合間のインターバル手コキ耐えられなぃ♡」

ラストスパートとばかり、理沙のふたなりペニスをしごく手を速める。逞しすぎるペニスが跳ね回るのを強引にバケツへ向けさせると、一回目と遜色ない勢いの射精が始まった。

どびゅるるっ! びゅびゅーっ! どぶどぶどぶっ!
「んぁああっ♡ おおっ♡ しゃせー気持ちいぃのぉっ♡ ボクシング中射精効きすぎるぅ♡」

長い射精の勢いが落ちてくると、私はしゃがみこんで亀頭に口付けた。
弾力のある精液が口に流れ込んでくるのを飲みくだし、さらに力強く吸い上げる。理沙のキンタマに精液の一滴も残さないつもりで、理沙とのロードワークで鍛えた肺活量の限りに吸いまくる。
完全に射精が止まったことを確認して口を離す。亀頭に張りついた唇がじゅぽっと音を立てて離れ、解放されて跳ねたペニスが頬についた精液を弾く。
足元に置いたバケツは、理沙が出した精液ですっかり重くなっている。普通はセコンドが精液を吸ったとしても、ここに吐き捨てる。ふたなりの精液生産力に付き合っていたらお腹がパンパンになるからだ。
だけど私は、自分で吸った分は飲み込むことにしている。その方がたくさん吸えるし、理沙が殴られる苦しみを少しでも分かち合いたいからだ。

「ぷはぁ……はぁーっ、はぁーっ、ふぅーっ……どう、理沙」
「うん、すっごく気持ち良くて……楽になった。ありがとう、瑞樹」

喘ぎまくっていた理沙の顔から、たちまち享楽の色が退いていく。代わりに理沙の表情を埋めるのは、敵に立ち向かい粉砕する闘志。たった1分の間ふたなりの悦びに身を浸し、それを糧に闘いのリングに身を投じるのがふたなりボクサーだ。
私が望んでしたことなのに、理沙が求めていることなのに、少し寂しい気がしてしまって。
いや、いつも試合のたびにそう思って、その日の夜には理沙に忘れさせられてるんですけど。

理沙は力強く立ち上がり、リングを降りた私はロープ越しにその背中を見守る。ふらふらで戻ってきたインターバル開始時とは見違えるほど回復した。
ここまでのラウンドではしてやられたけど、理沙が逆転するチャンスは十分にある。
ふたなりボクシングは優勢でも劣勢でも精力の管理が重要。殴られればパンチの重みで、殴ればその反動で精液が溜まってしまうふたなりは、殴る方が楽とはいえ大なり小なりペニスコントロールを必要とする。
セコンドがどれだけヌけるかで、展開は簡単に逆転してしまう。「ボクサーを駒にセコンド同士が争うボードゲーム」とまで言われるほど、ふたなりボクシングにおいてセコンドは重要だ。
私達は二人で闘っているのだ。だから、理沙が打ち負けたとしてもまだ私がいる。理沙のダメージが深くても、打ち疲れた相手よりも回復させることができれば次のラウンドは有利になる。

理沙の勝利を信じてリングを見守る。
贔屓目かもしれないが、理沙の足取りは相手より軽く見える。これなら、次のインターバルで腫れ上がったキンタマをぶら下げるのは相手の方だろう。
そうして今夜は、相手をブチのめしてリングを降りる理沙と祝杯を上げ、時間を気にせず存分に抱き合える。

けれど、あってほしくない事だと思っているのに、どうしても理沙の痴態を夢想してしまう。
重いパンチを浴び続け、破裂しそうなほど膨らんだキンタマをぶら下げて棒立ちになる理沙。
渾身のフィニッシュブローを浴びて大の字にダウンし、爆ぜそうなほど勃起したふたなりペニスを天に向かって突き立てる理沙。
ついに精巣が決壊し、カウントが数えられる中腰を浮かせて敗北白旗めいた白濁液を噴き上げるザーメン噴水に堕ちた理沙。
敗北を知らしめるゴングが鳴り響く中、闘うために鍛えた筋力の限りを尽して背中を反らし、射精の快楽を貪る理沙。
闘いの果て、抱えきれない性欲を押し付けられて破滅する理沙は、きっと二人のどんなセックスよりも乱れてしまう。
その姿を見てみたい。
勝ち続けていれば、いつかは負ける。
見てしまったら、理沙との関係はどうなるのかが怖い。

リングの上では、反撃を浴びながらも理沙が相手を圧していた。
攻める興奮に理沙の睾丸がフル稼動しているのが、手に取るように分かった。

月別アーカイブ

限定特典から探す

記事を検索