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2024年 03月の記事 (12)

レモネードオアシス 2024/03/25 14:07

おもらし日記29【最終回】

いつもあたたかいご支援ありがとうございます。

月曜日が始まりました。
この週末は体調が悪すぎたのでずっと寝込んでいました。
季節の変わり目です。皆様も体調にはお気をつけください。

さて、今日は月曜日ということで同人誌の既刊を更新したいと思います。
今回の更新で「おもらし日記」は終わりになります。
ここまでお付き合い頂きありがとうございました!


目次

おもらし日記

この小説を最初から読む!



💧エピローグ もこもこの紙おむつ


 初めておむつ登校をした日から、美雪は毎日紙おむつを穿いて登校するようになっていた。

(あっ、出てきちゃいそう……)

 美雪がふと足を止めたのは、朝の通学路でのこと。
 朝一番のおしっこをしてこなかったから、膀胱にはおしっこがたくさん溜まっているのだった。

 しゅわわわわわわわわわ……。

 赤信号で足を止めたとき、美雪はなんの躊躇いもなく尿意を放っていた。
 おむつの裏側が生温かくなって、もこもこと紙おむつが膨らんでいって……、

「はぁ……」

 しゅいいいいいいいいいいい……。
 しょおおおおおおおおぉぉぉぉぉ……。

 美雪は、頬を赤く染めて吐息を漏らす。
 青信号になって美雪が歩き出すころには、おしっこを受け止めた紙おむつはずっしりと重たくなっていた。

(午前中は、大丈夫、かな……)

 カバンのなかには新しい替えのおむつを持ってきている。
 だから、おしっこの心配をする必要は、もう無い。

 ヌルリ……、

 紙おむつのなかが、熱く蒸れ、おまたがヌルリとした体液に塗れている。
 人知れず失禁した美雪は、尿意を放った背徳感と優越感に、秘筋を熱く濡らすようになっていた。
 それでも紙おむつは、美雪の秘密を優しく包み込んでくれている。

「今日もがんばっていこうっ」

 思春期の女の子の下着はおしっこくさい。
 何回も下着を失敗で汚しながらも、スカートのなかで少しずつ成長していく。
 それは人知れず、少しずつ――。


おしまい!

ここまで読んでくれてありがとうございました!
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この小説は同人誌『おもらし日記』と同じものです。
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レモネードオアシス 2024/03/22 13:31

おもらし日記28

いつもあたたかいご支援ありがとうございます。

今週も金曜日。
なんとか1週間を乗り切ることができました。

今週は花粉症+砂塵でかなりツラいことになっていました。
千葉に強風が吹くとピーナッツ畑から砂塵が舞い、その砂塵を「やちぼこり」といいます。
この名称はピーナッツの名産地である八街(やちまた)から、そう呼ばれるようになったらしいです。
衛星写真でも見えるくらい凄いらしいんですよね。やちぼこり。

さて、今日は金曜日ということで同人誌の既刊を更新したいと思います。
少しでも楽しんでくれている人がいたら嬉しいです。


目次

おもらし日記

この小説を最初から読む!


「ぁっぁっぁっぁっぁっ」

 しゅわわわわわわわわわわわ……。

 紙おむつのなかから、恥ずかしい水音が振動となって伝わってくる。
 それでもおまたから溢れ出してきた奔流を止めることは、できなかった。

「あっ、あっ、あっ」

 キュンッ! キュンッ!
 しゅわわわわわわわわわわ……。

 生温かくなる股間に、おまたが勝手に痙攣する。
 それでもおしっこは止まることはなく、むしろ勢いを強めていった。

(ううっ、おむつ……もこもこ膨らんできてる、よぉぉ……っ)

 しゅいいいいいいいいい……。
 もこ、もこもこっ。

 おしっこを吸収していく紙おむつは、まるで入道雲のようにもこもこと膨らんでいく。
 おまたにあたっている部分も、お尻を包み込んでくれている部分も、温かくもこもこと膨らんできている。

(おむつ……あったかいの……)

 しょわわわわわわわわわわ……。
 もこもこもこ……もこっ。

 美雪のコンプレックスである、おしっこをするときに奏でられる恥ずかしい水音も、紙おむつが包み隠してくれている。
 そればかりか、おしっこの一滴すらも逃さずに包み込んでくれていた。

(そっか……。おむつを穿いてるから、ここはトイレと変わりないんだ……。おしっこをしても、いい場所なんだ……)

 しゅいいいいいいいいいい……。
 しゅわわわわわわわわわわわ……。

 尿道が完全に弛緩すると、生温かな奔流がおむつに弾けていく。
 こんなにたくさんおしっこをしても大丈夫なのだろうか?
 一抹の不安を覚えるも、そんな心配は杞憂だといわんばかりに紙おむつはしっかりとおしっこを受け止めてくれる。

(あああ……! しちゃってる……! わたしっ、教室でおしっこしちゃってるよ……! 授業中なのにっ)

 しょおおおおおおおおぉぉぉぉ……。
 しょわわわわわわわわわ……。

 スカートのなかでもこもこと膨らんでいく紙おむつ。
 お尻のほうまで生温かくなって、もう止めることはできなくなっている。

(お尻のほうも……おむつ、もこもこになって……パンパンになってるよぉ……っ)

 しょおおおおおおおぉぉ……。
 ぷるるっ!
 プッシュウウ……!

 美雪は小さな身体を大きく震わせると、最後の一飛沫をおむつへと噴き出す。
 それは美雪がすべてのおしっこをすべて出したなによりもの合図だった。

「ふぁぁぁ……」

 美雪は、陶然と頬を弛緩させて、黒板を見つめている振りをしている。
 国語の先生が文法について説明してるけど、美雪の耳にはなにも入ってきてはいなかった。
 ただ、温かくなった紙おむつに思考を溶かされている。

(しちゃった……。全部、おしっこ、しちゃったよぉ……。お、おむつ、大丈夫……?)

 椅子に座り直して、おむつの具合を確かめてみる。

 ぐじゅり……。

 おしっこを吸収した紙おむつはブヨブヨになっていたけど、それでもすべてのおしっこを吸収してくれたみたいだった。
 おむつの内側は蒸れてはいるけど、サラッとしていた。

(凄い……。おむつ、全部受け止めてくれたんだ……)

 スカートが濡れている……と、いうことはないみたいだ。
 もちろん床におしっこの水たまりが広がっているということもない。

(スッキリ……全部出しちゃった……はふぅ……)

 周りではクラスメートたちが必死になって板書を取っている。
 そんななかでスッキリしてしまうだなんて。
 こみ上げてきたのは、ちょっとした罪悪感と、優越感。
 そして安心感だった。

(もう、おしっこの心配しなくてもいいんだ)

 美雪は小さな、熱い吐息を漏らすと、何事もなかったかのようにノートを取り始める。
 おしっこを漏らしたおまたは、早くも熱い蜜に濡れていた。

        ☆

「うわわっ、もうおむつ、パンパンに膨らんでる」

 美雪が我が目を疑ってしまったのは、休み時間になって女子トイレの個室に駆け込んだときのことだった。
 スカートを捲り上げてみると、薄型ショーツタイプの紙おむつは、おしっこを吸収してパンパンに膨らんでいたのだ。
 白かった生地は、外側まで鮮やかなレモン色に染め上げられていた。

「換えの紙おむつ、持ってきてるから交換しておかないと、ね」

 ぺりぺりと、パンパンに膨らんだショーツタイプの紙おむつの両サイドを破っていき、おむつを降ろしていくと――、

 もわわ……っ。

 おむつのなかで濃縮されていたアンモニア臭が、湯気となって立ち昇ってくる。
 もう紙おむつの内側は、お尻のほうまでレモン色に染まっていた。
 それは美雪が授業中の教室で、椅子に座ったままでおしっこをしたという恥ずかしい証拠でもある。

「うう……。おしっこの湯気……目に、染みるよ……」

 自らの尿臭で涙目になりながらも、使用済みのおむつをくるくると丸めていき、テープで留める。
 ロールキャベツのように丸めた紙おむつは、おしっこでずっしりと重たくなっていた。

「ゴミ箱の中に捨てておこう……」

 女子トイレの個室の隅っこにあるサニタリーボックスのなかに紙おむつを捨てておくことにする。

(おまた、拭き拭きして……新しいおむつに穿き替えてっと)

 ぬっちょおぉぉ……。

 ふっくらとした赤ちゃんみたいなクレヴァスを拭うと、トイレットペーパーにまとわりついてくるのは、少女特有の穢れ。
 栗きんとんの残りかすのような、カスタードクリームのような、ネットリとしたものがこびり付いていた。

(お汁、やっぱり止まらなくなってる……)

 授業中におしっこをしたときに、無意識のうちに興奮していたらしい。
 クレヴァスを拭っていくと、ねっとりとした体液もまとわりついてきている。
 鼻を近づけてみると、ツーンとしたチーズのようなすっぱい香りがした。
 もしも今日、ショーツを穿いてきていたら――きっと、軽失禁と愛液で大変なことになっていたに違いなかった。

(新しいおむつ穿けば大丈夫だもん)

 カサカサと、紙おむつの音が鳴らないように、ゆっくりとおむつを穿いていく。
 新しい紙おむつは、まだ羽のように軽くて、ふわふわとして、お尻を優しく包み込んでくれる。

(これでよしっ)

 ――もう、おしっこやお汁の心配をしなくてもいい。
 おしっこがしたくなっても、おまたがムラムラしてきても、おむつがすべて受け止めてくれる。
 たったそれだけのことだけど、思春期の少女にとってはこれほど安心できることもない。

(おむつ、スカートからはみ出してない、よね)

 スカートの裾を正して、ぽんぽん、お尻を軽くはたいて感触を確かめてみる。
 うん、大丈夫そうだ。

「あはっ」

 女子トイレの個室から出たとき、美雪はごく自然に笑みをこぼしていた。
 美雪は軽やかにスカートを一度だけ回すと、トイレをあとにするのだった。

 もう、なにも心配する必要はない。
 そんな美雪の秘部は、早くも熱く濡れようとしていた――。


おもらし日記29につづく!

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レモネードオアシス 2024/03/21 15:45

おもらし日記27

いつもあたたかいご支援ありがとうございます。

あっという間に木曜日です。
今週は本当に体調が悪いです。
この季節に千葉に強風が吹くと乾燥したピーナッツ畑からの砂塵+花粉+黄砂のトリプルパンチでPCに集中して向かうことがあまりできていません。
点鼻薬でなんとか凌いでいますが、ちょっと効き目が悪くなっています。
皆様も健康にはお気をつけください。

さて、今日は木曜日ということで同人誌の既刊を更新したいと思います。
少しでも楽しんでくれている人がいたら嬉しいです。


目次

おもらし日記

この小説を最初から読む!


(ど、どうしよう)

 美雪がピンチに陥っていたのは、二時限目の国語の授業中のことだった。
 早くも尿意がこみ上げてきて、膀胱がキュンキュンと痙攣し始めてきたのだ。

 じゅわわぁ……。

 どんなにおまたに力を入れておしっこを我慢しようとしても、美雪の貧弱な尿道括約筋は軽失禁を重ねている。
 もうおむつのなかは、汗とおしっこでミストサウナのようになっていた。

(ううっ、おしっこ……我慢できない、よぉ……っ)

 ぢゅわっ、じゅわわぁ……。

 いくら紙おむつを穿いてきているとはいえ、おまたの力を抜いておしっこを放つのは抵抗があった。
 周りにはクラスメートたちが、なにも知らずに授業を受けているのだ。
 もしもおしっこの水音を聞かれたら?
 匂いで気づかれてしまったら?
 色々な心配事が渦巻いて、そう簡単におしっこを放つことなどできるはずがなかった。

(我慢……しないと……!)

 キュンッ、キュンッ!
 ぢゅわわっ。

 まだ教室での放尿は時期尚早。
 そう思って、せめて次の休み時間になったらおトイレに行こう……。
 そのときに、おしっこの水音を聞かれるのは恥ずかしいけど、それでも教室でおもらしがバレてしまうよりは何倍もマシなはずだ。
 そう思って教室の時計を見上げると――、

「ぇっ、うそ……」

 美雪は愕然としてしまう。
 なにしろ、時計の針は想像していた以上に進んでいなかったのだ。

(うそ。もう半分は終わったと思ってたのに。それなのに、まだ十五分も経ってないなんて……!)

 じゅもももっ。

 絶望感にフッと尿道から力が抜けて、チビッたにしては多すぎる量のおしっこが漏れ出してきた。
 授業は一時限五十分で行われる。
 と、いうことは、まだ半分……いや、三分の一も終わっていないということだ。

(どうしよう……っ。おトイレに行かせてもらう……?)

 とは思うけど、クラスメートの男子がいる前でおトイレに行かせて欲しいと言うのは、とても恥ずかしいことのように思える。
 と、なると、残されている道はたった一つだけだ。

(我慢……。我慢しないと……っ)

 じゅももっ、じゅわわっ。

 だけど一度漏れ出してきたおしっこは、どんなにおまたに力を入れても漏れ出してくる。
 おむつのなかが、刻一刻とおしっこで蒸れていく――。

(しちゃう……? しちゃうの? 私……。授業中なのに、みんながいるところで、おしっこ……しちゃう、の……?)

 別に紙おむつのことを疑っているわけではない。
 ついこの前まで、美雪は夜の紙おむつのお世話になりっぱなしだったのだ。
 だから、最近の紙おむつが薄くて頼りなさそうに見えても、しっかりとおしっこをガードしてくれることは知っている。

(だけど……ううっ! 恥ずかしいよ……!)

 いざおしっこをしようと思っても、今度はおまたが変に緊張しておしっこが止まってしまう。
 美雪の尿道は、最早自分の意思とは無関係に痙攣していた。

(おトイレに立つの、恥ずかしいし……! でも、このままおしっこするのも恥ずかしいし……!)

 ぢゅわわ……。
 じゅももっ、じょわわっ。

 逡巡しながらも、赤ちゃんのように無毛の秘裂は痙攣するたびにおしっこ臭くなっていく。
 このままだと一気に決壊したら……大変なことになるかもしれない。
 紙おむつは一度に大量のおしっこをすると、吸収しきれずに溢れ出してきてしまうことがあるのだ。
 もしも授業中、ここでそんなことが起こったら?
 それこそ大惨事だ。

(しちゃう……しかない、の? ここで……少しずつ……。うん……少しなら……いい、よね……?)

 もう、トイレに立つことはできないのだ。
 それにこの授業を乗り越えられる自信もない。
 それならば――。

(あっ、あっ、あっ)

 じゅもも……。
 じゅもももも……。

 美雪は、呼吸を整えながら、少しずつ、少しずつ……尿道から力を抜いていく。
 おむつの裏側に、背徳的で取り返しのつかない温もりが広がっていく。
 おまたも……、会陰を伝って、お尻のほうも生温かくなっていって……。

(大丈夫。おむつ穿いてきてるから平気、だもん……)

 じゅわわ……。じゅももっ。
 ぢゅわわわわわわ……。

(あぁ……。おむつのなか、あったかくなってきてる……。教室なのに……)

 じゅわわ……。
 しゅいいいいいいいいいいいい……。

 やがて尿道が完全に弛緩すると、生温かな奔流がクレヴァスから溢れ出してくる。
 女の子の尿道は、太く、短い。
 一度漏れ出してくると、たとえ少しずつ出そうと思っていても、多すぎる量が噴き出してくることになる。


おもらし日記28につづく!

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レモネードオアシス 2024/03/18 16:12

おもらし日記26

いつもあたたかいご支援ありがとうございます。

月曜日です。
ここ最近はメンタルの調子が著しく悪い日が続いています。
皆様も健康にはお気をつけください。

さて、今日は月曜日ということで、同人誌の既刊を更新したいと思います。
少しでも楽しんでくれている人がいたら嬉しいです。


目次

おもらし日記

この小説を最初から読む!


「んん……、もう朝なんだ……」

 美雪が目を覚ましたのは、いつも目覚ましアラームが鳴るよりも五分早いときのことだった。
 もしかしたら、無意識のうちに緊張しているのかもしれない。
 今日、おむつをあてて学校に行こうという、誰にも知られてはいけない冒険へ向けて――。

「こう言うのは思い切りが大事なんだから。躊躇っちゃ、ダメ……!」

 呟きながらベッドから身体を起こす。
 そしてベッドの下にしまっておいた紙おむつが入ったビニル袋を取り出した。

「ショーツタイプの紙おむつだから、スカートの下に穿いても目立たないはずだし……!」

 美雪が買ってきたのは、ショーツタイプの紙おむつだった。
 試しに一枚を取り出してみると、羽のように軽い。
 それにショーツのように薄かった。

 こんなに薄くて、しっかりとおしっこを包み隠してくれるのだろうか?
 ふと心配になってしまうけど、最近の紙おむつは薄くても高性能なのだ。
 おまたとお尻のところには、薄型の吸水ポリマーが縫い付けられているから、しっかりとおしっこをガードしてくれる……はずだ。

「おぱんつみたいだから、大丈夫だもん」

 しかし美雪はショーツのような紙おむつを広げて逡巡してしまう。
 本当に学校におむつを穿いていっても良いの?
 スカートの上から目立たないだろうか?
 もしもバレてしまったら?
 おむつから、おしっこが溢れ出してきたら?
 色々な心配事が浮かんでは消えていく。
 それでも――。

(もしかしたら、おしっこを我慢しなくても良くなるかもしれないし……!)

 美雪の悩み事。
 それは学校のトイレが使えずに、いつも軽失禁を繰り返してしまうことだった。
 紙おむつを穿いていけば、もしかしたらこの悩みを一挙に解決することができるかもしれない。
 それに、

 キュンッ!

 朝起きたばかりだというのに、美雪の秘裂は熱く疼いていた。
 ゆうべは気が済むまで一人でエッチなことをしたというのに、ショーツのなかにはヌルッとした粘液がお尻の方にまで広がっていた。

(うう……。寝る前に新しいぱんつに換えたのに……)

 むわわぁ……。

 飾り気のない白ショーツを、スパッツごと降ろしていくと――、
 湯気となって朝日に立ち昇るのは、生臭くも甘酸っぱい少女の香り。
 クロッチの裏側にはベットリと少女の蜜がこびり付いていて、お尻の方にまで広がっていた。
 寝ているあいだに溢れ出してきた蜜は、時間とともに発酵して茶色く変色している。

(お尻の方まで広がってるなんて)

 仰向けに寝ていると、エッチなおもらしをしたときにお尻の方にまで広がっていくのはごく自然なことだった。
 もしもスパッツを穿いていなかったら、シーツにエッチな染みができあがっていたに違いなかった。

「おむつ、穿いていこう……」

 この調子だと、もしも学校にショーツを穿いて行ったとしても、エッチなおもらしですぐに駄目にしてしまうに違いなかった。
 ただでさえ軽失禁する癖があるというのに。

「大丈夫、こんなに薄いんだしっ。それに可愛いし!」

 ショーツタイプの紙おむつを改めて広げてみる。
 いつも穿き慣れている白のショーツとお揃いの、真っ白なデザインをしている。
 シンプル・イズ・ベスト。
 純白の紙おむつだ。

「よしっ、穿いていこう!」

 美雪は意を決すると、ショーツタイプの紙おむつに脚を通していく。
 久しぶりのおむつの感触は、なんだかとても懐かしく思えてきて、温かくお尻を包み込んできてくれた。

(あっ、なんか安心できるかも……)

 おむつにお尻を包み込まれ、たったそれだけで美雪はなぜか胸の奥底から安心感がこみ上げてくるのを感じていた。
 もしかしたら、それは赤ん坊のころ、母におむつをあててもらっていたときの記憶なのかもしれない。

「これなら乗り越えられる、かも?」

 根拠はないけど、なぜかそう思えてきた。

「セーラー服も着て、スカートも穿いてっと」

 紺色のスカートを穿いて、くるりと一回転。
 大丈夫。
 薄手の紙おむつは、スカートを穿いていれば目立たない。
 美雪のお尻を、優しく包み込んでくれている。

「女の子は、スカートのなかに秘密を隠しながら成長していくんだよね……っ」

 美雪は自分に言い聞かせるように呟くと、カバンを持って部屋を出る。
 ちょっとドキドキするけど、きっと大丈夫。
 初めてお背伸びショーツを穿いたときも、初めてショーツのなかにナプキンを入れたときもこんな感じだった。
 きっとすぐに慣れてくれる……はずだ。

        ☆


おもらし日記27につづく!

ここまで読んでくれてありがとうございました!
恐らく読んでくれている人はほんのわずかか0だと思います。
グーグルの検索避けの影響はかなり大きいです。
いつまで更新を続けていけるかわかりませんが、できるだけのことはしておきたいと思います。

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レモネードオアシス 2024/03/14 12:23

おもらし日記25

いつもあたたかいご支援ありがとうございます。

木曜日です。
ここ数日の体調があまり芳しくなく、なんとか立て直したいところです。
季節の変わり目はやはり難しいものがありますね。

さて、今日は木曜日ということで、同人誌の既刊を更新したいと思います。
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目次

おもらし日記

この小説を最初から読む!


「あ、あぁぁ……」

 しゅわわわわわわわわわわ……。

 クロッチの裏側におしっこが弾け、スパッツまでも濡らしていく。
 三分丈のスパッツの内股が濡れていくと、ペッタリと太ももに貼り付いてくる。
 いけない。
 こんなことをしていたらいけないのに。
 それなのに、下着を汚すことを止められない。

「おもらし……ぱんつのなかがあったかくなって……気持ちいい、よぉ……」

 しゅいいいいいいいいいいいい……。
 もわっ、もわわ……っ。

 狭い個室におしっこの匂いと、美雪の甘ったるい発情臭が蒸れ返る。
 おしっこがお尻を伝ってトイレへと落ちていく。
 まるで生温かい手で、お尻を愛撫されているかのような錯覚に陥る。

「ふぁぁ……お尻、なでなでされてるみたい……」

 スパッツに包まれた、プリッとした思春期のお尻は、自らのおもらしで熱く蕩けそうになっていた。
 それでもおもらしが永遠に続いてくれるわけではない。

「ふっ、ふぅっ」

 ぢゅももももっ!

 美雪は大きく身体を震わせて最後の一飛沫を噴き出すと、おもらしは唐突に終わった。
 あとに残ったのは――、

「なんでこんなことをしちゃったんだろう」

 おしっこで冷たくなりはじめてきた、ショーツとスパッツ。
 だが、思春期の少女の性欲は、早くも復活しようとしていた。

「……んっ」

 くちゅりっ。

 スパッツが食い込んでいる秘部に指を這わせると、粘着質な音が鳴り響く。
 まだだ。
 まだ足りない。
 子宮が疼き、溶けてお腹がムチャクチャになってもいい。
 ぱんつのなかをグチャグチャのヌルヌルにしてしまいたい。

「――! ――! ――!」

 クチュクチュクチュクチュクチュ……。

 黒いスパッツに覆われた股間を本気汁で白く泡立てながら、美雪のオナニーは日付が変わってからも続いた。

        ☆

「うう、罪悪感」

 美雪がトイレから出たのは、午前二時を過ぎたあたりのことだった。
 ショーツとスパッツはコンニャクのようにヌルヌルになっていて、生臭い香りを漂わせている。
 ショーツのなかは生卵を流し込まれたかのようにヌルヌルのグチャグチャになっていて、いまだに熱いマグマが流動していた。
 このままでは新しいショーツに替えたとしても、すぐに駄目にしてしまうことだろう。

「どうしよう……」

 ショーツのなかに生理用品を入れたらどうだろうか?
 そんなことが脳裏をよぎるけど、はたしてそれくらいの量で収まってくれるだろうか?

「おむつ……しかない、かなぁ……」

 美雪は憂鬱げに呟く。
 じつは美雪は、小学生の高学年になるまで夜のおむつが外れなかった。
 さすがに昼のおむつは卒業していたけれど。

「悩んでる場合じゃないよね。紙おむつを買ってくるんなら、深夜が一番だしっ」

 紙おむつを買いに行くのは、みんなが寝静まった深夜に限る。
 美雪は水色のワンピースを着ると、財布を持って家を出る。
 近所にある24時間営業のドラッグストアで目的のショーツタイプの紙おむつを買うと、すぐに帰ってくるのだった。

「これで明日の準備はよしっ。今夜はもう寝ようっ」

 美雪はショーツとスパッツを新しいものに換えると、ベッドに飛び込むように横になる。
 トイレで気が済むまでオナニーをしたせいか、その日の夜はぐっすりと眠ることができた。


おもらし日記26につづく!

ここまで読んでくれてありがとうございました!
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