秘密の快楽13
人知れず、紙おむつにうんちおもらし。
♪6章目 初めての紙おむつ
教室でおもらしをしてしまってどうなるかと思っていたけど、クラスメートのみんなが優しかったおかげで、ミリーは何事もなく翌日から登校することができた。
特に、保健係の友部さんにはお世話になりっぱなしで感謝してもしきれないほどだ。
こうして二週間が経った、ある日の週末。
ミリーは自分の部屋のベッドの上であぐらをかいて、難しい顔をしていた。
すずらんスリップにショーツという、家族にもみられたくない格好で。
そんなミリーの目の前には、広げられた未使用の紙おむつ。
友部さんからもらった紙おむつだ。
いまだに穿く勇気がなくて、結局週末を迎えてしまった。
「まずはどれくらいおしっこを吸収してくれるのか分からないと、安心できないもんね」
そう。
必要なのは実験だ。
いきなり実戦という名の教室で、おむつにおしっこをするのは、さすがに勇気がいる。
横漏れなんかしたら大変なことになるだろうし。
「大丈夫、友部さんだっておむつ充ててたんだし、全然恥ずかしいことじゃないし……って、どうやって充てるんだろう?」
とりあえずベッドの上に紙おむつを広げてみると、結構大きい。
お尻とおまたを包み込むんだから、当然だけど。
「充てる……、充てちゃう、ぞ……っ」
意を決してしましまショーツを脱ぐ。
夕方の女の子のショーツは、ちょっとおしっこ臭くなっていた。
むわっとした汗の香りと混じって、なんとも言えない香りが漂ってくる。
「うわ、チビッちゃってるし……」
クロッチの裏側には、レモン色の縦染みが刻まれていた。
おむつのテストのために、たっぷり水を飲んでおいたのだ。
ミリーの膀胱は水風船のようにパンパンに膨らんでいる。
「うう~、漏れる、漏れる……っ」
今にも漏らしそうになりながら、ミリーは広げておいたおむつにお尻を置く。
見よう見まねでテープを止めて、足口に隙間がないことも確認っと……。
「よし、これでいいの、かな?」
ベッドの上で自力でおむつを充てて、ちょっと身動きしてみる。
うん、隙間とかはできていないから大丈夫、なのだろう。
ベッドから立ち上がってみる。
「足、閉じにくいかも」
股間を覆っている紙おむつの生地は意外と分厚くて、脚を閉じようとするとごわごわする。
まるでショーツのなかに分厚いナプキンを入れているみたいだ。
「うわぁ……、私、本当におむつ充てちゃってるんだ」
身長ほどの高さがある鏡の前に立って、全身を映し出してみる。
ミリーは自らの姿に全身を電流が駆け抜けていく思いだった。
ふっくらと女性的に膨らんだお尻を包み込んでいるのは、分厚い紙おむつ。
可愛い系のすずらんスリップを着ているから、その裾から見える紙おむつがなぜかエッチに、セクシーに見えてきてしまう。
いつもよりもお尻が大きく膨らんでいるからなのかもしれない。
「お尻、膨らんで……なんかアヒルみたい」
大きく膨らんでいるけど、これくらいならスカートを穿けばバレることはなさそうだ。
事実、このおむつをくれた友部さんもおむつを穿いて登校してきていたし。
「本当におしっこしても大丈夫、なのかな?」
いくら分厚いおむつといっても、漏れ出してくるようならおむつを充ててる意味ないし。
そのために、水をたくさん飲んでおしっこを我慢しているのだ。
「本当におしっこ、閉じ込めてくれるのか、実験しないと、ね」
ミリーはベッドに仰向けになると、ゆっくりとおまたから力を抜いていく。
だけどわざとおしっこをしようと思っても『もしかしたら漏れ出してくるかもしれない』と、無意識のうちに理性がブレーキをかけているのだろうか?
おしっこはなかなか出てきてくれなかった。
「いつも不思議に思うけど、わざとおもらしするときって、なんで簡単におしっこ出てきてくれないんだろ」
おまたの力を抜いてもなかなか出てこないし、お腹に力を入れても出てきてくれない。
だけどミリーは何度も学校でおもらしをしてきたのだ。
そしてその快感に目覚めてしまっている。
「…………あっ」
ミリーの口から漏れたのは、短くも熱い吐息。
その直後だった。
じゅわわっ。
尿道をおしっこが駆け抜けていくと、生温かい感触が股間に広がる。
ビックリして、反射的におしっこを止めてしまうけど、ミリーは再び力を抜くと、尿意を放っていった。
「ああぁ……、お尻の方まで広がってきてるぅ」
しゅいいいいいいいいい……。
仰向けでおしっこをしているから、背徳的な温もりはお尻から背中へと広がっていった。
背中から溢れ出してきそう――。
そう思ったけど、どうやら杞憂らしい。
テープタイプの紙おむつは、背中からの漏れもしっかりとガードしてくれている。
「んん~、なんか、おむつ、もこもこ膨らんできて、変な感じっ」
しゅわわわわわわわわわ……。
おしっこを吸収した紙おむつは、もこもこと入道雲のように膨らんでいく。
白かった生地が鮮やかなレモン色に染まっていき、ミリーのお尻を生温かく包み込んでくれる。
「でも……あったかくて、なんか安心できる……? はふう……」
シュイイイイイイイイ……。
おむつにおしっこを放ちながら、ミリーは安心しきったため息を漏らしてしまう。
なぜ安心しているのだろう?
ミリーはふとそんなことを考えてしまうけど、その答えが分かるはずもない。
「この感覚……なんか、懐かしい気がする」
シュワワワワワワワ……。
ベッドで仰向けになって、無防備に脚を開いたままのおもらし。
それはまるで、赤ん坊のように。
――ああ、そうか。
なんの躊躇いもなくベッドでおしっこをしているミリーは、一人納得する。
「私も、赤ちゃんのころはおむつ充ててたからかな、懐かしい感じ……、なんか安心するのは」
しょおおおおおおぉぉぉぉ……。
赤ん坊だったころはおむつを充てて、なんの躊躇いもなくおしっこをしていたはずだ。
だから、遠い日の記憶……おむつを濡らしているときの記憶が蘇ってきているのだろう。多分、いや、きっとそうだ。
「おむつ、背中のほうまであったかくて、気持ちいい……」
メリ、メリメリメリ……ッ。
安心しきって肛門まで緩みきってしまったとでもいうのだろうか?
ミリーはいつの間にか、大きい方まで漏らしていた。
いつもは便秘でカチカチに固まって、出てきてくれないというのに……きっと、身体が無意識のうちに『おむつがトイレ』だと認識しているからなのだろう。
「ああ……うんち、出ちゃってる」
メリメリメリ……ッ、
ブリュッ! ブリュリュッ!
二週間ぶりのうんちは、最初は固くて太かったけど、出していくつれてだんだんと柔らかくなっていく。
緩みきった肛門は、なんの躊躇いもなく軟便を垂れ流していった。
「あっ、ああぁっ、いっぱい、出てるぅ……っ」
ブリュッ! ブリュリュ!
ビチビチビチビチビチ……ッ!
空気が混じった軟便が、おむつの中に溢れ出していく。
そのたびにミリーの股間からくぐもった炸裂音が鳴り響く。
それでも、おむつから大量のうんちがはみ出してくるということはなかった。
「ふっ、ふうう!」
もりもりもりもりもりっ!
ブボッ! ブボボッ! ブポッ!
お腹に力を入れると、うんちはさらに勢いよく出てくる。
ミキサーにかけたカレーライスのようにドロドロのうんちだ。
おむつがパンパンに膨らんで、おまたの方にまで押しよせてくる。
「うぁぁ……、おまたに、うんち、食い込んで来て……んっ」
ピクンッ!
ミリーの内股が歪に痙攣すると、
ブボボッ!!!
勢いよくうんちを放ってしまった。
軽く達してしまった拍子に、失便してしまったのだ。
「おまたも、お尻も、ヌルヌルして……、す、凄い……っ」
ビチビチビチ……!
ニュルル! ニュルルルル!
ミリーはなんの躊躇いもなくうんちを放っていく。
おむつはパンパンに膨らんで、うっすらと茶色に色づき……、それでもミリーはお腹に力を入れていく。
ヌルリ……、とした軟便がおまたに食い込み、背中にまで広がっていく。
「はぁぁぁぁ……っ」
プリュッ、プリュリュッ!
可愛らしくも下品な音。
それはミリーのうんちおもらしが終わった合図だった。
「全部、出ちゃった……。おむつに、しちゃったんだ」
二週間分のうんちを放ったというのに、おむつからはみ出してくるということはない……みたいだ。
おむつは、ミリーの全てを受け止めてくれたのだ。
「おしっこも、うんちも全部おむつのなか……これなら学校に充てていってもいいかも……?」
そんなことを呟きながら、ミリーは身体から力を抜いていく。
寝たままうんちをするというのは無意識のうちに力を使っていたらしい。心地いい疲労感に身を任せていると、急に睡魔が押しよせてきて――
「すぅ……すぅ……すぅ……」
ミリーは瞳を閉じると、早くも寝息を立て始める。
その脚は、赤ん坊のように無防備に開かれたままで。
楽しんでもらえたら嬉しいです!
この小説は、同人誌『真夏の記憶』として発表しています。
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