めかぶ亭 2019/07/17 17:48

キャンペーン日記 最終日 +中の人の心境

キャンペーン最終日、昨日の日記です。

キャンペーン期間中にせっせと書き続けたこの日記も、これが最後になります。


最終日の記事であると同時に、今回のキャンペーンの終わり方に対する私なりの考えと意見なので、長い記事になります。

結果はどうなるかまだわかりませんが、もし今回の終わり方をあまり良く思っておられない方がこの記事を見て下さっていれば、どうか最後まで一読していただければと思います。


昨日はキャンペーン最終日ということもあり、どういう結果になるか注視しながらも、『これで記事を書き続ける日々も終わるなー』と内心ホッとしてるところもありました。


10時くらいの時点で3位維持に十分な点があると判断し、暫くできていなかった室内トレーニングを始めました。
お気に入りのユーチューバーさんの新着動画もトレーニングできてないうちに溜まっていて、それを観ながらシャコシャコとトレーニングしてたら、普段40分のところを一時間近く走ってました.....

数日振りにまともに汗かいたなとシャワーを浴び、一息ついた時点で昼を過ぎていたので、昼食について考え始めます。


なんとか3位に届く気配があったので、この日の昼食はちょっと奮発して外で食べようと、あえて朝から何も食べていませんでした。

美味しいラーメンか、マックやファミレスでドカ食いか、回転寿司か.....
奮発といってもその程度で贅沢気分なのですが、どれも行きたくて決めがたくなってしまい、ツイッターでアンケートを取り始めました。


アンケートを投稿してから、Ci-enのほうで応援や支援に感謝する記事を書き始めます。
この時点で3位が決定的であったため、3位入賞の前提で記事を書き始めました。


そうこうしているうちに14時を過ぎ、キャンペーンが終了します。
私はキャンペーン結果の発表ページでもスクリーンショットして記事に貼り付けようと考えますが、結果は集計中となっており、はよ集計終わらないかなー、とCi-enの中でポチポチ始めるわけです。
(集計結果が19日になるのに気付いてなかった)


その時ようやく、とんでもない異変に気付きます。
サークルページのトップに表記される今月の売り上げが、増加しているのです。それも万単位。
慌てて通知を見ると、6万円分と1万円分のギフトチケット購入が、それぞれキャンペーンの終了直前に行われていたようでした。


正直おったまげました。
3位維持には十分なポイントがあるし、かといって2位とはかなりの差があるしで、まさかこの時点でチケット購入による後押しがあるとは微塵も考えていなかったからです。


私はすぐにめてんさんに報告を入れました。


この時の心境はとにかく複雑だったと思います。
恐らく一番強かったのは、驚きの感情です。
『めてんさんに報告しなきゃ』という、それをまず考えるだけで精一杯でした。

ちなみに、めてんさんとの緊急連絡にはLINEを使っているのですが、めてんさんがまたなんとも言えない感じのスタンプ使ってくるんですよね、ブサ可愛い的な.....


それはともかく、現状をどう判断すればいいのかわからなくなった私は、とりあえず暫定報告の記事を上げました。

普通に『嬉しい』という気持ちはあったのですが、どちらかというと不安要因のほうが大きかったのは事実です。

この支援を私がどう受け止めればいいのか、そして周りの人がどう感じるのか、そういう不安が渦巻いていました。


前日の夜には『明日にはキャンペーン終わるのでようやくシナリオのほうに注力できるようになります!』みたいな話をめてんさんとしていたのですが、とてもじゃありませんがシナリオのことなんて考えられる状況ではありませんでした。


ただ、ジッと考えてると不安に押し潰されそうだったので、とりあえずツイッターのアンケート結果に従って回転寿司を食べに行くことにしました。


徒歩20~25分くらいの距離に寿司屋があります。午前中にも運動してたので、この日は結構な運動量を稼げてのではと思います。


ちなみに中の人は、外とか歩いてるときにいきなりアクション映画やSF映画みたいな戦闘に巻き込まれちゃう妄想とか結構する派です。



めっちゃ久々の回転寿司です。
からあげとフライドポテトもありますが、基本的に中の人はどこに行っても真っ先にフライドポテトやからあげ頼みます。
寿司はマグロ系と納豆巻きしか食べません。あとカルビ寿司とかハンバーク寿司みたいなやつが好きです。



ぶっちゃけた話、ラーメンも捨てきれてなかったので、ラーメンも頼んで食べました。
フライドポテトが中途半端に残ってますがこれは食べ方が汚いのではなく、この後にパフェを頼むつもりだったのでパフェの後のお口直し用で少しだけ残しているのです。

食事の最後は塩系の味付けで締めくくらないと気が済まない人です。

食ってる途中で気付いてはいたのですが、明らかに食いすぎました。
いくら朝から食っていないといっても、そもそも私は普段からそんなに量を食べるほうではないため、ラーメン食べてる途中から明らかに胃が拒絶を始めていました。

しかし、なんだかこのラーメンのスープが異様に美味しく、結局はスープまで飲み干した挙句に、頼んだ手前残すわけにはいかないとパフェも完食し、一歩踏み出すごとに込み上げる『何か』と戦いながら会計をしました。
帰路はもう、それはそれはとてつもなく長いものに感じられました.....
ただ、家を出てから帰宅するまで2時間程度が経過していたようで、おかげで私の中でも気持ちが整理できて、今回の結果にどう向き合うべきか考えがまとまってきていました。


帰宅してCi-enを確認してみると、最後の最後に6万円の支援を入れて下さった方から、メッセージが届いていました。


要約すると、めかぶ亭への想いが暴走して高額の支援を入れてしまったこと、そしてその結果として不本意ながらもサークルに不安を与えてしまったことなどを重ねてお詫びする内容に加えて、『あくまで1ファンとして純粋に活動を応援したいと言う気持ちには誓って偽りありません(原文引用)』という気持ちが添えられていました。


私は思いました。この方はきっと、めかぶ亭が奇跡の逆転で歓喜する場面を想像して、ワクワクしながら支援をしてくださったのだろうと。
そして同時に、その気持ちに対して不安という形で応えてしまったことを深く後悔しました。


実はこの方、この6万円の支援とは別に、1万円の支援もして下さっていました。
ですので、前日に私のほうから感謝のメッセージを送っていました。

それに対し、このようなお返事を送って下さっていました。
『正直なところを申し上げればめかぶ亭さんの活動がこれからも健やかに続いてさえくだされば、支援する1ファンとしては十分なのです』

私はこのお返事に『ご要望の通り、当サークルはシナリオ担当とイラスト担当の二人三脚で健やかなる成長を続け、これからも更なる発展とご期待に沿える新作の発表を続けていくことを、ここにお約束いたします』といった文面を含むメッセージを改めて返信しました。

支援者さん曰く、こうしたメッセージのやりとりができたことも拍車をかけて、終了直前の追加支援という形に踏み切ったそうです。


こうした経緯もあったため、私はこの支援者さんに悪意がないことは重々承知していました。
メッセージにどう返答するか考えながらも、前日あまり寝れていなかったことや久々に動き回ったことが祟って体力の限界にあった私は、まずは一旦仮眠することにしました。


仮眠とかいいつつ、4時間くらいぐっすり寝てた気がします。
起きてからまず、返信よりも先に、これから帰宅するめてんさんにどう報告するべきかを考えました。

私は何事もめてんさんに相談をするのですが、一方で大抵の場合は相談の後に得られる回答を端から決めている場合が多く、相談というよりは欲しい回答を得るための打ち合わせ、という意味合いが強かったりもします。

キャンペーンの件はほぼ100%私の管理化かつ私の独断で行っており、めてんさんはその管理について私に一任していました。

めてんさんの帰宅後、状況がどうなっているかの報告と、そして支援者さんの為にめてんさんに少しでもイラストを多く描いていただくための打診を行いました。


めてんさんは今回の件について、物凄く前向きに、そして素直に『嬉しい』という気持ちで捉えて下さっていました。
支援額の内容よりも、それだけの強い気持ちでめかぶ亭を応援して下さる方がいるという事実に対する、嬉しいの気持ちが大きいんだと思います。
金額の大きさに私が戸惑っていても、良いものを作ることに有効利用しましょうと言って下さっていました。


結果、経過報告の記事でも報告しましたように、制作するイラストを1枚から2枚に引き上げることで意見が一致し、アストルフォの二次イラストに関してどういったシチュエーションを想定しているかといった所まで、話し合いを進めることができました。


めてんさんは基本的に帰りが遅いので、この話し合いが終わった時点で時間は1時頃です。
そこから改めて、支援者さんからいただいたメッセージを読み返し、返信を綴りました。
圧倒的な感謝の気持ち、そして素直に嬉しさを表に出せなかったことへのお詫びと後悔、私が逆の立場でも同じことしたと思うという理解の気持ち、頂いた支援をどう活用するか相談したことなどを書きました。


そこまで終えて朝の4時、私の長い一日が終わりました。




ちなみにこのご支援者さんからは重ねて返信を頂いており、めかぶ亭の創作に対する強い想いと、そして『何て事のない一般人』である自分にとって、今回は偶然に高額の支援をする機会に恵まれたことの説明などもありました。

正直、一体どんな資金力をもってしてここまでの支援をしていただけているのだろう?というのは疑問に思っていたところなので、この返信をもってして、改めて支援していただいた計7万円という金銭の重みを、実感しております。


もちろんこの想いは、この支援者さんに限った話ではありません。

高額支援を頂いた方へのメッセージ、その返信を見る中で、皆様がめかぶ亭の創作に強い魅力を感じて、純粋に応援したいという気持ちから支援したという事実が、ひしひしと伝わってくるのを感じます。


先日集計を出したアンケートの件もそうですね。
回答した中で多くの方が、様々な想いを書き添えて下さいました。

『ここまでヒットした作品はめかぶ亭さんが初めてです』

『私はめかぶ亭さんの作る作品が好きなのでシエンであっても二次創作であっても、商業作品であっても購入すると思います。軸が触れない限りは』

『ここまで、はまったサークルは初めてなので(他に好きなサークルはないですが)、頑張ってください!』

こういった想いに触れるたび、めかぶ亭が『王道』から一歩外れた、『めかぶ亭らしさ』を探求し続けていることの意義を実感します。

そして厳しい言葉を頂くことで、まだまだこのままではいけないという戒めも感じるわけですね。



さて、今回の件について、中の人の見解のようなモノも綴っておこうと想います。
危惧した通り、やはり一部に、今回の結果を良く思っておられない方がいらっしゃるようなので.....



ご存知の方も多いと思いますが、中の人は現在、本業としてサークルの専属ライターをしており、Ci-enの更新を始めとした管理・更新業務を行っております。


つまり私は、趣味の延長というより仕事としてCi-enの更新をしていることになります。


完全に営利目的でやっている手前、どうすれば皆様から支援を得られるか、そしてどうすればより効率的に頂いた支援に見合う見返りを皆様に提供できるかということを、真剣に考え続けています。


私はそれが、私にとっての使命であり義務だと考えています。
皆様の支援を頂けているから私の生活がある手前、見返りを提供するのは当然の責務であり、そしてその見返りの内容についても常に磨きをかけ続けなければ、支援はいただけなくなり私の生活も終わってしまうわけです。
より多くの支援を集める一方で、それを最大限効率的に、有効に使って、サークルを発展させ、満足度として還元する.....それがめかぶ亭における私の重要な役目のひとつです。

そして作家.....つまり自営業者というのは社会保障の枠の外にいる存在ですので、今ある収入で生活できているからと現状に満足していれば、将来は地獄を見ることになります。
ですので私は一日のうちの多くの時間を、サークルのことについて考える時間に割いています。


それはもちろん、フェレスティアや退魔忍のシナリオの構想、そして広大な世界観の構築・制御・整理から始まり、そして『どうすればもっと収益を増やせるか』という即物的なこともものすごく考えています。


今回のキャンペーンについても、どうすればより効率的に、より良い結果を残せるのか、開示があった時点からしこたま考え続けていました。

Ci-enの公式は、Ci-enの投稿記事について「何を書くか悩むことはないし日記や中の人の考えを発信するツールとしてつかってもいいよ」的なスタンスでいるようでしたので、まず私は記事の投稿数を大幅に増やす手段をとりました。

これについては、キャンペーン開始前日に【キャンペーンに参加するので、応援よろしくおねがいします!】の記事でも展開を行いました。
そしてこの記事の中で、ギフトチケットに関する方針も明確に打ち出しています。
私はこの時点で、ギフトチケットはまだ購入しないよう要請を行いました。

まずは自分の努力とそれに対する応援だけでどこまでいけるかを様子見する、そして状況を十分に見定めた上で、最も効率的なやり方でギフトチケットによる支援を募集する、これが中の人の当初からの作戦でした。

何故そのようにしたかと言えば簡単な話で、まず金銭的な支援を頂くより前に私のキャンペーンに対する意気込みを見せるのが当然であると考えたことと、そして金銭的な支援をいただくのであれば最低でも3位以内は目指したい、と考えたからです。

逆に言えば、3位以内が目指せないならギフトチケットは買って欲しくありませんでした。上位入賞という結果が見込めないのにキャンペーンに漬け込んでチケットを購入していただくことは、私の主義に反するからです。


結果として、私はキャンペーン終了1週間前にプランを新設し、ギフトチケットによる支援を求めました。
これ以前のギフトチケット購入は1件1枚のみであり、そしてこの時点でのめかぶ亭の順位は5位前後です。

中の人が決して、ギフトチケットのみに依存して上位を目指したわけではないということは、期間中めかぶ亭を応援し続けていただいた方なら十分に理解いただけると思います。

あくまでも私は皆様から支援をいただく上で当たり前のこととして、最も効率的に、そして決してそれだけに依存しない方法を考え、それを実践しました。


本件において、お金で勝ちを買ったと考える方は絶対にいらっしゃると思います。

私はその考え自体は否定しません。私は明確に、ギフトチケット購入による加点というルールを最初から意識し、それを有効活用できるように動いてきたからです。


ですが、努力をしていないめかぶ亭がお金で勝ちを買ったという方がいれば、それは明確に否定しますし、もしそのような見解でめかぶ亭や支援者を貶めるような言動が繰り返されるようでしたら、厳正に抗議させていただきます。


ひとつ言えることは、ただ単に『こういうキャンペーンやってるのでギフトチケット買ってください!』といっても、万単位のチケットを買ってくれる人なんていないということです。

最後の最後にギフトチケットを買って下さった方もそうですが、私が本気で勝ちに行く姿勢をみせていたからこそ、そしてめかぶ亭の作品を愛して下さっていたからこそ、めかぶ亭に思いを託して下さいました。

めかぶ亭が、ひいては私やめてんさんが、今まで必死の思いで積み重ねてきた努力があるからこそ、今回の結果があります。
結果といいましても、まだ運営側が今回の結果をどのように発表されるか、私にも未知数であるわけですが.....

もちろん、他のサークルさんが頑張ってないとか、そういう意図は一切ありません。
むしろ私も他の上位サークルさんと同じで、本気でサークル活動に取り組み、本気で勝ちに行き、そしてそれを本気で応援してくださる方がいた、ただそれだけの話なのかなと私は思います。



どうかご理解いただけますと幸いです。

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