イ教徒/ヒゲ 2023/02/17 01:58

【進捗】回想のフォーマットを実装しつつ、序盤の内部処理を修正しなきゃという話

前回のオプション周りに引き続き、という感じの記事です。

恐らく今月に可能な更新はver.0.06のみになるのですが、
エッチシーンをそれ以上追加できない代わりに
UI周りをきちんと完成させたいと考えています。

回想シーンを実装できると一気にきちんとしたゲームっぽくなるので、
体験版を開いた際の見栄えや触り心地も、ポジティブな物へ変わると思います。

◆◆◆

まず、タイトル画面に選択肢を追加しました。

「操作説明」は選択肢を追加しただけで、中身はまだ一切作っていません。
なお基本的にセーブデータ作成後のタイトル画面のキーは
デフォルトで「コンティニュー」へと合わさるので、
利便性を上げるべく、その下の段に回想を配置。無駄なクリックを減らしたい。


「回想」を開くと、こんな感じ。

各選択肢にカーソルがあっている状態で、
対応したキャラクターの立ち絵が表示されます。


ゲーム進行に合わせて選択肢が解放されます。

これは全セーブデータでフラグを共有して回想モードに反映させるという
ゲーム制作の素人的には難しい作りなので、実装できて嬉しかったです。
ちなみに名前変更は回想内でのみ有効。


「シキさん」を選ぶと、こんな感じ。

ネタバレ回避のためイベント未実装の選択肢にカーソルを合わせていますが
これもキャラ選択の立ち絵表示と同じ作りで、右側の空白部分に
カーソルがあっている選択肢のシーンのサムネイルが表示されます。
こちらもゲームの進行に合わせて選択肢が解放されます(画像は全開放の状態)。

画像にあるシキさんの全シーン+フィルラさんのプロローグまで作れたら
予告ページを作り体験版として公開する予定なのですが、
合計10シーンの収録は、体験版としてはなかなかボリューミーな気がします。


さらに、史上初(…ではないと思うけど、少なくとも私は前例を知らない)!
回想の全開放で敗北を味わえるゲーム!

どちらの選択肢を選んでも、フィルラさんがおちんちんを煽ってくれます。
前回の記事でも書きましたが、遊び心があるゲームに憧れるので。

ちなみに作中で見ていなくても敗北シーンは回収される設定にしますので、
よくある敗北回収用のプレイみたいなことは、基本的には不要な作りです。

あと選択肢はデフォルトで「どちらも選択していない」状態に
出来ることに気づいたので、他のシーンも含めてそうすることに。
連打で誤クリックせずに済むので親切ですね。


回想モードはツクールの同人ゲームでよくある、
セーブデータ内で回想部屋へと移動し、オブジェクトを調べると
任意のシーンが回想される…という形式ではなく、
タイトル画面から選択できてサムネも確認できるという
自分が使いやすそうに感じる形式を、自分なりに作ってみたつもりです。
簡素ですが見やすく使いやすい形に出来たと思っています。

回想は通常のゲーム進行とは全く別の作りになるので
何もかも1から調べて考える必要がありましたが、そんな中で
フォーマットを自作できたことは、とても嬉しいです。

◆◆◆

※ここからの文章はイラストもない、作業についての話です。
システムや内部処理の話ばかりの退屈な物なので、興味のある方だけどうぞ。
本当に長くて面白くないです。

◆◆◆

回想のフォーマットはとりあえず作れたので
今度は既存のイベントシーンを回想用に調整するわけですが、
元々回想にどのように対応するのかを考えずに作っていたこともあり、
これに関しては、やることがとても多いです。

書き連ねると

・作中の各所に回想解放用のフラグを用意して反映させる
これはたぶん難しくはない。

・一部シーンで修正したい箇所があるので回想作成前に手直しする
これは結構面倒。

・各イベントの単純なコピペだと不具合が生じるので、全て回想用に手直しする
これはとても面倒。

・特に戦闘時の一部数値はプレイ中のデータから引っ張ってこないとダメ
これは非常に面倒

・序盤シーンの画像表示周りを全面的に修正したいので手直しする
これは恐ろしく面倒。

・あとオプション周りも通常のゲームプレイとは違う物にする必要がある
これはまだ具体的なイメージが頭の中に無いので面倒。

こんな感じです。


回想は作中のシーンを回想用の場所へコピペして手直しする都合上、
回想実装後に元のシーンを修正すると回想の方も直す二度手間となるので、
「後で修正しよ」と考えていた箇所を、先に全て修正する必要があります。
2番目と5番目の作業がそれですね。

で、特に面倒な5番目は
「最初に作ったイベントは何も考えず差分を全て一枚絵で作っているので
容量がとんでもなく膨れており、その画像を差し替えてレイヤー表示させたい」
という物です。

参考までに、vsシキさんのラウンド1で使用した
地球で一番頭の悪い差分の画像一覧がこちら。

同じ画像だらけですね。
アルファベットが足りなくなって途中から数字にしているところが
最高に頭の悪さを感じられて好き。
頭が悪すぎて、このシーンだけで画像ファイルが120MBくらいあります。

例えば表情を変えるのであれば、顔の違う一枚絵を用意するのではなく
顔の部分だけの画像を用意してベースの絵に重ねればいいので、
そういう風に修正したいという話でした。
ちなみにラウンド2からはそういう作りに変更したのですが、
ラウンド2の画像の容量は10MB程度です。差が酷すぎて面白いですね。

ラウンド1とその次の幕間シーンがこの作りなので、
上の世界一頭の悪い画像のような箇所の差分を改めて部分ごとに作り、
ツクールの表示周りを作り変えてと(これが不具合起こしそうで一番怖い)
そんな作業をします。


という感じの作業を全て終えたら、
やっとこさ回想モードを成立させられるという話でした。

◆◆◆

あと操作説明も実装予定ですが、
これも作中の進行に合わせて解放する作りにする予定です。

最初に説明だけ一気に見てしまうと理解しづらい上にやる気が削がれるので、
ゲーム開始時にはゲームの操作周りの説明だけ見られるようにして、
戦闘に関する説明はチュートリアル終了後に確認できるようにします。

触れば何となく理解できることを全て説明しようとして
逆に分かりづらくしてしまうのは、極力避けたいと考えています。

ただ説明文を作ると言うのはなかなか面倒な上に
後回しにしても問題はない要素ということもあり、
これは実装は後になるかもしれません。

◆◆◆

その他の要素だと、体験版ではこれまでオートセーブのファイルを
作りまくることで各シーンを任意で見られるようにしていたのですが、
回想を実装した場合はそれが不要になるのでセーブ周りも見直します。

具体的に言うと、回想実装後のオートセーブは
「最新のデータ」と「現在のヒロインの冒頭のデータ」
の二つだけあればいいかなと考えています。

前者は普通のオートセーブとして、後者に関しては
このゲームは詰むことは無いと思うのですが、一応詰み防止として
何か困ったらそこからやり直してねという、保険を用意しておきたいと思い。
作って行く中でやっぱり不要だなと思ったら削除する気もします。

◆◆◆

それと前回の記事で
「オプションをクリックすると、そのクリックで文章も送られてしまう」
と書いたのですが、これは
「オプションのアイコンにマウスポインタが触れたらオプションが開く」
という作りへと修正して、文字が送られないようにしました。

ポインタを誤爆するといちいちオプションが開いて鬱陶しいのですが、
開くたびに必ず文章が一回送られてしまうストレスと
慣れれば回避できるストレスを天秤にかけて、後者を選んだというか。
エロいテキストを読むゲームなので、
テキストが一回分飛ばされちゃうのはやっぱりダメだよなと思い。

当初は「右クリックで開くようにすれば文字送りされずに済むのでは」
と考えたのですが、そうしてみたら今度は
右クリックによるテキストウィンドウ等の消去と競合したのか
ゲーム再開後もオプションのアイコンが消えたままになってしまったので、
右クリックは諦めてポインタを重ねるだけで開くようにしました。

ポインタを合わせるだけで開くのは誤爆というデメリットはありますが
慣れさえすればクリック不要なので、プラスの面も一応あります。


それと前回「2回押さないとtabキーが反応しない」と書きましたが
これはツクールMV自体のバグだったらしく、
それを修正するプラグインを作って下さった方がいらっしゃったので直りました。

◆◆◆

というわけで、作業関連の長話でした。

エロシーンとしてはラウンド2の後の幕間を作っているところですが
それと同時にこんな感じでUIや内部処理の改善もしていますので、
更新ペースが遅くて申し訳ありませんが、ご容赦くださいませ。

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