そのゲームに「はがねのつるぎ」はあるか
どうもみなさま、ごきげんよう。
みかん三十郎です。
私がゲーム制作中に気付いたゲームの面白いところなどをたまに語ったりしています。
落書き<女戦士>
「はがねのつるぎ」はあるか
「はがねのつるぎ」というのは名作RPGドラクエシリーズで、序盤と中盤の境目あたりに登場する武器です。
それまでの武器とは桁違いの価格なのですが、手に取ってみるととても頼りがいのある剣です。
だいたいどのシリーズでも「はがねのつるぎ」を売っている街までくると、時間をかけてでもゴールドを稼いで買ってしまいますし、実際それくらいの価値があります。
実際に攻撃力の数値で見てみると──(DQ3、SFC版)
「くさりがま」+16
「てつのやり」+26
「はがねのつるぎ」+33
と、「くさりがま」から「てつのやり」の方が伸び幅は大きいのですが、守備力が高いモンスターが出始める頃なので「はがねのつるぎ」の方が安心感があります。
この辺りの絶妙なパラメータ振りはドラクエが名作たるゆえんなのだと思います。
RPGの醍醐味
「装備やレベルで強くなる実感」こそがRPGの醍醐味だと思います。
そこで、実際自分でゲームを作る際に結構極端なパラメータ割り振りをしてみました。
ターン制RPGでは、敵を何ターンで倒せるかによってプレイフィールに大きな影響があります。1ターン伸びるごとにコマンド入力の煩わしさが発生するからです。
例えば、HP100の敵を倒すのに攻撃力35の武器だと3ターンかかるとします。
攻撃力を+10して攻撃力45の武器に変えたとしても、やはり3ターンかかってしまい、あまり強くなったという実感が得られません。
2ターンで倒せる攻撃力50以上になってやっと戦闘が楽になったと感じられます。
拙作「インピュアドリーム」では、物語の進行度ごとにステージを分けました。
新たなステージに突入したての頃はザコ敵1体を倒すのに2~3ターンかかるところ、装備とレベルが整ってくると1ターンで倒せるという基準で、敵のHPと武器の威力を調整してみました。
ターン制ではないアクションなどでも同様で、戦闘時間の短縮、攻撃回数の減少
が感じられてこそ強さを実感できるのではないかと思います。
取り留めもなく書いてきましたが、同じくゲーム制作されてる方の参考になれば幸いです。