おもらし日記28
いつもあたたかいご支援ありがとうございます。
今週も金曜日。
なんとか1週間を乗り切ることができました。
今週は花粉症+砂塵でかなりツラいことになっていました。
千葉に強風が吹くとピーナッツ畑から砂塵が舞い、その砂塵を「やちぼこり」といいます。
この名称はピーナッツの名産地である八街(やちまた)から、そう呼ばれるようになったらしいです。
衛星写真でも見えるくらい凄いらしいんですよね。やちぼこり。
さて、今日は金曜日ということで同人誌の既刊を更新したいと思います。
少しでも楽しんでくれている人がいたら嬉しいです。
「ぁっぁっぁっぁっぁっ」
しゅわわわわわわわわわわわ……。
紙おむつのなかから、恥ずかしい水音が振動となって伝わってくる。
それでもおまたから溢れ出してきた奔流を止めることは、できなかった。
「あっ、あっ、あっ」
キュンッ! キュンッ!
しゅわわわわわわわわわわ……。
生温かくなる股間に、おまたが勝手に痙攣する。
それでもおしっこは止まることはなく、むしろ勢いを強めていった。
(ううっ、おむつ……もこもこ膨らんできてる、よぉぉ……っ)
しゅいいいいいいいいい……。
もこ、もこもこっ。
おしっこを吸収していく紙おむつは、まるで入道雲のようにもこもこと膨らんでいく。
おまたにあたっている部分も、お尻を包み込んでくれている部分も、温かくもこもこと膨らんできている。
(おむつ……あったかいの……)
しょわわわわわわわわわわ……。
もこもこもこ……もこっ。
美雪のコンプレックスである、おしっこをするときに奏でられる恥ずかしい水音も、紙おむつが包み隠してくれている。
そればかりか、おしっこの一滴すらも逃さずに包み込んでくれていた。
(そっか……。おむつを穿いてるから、ここはトイレと変わりないんだ……。おしっこをしても、いい場所なんだ……)
しゅいいいいいいいいいい……。
しゅわわわわわわわわわわわ……。
尿道が完全に弛緩すると、生温かな奔流がおむつに弾けていく。
こんなにたくさんおしっこをしても大丈夫なのだろうか?
一抹の不安を覚えるも、そんな心配は杞憂だといわんばかりに紙おむつはしっかりとおしっこを受け止めてくれる。
(あああ……! しちゃってる……! わたしっ、教室でおしっこしちゃってるよ……! 授業中なのにっ)
しょおおおおおおおおぉぉぉぉ……。
しょわわわわわわわわわ……。
スカートのなかでもこもこと膨らんでいく紙おむつ。
お尻のほうまで生温かくなって、もう止めることはできなくなっている。
(お尻のほうも……おむつ、もこもこになって……パンパンになってるよぉ……っ)
しょおおおおおおおぉぉ……。
ぷるるっ!
プッシュウウ……!
美雪は小さな身体を大きく震わせると、最後の一飛沫をおむつへと噴き出す。
それは美雪がすべてのおしっこをすべて出したなによりもの合図だった。
「ふぁぁぁ……」
美雪は、陶然と頬を弛緩させて、黒板を見つめている振りをしている。
国語の先生が文法について説明してるけど、美雪の耳にはなにも入ってきてはいなかった。
ただ、温かくなった紙おむつに思考を溶かされている。
(しちゃった……。全部、おしっこ、しちゃったよぉ……。お、おむつ、大丈夫……?)
椅子に座り直して、おむつの具合を確かめてみる。
ぐじゅり……。
おしっこを吸収した紙おむつはブヨブヨになっていたけど、それでもすべてのおしっこを吸収してくれたみたいだった。
おむつの内側は蒸れてはいるけど、サラッとしていた。
(凄い……。おむつ、全部受け止めてくれたんだ……)
スカートが濡れている……と、いうことはないみたいだ。
もちろん床におしっこの水たまりが広がっているということもない。
(スッキリ……全部出しちゃった……はふぅ……)
周りではクラスメートたちが必死になって板書を取っている。
そんななかでスッキリしてしまうだなんて。
こみ上げてきたのは、ちょっとした罪悪感と、優越感。
そして安心感だった。
(もう、おしっこの心配しなくてもいいんだ)
美雪は小さな、熱い吐息を漏らすと、何事もなかったかのようにノートを取り始める。
おしっこを漏らしたおまたは、早くも熱い蜜に濡れていた。
☆
「うわわっ、もうおむつ、パンパンに膨らんでる」
美雪が我が目を疑ってしまったのは、休み時間になって女子トイレの個室に駆け込んだときのことだった。
スカートを捲り上げてみると、薄型ショーツタイプの紙おむつは、おしっこを吸収してパンパンに膨らんでいたのだ。
白かった生地は、外側まで鮮やかなレモン色に染め上げられていた。
「換えの紙おむつ、持ってきてるから交換しておかないと、ね」
ぺりぺりと、パンパンに膨らんだショーツタイプの紙おむつの両サイドを破っていき、おむつを降ろしていくと――、
もわわ……っ。
おむつのなかで濃縮されていたアンモニア臭が、湯気となって立ち昇ってくる。
もう紙おむつの内側は、お尻のほうまでレモン色に染まっていた。
それは美雪が授業中の教室で、椅子に座ったままでおしっこをしたという恥ずかしい証拠でもある。
「うう……。おしっこの湯気……目に、染みるよ……」
自らの尿臭で涙目になりながらも、使用済みのおむつをくるくると丸めていき、テープで留める。
ロールキャベツのように丸めた紙おむつは、おしっこでずっしりと重たくなっていた。
「ゴミ箱の中に捨てておこう……」
女子トイレの個室の隅っこにあるサニタリーボックスのなかに紙おむつを捨てておくことにする。
(おまた、拭き拭きして……新しいおむつに穿き替えてっと)
ぬっちょおぉぉ……。
ふっくらとした赤ちゃんみたいなクレヴァスを拭うと、トイレットペーパーにまとわりついてくるのは、少女特有の穢れ。
栗きんとんの残りかすのような、カスタードクリームのような、ネットリとしたものがこびり付いていた。
(お汁、やっぱり止まらなくなってる……)
授業中におしっこをしたときに、無意識のうちに興奮していたらしい。
クレヴァスを拭っていくと、ねっとりとした体液もまとわりついてきている。
鼻を近づけてみると、ツーンとしたチーズのようなすっぱい香りがした。
もしも今日、ショーツを穿いてきていたら――きっと、軽失禁と愛液で大変なことになっていたに違いなかった。
(新しいおむつ穿けば大丈夫だもん)
カサカサと、紙おむつの音が鳴らないように、ゆっくりとおむつを穿いていく。
新しい紙おむつは、まだ羽のように軽くて、ふわふわとして、お尻を優しく包み込んでくれる。
(これでよしっ)
――もう、おしっこやお汁の心配をしなくてもいい。
おしっこがしたくなっても、おまたがムラムラしてきても、おむつがすべて受け止めてくれる。
たったそれだけのことだけど、思春期の少女にとってはこれほど安心できることもない。
(おむつ、スカートからはみ出してない、よね)
スカートの裾を正して、ぽんぽん、お尻を軽くはたいて感触を確かめてみる。
うん、大丈夫そうだ。
「あはっ」
女子トイレの個室から出たとき、美雪はごく自然に笑みをこぼしていた。
美雪は軽やかにスカートを一度だけ回すと、トイレをあとにするのだった。
もう、なにも心配する必要はない。
そんな美雪の秘部は、早くも熱く濡れようとしていた――。
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この小説は同人誌『おもらし日記』と同じものです。
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