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2023年 06月の記事 (24)

レモネードオアシス 2023/06/30 06:58

TS俺が女の子のレッスン!?15

いつもあたたかいご支援ありがとうございます。

最近は蒸し暑い日が続いていますがみなさまは元気していますでしょうか。
僕はなんとか元気でやっています。

さて、今日も元気に小説を更新していきたいと思います。
楽しんでもらえたら嬉しいです。


目次

TS俺が女の子のレッスン!?

この小説を最初から読む!


「しゃがみこんだら、少しずつおまたの力を抜いて、おしっこをすればいい」
「ちょっ、ちょっと待った!」
「なに?」
「あの、ぱんつと黒タイツは降ろさなくてもいいのか?」
「本当は脱ぐ。だけど司。あなただけおもらししてばかりだと大変だと思うから」
「えっ?」
「だから、私もおもらししてあげる」

 一瞬、晶がなにを言っている意味がわからずに首をかしげてしまう。
 だけどすぐにその言葉の意味を理解すると、

「ストップ! 晶、ちょっと待った!」
「そんなに慌ててどうしたの」
「慌てるって! それって晶まで……その、漏らすってことじゃないかっ」
「そう。司が泣いてるのに、私はなにもしてあげることができないから、せめて」
「いやいやいやっ、晶のおかげで俺は助かってるからっ」
「女の子を泣かせてしまったんだもの」
「俺は男……っ」
「あなたを、女の子にしてあげる。約束したでしょう?」
「あ、ああ……」

 晶の呟き声は小さいけど、確固たる意思を感じることができた。
 こうなると晶は頑固だ。
 晶自身が間違ったことを言ってない限りは、決して一度決めたことを曲げないのだ。
 長年幼なじみをやっていれば、それはすぐにわかることだった。

「…………んっ」

 晶は和式トイレにしゃがみこんだまま、少しずつ身体から力を抜いているのだろう。
 悩ましげな声を漏らすと、ほんのりと頬を桃色に染めてみせる。

(あ、晶のおまた……ヒクヒクって痙攣してる……)

 和式トイレにしゃがみこんでいる晶を正面から見下ろしているからこそよくわかる。
 晶のおまたは、気まずそうにヒクヒクと痙攣していた。

「……んっ、ふぅ……っ」

 ヒクンッ。ヒククンッ。

 黒タイツとショーツが食い込んでいるというのに、いや、食い込んでいるからこそ、その痙攣がより浮き上がって見える。
 女の子のクレヴァスは、力を入れたりすれば恥ずかしく痙攣してしまうようにできている。
 それは男根を締めつけるために、そういうふうにできているのだろう。

「晶のおまた、ヒクヒクしてる……」
「ううっ、見られてると思うと……なかなか出てこない……っ」
「もうわかったから……っ、だから大丈夫だって……っ」
「女の子を泣かせてしまったのは私の責任。だからその責任は私がとる。あなたにだけ恥ずかしい思いはさせない」
「お、男前……」

 晶の言葉に、不覚にも司はドキリとしてしまう。
 もしかしたら男だったころの司よりも男らしいかもしれない。

「んっ、んんんっ」

 ヒクッ、ヒククンッ、ヒクンッ。

「ぱんつ穿いてると……なんか、お腹の変なところに力が入って……おしっこ……出てこない……ふぅぅっ」

 それでも晶は顔を真っ赤にして踏ん張ってくれている。
 黒タイツが食い込んでいるおまたが切なげに痙攣し、やがて、

 もわわぁ……。

 晶のおまたから漂ってきたのは、ふんわりとした甘い香り。
 その香りは蒸気のように熱を纏っていて、狭い個室に蒸れ返る。
 南国のフルーツのような、甘酸っぱくて心地のいい香りだ。

(あれ……なんだかドキドキして……、それにおまたがムラムラしてる……)

 むわっ、もわぁ……。

 晶の股間から漂ってくる匂いを受けて、司の身体にある変化が顕れようとしていた。
 なぜか鼓動が早くなってきて、それに――、

 ぬる……っ。

(えっ)

 司は、自らの身体に起きた変化に、内心で戸惑ってしまう。
 なにしろ、おまたが熱くなってきて、ぬるりとした体液が溢れ出してきたのだ。
 おもらしをして冷たくなっていたクロッチの裏側が、熱くぬめっていく。

(ま、まさか、これは……愛液……?)

 晶を見つめて濡れてきている。
 性的に興奮しているということだろか?
 司は自らのぱんつのなかで起きていることに戸惑ってしまう。

(うそ……。晶の匂いを感じていると……ムラムラしてきてる)

 キュンッ! キュンッ!
 じゅわわっ、じゅわわぁ……。

 おまたが切なげに痙攣し、クロッチの裏側に熱い蜜が広がっていく。
 おもらしに濡れそぼっている司の股間からも、甘い香りが漂ってきていた。

(ぱんつが熱くなるなんて……!)

 ムラムラしてきたおまたに、そしてヌルヌルになっているショーツに気まずくなって、司は無意識のうちに内股を擦り合わせていた。
 その太ももは、ほんのりとした桃色に染まっている。
 更には、濡れているのは司だけではなかった。

「んっふぅぅ……っ」

 キュンッ、キュンッ!
 じゅわわわぁ……。

 和式トイレにしゃがみこんで、顔を真っ赤にさせて息んでいる晶の股間にも、またじんわりと染みが広がりつつあった。
 その染みはクレヴァスが痙攣するたびに、大きな縦染みとなって広がっていく。

「晶のおまた……、熱くなってる、のか……?」
「こ、これは……。あなたに恥ずかしいところを見られてるから、仕方がないんだから」
「晶も、恥ずかしいんだ……」
「当たり前じゃないの。あっ、ああっ」

 じゅわわっ。じゅわわわわわっ。

 晶が引き攣ったソプラノボイスをあげた、その瞬間だった。
 秘部に食い込む黒タイツに広がる縦染みが急速に大きく広がりだしたのだ。


TS俺が女の子のレッスン!?16につづく!

ここまで読んでくれてありがとうございました!
楽しんでもらえている人がいたら嬉しいです。


この作品は同人誌『TS俺が女の子のレッスン!?』に掲載されているものです。
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レモネードオアシス 2023/06/29 06:36

TS俺が女の子のレッスン!?14

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目次

TS俺が女の子のレッスン!?

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♠♥晶のわざとおもらしっ


「保健室に行く? それともおトイレに行く?」

 昇降口で上履きに履きかえたときに晶に聞かれる。
 そう聞かれると……、全部出し切ったと思ったのに、まだ膀胱にはおしっこが残っているように感じられた。

「……トイレ」
「わかった」

 再び晶に手を引かれて、一番近い女子トイレへ。
 授業中のトイレには、当然のように誰もいなかった。

「それじゃ、おしっこしちゃって。待ってるから」
「う、うん……」

 個室の前で待っててくれるという晶。
 だけど、ここで一つ問題が持ち上がる。
 学校の女子トイレは、すべて和式なのだ。
 司は女の子になってからというもの、和式のトイレは一度たりとも使ったことがないのだった。
 病院や家では、全部洋式だったし。

「晶、その……」
「なに? なにか問題でも」

 司は個室を前にして……そこにある和式トイレを前にして、戸惑っていた。
 男のころだったらおしっこだけなら立って放てばよかったけど、女の子はおしっこだけでもしゃがまなくてはいけない。
 男のころと同じように、和式トイレにしゃがみこんですればいいのだろうか?
 だけどそうすると、おまたを伝ってお尻のほうまでおしっこで濡れてしまうような気がする。

(な、なにか他に斬新な放ち方があったりするのか!?)

 女の子って、和式便器のときはどうやっておしっこをすればいいんだろうか?
 和式便器を見つめながら、司は黙考を続ける。
 しかし答えは出てきそうにはなかった。

「晶、女の子って、和式のときはどうやっておしっこをすればいいんだ?」
「えっ」

 その疑問は、晶にとっては意外なものだったらしい。
 常に無表情な晶の瞳が、ほんの少しだけ見開かれる。
 ……本当にほんの少しだけ。

「えっと、あの、司。その、普通にしゃがみこんですればいいだけ、なんだけど……」
「でも、そうするとおしっこがお尻のほうに伝っていきそうな気がするんだが」
「それはティッシュで拭くの。昔、何度もおしっこの飛ばし合いしたでしょ? あのときの私みたいに、しゃがみこんでするの」
「あー……」

 確かに、晶とは何度もおしっこの飛ばし合いをしてきた。
 立ってやったときは司の勝ち、座ってやったときは圧倒的に晶の勝ち。
 それだけ女の子が座っておしっこをすると勢いよく噴き出してくるということだ。

「しっかり見ててあげるから、おしっこしてみて」
「急にそんなこと言われても……」

 晶に言われて、ブルマを降ろそうと指をかける。
 だけどそのブルマはショーツごとおしっこでぐしょぐしょに濡れそぼっている。
 その布切れを降ろせば、露わになるのはおしっこ臭くて赤ちゃんのようにつるつるのパイパンだ。
 そのことが、なんだか急に情けなく思えてくる。

「うっ、ううう……っ」

 女の子になって、尿道だけではなく涙腺まで緩くなってしまったとでもいうのだろうか?
 碧眼から溢れ出してきたのは、大粒の涙だった。
 クラスメートたちの前でおもらしして、更には幼なじみにおしっこのやり方がわからないと聞くだなんて。
 情けなさ過ぎる。
 そのうえ、しっかりおしっこができるか見守られるだなんて。
 男として……、いや、年頃の女子としても情けなく思えてくる。

「ど、どうしたのよ。急に泣き出して」
「だって……、だって……ううっ、悔しすぎて……っ」

 女の子になってから、なにもかもが上手くいっていない。
 ショーツやブラジャー、スカートだって恥ずかしいし、そのうえおもらししてしまうだなんて。
 晶の前だけでなく、クラスメートの前でも。
 情けないし、悔しい。

「司。無理はよくない」
「ううっ」

 晶は、なんの躊躇いもなく司を、ギュッと抱きしめてくれる。
 母親よりも、共に時間を過ごしてきた幼なじみ。
 無口で不器用なところもあるけど、誰よりも心が通っていると、柔らかな温もりが教えてくれていた。
 こうして抱きしめてもらっていること、たぶん30秒ほど。
 それだけで不思議なくらいに心が落ち着いていた。

「もう平気そう?」
「ああ……、落ち着いた」
「そう。それはよかった。それじゃあ……」

 素っ気なく応えて、晶は抱擁を解く。
 そしてポツリと呟くのだった。

「一回しかしないから、ちゃんと見てて」
「えっ?」
「和式のおトイレでのおしっこのやり方」
「あ、ああ……」

 そうだった。
 そもそもの問題は、和式トイレの使い方から始まったのだった。
 晶に押されてトイレの個室へ。
 晶も一緒に入ってきて、鍵を閉めてしまう。
 司と晶、たった二人きりのトイレの個室に、熱気が蒸れる。

「まずは、和式のおトイレに、こうやって跨がる」
「お、おう」
「そうしたらしゃがみこむ。そのときにスカートをお尻に巻き込まないように注意して」
「な、なるほど」

 狭いトイレの個室の目の前で、晶がトイレにしゃがみこんでみせる。
 ここまでは男と同じようだ。
 だけど女子トイレの個室の内側で、女の子がこんなにはしたない格好をしているのはちょっと意外かもしれない。
 可愛いスカートを穿いているというのに。


TS俺が女の子のレッスン!?15につづく!

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レモネードオアシス 2023/06/28 05:58

TS俺が女の子のレッスン!?13

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目次

TS俺が女の子のレッスン!?

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 クロッチの裏側に弾ける生温かいスプラッシュを感じながらも、司は尿道を閉じようとする。
 だけどおまたがヒクヒクと虚しく痙攣するばかりで、そのたびにおしっこが噴き出してくる。

 じゅもももももももも!
 しゅわわわわわ! しゅいいいいい!

 ブルマから滲み出してくるおしっこの奔流は、その勢いを増していき、司の少女となった下半身を生温かく撫で回していく。
 その感触に腰が抜けそうになり――、
 司の尿道は、自らの生温かい愛撫に蕩けていく。

『えっ、うそ……』
『浅黄君が……!?』
『うわ……なんか、エロいかも……』

 周りにいるクラスメートたちにも、おもらしがバレてしまったらしい。
 みんながみんな、準備体操をやめてこちらに注目してきている。
 視線がグサグサと刺さるのを感じた。

「み、見るなぁ……。見ないで……」

 なんとか絞り出した声も、自分の声だと信じられないほどにか細い。
 それはまるで女の子のように。

 しょおおおおおおぉぉぉぉぉ……。

 喉は細くなっているのに、尿道は太くなっている。
 まだ女の子になりきれていない司は、クラスメートに見つめられながらも漏らし続けることしかできなかった。

 しゅわわわわわわわわわ……。
 もわっ、もわわぁ……。

 足元から立ち昇ってくるのは、ツーンとしたアンモニア臭。
 夏の熱気に蒸れてグラウンド中に漂っていくようだった。
 司の足元には、おしっこが湖のように広がっている。
 それでも司のおもらしは止まらない。

「こんなの……うそだ……。止められないなんて……っ」

 司はクラスメートたちの視線に耐えきれず、ついにしゃがみこんでしまう。
 それが更なる悲劇を噴き出してしまうとも知らずに。

 ぷっしゃああああああああああ!

 それは、司がしゃがみこんだ瞬間に起きた。
 紺色のブルマから、おしっこが噴き出してきたのだ。

「あっ、ああぅ!」

 ぷっしゅうううううううううう!

 クロッチとブルマという三重の障壁を突き破っていることが信じられないほどの勢いで噴き出してきている。
 女性器というのは、尿道が短いぶんだけ勢いよく噴き出すようにできているのだから仕方がないことだった。

「止まらない……うっうう!」

 しゃああああああああああああ!

 膀胱からの噴射が止まらない。
 女の子の身体は無防備にしゃがみこめば、太ももに膀胱が圧迫されて、おしっこが噴き出すようにできている。
 だが女の子になったばかりの司がそのことを知るはずもなかった。
 ただ為す術もなくおしっこを噴出し続け、やがて――、

 しょおおぉぉぉ……。
 ぽた、ぽたた……。

 おしっこの勢いも弱くなってきて、最後の一滴まで漏らしてしまう。
 ぐしょ濡れになっているブルマから、ぽたぽたとおしっこが雫となって落ちていった。

(ああ……。全部……出ちまった……)

 恥ずかしさのあまりにほっぺたが熱くなってくる。
 前を見ることはできなかった。
 ただ、俯くことしかできない。
 だけど俯くと、視界に嫌でも入ってくるのが自分のおまただった。

(おまたって、こんなに痙攣するのか……)

 ヒクンッ! ヒクンッ!

 ブルマが食い込んでる縦筋が、しゃくり上げるように痙攣していた。
 すべておしっこを出し切ってしまったはずなのに――、

 じゅわっ、じゅわわぁ……っ。

 司の股間は、痙攣するたびに熱い蜜を漏らしているようだった。
 クラスメートたちに痴態を見られて恥ずかしいはずなのに、
 何故?
 それは司自身にもわからないことだった。

(恥ずかしいはずなのに、おまたが熱くなってるなんてっ)

 クラスメートたちの視線を一身に受けている羞恥心。
 更には、我慢していたおしっこを出してしまったという開放感。
 自然と鼓動が早くなり、おまたが熱く濡れてしまっている。

(どうしよう……っ、どうすればいいんだ、俺……っ)

 おもらしという痴態を晒し、司は動けなくなっていた。
 いますぐにでもこの場所から逃げ出したい。
 だけど膝を抱えてしゃがみこみ、なにもすることができなかった。
 クラスメートたちも、司のおもらしに誰一人として動くことができずにいる。
 教師でさえも、言葉を失っていた。

「司、トイレ、行こ」

 俯いたままでいると、すぐ耳元で聞こえてくる呟き声。
 それは母親よりも聞いたことがある声だ。

「晶……?」
「ほら、ずっと座ってるわけにもいかない」
「……うん」
「と、言うわけで先生。浅黄君と一緒におトイレに行ってきます」

 晶の声は小さかったけど、それでも静まりかえったグラウンドではよく通った。それになんの躊躇いも、迷いも感じられない。
 もしかしたら、この場にいる誰よりも男らしいのかもしれなかった。

「司、立てそう?」
「あ、ああ……」

 晶に手を引かれて、ふらつきながらも立ち上がる。
 歩き出そうとすると、生まれたての子鹿のように膝がガクガクと震えてしまう。
 そんな司を、晶は身体で支えてくれた。

「ううっ、晶をおしっこで汚しちまう……」
「そんな細かいこと気にしないの。ほら、行くわよ」
「うん」

 晶に手を取られ、司は校舎へと向かう。
 そんな二人を、クラスメートたちは冷やかすことも忘れて見つめていた。


TS俺が女の子のレッスン!?14につづく!

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レモネードオアシス 2023/06/27 05:51

TS俺が女の子のレッスン!?12

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目次

TS俺が女の子のレッスン!?

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「それじゃあ私は見学組だから。我慢できなくなったら私のところにきて。適当な理由をつけて私を保健室に連れて行くふりをしてくれればいいから」
「なるほど、それでトイレに行くっていう計画だな……っ」

 晶の言葉に小さく頷く。
 体育の教師がやってきて、やがて準備体操が始まる。
 その些細な動きでさえも、司のパンパンに膨らんでいる膀胱には牙を剥く。

 じゅもも……っ。
 ぢゅももももっ。

(うっ、屈伸しただけで……漏れてくるぅ……っ)

 女の子の尿道は、ただでさえ太く、短い。
 だから屈伸をしたときにお腹に圧力がかかると、おしっこが漏れ出してきてしまう。
 ただでさえ膀胱はおしっこでパンパンに膨らんでいる。

(ううっ、寒気が……!)

 じょぼぼっ!

 夏の熱気に包まれながら、しかし司は寒気に襲われていた。
 寒気に耐えようと、しきりに両手で剥き出しの太ももをさすっている。
 それは女の子がおしっこを我慢しているときにする動作。
 無意識のうちに、司は女の子のような所作をとっていた。
 その仕草が、男子たちの視線を更に吸い寄せていることにも気づいていない。
 こうして寒気に耐えているうちにも、

 キュンッ! キュンッ!
 じゅわわっ。じゅわわぁ……っ。

 ブルマのなかではおまたが切なげに痙攣するたびに、おしっこが漏れ出してくる。
 男だったころはちんちんがあったから、これくらいの尿意は易々と我慢できていた。
 だけどいまはそんな便利なものは消滅している。
 女の子の尿道は、小指ほどの長さもないのだ。

(屈伸に伸脚、それに前屈……! すべてが俺の膀胱にダメージを与えていく……!)

 キュンッ! キュウウゥ!
 じゅももももっ!

 どんなにおまたに力を入れても、一つの動作をするたびにおしっこが滲み出してくする。
 濡れたクロッチが、おまたやお尻の割れ目に食い込んでくる。
 その感触に誘われるように、更におしっこが漏れ出してきていた。

 そして、ついに。

「あっ、ぁぁぁっ」

 じゅわわぁ……。
 ――たらり。

 ブルマから滲み出してきたおしっこが、内股を一筋の雫となって伝い落ちていく。
 ついにクロッチとブルマという三重壁が力尽きてしまったのだ。
 まだ準備体操も終わっていないというのに。

「い、いや……っ」

 たらり……たら……。

 内股を伝い落ちていくおしっこの雫が、少しずつ、だが確実に増えていく。
 染み一つ無い内股を、ナメクジのように這っていく。

「だ、めぇ……っ」

 シュワワワワワワワワワワワ……。

 ぱんつのなかに生温かな奔流が弾け、司の視界は真っ白になっていた。
 ついに司の尿道は力尽きてしまったのだ。
 ぱんつのなかが生温かくなって、お尻のほうまでもぬくもりが広がっていった。

「ぁっ、ぁっ、ぁぁっ」

 しゅいいいいいいいいいいいい!

 司のブルマから、くぐもった水音が鳴り響く。
 それでもまだ周りのクラスメートたちにバレていないのは、紺色のブルマのおかげだった。
 紺色は、少しくらい濡れてもわかりにくいようになっている。
 おしっこにしろ、経血であっても。

(ぱんつのなか……あったかくなって……ああっ)

 しゅわわわわわわわわわわわわ!

 だけどバレるのも時間の問題だった。
 クロッチの裏側におしっこが弾け、ブルマまでも生温かな液体が浸食していき――、

『えっ? 浅黄……君?』

 最初に気づいたのは、司のすぐ近くで準備体操をしていた女子だった。
 小声で呼びかけられるも、返事をする余裕はなかった。
 ただ、

(ああ……バレちまった……)

 しゅいいいいいいいいいいいいい!

 ふやけきったマカロニのように弛緩した尿道から、おしっこを垂れ流すより他なかった。
 ブルマから滲み出してきたおしっこが、内股を滝のように流れ落ちていくとふくらはぎを撫で回し、靴下に、運動靴へと染みこんでいく。

「あっ、あっ、あっ」

 ぢょぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼ!

 それでも司のおもらしは終わってくれない。
 むしろその勢いを増し、ブルマから噴き出してくるほどだった。
 我慢していたぶんだけ膀胱には、たっぷりとおしっこが溜まっている。
 それでも司はおまたに力を入れて尿道を引き締めようとしていた。
 だが、それも無駄な抵抗。

 キュンッ! キュンッ!
 しゅわわわわわ! しゅわわわわわ!

(無理……! 女の子って、どうやっておしっこ我慢してるんだよ! 勝手に漏れ出してくる!)


TS俺が女の子のレッスン!?13につづく!

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レモネードオアシス 2023/06/26 16:37

TS俺が女の子のレッスン!?11

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目次

TS俺が女の子のレッスン!?

この小説を最初から読む!


 晶に手を引かれて、あっという間に女子更衣室の前に。
 ここまできてしまったらもう腹をくくるしかない。
 大丈夫。
 一時間くらいならおしっこを我慢することはできるはずだ。

「さて、着替えちゃいましょ」
「ちょっ、まだ心の準備がっ」

 ささやかな抵抗を試みるも、晶に手を引かれるがままに女子更衣室へと踏み込む。
 そこにはまだ誰もいなかった。
 誰もいないけど、なぜだろうか?

 むわぁ……。

 鼻孔に感じるのは、甘く柔らかい匂い。
 どことなく南国のフルーツの香りを思わせる。
 男子更衣室の汗臭さとは大違いだ。

「ああ……、また越えてはいけない壁を越えてしまった……」
「なに言ってるの。早く着替えなさい。制服を脱いでロッカーにしまって、それからシャツとブルマを穿くの。できる?」
「お、おう……任せてくれ……ううっ」

 制服を脱いでロッカーにしまう。
 ここまでならなんの抵抗もない。
 だけど、問題はここからだ。

 ――ブルマ。

 その紺色の布切れを手に取り、広げてみる。
 水着のようなケミカルな手触り。
 クロッチは……無いようだ。
 腰ゴムや足口にはゴムが通してあって、どうやらぱんつがはみ出ないようになっているらしい。

「こんな小さな布切れを、穿けと……!?」
「大丈夫。問題ない。思ってるよりもブルマは伸びるから」

 晶の言うとおり、紺色の生地を引っ張ってみるとよく伸びた。
 これならきっとお尻にフィットしてくれるに違いないだろう。
 だが、ブルマを穿くというのは、女子であることを更に認めてしまうことにならないだろうか……!?

「ううっ、穿くべきか、穿かざるべきか……!」
「早く穿いて。それともぱんつで体育の授業を受けるつもり?」
「それはさすがに……だ、だが……っ」

 その逡巡が、命取りだった。
 更衣室の外が騒がしくなったかと思ったら、ドアが開いたのだ。
 入ってきたのは、クラスメートの女子たちだった。

「げ」

 司は美少女にあるまじきカエルが潰れたかのような声を上げてしまう。
 女子たちと目と目がバッチリと合って、その三秒後。

『お。浅黄……司……ちゃん!?」
『脱いでも凄ーい』
『本当に美少女じゃん!』
『可愛い下着つけちゃって!』
『中身はどうなってるのかな~?』

 直後には司は女子たちに取り囲まれていた。
 そしてなんの躊躇いもなく制服を脱いで下着姿になる女子たち。
 露わになったのは、鮮やかな色とりどりの下着。
 スポーツブラや、フリフリのレース。
 それに甘い香りがより一層濃いものになった。
 女子たちは、手のひらをワキワキとマッサージするかのように迫ってくる。

「や、やめ……っ、俺は、俺は男だ……!」
「あー。……司、大人しくしてたほうがいいと思うなー」

 晶のアドバイスも、女子たちのかしましい歓声に消えていく。

『おお、柔らかい! 女の子してるし!』
『くすぐってやる~』
『いい匂いじゃねえか。ぐへへ』
『ブラもお揃いのストライプ! いいねえ!』

 下着姿の女子たちの姿に、ついこの前まで男子だった司が耐えられるはずがなかった。
 健全な男子の(はずの)司には、色とりどりの下着姿の女子たちはあまりにも刺激が強すぎる。

「ひっひええっ! 俺は男、男、男だ……! ぶっぶふっ!」

 女子に取り囲まれた司は、あっけなく鼻血を噴き出していた。

『ああっ、ごめん! やり過ぎた!』
『男の子には刺激が強すぎたか!?』
『ティッシュ、プリーズ!』

 こうして女子たちの介抱を受けた司は、なんとか体育の授業までに鼻血を止めることに成功するのだった。
 膀胱には、たっぷりとおしっこを溜め込んだままで……。

        ☆

「うう……、散々な目に遭ったぜ……」

 出血多量でふらふらになりながらも更衣室を後にすると、女子たちに混じってグラウンドに出る。
 ちなみに晶は体調がよくないらしいので制服姿で見学組。
 その手があったかと後悔するも、もう遅い。
 制服姿の晶が心配そうに声をかけてくる。

「大丈夫? なんかゲッソリしてるけど」
「出血多量で倒れそう……」
「あれくらいでゲッソリしてたら大変なことになる。これからもっとたくさん出てくることになるから」
「恐ろしいこと言わないでくれ……」

 まっさらなグラウンドには、早くも男子たちが集まって談笑していた。
 だけど女子たち……特に司の姿を見つけると、途端にザワザワと落ち着かない雰囲気になる。
『…………おい、見ろよ……』
『あれが浅黄、だと……!?』

 今朝と似たようなリアクションだけど、男子たちのテンションが高くなっているのはブルマを穿いているせいなのだろうか。
 不躾に向けられる視線が、グサグサと太ももに刺さるのを感じる。
 なんでこんなぱんつみたいなものを穿いて動き回らないといけないんだろうか。
 外界ではブルマが絶滅した理由がなんとなくわかったような気がした。

「うぉぉ、太ももに視線が刺さるし、風が撫で回していくぞ」
「女子なら堂々と視線を受け止めて見せなさい。それにあんまり緊張すると、おしっこが近くなったら大変」

 すぐ隣を歩く晶に言われて思いだす。
 この膀胱にはたっぷりとおしっこが溜まっているということに。

「あっ」

 ぢゅわわっ。

 意識してしまうと急にこみ上げてくるのが尿意というものだ。
 その瞬間に、じゅわりと股間が生温かくなり……、クロッチへと染みこんでいった。
「ヤバい……っ、そういえば休み時間におしっこし忘れてたんだったぁぁぁ!」
「ちょっ、おトイレ行ったのに、なに大切なこと忘れてるのよ」
「仕方ないだろ……ううっ」
「もう体育の先生きちゃってる。しばらくおトイレ行けそうにないけど、平気?」
「無理でも我慢しなければ……大変なことになる……!」
「今日は長距離走だから、走りきらないとおトイレに行けそうにないけど」
「我慢、我慢すればなんとか……っ」

 ぢょわわわわっ!

 おまたを引き締めようと思っても、まだ女の子になって二週間しか経っていない。
 司の尿道は、茹ですぎたマカロニよりも緩い。
 どんなにおしっこを我慢しようと思っても、クロッチの裏側が生温かくなっていった。


TS俺が女の子のレッスン!?12につづく!

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