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2022年 09月の記事 (15)

レモネードオアシス 2022/09/25 07:00

秘密の快楽14

最終回。
ここまで読んでくれてありがとうございました!


目次

秘密の快楽(カテゴリー)

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♪エピローグ 初めてのおむつ登校

(バレて、ないよね……)

 意を決して紙おむつを充てて登校してきた初日。
 ミリーはスカートのなかの紙おむつを意識するだけで鼓動が早くなるのを感じていた。
 カサリ、
 椅子に座り直すと、紙おむつが擦れるかすかな音が聞こえてくる。
 ときは静まりかえった社会の授業中。
 紙おむつが擦れる音が、妙に大きく感じられる。

(聞こえて、ないよね)

 大丈夫。
 気づいた様子の生徒は誰もいない。
 これならば、おしっこをしてもバレることはない……だろう。

(おしっこ、しちゃうんだ……。教室で、みんながいるところで)

 今は六時限目の授業中だ。
 昼休みからずっと我慢していたので、膀胱の限界が近かった。

(おむつ充ててきたんだし、おしっこしないともったいないし)

 そんなことを考えながら、ゆっくりとおまたから力を抜いていく。
 ミリーが朝から充てているおむつは、まだおしっこに濡れていない。
 おむつにおもらしをする勇気が、どうしても湧かなかったのだ。
 だけど、せっかくおむつを充ててきたのだ。
 おしっこをしないともったいない……。

 じゅわわっ。

「ぁっ」

 背徳的な温もりが、おむつの中に広がっていき、ミリーは短い声を漏らしてしまう。その声には、どこか熱が籠もっていた。

 しゅぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ……。

 おむつの中から、くぐもった水音が聞こえてくる。
 静まりかえった教室に聞こえているのでは? そう思えるほどの音の存在感が、股間から発せられる。

(あっ、あっ、あっ)

 しゅいいいいいいいいいい……。

 一度始まってしまうと、ミリーの緩みきった尿道はおしっこを止めることができない。
 生温かい感触が股間に広がり、お尻の方にまで広がっていく。

(おしっこしちゃってるんだ……。私、教室で……!)

 しょわわわわわわわわ~~~。

 おむつから溢れ出してきていないと分かると、そこからの理性の決壊は早かった。
 ミリーはおまたから完全に力を抜くと、なんの躊躇いもなく背徳的な行為に身を任せる。

(おまた、あったかい……。もこもこ膨らんで……気持ちいい)

 しょおおおおおおぉぉぉぉぉ~~~。

 ブルルッ!
 ミリーは大きく身震いすると、初めての教室でのおしっこは終わった。
 おしっこを受け止めることになったおむつは――。

(漏れ出してきて、ない、よね……?)

 椅子の上で座り直してスカートを確認。

 ……大丈夫、みたいだ。
 おむつはミリーのおしっこを全て受け止めてくれたようだ。

(おむつ、凄い……。これなら便秘でお腹が張ってるときも安心できる、かも?)

 そんなことを思いながら『ほぉ……』熱い吐息を漏らす。
 ミリーのうなじは熱を持ち、桃色に染まっている。
 それはミリーがおむつに身を任せた瞬間だった。

(今度……、またうんち……、おむつにうんち、してみようかな……。家で……ううん、学校で……)

 学校でおむつにうんちおもらし――。
 そんなことをしたら、私はどうなってしまうのだろう?
 変態、なのかなぁ……?

 ミリーのお尻を包み込むおむつは、おしっこで冷たくなってきていたけど……、

 じゅわわっ、

 おまたのところだけが熱い蜜で蕩けていた。

 ミリーは、取り返しのつかない性癖に目覚めたばかり――。


おしまい!

ここまでお付き合いいただきありがとうございました!
手探りながらの更新でしたが、楽しんでもらえていたら嬉しいです!


この小説は、同人誌『真夏の記憶』として発表しています。
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レモネードオアシス 2022/09/23 08:29

百合の館10

いつも温かいご支援ありがとうございます。
今日は金曜日と言うことで、小説を更新する日です。
楽しんでもらえたら嬉しいです。

おむつ貞操帯をあてて登校。
授業中の教室で尿意に襲われる。
貞操帯は、外せない。


目次

カテゴリー

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(どうしよう。おしっこしたくなってきちゃってる……)

 朱里が尿意を感じたのは、一時限目の理科の授業中のことだった。
 おむつが濡れているから、それだけ尿意を感じやすくなっているとでもいうのだろうか?
 いつもよりもトイレが近くなっているような気がする。

(休み時間まで我慢しないと)

 そう思って時計を見上げて時間を確認してみると……しかし、まだ授業が始まって十分ほどしか経っていなかった。
 休み時間まで、あと四十分。
 トイレを我慢し続けるには、ちょっと厳しい時間だ。
 ただでさえ濡れたおむつに尿意がこみ上げてきている。

(休み時間まで……ううっ)

 いくらおむつをあてているとはいえ、教室で、しかも周りにクラスメートたちがいる教室でおしっこをするのは恥ずかしすぎる。
 ただでさえ女の子は、おしっこをするときでさえも個室でたった一人で用を足すのだ。
 人前でおしっこをするだなんて、考えられないことだった。

「あぁぁっ、ううっ」

 じゅももももっ!

 だけど身体というのは正直だ。
 どんなにおしっこを我慢しようとしても、少しずつおしっこが漏れ出してきてしまう。
 既に冷たく濡れているおむつの内側が、生温かく濡れていく。

(だ、だめぇ……ぁぁっ)

 しゅわわっ、
 しゅわわわわっ。

 おまたがキュンキュンと痙攣するたびに、ピュピュッとおしっこが噴き出してくる。
 もう少しでも力を抜いたら膀胱からおしっこが噴きだしてきそうになっていた。

(せめて、せめておトイレまで……うぁぁっ)

 プシュ……ッ。
 シュイイイイイイイイイイイイイ。

「あっ」

 おまたのぬくもりが広がったと思ったときには、もう手遅れ。
 視界が真っ白な閃光に包まれ、フッと意識が遠のく。
 椅子に座っているというのに浮遊感に包まれると――、

「~~~~~~~~~!」

 ぢゅももももももももももももっ!

 我慢の限界を超えた朱里は、為す術なく失禁していた。
 生温かい感触が股間に広がっていき、お尻までもヒタヒタに温かくなっていく。

 ぢょぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼ……っ。

 制服のスカートの中からくぐもった水音が鳴り響く。
 もしかしたら近くにいる生徒に聞かれてしまうかもしれない。
 それでも朱里は漏れ出してくる恥水を止めることができなくなっていた。

「ぁっ、ぁっ、ぁっ、ぁっ、ぁっ」

 しゅわわわわわわわわわわわわわ!

 恥ずかしい水音を立てている朱里は、酸欠になった金魚のように口をパクパクさせて、虚空を見つめている。
 その口元からは、一筋のヨダレが垂れてきていた。
 おもらしという背徳的な行為に、快感を感じてしまっているのだ。

(教室なのにぃぃぃぃっ)

 じょぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼ!

 パンパンに膨らんでいる膀胱からは、その圧力に押し出されるかのように勢いよくおしっこが噴き出してきている。
 おしっこを止めようと思っても、ヒクヒクと縦筋が虚しく痙攣するばかりだった。
 こうして椅子に座ったままでの失禁は、十秒ほど続いた。

 プルルッ!
 ぷっしゅぅぅぅぅ!

 大きな身震いとともに最後の一飛沫を噴き出すと、朱里のおもらしは一気に終わる。
 女の子の尿道は太いぶんだけ、おしっこを我慢しているときに放つと一気に噴き出してしまうのだ。

「はぁ……、はぁ……、はぁ……」

 立ちくらみのような目眩を感じながら、朱里は頬を赤く染めて周囲を一瞥する。
 派手な水音を立ててしまったから心配だったけど……、
 どうやら、朱里の失禁に気づいたクラスメートは誰一人としていないみたいだった。

(よかった……。バレてない……)

 しゅいいいいい……。

 安心すると、緩みきった尿道から残尿が漏れ出してくる。
 それでも紫帆にあててもらったおむつ貞操帯からおしっこが漏れ出してくるということはなかった。
 朱里の失敗は、おむつがすべて覆い隠してくれている。

(凄い。おねしょしたのに、全部おしっこを閉じ込めてくれている)

 匂いさえも漏れ出してきていない。
 それに周りにいるクラスメートたちにも気づかれていないみたいだった。
 それは教室でおしっこをしてもなにも問題がないということだ。

(ここでおしっこをしても、バレない……)

 ぐじゅり。

 座り直すと、お尻と椅子に潰された布おむつからおしっこが滲み出してくる。
 それでもおしっこが漏れ出してくるということはなかった。

 それから――、
 二時限目、三時限目。

「はぁぁ……」

 しゅわわわわわわわわわわわ。

 朱里はなんの躊躇いもなく教室で尿意を放っていた。
 そのたびにじんわりとおまたが生温かくなって、お尻のほうにまで広がっていく。
 やがておむつの生地が冷えてくると、おしっこが近くなってしまっているのか、更におしっこが漏れ出してくる。

(トイレに行かなくても、いいかな)

 しゅいいいいいいいいいいい……。

 授業中の教室でおしっこをしながら、朱里はそんなことを考えていた。
 きのうはおむつ貞操帯をあてているとはいえ、おしっこをするときはトイレでしていた。
 それなのに、たった一日で教室でなんの躊躇いもなく尿意を放っている。
 それだけ、いつのまにか朱里は紫帆のことを信頼していたのかもしれなかった。

(お姉様に包み込まれているみたい。おまた、あったかぁい……)

 じゅもももももももももも。

 昼休みが終わって、午後の授業になってからも、朱里は人知れず教室で尿意を放ち続けていた。
 今日は体育も、移動教室もないからトイレにさえも立っていない。
 こうして朱里は一度も席から立つことがなく、放課後を迎えていた。

        ☆

 放課後になって、朱里は家路につくために席を立つ。
 今日は登校してきてから一度も席を立つことはなかったから、7、8時間ぶりに席を立つことになる。

 グジュ……。
 たぷ……、たぷん……。

 立ち上がると真っ先に感じられたのは、おむつ貞操帯の中に溜まっているおしっこの感触だった。
 一日分のおしっこはずっしりと重たくなっていて、おむつカバーのなかの布はぐしょ濡れになっていて、おしっこが波打っているようだった。

「帰ろう……」

 重たくなっているおむつに顔をしかめながら廊下に出る。
 放課後になったばかりの廊下は、部活動に行く生徒や帰宅する生徒たちでごった返していた。
 そんななかを背筋を正して歩き、スカートの中が見えないように気をつけながら下駄箱で靴を履きかえる。
 校舎を出ると、冬の空っ風が太ももを撫で回していく。
 凍えそうな寒さだったけど、

 しゅわわわわわわわわわわ……。

 ごく自然に尿道が緩むと、おしっこが漏れ出してきておむつの中が生温かくなっていく。

 たぷん……。

 おむつのなかではおしっこが波打っていた。
 もうお尻のほうまで生温かくなっていて、お尻を優しく包み込んでくれている。

「お姉様。いま帰りました」

 屋敷の扉を開き、なんとか今日もおむつをあてているということをバレずに帰宅する。
 紫帆はいつものようにロビーのソファーに身体を沈めて読書していた。
 紫帆は顔を上げると、

「おかえりなさい。無事に帰ってきてくれてなによりだわ」

 うっすらと笑みを浮かべて応えてくれる。
 そしていつものようにソファーから身体を起こすと、

「それじゃあ、そろそろお夕飯の準備しちゃうから。朱里は宿題でも片付けててちょうだい」
「はい。わかりました」

 なにげない会話だけど、朱里にとっては胸の奥底がじんわりと温かくなってくるかけがえのないことだった。

(今夜も、お姉様におむつを交換してもらえる……)

 じゅわわっ。

 そのことを想像しただけで、朱里の秘芯は熱く疼き、ネットリとした蜜を漏らしている。
 新しいおむつに換えてもらうまで、あと数時間――。
 きっと、そのころにはおむつの内側はヌルヌルになっているに違いなかった。

        ☆

(おむつ、熱くて蒸れちゃってるよ……)

 待ちに待った23時。
 これから朱里のお風呂の時間の前に新しいおむつに交換してもらえる時間になった。
 朱里は寝間着を持つと、紫帆の部家のドアをノックする。

「はい。開いてるわよ」
「失礼します」

 落ち着いたオフホワイトの壁紙に暖色系の間接照明。
 紫帆の部屋に一歩踏み込むと、ふんわりとしたラベンダーの香りが鼻腔を満たす。

「それじゃあ、おむつを外してあげる」
「お、お願いします……っ」
「そのまえに……、ちゃんと出せてるのかしら? おトイレも禁止だから、いまのうちに全部出しておかないと大変なことになると思うけど」

 確かに、紫帆の言うとおりだった。
 今日はおねしょをしてしまってからというもの、何回もおしっこを漏らしてきた。
 だけど、大きい方はといえば、音沙汰なしだった。

「あの……。今日はまだお通じがなくて……」
「出てきそうにない?」
「それは……ううっ、頑張ってみますっ」

 朱里はその場にしゃがみこむ。
 それはまるで和式トイレでするときのように。
 ワンピースの部屋着からは、花柄のおむつ貞操帯が丸見えになっているけど、恥ずかしがっている場合じゃない。
 これからもっと恥ずかしいところを見られるのだから。

「ふっ、ふぅぅ……んんっ」

 しゅいいいいいいいいいいいい。

 顔を真っ赤にさせて息んでみる。
 だけど紫帆に見られているせいか、お腹にうまく力が入ってくれない。
 どうやらお腹に溜まっているうんちは固くなっているらしい。
 その代わりに、漏れ出してきたのはおしっこだった。

「んんんっ、ううっ、んんん!」

 しゅわわわわわわわわわわわわ。

 息みすぎて頭がクラクラしてくる。
 それでも肛門が虚しく痙攣するばかりだった。
 うんちが出てきてくれる気配は、まったく無い。

「はぁ……、はぁぁ……。ううっ、出てきてくれない……です」
「そう。それじゃあ明日にキャリーオーバーね。このおむつ貞操帯はうんちをおもらししても匂いが漏れないようになってるし、それに……明日は学校、お休みでしょう?」
「あ、はい。明日は土曜日なので学校はお休みです」
「それならもしもお腹が痛くなっても安心。見ているのは私しかいないし」
(それが恥ずかしいんだけどなぁ……)

 とは思うけど、たぶんそのことは紫帆も分かって言っているのだろう。なんとなく分かる。なんとなく、だけど。

「さて、それじゃあおむつを外してあげるからジッとしてなさい」
「あっ」

 紫帆にお姫様抱っこされたと思ったら、もうベッドに仰向けにさせられていた。
 反射的に脚をカエルのように開いていて、おむつが丸見えになっていた。
 それは早くおむつを外して欲しいと言わんばかりに。
 紫帆は手際よく腰紐のワイヤーにかかっている南京錠を外すと、

 もわわ~ん……。

 濃密なアンモニア臭とともに露わになったのは、一日分のおしっこを吸収し続けてきた布おむつの内側。
 出してから時間が経ったおしっこは、鮮やかなレモン色から、茶色く変色していた。

「いっぱいできて偉いぞ」

 ぎゅるるるるっ。

 おむつを外された瞬間、おまたをひんやりとした霊気が撫で回していく。
 そのせいだろうか?
 あんなにもお腹に力を入れても出てきてくれなかったというのに、今更になってお腹から茶色い不協和音が聞こえてくる。
 だけど不幸中の幸いか、紫帆には聞こえていなかったらしい。

「さて、それじゃあお風呂で思う存分お肌を磨いてきてちょうだい。上がったらまた新しいおむつをあててあげる」
「わ、わかりました……っ」

 どうしよう。
 急にお腹が痛くなってきただなんて恥ずかしくて言えない。
 だけどおむつを外してもらってからのうんちは、試補との約束を反故にすることになる。

(我慢してお風呂に入ろう。それでお姉様に新しいおむつをあててもらおう)

 人知れずに決意すると、朱里はベッドから降りてお風呂に入ることにする……。


百合の館11につづく!

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レモネードオアシス 2022/09/22 07:23

秘密の快楽13

人知れず、紙おむつにうんちおもらし。


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♪6章目 初めての紙おむつ

 教室でおもらしをしてしまってどうなるかと思っていたけど、クラスメートのみんなが優しかったおかげで、ミリーは何事もなく翌日から登校することができた。
 特に、保健係の友部さんにはお世話になりっぱなしで感謝してもしきれないほどだ。

 こうして二週間が経った、ある日の週末。 
 ミリーは自分の部屋のベッドの上であぐらをかいて、難しい顔をしていた。
 すずらんスリップにショーツという、家族にもみられたくない格好で。
 そんなミリーの目の前には、広げられた未使用の紙おむつ。
 友部さんからもらった紙おむつだ。
 いまだに穿く勇気がなくて、結局週末を迎えてしまった。

「まずはどれくらいおしっこを吸収してくれるのか分からないと、安心できないもんね」

 そう。
 必要なのは実験だ。
 いきなり実戦という名の教室で、おむつにおしっこをするのは、さすがに勇気がいる。
 横漏れなんかしたら大変なことになるだろうし。

「大丈夫、友部さんだっておむつ充ててたんだし、全然恥ずかしいことじゃないし……って、どうやって充てるんだろう?」

 とりあえずベッドの上に紙おむつを広げてみると、結構大きい。
 お尻とおまたを包み込むんだから、当然だけど。

「充てる……、充てちゃう、ぞ……っ」

 意を決してしましまショーツを脱ぐ。
 夕方の女の子のショーツは、ちょっとおしっこ臭くなっていた。
 むわっとした汗の香りと混じって、なんとも言えない香りが漂ってくる。

「うわ、チビッちゃってるし……」

 クロッチの裏側には、レモン色の縦染みが刻まれていた。
 おむつのテストのために、たっぷり水を飲んでおいたのだ。
 ミリーの膀胱は水風船のようにパンパンに膨らんでいる。

「うう~、漏れる、漏れる……っ」

 今にも漏らしそうになりながら、ミリーは広げておいたおむつにお尻を置く。
 見よう見まねでテープを止めて、足口に隙間がないことも確認っと……。

「よし、これでいいの、かな?」

 ベッドの上で自力でおむつを充てて、ちょっと身動きしてみる。
 うん、隙間とかはできていないから大丈夫、なのだろう。
 ベッドから立ち上がってみる。

「足、閉じにくいかも」

 股間を覆っている紙おむつの生地は意外と分厚くて、脚を閉じようとするとごわごわする。
 まるでショーツのなかに分厚いナプキンを入れているみたいだ。

「うわぁ……、私、本当におむつ充てちゃってるんだ」

 身長ほどの高さがある鏡の前に立って、全身を映し出してみる。
 ミリーは自らの姿に全身を電流が駆け抜けていく思いだった。

 ふっくらと女性的に膨らんだお尻を包み込んでいるのは、分厚い紙おむつ。
 可愛い系のすずらんスリップを着ているから、その裾から見える紙おむつがなぜかエッチに、セクシーに見えてきてしまう。
 いつもよりもお尻が大きく膨らんでいるからなのかもしれない。

「お尻、膨らんで……なんかアヒルみたい」

 大きく膨らんでいるけど、これくらいならスカートを穿けばバレることはなさそうだ。
 事実、このおむつをくれた友部さんもおむつを穿いて登校してきていたし。

「本当におしっこしても大丈夫、なのかな?」

 いくら分厚いおむつといっても、漏れ出してくるようならおむつを充ててる意味ないし。
 そのために、水をたくさん飲んでおしっこを我慢しているのだ。

「本当におしっこ、閉じ込めてくれるのか、実験しないと、ね」

 ミリーはベッドに仰向けになると、ゆっくりとおまたから力を抜いていく。
 だけどわざとおしっこをしようと思っても『もしかしたら漏れ出してくるかもしれない』と、無意識のうちに理性がブレーキをかけているのだろうか?
 おしっこはなかなか出てきてくれなかった。

「いつも不思議に思うけど、わざとおもらしするときって、なんで簡単におしっこ出てきてくれないんだろ」

 おまたの力を抜いてもなかなか出てこないし、お腹に力を入れても出てきてくれない。
 だけどミリーは何度も学校でおもらしをしてきたのだ。
 そしてその快感に目覚めてしまっている。

「…………あっ」

 ミリーの口から漏れたのは、短くも熱い吐息。
 その直後だった。

 じゅわわっ。

 尿道をおしっこが駆け抜けていくと、生温かい感触が股間に広がる。
 ビックリして、反射的におしっこを止めてしまうけど、ミリーは再び力を抜くと、尿意を放っていった。

「ああぁ……、お尻の方まで広がってきてるぅ」

 しゅいいいいいいいいい……。

 仰向けでおしっこをしているから、背徳的な温もりはお尻から背中へと広がっていった。
 背中から溢れ出してきそう――。
 そう思ったけど、どうやら杞憂らしい。
 テープタイプの紙おむつは、背中からの漏れもしっかりとガードしてくれている。

「んん~、なんか、おむつ、もこもこ膨らんできて、変な感じっ」

 しゅわわわわわわわわわ……。

 おしっこを吸収した紙おむつは、もこもこと入道雲のように膨らんでいく。
 白かった生地が鮮やかなレモン色に染まっていき、ミリーのお尻を生温かく包み込んでくれる。

「でも……あったかくて、なんか安心できる……? はふう……」

 シュイイイイイイイイ……。

 おむつにおしっこを放ちながら、ミリーは安心しきったため息を漏らしてしまう。
 なぜ安心しているのだろう?
 ミリーはふとそんなことを考えてしまうけど、その答えが分かるはずもない。

「この感覚……なんか、懐かしい気がする」

 シュワワワワワワワ……。

 ベッドで仰向けになって、無防備に脚を開いたままのおもらし。
 それはまるで、赤ん坊のように。
 ――ああ、そうか。
 なんの躊躇いもなくベッドでおしっこをしているミリーは、一人納得する。
「私も、赤ちゃんのころはおむつ充ててたからかな、懐かしい感じ……、なんか安心するのは」

 しょおおおおおおぉぉぉぉ……。

 赤ん坊だったころはおむつを充てて、なんの躊躇いもなくおしっこをしていたはずだ。
 だから、遠い日の記憶……おむつを濡らしているときの記憶が蘇ってきているのだろう。多分、いや、きっとそうだ。

「おむつ、背中のほうまであったかくて、気持ちいい……」

 メリ、メリメリメリ……ッ。

 安心しきって肛門まで緩みきってしまったとでもいうのだろうか?
 ミリーはいつの間にか、大きい方まで漏らしていた。
 いつもは便秘でカチカチに固まって、出てきてくれないというのに……きっと、身体が無意識のうちに『おむつがトイレ』だと認識しているからなのだろう。

「ああ……うんち、出ちゃってる」

 メリメリメリ……ッ、
 ブリュッ! ブリュリュッ!

 二週間ぶりのうんちは、最初は固くて太かったけど、出していくつれてだんだんと柔らかくなっていく。
 緩みきった肛門は、なんの躊躇いもなく軟便を垂れ流していった。

「あっ、ああぁっ、いっぱい、出てるぅ……っ」

 ブリュッ! ブリュリュ!
  ビチビチビチビチビチ……ッ!

 空気が混じった軟便が、おむつの中に溢れ出していく。
 そのたびにミリーの股間からくぐもった炸裂音が鳴り響く。
 それでも、おむつから大量のうんちがはみ出してくるということはなかった。

「ふっ、ふうう!」

 もりもりもりもりもりっ!
  ブボッ! ブボボッ! ブポッ!

 お腹に力を入れると、うんちはさらに勢いよく出てくる。
 ミキサーにかけたカレーライスのようにドロドロのうんちだ。
 おむつがパンパンに膨らんで、おまたの方にまで押しよせてくる。

「うぁぁ……、おまたに、うんち、食い込んで来て……んっ」

 ピクンッ!
 ミリーの内股が歪に痙攣すると、

 ブボボッ!!!

 勢いよくうんちを放ってしまった。
 軽く達してしまった拍子に、失便してしまったのだ。

「おまたも、お尻も、ヌルヌルして……、す、凄い……っ」

 ビチビチビチ……!
  ニュルル! ニュルルルル!

 ミリーはなんの躊躇いもなくうんちを放っていく。
 おむつはパンパンに膨らんで、うっすらと茶色に色づき……、それでもミリーはお腹に力を入れていく。
 ヌルリ……、とした軟便がおまたに食い込み、背中にまで広がっていく。

「はぁぁぁぁ……っ」

 プリュッ、プリュリュッ!

 可愛らしくも下品な音。
 それはミリーのうんちおもらしが終わった合図だった。

「全部、出ちゃった……。おむつに、しちゃったんだ」

 二週間分のうんちを放ったというのに、おむつからはみ出してくるということはない……みたいだ。
 おむつは、ミリーの全てを受け止めてくれたのだ。

「おしっこも、うんちも全部おむつのなか……これなら学校に充てていってもいいかも……?」

 そんなことを呟きながら、ミリーは身体から力を抜いていく。
 寝たままうんちをするというのは無意識のうちに力を使っていたらしい。心地いい疲労感に身を任せていると、急に睡魔が押しよせてきて――

「すぅ……すぅ……すぅ……」

 ミリーは瞳を閉じると、早くも寝息を立て始める。
 その脚は、赤ん坊のように無防備に開かれたままで。


秘密の快楽14につづく!

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レモネードオアシス 2022/09/20 07:02

秘密の快楽12

授業中の教室でおもらし!


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「あっ! あっ! あっ!」

 しゅいいいいいいいい~~~。

 おしっこがショーツのなかに収まってくれていたのは、ほんの数秒だけだった。
 女の子の尿道は、太い。
 それだけ一気におしっこを噴き出してしまうということだ。

「ああぁ……!」

 しゅわわわわわわわ~~~。

 いつの間にか、教室はシーンと静まりかえっていた。
 クラスメート達の視線のすべてが、尻餅をついたミリーに集中している。
 教室の静寂を破るのは、ミリーのショーツから聞こえてくる、くぐもった水音。

 しゅおおおぉぉぉぉ~~~。

 ミリーを中心として一気に水たまりが広がり、アンモニアのツーンとした刺激臭が立ち昇る。
 エアコンをつけて閉め切った教室に、少女の尿臭が蒸れ返っていった。

『女子って、あんなに一気におしっこ出てくるのか……?』
『量もすげぇな……』
『匂いも……』

 男子たちのヒソヒソ声が心に突き刺さる。
 まさか教室でおもらししてしまうだなんて。

「う、うそ……っ、あれ、おかしいな……っ、おしっこ、止まらない……、な、なんで……!?」

 しゅいいいいいいいいい。
  プシュッ、プッシャア!

 キュンッ、キュン!
 おしっこを止めようとしても、ショーツが食い込んだおまたが切なげに痙攣するばかりだった。
 無理に止めようとすると、かえっておしっこが勢いよく噴き出してくる。

「あっ、あっ! あああっ!」

 短い吐息を漏らし、ミリーはおしっこを垂れ流すことしかできなくなっていた。
 お尻が、太ももが生温かくなって、スカートもおしっこに濡れてビタビタになっている。
 それでもおしっこは溢れ出してきて――

 しゅわわわわわわわわ~~~。

 ブルルッ!

 ミリーが大きく一つ身震いすると、プッシャア!! 最後の一飛沫がショーツのなかに弾けると、おもらしは唐突に終わった。

(ああぁ! どうしよう……っ、教室でおもらしなんて……、みんなに見られちゃなんて……っ、おしっこの匂いも……っ)

 早くおしっこを拭かなくちゃいけないのに。
 せめて立ち上がらないといけないのに。
 そんなことは分かっている。
 だけど、どうしても身体が動いてくれない。

(ううっ、脚、震えて……ううっ)

 立ち上がろうと思って、脚に力を籠めてみる。
 だけど膝が震えるばかりで、立つことさえもできない。
 腰が抜けてしまっているのだ。

「……ミリーちゃん、保健室、行こう、……ね?」

 気がつけば、すぐそばに一人の女子が立っていた。
 保健係の友部さん。黒髪を小さなお下げにした、小柄な女の子。
 ミリーよりも小柄で華奢なはずなのに、友部さんが寄り添ってくれると、なぜか立ち上がることができそうな気がしてきた。

「ほら、立ち上がれそう?」
「う、うん……」

 友部さんの小さな手をつかむと、よろめきながらもなんとか立ち上がる。
 立ち上がると、おしっこでビタビタになったスカートからおしっこの雫が落ちていく。
 これ以上床を汚すのは……、
 思って、歩けずにいると、友部さんは寄り添うように一緒になって歩いてくれた。

        ☆

「うう~、まさか教室でおもらししちゃうなんて……」

 友部さんに連れてきてもらった保健室で、ミリーは羞恥心のあまりに頭を抱えたい思いだった。
 だけどそんなことをしている暇はない。
 まずは、おしっこに濡れてしまった制服を脱がなくてはならないからだ。
 ミリーはカーテンで仕切られたベッドの脇で、濡れそぼった制服を脱いでいく。

「ブラウスも濡れちゃってるし」


 白かったブラウスは、おしっこのレモン色に染まっていた。
 洗濯しないと、ちょっと着る気にはなれない。
 お気に入りのしましまショーツもおしっこでぐしょ濡れになっていた。

「濡れてないのはブラジャーだけ……」

 おしっこに濡れた制服を脱いでいって、最後に残ったのは水色のブラジャーだった。
 裸一丁……、いや、ブラ一丁。
 なんとも奇妙な格好で、ツルンとしたおまたをティッシュで拭っていると、

「体操服、持ってきたよ。……カーテン、開けてもいい?」
「うん」

 返事をすると、白のカーテンがゆっくりと割れて、隙間から友部さんが入ってくる。
 その手に、ミリーの体操袋を持って。
 まさかこのなかに入っているブルマが、3日前に大量のうんちを受け止めただなんて、想像さえもしていないだろう。

「お掃除は私がやっておいたから。だから心配しないで」
「あ、ありがとう……」
「あと、これは保健室の備え付けのおぱんつね。……ちょっとダサいけど、ね」
「真っ白のぱんつなんてどこで売ってるんだろ」
「ホントにねー」

 友部さんから真っ白ショーツを受け取る。
 白の、無地のコットンショーツ。
 普通に買おうと思っても、なかなかお店では見かけないデザインだ。
 友部さんが気を利かせてカーテンの外に出てくれる。
 そのあいだにミリーはショーツを穿いて体操服へと着替えていた。
 濡れた制服やショーツはビニル袋に入れて体操袋に詰めておく。

「着替えられた?」
「うん。おかげさまで、なんとか」

 制服は濡らしてしまったから、体操シャツにブルマを着るしかないのが悲しいところだけど。
 それでも六時限目の授業だったことが不幸中の幸いだ。

「それじゃ、ミリーちゃんは早退、でいいよね」
「うん……もう教室に帰る気も起きないし……。それにしても……教室でおもらしなんて……、明日からどんな顔して登校すればいいんだろ……」

 思いだしただけでも頬が熱くなってきてしまう。
 まさか教室でおもらししてしまうだなんて。
「はぁ……。明日、学校休もうかな……」

 そんなことを呟いていると、

「あ、あの……、ミリーちゃん?」
「な、なに……?」
「おもらしのこと、そこまで心配しなくても大丈夫、だと思うから」
「でも……」
「私も、ほら……、授業中におしっこ我慢できなくなるときとかあって……」
「でも、まさかおもらしだなんて……うう~」
「……誰にも言わないって約束する?」
「な、なに、急に」
「誰にも言わないって約束、できるかな?」
「う、うん……。なんのことか分からないけど」

 内気な保健係の女の子に気圧されて、ついつい頷いてしまう。
 友部さんは、自分のスカートの両端をつまむと――、

「お、おむつ……?」

 友部さんのスカートのなかから露わになったのは、分厚い紙おむつだった。
 おしっこを漏らしたのか、鮮やかなレモン色に染まっていた。

「わ、私も授業中におもらししちゃったことあって……、それからおむつ充てて学校にきてるの。安心できて良いよ」
「へー、全然気づかなかった。おむつ、凄いんだねー」
「ミリーちゃんも一枚、どうかな?」
「ええっ」

 さすがに急におむつを充てるのは抵抗があるからビックリしてしまうけど、おむつというのはなかなか良いアイディアのような気がする。
 友部さんもいつも穿いてきているようだし。

「それじゃ、一枚だけ……欲しいな」
「うん、そう言ってくれると思って、ミリーちゃんのぶん、用意しておいたんだ」

 友部さんは持ってきたカバンから替えのおむつを取り出すと、手渡してくれる。
 今すぐにでも充ててみたいところだけど、スカートがおしっこに濡れているから無理だ。

 ――おむつ。
 いったい、どんな穿き心地なのだろう?
 そのことを想像するだけで、なぜかミリーはドキドキしてくるのを自覚していた。


秘密の快楽13につづく!

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レモネードオアシス 2022/09/18 07:16

秘密の快楽11

授業中の教室で尿意に襲われる恐怖。


目次

秘密の快楽(カテゴリー)

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♪5章目 教室でおもらし

「くしゅん!」

 じょぼぼ!

 クロッチに広がる生温かい感触に、ミリーは顔をしかめてしまう。
 だけどそれはショーツのなかの話。
 ちょっとくらいチビってしまっても、女の子は顔に出してはいけない。

 ときは、六時限目の数学の授業中。
 教壇では新米の女教師が、複雑な公式を展開している。

 ブルマでうんちを漏らしてしまった日から三日が経った。
 幸いなことに、更衣室でのうんちの残り香が翌日にまで漂うことはなく、学園の空気はいつものように緩やかに流れている。
 とはいえ、あの日の出来事――うんちブルマで暗くなるまでジッとしていた――は、確実にミリーの心に暗い影を落としていた。

 ――もしもトイレに行って、うんちがしたくなったらどうしよう?

 そう思ったら、なかなかトイレに行くことができないのだ。
 それでも、生理現象には敵わない。

(どうしよう、おしっこしたくなってきちゃったよ)

 時計の針をみると、休み時間が始まるまであと30分。
 膀胱は思っていた以上にパンパンに膨らんでいる。
 ついさっき……、五時限目に体育の授業があったから、たくさん水を飲んでしまったのが間違いだっただろうか。
 それに便秘三日目とはいえ、大腸には頑固なカチカチうんちが溜まっているのだ。
 そのぶんだけ膀胱が圧迫されている。

(ヤバ……ッ、意識したら、急に……!)

 じゅわっ、
  じゅわわっ。

 クロッチの裏側から、お尻のほうまで生温かくなっていく。
 このままではスカートからおしっこが滲みだしてくるのも時間の問題だった。
 ここはちょっと恥ずかしいけど……!

「先生、トイレに行きたくなったので、行ってきてもいいでしょうか!」

 ミリーは手を挙げて、堂々と声を上げていた。
 こういうときは我慢すると失敗するパターンなのだ。
 潔くトイレに行ったほうがいいに決まっている。……そりゃあ、ちょっと恥ずかしいけど。
 新米の女教師だったのがせめてもの救い。

「はい、ミリーちゃん。いってらっしゃい」

 新米の女の先生は、柔和な笑みを浮かべながら許可してくれる。
 まずは最初のミッションは突破だ。
 次のミッションは教室を出て、長い廊下を歩いてトイレに辿り着く。
 そして気を緩めることなくショーツを降ろしておしっこをする。

 じゅわわっ!

(ああっ!)

 席を立ったときのこと。
 一足先に想像のなかでおしっこをしたのが間違いだっただろうか?
 おまたからフッと力が抜けて、結構な量のおしっこを噴き出してしまう。

(ま、まだ、だめ!)

 キュンッ! ――プッシャア!

 おまたに力を入れて、平静を装いながらもおしっこを止める。
 ツキーンとした痛みが膀胱から発せられるけど、ここは気合で我慢する。

(セ、セーフ。危ないところだった……)

 まだ大丈夫。
 クロッチの外側には滲み出してきていない……はずだ。
 ここは膀胱に振動を与えないように、ゆっくりと慎重に歩いて教室を出なければ……。
 とりあえずの目標は、教室の後ろのドア。
 ゆっくりと、慎重に、だ。
 大丈夫。
 慌てなければ、おしっこは我慢できる。

(あっ、でも……。あんまりゆっくり歩いてると、おしっこ漏れそうだってバレちゃうかも……?)

 もうちょっと早く歩いたほうがいいかも?
 でも、そうしたらおしっこ漏れてきちゃいそうだし……!
 それは、ほんの一瞬の逡巡。
 しかし今のミリーにとっては、致命的なことだった。

「あっ」

 漏れたのは、ミリーの短い悲鳴。
 その直後に、ぐらりとミリーの身体の重心がずれる。
 机の脚に、

 なんとか脚を踏ん張って転ばないようにする。
 だけどその拍子にお腹にまで力が入ってしまう。

「ああっ、あっ!」

 じょぼぼぼぼぼぼ!

 クロッチの裏側に弾ける、生温かい感触。
 太ももを、取り返しのつかない感触が這い、垂れていき――。
 カクリ、
 ミリーは膝を折ると、その場にしゃがみこんでしまっていた。

 ぺたん、
 尻餅をついて、女の子座り。
 その衝撃に、決壊間近だったミリーの尿道が耐えられるはずがなかった。

 しょわわわわわわわわ~~~。

 ショーツのなかからくぐもった水音が響き、じゅわわっと、あっという間に生温かい感触が広がり、染み出してくる。


秘密の快楽12につづく!

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この小説は、同人誌『真夏の記憶』として発表しています。
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