フリーセンテンス 2021/10/14 22:35

新作 肉虐と触獄による戦乙女の産劇 体験版

・・・・・・人類が、神の領域とされてきた遺伝子工学の世界に足を踏み入れたのは一九七十年代のことである。遺伝子工学の発展は、生物学および医学の分野で人類に無限の可能性をもたらすことが示唆されていたものの、暴走する狂科学主義に警鐘を鳴らす声は当時から少なくなかった。
 警鐘を鳴らす声の中でも特に多かったのが人体に対する悪影響に関してであった。特に人間の生殖能力に及ぼす影響に関しては、科学者だけでなく、一般の市民からも強い懸念の声が聞かれたため、二十一世紀の初頭までは人間に対する人為的な遺伝子操作は禁忌とされて国際条約でも明確に規制されてきた。
 しかしながら、どんなに規制が強化されようとも、一度でも開け放たれたパンドラの箱は絶えず厄災を振り撒き続けるものである。しかもそこに人間の業が加われば、もはや暴走に歯止めはかけられない。当初は再生医療や特定疾患に対する「治療」が主な目的だった遺伝子施術も、時代の流れに沿う形で技術が進歩していった結果、ついに人の受精卵に遺伝子の改変をおこなうまでにいたる。強靭な肉体、明晰な頭脳、高い病気への抵抗力、そして端麗な容姿を持つ「デザイナーベイビー」は、当初、富裕層のニーズに応える形で「作成」されることが多かった。しかし、社会的な格差を増長させるという反発の声が高まると、世論の声を背景にして国際条約で禁止されるにいたる。しかしながら、一度動きだした技術の流れを完全に止めることは不可能であって、以後、暴走する狂科学は、理性と倫理の狭間でくすぶり続けることになる。
 デザイナーベイビーが戦場に「兵器」として登場したのは二十一世紀の後半のことである。この頃の戦争形態は、人工知能を搭載した量子コンピューターに制御されたドローン兵器群による戦闘が常態化していて、人間の兵士は戦闘の最後に敵地を占領する際に送り込まれる程度までその役割を低下させていた。
だが、二〇九二年にアフリカ大陸で勃発した「ボーワル戦争」にて、敵地占領のために送り込まれた「北米大陸統合合衆国」軍の海兵隊が、無人兵器では掃討できなかった現地軍による攻撃で大敗を喫した挙げ句、捕虜になった二万四千人が虐殺されたというニュースが世界中で報じられると、人々は驚愕し、さらにその背景を知って驚倒した。
 なんと、「北米大陸統合合衆国」軍の精鋭である海兵隊を撃ち破ったのは、受精卵の段階で遺伝子組み換えを施された「改造兵士」で構成された部隊だったのだ。「デザイナーベイビー」の作成に関しては、国際条約で禁止されてはいたものの、闇の世界では禁止後も公然と流通しており、軍需企業や犯罪組織などでは、戦闘用に特化された「デザイナーベイビー」が「改造兵士」として運用されていたのだ。そして今回、ボーワル戦争にて、その戦闘能力が広く知られると、世界中の「戦場」で「改造兵士」の需要が一気に高まった。
 受精卵の段階で戦闘用に特化(高い身体能力、悪意に満ちた知能、死に対する恐怖や道徳心の排除、そして狂暴性と残虐性)した彼ら「改造兵士」たちは、犯罪組織の対立から国家間の全面戦争にいたるまで、世界中のありとあらゆる戦場に投入されて活躍した。そして需要が高まるにつれてその戦闘力も強化されていき、後天的に他生物の遺伝子を注入するという蛮行が平然とおこなわれた結果、二十二世紀になる頃には、彼ら「改造兵士」たちは、人間とは似ても似つかぬ姿をした「怪人」として戦場を跋扈するようになったのである。
 怪人たちの登場によって世界は一変した。強い残虐性と凶暴性、そして比類なき悪意に満ちた彼らには、その行動を制御するため、遺伝子に「服従」の因子が組み込まれており、それが目に見えない鎖となって彼らを縛っていた。だが、強い自我と欲望がその鎖を引き千切ってしまうと、彼らは本能赴くまま破壊と殺戮を愉しむようになり、それは無力な一般市民にも向けられて、世界中で大勢の犠牲者が出た。
 犠牲者の中でも特に若い(しかも端麗な容姿や魅力的な肉体の持ち主)女性が多かった理由は、怪人たちの欲望が、「肉欲」に直結するものこそ強かったからである。犠牲となった女性たちはみな例外なく身体中の穴という穴を強○されただけでなく、その後も長い時間かけて残虐な方法でもって肉体を弄ばれ続け、心身共に文字通りの意味でボロボロにされることが常であった。
怪人たちが凌○に飽きると、女性たちは生かされたまま解放されることが多かったが、これは慈悲によるものではなく、その後も彼女たちを精神的に苦しませるためである。そのため、犠牲となった女性たちの直接の死因は、怪人たちの凌○に起因する「自殺」であった。
 後に「怪人災害」と呼ばれることになるこの問題に、世界は当初、通常の治安維持組織で対応していた。しかし、百人単位の犠牲者を出しながらも、ほとんど成果が上がらない状況が続くと、各国は共同で対怪人用に特化した部隊を編成してこの問題に対処するようになる。
 目には目を――ということで編成されたその部隊は、隊員全員が戦闘用に特化された「デザイナーベイビー」で構成された。その際、全員が女性で、しかも類稀な美少女で編成された理由は、上層部の趣味嗜好というよりは、人々の不安や懸念を払拭させると同時に、怪人たちの欲望の耳目を彼女たちに集中させるためでもあった。
 北欧神話に登場する戦乙女にちなんで「ヴァルキリー」と名付けられた彼女たちは、区分けされたエリア毎、複数の部隊に分けられて世界中に配置され、人々の期待に沿う形で続々と戦果を挙げていき、多くの怪人たちを駆逐していった。
 しかし、怪人たちもただただやられているばかりではなかった。地下に潜り、徒党を組み、情報を交換し、犯罪者やならず者どもを飼いならして使役して、ヴァルキリー部隊の美少女たちに対して、反逆の機会を虎視眈々と狙っているのであった。
 全ては、強欲なまでに黒い欲望を、彼女たちにぶつけるために・・・・・・。

          *

「う、ぐぅ・・・・・・ぐぅぅ・・・・・・」
廃墟の地下に広がる広大な空間の中に、ミコトの呻くような声が響いた。
 ミコトは、手足を禍々しい色合いをした太い触手に拘束されており、ぶら下げるように身体を宙吊りにされていた。その下には、折れた刀剣が床に突き刺さることなく転がっており、その近くには無数の血が点々としていた。
また、ミコトが身に着けているスーツはボロボロの状態で、ところどころ破けて素肌が露出してしまっている場所があり、手を拘束されているため隠せてはいないが、右の乳房は根元から完全に零れ落ちてしまっていてピンク色の乳首まで空気に晒された状態にあった。
激しい戦闘があったことは間違いないだろう。しかし、ミコトの状態を見る限り、どちらが敗北したかは火を見るよりも明らかであった。
「く、うぅ・・・・・・ま、まさか、このあたしがっ、ま、負ける、なんて・・・・・・ッ!」
悔しそうに言いながら、目の前に広がる空間を睨みつけるミコト。彼女の目の前には、禍々しい色合いをした膨大な量のグロテスクな「肉塊」が滞留しており、それはさながら液体生物のような緩慢な動きで脈動していた。
 グロテスクな肉塊には、ギョロギョロ動く大きな目の他に、唾液のような粘液が滴る口が、それこそ数えるのも億劫になるほど無数に存在していて、ミコトの四肢を拘束している触手もその身体から生えていた。
巨大でグロテスクな肉塊から草木のように生えている触手の数はとても多く、それらはゆらゆらと宙を漂うように伸張しながら、ミコトの身体に絡みつき、ぬらぬらとした粘液を塗りたくりながら、じゅるじゅると汁を滴らせてまとわりついてきた。
「ぐ、うくぅ・・・・・・や、やめろっ、へ、へんなところを触るな・・・・・・く、うぐぅっ、き、気持ち、悪い・・・・・・ッ!」
 嫌悪感と不快感を露骨にしながら顔を歪めるミコト。
 しかし、彼女の心境などお構いなしといった調子で、全身にまとわりつく触手の群れは、スーツから露出した肌の上を這ったり、スーツ越しに肉付きのよい尻を撫でたり、あるいは露になっている乳房を揉んだり乳首をいじったりして、ミコトの身体を堪能することに執着した。
「くっ、うくぅっ、き、気持ち、悪い・・・・・・ッッッ!」
それら愛撫によって生じる不快感と、若干の微弱な快感刺激に耐えながら、ミコトはギリッと唇を噛みしめて、意を決したように、目の前に鎮座するグロテスクな肉塊をキッと鋭い眼で睨みつけた。
「お、おまえは何モノだ・・・・・・ッ、怪人、なのか? こ、答え――うっ、くふぐうぅうぅ・・・・・・ッ!」
詰問している最中に、露出している乳房を「ぎゅうぅぅっ」と強く握られた。白い乳房に触手が二重三重と巻きついて、形が変わって折れ曲がるように歪んでしまうほど、強く、まるで絞られるように握られたのである。それによって、巻きついた触手がミコトの乳房に深々とめり込むように食い込んだ。
「ぐ、ぐぅッ、うぐぅぅうぅぅうぅぅうぅうぅうぅぅぅ・・・・・・ッッッ!」
 顔を苦痛に歪ませながら、ミコトは頭の中で思考を巡らせた。
おそらく、意思はあるのだろう。それも、人の言葉を理解するほどの知性が。
 だからミコトは、乳房を握り潰される鈍い痛みに耐えながら、詰問を繰り返す道を選んだ。
「お、おまえは・・・・・・ぐ、ぐぅっ、な、なにモノ、なんだッ・・・・・・! こ、ここでッ、うぐくぅっ、な、なにをしてい、た・・・・・・くふぅうぅッ、だ、黙っていないで、こ、答えろ・・・・・・ッッッ! うぐううぅぅ・・・・・・ッッ!」
情報では、廃墟に巣くっているのは複数体の怪人だったはずだ。しかし、その姿は何処にもなく、居たのはこの「肉塊」の化け物だった。
 怪人は、遺伝子組み換えによって肉体が変貌しているものの、原型として「人」の形を保っている個体のことを指す。例外はなく、手や足が多くあったり、昆虫や軟体生物を彷彿とさせる触手や触覚が生えていたり、あるいは翼や、複眼を兼ね備えたりはしているものの、そのほとんど全てが「人」としての型を保っているはずだ。
 しかし、いま目の前にいる「肉塊」は、「人」と呼ぶことはおろか、地球上に存在するいかなる固形生物とも異なる姿形をしている。近い生物としてあげるとするならば、アメーバや粘菌が当てはまるかもしれない。しかし、これほど巨大で禍々しい単細胞生物など、見たことも聞いたこともなかった。
 最初、このグロテスクな肉塊を地下で見つけた時は純粋に驚きを禁じ得なかった。しかし、遭遇するや否や、触手を伸ばして襲いかかってきたため、ミコトはこの肉塊を「敵」と判断して応戦した。
襲いくる触手の群れを回避しつつ、ミコトは繰り返し斬撃を浴びせた。触手の動きは素早かったが、それでもミコトの身体能力の敵ではなく、戦いは最初から彼女の優勢であって、この正体不明の肉塊を屠るのも容易いと思われた。
 だが、このグロテスクな肉塊は、通常では考えられないような驚異的な再生能力を有しており、伸びてくる触手を何十本と切断しても、あるいは本体に直接必殺の斬撃を浴びせても、致命傷はおろか、傷すらつけることができたかったのだ。しかも、切断した触手は、それ自体が意思を持っているかのように動いて、そのまま肉塊本体に合流するといった有り様であったのである。怪人には超常的な力を持つ個体が少なくないが、これは常軌を逸していた。
 その結果、ミコトは次第に追い詰められていき、攻撃を回避する力が低下してしまった。そして最後、一瞬の隙を突かれ、腹部に強烈な一撃を喰らって戦闘不能に陥ってしまったのだった。
「く、うくぅ・・・・・・ッ!」
スーツ越しに、あるいは直に肌を、全身を無数の触手に愛撫されながら、ギリッと歯を噛みしめて、ミコトは詰問を繰り返した。少しでも、なにか情報を集めようとするかのように。
「お、おまえはいったい、ぐぅっ、な、何モノだ・・・・・・な、なにが目的で、うぐぅっ、こ、こんな真似をするんだ・・・・・・ッッッ、くぅ、うぐぅ・・・・・・ッ! こ、こたえろ、こ、この変態が・・・・・・ッッッ!」
問いかける以外に、いまのミコトにできることは少ない。だからこそ、返答が無いことに不安を覚えても、繰り返し問わずにはいられなかったのだ。
「お、おまえは、いったい―――」
『ナニヲ、スルカダト?』
「――ッッ!」
突然、反響するような異質な「音」が、「声」として地下室に響いた。
 その「音」は、目の前に鎮座する、巨大でグロテスクな肉塊の複数の口から漏れるように発せられたものであった。
『貴様ラ「ゔぁるきりー」ヲ捕マエテスルコトトイッタラ、痛メツケテ苦シメル以外ニ、他ニスルコトガアルト思ウカ? ン?』
そう言いながら、無数の触手が蠢いて、ミコトのスーツをびりびりと破ってゆく。白い肌が空気に触れた。そしてその面積が拡大してゆく。すでに露出している乳房とは別に、スーツの中に納まっていたもう片方の乳房も露になって大きくぶるんと揺れた。まだ陰毛が生えていないパイパンマンコも白日に晒された。むしゃぶりつきたくなるような肉づきのよいでかい尻もだ。
「~~~~~ッッッ!」
身に着けていたスーツをまるで野菜の皮でも剥くように破り捨てられて、文字通りの意味で丸裸にされてミコトの顔面が羞恥心で赤くなった。強い精神力を有しているとはいえ、彼女はまだ二十歳にもなっていない生娘なのだ。全裸にされて、恥ずかしくないわけがなかった。
侮蔑の声が響いた。
『ハハハハハ、凄イ乳ダナ。下品ナ脂肪ノ塊ダ。コレハ嬲リ甲斐ガアル』
 そう言って肉塊は、無遠慮に、触手を使ってミコトの乳房を揉みしだいた。まるでその肉質を確かめるかのように。乳肉が、触手愛撫によって、柔らかく形を変えて触手がむにゅうっとメリ込んだ。
「・・・・・・ッッッ!」
 敵に己の乳房を弄ばれるという辱めを受け、ミコトはグロテスクな肉塊をキッと睨みつけた。そしてキュッと唇を噛みしめる。自由を封じられている身体がわなわなと震えている。
スーツを剥かれ、裸にされて、なにもかも丸出しの状態に曝け出されても、顔を赤らめただけで辛うじて悲鳴を堪えたのは、「敵」に屈しまいとする心が強く働いた結果であった。自尊心の高さと、精神力の強さと、それに伴う努力も作用しているはずだ。
内心では叫びたい気持ちもあるに違いない。しかし、いまこの状態でそんな声をあげれば、敵を喜ばせるだけの結果になることは目に見えていた。だからミコトは、歯を食いしばって必死に我慢したのであった。
(ぜ、絶対に殺す・・・・・・殺してやるッ! 絶対にッ、八つ裂きにしてやるんだからッッッ!)
そう内心で強い決意を咆哮しながら。
 むろん、口に出したのは別の言葉だ。
「ふ、ふんっ。無抵抗な女の服を破いたくらいでッ、い、いい気にならないことねッ! こ、こんなことをしたって、は、恥ずかしくもなんともないんだから・・・・・・ッッッ!」
『ホォウ。ソノ割ニハ声ガ震エテイルゾ。心拍数モ上昇シテイルシ、発汗量モ増エタ。フフフ、言葉トハ裏腹ニ、身体ハ正直ダナァ』
「・・・・・・ッッッ!」
子どものような強がりを、見透かされるように論破され、そのうえ侮辱するように嗤われて、ミコトは顔を悔しさで歪めた。それと同時に、内心の警戒感も高めた。
 この肉塊はただの「怪人」ではない。もっと別の、なにか異質な存在だ。その正体を探ることが、この窮地から脱出する手掛かりになるかもしれない――そう考えたミコトは、まだ自由に動かせる舌を使って戦う道を選択した。
「・・・・・・あ、あなたは何モノなの? 怪人、じゃないわよね・・・・・・?」
『フフフフ。知リタイカ?』
「え、ええ・・・・・・」
一瞬、不吉な予感が脳裏をよぎった。背筋にゾクッとした寒気を覚えるような感覚のだ。
この時、ミコトは目の前の肉塊に意識が集中していたため、背後から忍びよっていたイボ状のトゲが生えた無数の触手の存在に気づいていなかった。そう、その触手が、尖った先端を、ミコトのキュッと閉まった肛門に照準を合わせていることを。
グロテスクな肉塊が、無数の目と口を「にやぁ~」と歪めた。
邪悪に、嗤ったのだ。
『デハ教エテヤロウ。タダシ、我ガ責メ苦ニ耐エルコトガデキタラナァ』
その、次の瞬間だった。
 ずッ、ぶううぅうぅッ!
「んぎぃッ!?」
 ミコトの下半身に衝撃が走った。キュッと閉じていた肛門に、硬くてぬるっとした異物が這入ってきた感覚がしたからである。
「ぎぃッ、お、おし、お尻ィいぃぃッ!?」
 疑問の言葉を口にして、わななく視線を動かしながら、下を見ようとしたその時だった。
 メリッ、メリメリッ、メリメリメリリリブヂヂヂヂヂィィイィイィィィイィイィィ・・・・・・ッッッ!
「ほごおおおおおおおぉおおおおおおおおおおおおおおおおぉおぉおおぉおぉおぉおおぉぉおおおぉぉあぁあぁあああぁぁああぁぁああぁぁぁぁあぁぁあぁぁぁあぁぁあぁぁあぁぁぁぁあぁあぁぁぁッッッ!?」
侵入した触手たちが、ミコトの肛門を破壊する音を響かせた。
括約筋を強引にぶちぶちと引き裂いて、大きく拡げる。肛門は、一瞬にして大人の拳が入ってしまいそうなほど大きくなってしまって、ぬるっ色のついた半透明の粘液が雫となって滴り落ちる。
そして、その拡張された尻穴めがけて、まるで城門を突破するように大量の触手の群れが尻穴の中に入ってきたのである。それも凄まじい濁流となってだ。
ぬぶぶぶじゅるじゅりゅるりゅるるるるるるるるるるるるるる・・・・・・ッッッ!
という、下品な音を響かせながらだ。
「ふごおおおおぉぉぉおぉおぉぉおぉぉおぉぉおぉぉおおぉおぉぉおぉぉぉおおぉぉおぉぉッッッ! お、尻ッ、おおおおじりのッ、ああああ穴ッ、あなッ、にぃいいぃぃいぃぃぃいぃぃいぃいぃぃぃぃいぃいいぃぃッッッ!?」
驚愕に満ちたその声は、疑問の色をにじませる響きがあった。信じられない、といった感想が、咆哮となって発せられたのだ。
 実際、ミコトはいま自分の身体に、何事が生じているのか、すべては判っていなかったに違いない。自分の肛門を破壊的に拡張されたところまではなんとかわかった。しかし、その後に到来した衝撃は、あまりにも唐突で、そして巨大であったため、思考の理解が追いつかなかったのだ。
感覚としては下腹部に、猛烈な激痛と圧迫感、そして言葉では言い表せないような不快を感じているのだが、それがどのようにして生じているのかまでは、思考がぐちゃぐちゃになっていて状況を把握できていなかった。大小無数のイボ状触手が、ぬるぬるとした粘液を分泌しながら。拡張された尻穴に潜り込み、猛烈な勢いで逆流しながら、腸壁を圧し拡げて奥に奥に進んでいるなどとは、人間の想像を絶している。
 しかし、触手の大群が、我先にと競い合うように腸内を進み続けると、ミコトも次第に自分の身体に起こっている状況を把握し始めたようだった。
「ぐがあぁあぁぁあぁああぁぁぁあぁぁあぁぁあぁあぁあぁぁぁあぁあぁぁあぁぁあぁぁぁあぁあぁぁッッッ! は、入ってぎでるッ、は、這い進んでるッッッ! おおおお尻の穴がらッ、し、触手がッ、しししし触手のむむむ群れがッッッ、あああああだじのおおおおおながの中にッッッ、ははははいっできてりゅぅううぅぅうぅぅうぅうぅうぅッッッ! うぎゃあああぁぁあぁぁあぁぁぁぁあぁぁあぁぁぁぁぁあぁぁあぁぁぁぁあぁぁああぁぁぁぁぁああぁぁぁぁぁあぁあぁぁあぁあああぁぁあぁぁぁッッッ!」
口を大きく開け放ち、この世のモノとは思えぬ声を上げながら、自分の身に生じている事象を絶叫するミコト。事実、彼女の身に起こっていることはその通りであって、大小無数の触手たちによる体内侵入は、止まる気配の無いまま継続中だ。
ずぬぬぶりゅるるるるるるッ、ずぬりゅッ、ずぬぬぬぶりゅぶりゅぶりゅるるるるるるるるるるるる・・・・・・ッッッ!
 入る。入る。入ってゆく。大量の触手の群れたちが、拡張されたミコトの尻穴に殺到し、次々とその身を直腸の中へと潜り込ませてゆくのだ。
 それに伴って、ミコトの口からケダモノのような悲鳴が放たれた。


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