おもらし日記26
いつもあたたかいご支援ありがとうございます。
月曜日です。
ここ最近はメンタルの調子が著しく悪い日が続いています。
皆様も健康にはお気をつけください。
さて、今日は月曜日ということで、同人誌の既刊を更新したいと思います。
少しでも楽しんでくれている人がいたら嬉しいです。
「んん……、もう朝なんだ……」
美雪が目を覚ましたのは、いつも目覚ましアラームが鳴るよりも五分早いときのことだった。
もしかしたら、無意識のうちに緊張しているのかもしれない。
今日、おむつをあてて学校に行こうという、誰にも知られてはいけない冒険へ向けて――。
「こう言うのは思い切りが大事なんだから。躊躇っちゃ、ダメ……!」
呟きながらベッドから身体を起こす。
そしてベッドの下にしまっておいた紙おむつが入ったビニル袋を取り出した。
「ショーツタイプの紙おむつだから、スカートの下に穿いても目立たないはずだし……!」
美雪が買ってきたのは、ショーツタイプの紙おむつだった。
試しに一枚を取り出してみると、羽のように軽い。
それにショーツのように薄かった。
こんなに薄くて、しっかりとおしっこを包み隠してくれるのだろうか?
ふと心配になってしまうけど、最近の紙おむつは薄くても高性能なのだ。
おまたとお尻のところには、薄型の吸水ポリマーが縫い付けられているから、しっかりとおしっこをガードしてくれる……はずだ。
「おぱんつみたいだから、大丈夫だもん」
しかし美雪はショーツのような紙おむつを広げて逡巡してしまう。
本当に学校におむつを穿いていっても良いの?
スカートの上から目立たないだろうか?
もしもバレてしまったら?
おむつから、おしっこが溢れ出してきたら?
色々な心配事が浮かんでは消えていく。
それでも――。
(もしかしたら、おしっこを我慢しなくても良くなるかもしれないし……!)
美雪の悩み事。
それは学校のトイレが使えずに、いつも軽失禁を繰り返してしまうことだった。
紙おむつを穿いていけば、もしかしたらこの悩みを一挙に解決することができるかもしれない。
それに、
キュンッ!
朝起きたばかりだというのに、美雪の秘裂は熱く疼いていた。
ゆうべは気が済むまで一人でエッチなことをしたというのに、ショーツのなかにはヌルッとした粘液がお尻の方にまで広がっていた。
(うう……。寝る前に新しいぱんつに換えたのに……)
むわわぁ……。
飾り気のない白ショーツを、スパッツごと降ろしていくと――、
湯気となって朝日に立ち昇るのは、生臭くも甘酸っぱい少女の香り。
クロッチの裏側にはベットリと少女の蜜がこびり付いていて、お尻の方にまで広がっていた。
寝ているあいだに溢れ出してきた蜜は、時間とともに発酵して茶色く変色している。
(お尻の方まで広がってるなんて)
仰向けに寝ていると、エッチなおもらしをしたときにお尻の方にまで広がっていくのはごく自然なことだった。
もしもスパッツを穿いていなかったら、シーツにエッチな染みができあがっていたに違いなかった。
「おむつ、穿いていこう……」
この調子だと、もしも学校にショーツを穿いて行ったとしても、エッチなおもらしですぐに駄目にしてしまうに違いなかった。
ただでさえ軽失禁する癖があるというのに。
「大丈夫、こんなに薄いんだしっ。それに可愛いし!」
ショーツタイプの紙おむつを改めて広げてみる。
いつも穿き慣れている白のショーツとお揃いの、真っ白なデザインをしている。
シンプル・イズ・ベスト。
純白の紙おむつだ。
「よしっ、穿いていこう!」
美雪は意を決すると、ショーツタイプの紙おむつに脚を通していく。
久しぶりのおむつの感触は、なんだかとても懐かしく思えてきて、温かくお尻を包み込んできてくれた。
(あっ、なんか安心できるかも……)
おむつにお尻を包み込まれ、たったそれだけで美雪はなぜか胸の奥底から安心感がこみ上げてくるのを感じていた。
もしかしたら、それは赤ん坊のころ、母におむつをあててもらっていたときの記憶なのかもしれない。
「これなら乗り越えられる、かも?」
根拠はないけど、なぜかそう思えてきた。
「セーラー服も着て、スカートも穿いてっと」
紺色のスカートを穿いて、くるりと一回転。
大丈夫。
薄手の紙おむつは、スカートを穿いていれば目立たない。
美雪のお尻を、優しく包み込んでくれている。
「女の子は、スカートのなかに秘密を隠しながら成長していくんだよね……っ」
美雪は自分に言い聞かせるように呟くと、カバンを持って部屋を出る。
ちょっとドキドキするけど、きっと大丈夫。
初めてお背伸びショーツを穿いたときも、初めてショーツのなかにナプキンを入れたときもこんな感じだった。
きっとすぐに慣れてくれる……はずだ。
☆
ここまで読んでくれてありがとうございました!
恐らく読んでくれている人はほんのわずかか0だと思います。
グーグルの検索避けの影響はかなり大きいです。
いつまで更新を続けていけるかわかりませんが、できるだけのことはしておきたいと思います。
この小説は同人誌『おもらし日記』と同じものです。
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