ペンタスラスト 2024/02/08 17:30

2023年遊んだゲーム感想!

みなさま、ごきげんよう。
みかん三十郎でございます。

毎年、この時期になると確定申告のついでに去年購入したエンタメ作品などを振り返っています。

2023年はつくづくゲーム・アニメ・マンガの特異点となる年だったな…と思います。5年以上のスパンで発売されるような作品が1年に詰まっていました。
『ゼルダの伝説 ティアーズオブザキングダム』『FINALFANTASY XVI』宮崎駿監督の『君たちはどう生きるか』『ARMORED CORE VI』『ドリフターズ 7巻』『ゴジラ-1.0』などなど…。
というわけで、そんな作品たちをつらつらと書き連ねていこうと思います。こういう企画は年末にやるべきなのでは? ううん、気にしません。
昨今のネットの風潮としては絶賛だけしておくのが無難なのだとは思いますが、ここでは作品の不満点などもちょっと書いてますのでご了承ください。


  • 『Ghost of Tsushima Director's Cut』
    2023年に最初に遊んだのは『ツシマ』のDLCでした。DLCの発売自体は2021年なのですが、スピンドル開発中の時期は見送っていました。DLC自体はそれほど長いストーリーではなかったのですが、相変わらず景色が最高なゲームなので新マップも満足度は高かったです。『ツシマ』はバトルやHP回復手段が一般的なオープンワールドアクションとは一風変わっていて、さらにDLCはバトル難易度が高かったため久しぶりのプレイでそこそこ苦戦。慣れると『ツシマ』のバトルシステム、侍感があってめちゃくちゃ好きなんですけどね。
    とにかく『ツシマ』は、オープンワールドアクションの大傑作なので多少の残酷描写が大丈夫な方、幅広くオススメです。PS4でもロード爆速なのはとにかく褒めちぎりたい(DLCはPS5で遊びましたが)。主人公の仁さんの活躍をもっと見たいのですが、時代設定的に続編は厳しいかな? ゼルダみたいに別の時代に転生してくれないかな…、幕末の仁さんとかよくない?

  • 『Horizon Forbidden West』
    こちらも発売から少し間が開いたのですが丁度DLC発売の時期に遊ぶことが出来ました。私はシリーズ1作目にあたる『Horizon Zero Dawn』もプレイしていて、荒廃した都市をうろつく機械の獣を狩るというポストアポカリプス的な世界観が大好物なんですね。その1作目は世界崩壊の謎を追うSFミステリーと、王朝の陰謀を暴くスパイアクションを合わせた名シナリオなのですが、一番盛り上がる謎が1で明らかになってしまったので、2は少々消化試合感のあるシナリオでした。ラスベガス編なんかは哀愁があって良かったのですが、仲間がフラグを立てまくって死んだり、ちょっと雑な展開も多かったです。
    ゲームシステム自体は前作から洗練され、新種の機械獣もカッコイイです。特に翼竜型に乗って綺麗な景色の中を飛べるのはとても爽快感があるのですが、シナリオ上、飛行の解禁が終盤になるのが惜しかったです。
    そして今作のDLCにはレズビアンなロマンスが要素があり、ポリコレ関連で少し荒れていました。ただ、これはポリコレ云々以前に、ぽっと出のヒロインのキャラ造形・ロマンスの過程などがやはり雑で魅力的に映らなかったんですね。私は選択肢でフってしまいました。むしろ1作目までの「恋愛に興味を持たない女性」という主人公の性的指向も十分尊重して欲しかったなぁと思います。
    ストーリー的に3もありそうですが、どうなるのかな…?

  • 『ゼルダの伝説 ティアーズオブザキングダム』
    こちらも語り始めると長くなるタイトルです。
    とにかくずっと探索していたくなるゲームで、Switchの性能を限界まで使ったスペック以上のオープンフィールド感があります。
    個人的に『ブレスオブザワイルド』も含めたこのシリーズの注目ポイントは、表現に雑さを残している・許容しているところです。どういうことかというと、木を切ったら一瞬で薪になるとか、料理のレシピが曖昧でも何かしら完成するとか、槍に槍をスクラビルドしたら超長い槍になるとか、そういうところです。昨今ゲームはどんどん表現がリアルになって「それはリアルじゃないよね」という部分があればコストをかけて描写しなければいけなくなってきている中、敢えて面白さに関係ない部分は雑に済ませるという采配に感心します。
    『ブレワイ』と『ティアキン』は今後のゲームを語るうえで基準・指標となる作品だと思います。

  • 『FINALFANTASY XVI』
    こちらシナリオ型のアクションゲームとして傑作です。発売直後、スクエニアンチさんに絡まれすぎていたのはさすがにかわいそうでした。『FF13』や『FF15』など最近のFFに寄せられた意見への対応として「分かりやすい世界観」「中世ファンタジー」「本編だけで完結させる」など非常に手堅い作品です。といま言いましたが、それはまやかしです。タイタンにライダーキックをかましたり、バトルの合間のムービーで主人公が全裸になったり、今度は敵の人物が全裸になったり、真面目な振りしてツッコミどころがあり、「とにかく楽しんでよ」という開発者の心意気を感じます。
    余談ですが、個人的にはDOD4あるいはNieR3として出していれば、あそこまでの批判も少なかったのでは?と思ってしまいまうくらい世界の治安が悪い&一部のサブクエの後味がエグいです。まぁ、それは冗談ですが、遊ぶ手触りとしてはNieRシリーズなどが一番近いと思うのでそこら辺のファンにオススメですね! エッチな格好のお姉さんは出てきませんが、男がセクシーです!
    DLC第1弾は小粒でしたが、第2弾はボリュームがありそうなので期待。

  • 『ARMORED CORE VI』
    フロムソフトウェアのゲームということで、確実に遊ぶ人を選ぶ作品なのですが、個人的には一番気になるところが“無かった”ゲームです。つまり減点ポイントがほとんどない。あまりにもフロムの世界観に慣れすぎていて私が少しおかしいのかもしれません。
    登場人物の容姿が出てこないところは心地いいくらいですし、セリフの端々やフレーバーテキストから読み解く物語も素晴らしいです。とはいえ、他のフロム作品よりストーリーは圧倒的に分かりやすく、王道です。エンディングは名作古典SFの読後感がありました。
    新しいディレクターさんでしたが、今後のフロムソフトウェアにも期待できる一作でした。

  • 『ハーヴェステラ』
    こちら、牧場ゲームの参考に購入。スクエニのスローライフゲーということでストーリーにも力が入っています。まだ途中までしか進めてませんが、結構悲惨な展開もあります。ただ、物語が緊迫した展開になるほどスローライフとの落差が激しく「急いであの場所にいかなきゃ!」となっているのに夜になったら家に帰って翌朝には畑の世話をすることに…。バランスが難しいなと思いました。
    ただ、このシリアススローライフという切り口は新しいので、続編か別の形でまだまだ挑戦して欲しいなと思います。


さて、ゲームだけで結構な分量になってしまったので、他のジャンルはまた次回!

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