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小説の記事 (54)

レモネードオアシス 2021/04/02 10:09

大決壊!~おもらしカノジョが妊娠するまで9~

いつもあたたかいご支援ありがとうございます!


今日は金曜日なので小説を更新する日です。
保健室でのスバルとの初体験!



※この小説は、順調にいけば今年の5月→4月末のGW前に配信を開始する同人誌の小説です。

また、今年か来年の暑くなってきたころか寒くなったころか、僕が面倒臭く感じないときにブログのほうで無料公開していく予定ですので、バックナンバーを購入するさいはご一考頂けたらと思います。
なお、めんぼーさんに描いてもらったラフは、無料ブログには載せる予定はありません。


保健室での初体験。
入れた瞬間に失禁っ!




目次

おもらし彼女が妊娠するまで(カテゴリー)

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(どうしよう。どうしよう。どうしよう)

 4時限目の国語の授業中。
 頭の中で何回も呟いていたのはスバルだった。
 実は今日はもう朝から何度も『どうしよう』がグルグルと浮かんできては消えていき、授業の内容なんて右から左だった。

(どうしよう。付き合ってくれるんだ……。私みたいな子と)
(どうしよう。恋人……っていうことは、恋人みたいなこと、しちゃうの……?)
(どうしよう。そうしたら、け、結婚……して、くれるの……? でも、おまたゆるゆるのままだと嫌われちゃうかも知れないし……ううっ)

 じゅわわ……っ。

 おまたから漏れ出したおしっこが、クロッチの裏側へと染みこんでいく感触。
 スバルのショーツのなかは、もうミストサウナのように蒸れ返っていた。

(おまた、ムラムラしちゃうなんて……)

 大和に付き合ってもらえると返事をもらえたのが今朝のこと。
 スバルの敏感すぎるおまたは、いろいろと考えを巡らせているうちにもぬるぬるに濡れそぼっていた。
 ショーツのなかはおしっこだけではなく、ヌルリとした蜜によって大変なことになっている。

(せっかくプレゼントしてもらったおぱんつなのに……っ。ああっ、私のために選んでくれたんだ……。嬉しくて……、嬉しすぎて……っ)

 きゅううっ、

 切なげに内股を擦り合わせると、おまたも、その奥の膣洞や子宮までもが切なげに熱くなる。

 じわり……、

 秘芯が濡れて、ショーツのなかが更に蒸れ返っていった。

(結婚したら……あ、赤ちゃん……。きみとの赤ちゃんなら……、一緒に、育てて行きたい……)

 じゅわわ……。

 国から潤沢な補助金が出ると言うことは、告白の延長線上には当然結婚&出産ということもちらついてくることになる。
 しかも国から支給されるのは補助金だけではない。
 住宅も支給されるし、将来かかる養育費や医療費までも支給される。
 子育て支援は万全だ。

(一つ屋根の下に2人きり……ううん。もしかしたら赤ちゃんも生まれて……、子供は……何人がいいのかな。私は……たくさんでも平気だけど……)

「ふふっ」

 授業中だというのに、将来の妄想にスバルの頬は緩んでいる。
 ……もちろん、誰にも気づかれない程度の変化。
 だけどスバル自身は気づいていない。
 うなじからバニラエッセンスのような甘ったるい香りが放たれていることに。
 気づかぬうちに呼吸が浅くなり、胸の鼓動も全力疾走を終えたときのように早くなっていることに。

「あっ」

 将来の妄想をしながらもなんとかノートをとっていたけど、消しゴムをとろうとしたときに間違って落としてしまう。
 床に落ちた消しゴムは、机の下にコロコロと転がったところで止まった。
 面倒だけど拾わなければ。
 そう思って椅子に座ったままで机の下の消しゴムを拾おうとした、そのときだった。

「ぇっ?」

 スバルの口から漏れたのは、戸惑いの声。
 なにしろ、消しゴムに手を伸ばしたその瞬間、ぐるんと世界が一周したのだ。
 だけど一周したのはもちろん世界ではなくて。

「ちょっ、スバル!?」

 すぐ後ろの席に座っている大和の驚く声。
 だけどスバルには振り向くことはできなかった。
 なぜなら、消しゴムを拾おうとしたスバルは、そのまま倒れてしまったのだ。
 椅子ごと倒れてしまい、ガッシャーン! けたたましい音が教室に鳴り響く。

(えっ? えっ?)

 椅子ごと倒れてさえも、スバルは自分が倒れたことを自覚することができていなかった。
 受け身さえも取ることさえもできずに床に倒れている。

「スバル、スバル!」

 すぐに駆け寄ってきてくれたのは、もちろん大和。
 だけどスバルは応えることさえもできないほどに消耗しきっている。知らず知らずのうちに発情し、じわりじわりと体力を消耗していたのだ。「

「大丈夫か、スバル。熱、あるな……」
「うう……」

 大和に抱きかかえられて、なんとかスバルは言葉を紡ぐ。
 周りには絶対に聞こえないほどに小さく、蚊の鳴くような声で。

「きみのことを考えてたら……身体が熱くなって……」
「お、おう。そうか」

 大和の返事が素っ気ないもので、ほんの少しだけ失望してしまうけど、それもほんの一瞬のこと。
 大和は教壇に立つ教師に向けて、

「ウォルトンさんの体調が悪いみたいなので、俺が保健室に連れて行ってもいいですか?」

 と言ってくれたのだ。
 そこからはあっという間だった。
 教師の返事を待たずに大和は立ち上がると、肩を貸してもらいながらもスバルも立ち上がる。
 もしも大和に肩を貸してもらっていなかったら、膝が笑って立つことさえもできなかったに違いない。
 その2人の様子を見て、

『あの2人……いつの間に……!?』
『あのプレアデスが嫌がらないとは』

 クラスメートたちがざわめき出す。
 それでも大和は動じることなく、肩を貸してくれる。

(みんなに見られちゃってる……っ。目立っちゃってる……っ)

 ただでさえ熱くなっていたスバルの身体は更に熱くなっていき……、大和に連れられて教室を出るころには、火がつきそうになっていた。

        ☆

 静まりかえった授業中の廊下を歩きながら、なんとかやってきた保健室。
 幸いなことに、他の生徒も、保健の先生さえも出払っていて、誰もいなかった。

「誰もいないのかよ。この前も誰もいなかったし、大丈夫なのかよ……」
「2人きりだなんて……」

 まさかのシチュエーションに、ただでさえ熱くなっているスバルの身体は更に熱くなる。
 ショーツのなかの股間は、もうトロトロに蕩けていた。

「とりあえずベッドで休むか。寝れば元気なりそうか?」
「うん……」

 でも。
 とはスバルは口にすることができなかった。
 たとえここで一休みしたとしても、身体の疼きが消えてくれることはないだなんて。

「ありが、とう……」

 保健室の真っ白なベッドの縁に座らせてもらって、短いお礼を言うことくらいしか、スバルには勇気がなかった。
 だけど身体は正直だ。
 ショーツのなかでは、子宮が若さにはち切れそうになっている。
 ヌルリとした体液がクレヴァスから溢れ出してくると、お尻の方にまで広がっていく。
 気まずすぎて、もじもじと内股を擦り合わせてしまう。
 これではおしっこを我慢しているみたいだ。

(やだ。意識したらおしっこしたくなってきちゃったし……!)

 だけどせっかく保健室に連れてきてもらったばかりなのに、今度はトイレに連れて行ってだなんて、恥ずかしくて言い出せるはずがない。
 こうしていること、たぶん10秒くらい。
 出し抜けに口を開いたのは、大和だった。

「ときにスバルよ」
「な、なにかな!?」

 本当に急に名前を呼ばれて、スバルは電流を流されたかのように背筋を正す。
 そんなスバルを見下ろしながら、大和は苦笑いを浮かべると、スバルの隣に座る。
 二人の距離は、あとわずか。

「あー……、スバル。さっきで後ろの席に座ってるときから気づいてたんだが……俺だって男なんだ」
「えっ?」

 一瞬、なにを言われているのか分からず、キョトンとしてしまう。
 だけど大和は続けるのだった。

「後ろの席からだと、その……スバルのうなじがよーく見えてだな。なんというか、綺麗な桃色に染まって、匂いというか……」
「う、うそ。臭かった……の?」
「いやいや、そうじゃない。むしろ俺の好きな匂いというか……バニラエッセンスみたいな甘い香りがしてきてだな」
「良かった……嫌われちゃったのかと思った」
「誰が嫌うかよ」
「あっ」

 スバルの口から漏れたのは戸惑いの声。
 スバルは、大和にされるがままにベッドに押し倒されていた。
 押し倒された……と言っても、決して乱暴ではない。どこか優しさを感じる、ほどよい勢い。
 スバルは一瞬だけ緊張のあまり身体を強ばらせてしまったけど、すぐに力を抜く。

「スバル、すげー可愛い。白のシーツに、金髪が広がって、なんだかいい匂いするし」
「そんなに見つめられたら恥ずかしいし……っ」

 2人のくちびるは、ほんの数センチの距離にある。
 ――キス、しちゃうの……?
 ――してくれるの……?

 とくんっ、胸の鼓動が密着している相手に伝わってしまうのではないかと心配になるくらいに強く脈打ち、スバルは恥ずかしすぎて目をつぶってしまう。
 きっと耳まで真っ赤になっているに違いない。

(キス、されちゃう……! 初めてのキス、学校で……!)

 目をつぶって待つこと数秒。
 だけどスバルにとっては、その時間がプレアデスの光が地球に届く443年もの長さにも感じられた。
 それでも目をつぶって待っていると――、

「んっ」

 くちびるに感じる、柔らかい感触。
 たったそれだけで全身を甘い電流が駆け巡っていき、意識がぼんやりと霞みがかった。

「今の……きみの、くちびる?」
「ああ、そうだけど……キス、いやだった、か……?」
「ううん。もっと、したい……かも」
「それじゃあもっとしてみるか。その……初めてだから変なことするかもしれないけど」
「平気。私も初めてだから。それにきみになら、なにされても……その、いいから……んっ」

 ベッドに押し倒されているスバルだけど、待っているだけではもう我慢できなくなっていた。
 目の前の男の頭に両手を回すと、自らの意思でキスをせがむ。

「ン……ッ、あ、ふぁぁ……。きみのくちびるって、こんなに柔らかかったんだ……」
「スバルのくちびるも柔らかいぞ」
「ンッ、ちゅ……あっ、ああぁぁ……」

 口内には自分の唾液と、男の唾液が混じり合って溢れ出してきている。
 それでもスバルは赤ん坊のように輪郭をヨダレで汚しながらも貪るようにキスをする。
 キーンと耳鳴りがしてきて、脳が蕩けてくる。
 こうして何度もキスを交わしていると、やがてスバルの口内には溺れそうになりそうなくらいの唾液が溜まっていて、

 …………こくんっ。
 スバルは小さく喉仏を鳴らして、唾液を飲みこむ。
 たったそれだけなのに。

「ああっ!」

 キュンッ! キュンッ!
 スバルは切なげに身体を痙攣させてしまう。
 飲み下した唾液が食道を熱くし胃に到達すると、カッと火がついたかのように熱くなったのだ。
 お腹が蕩けそうになる。

「ああぁ……っ」

 じゅわわわわわっ。
 ショーツのなかが熱く濡れそぼり、スバルはおもらししてしまったのかと思って慌てておまたに力を入れる。
 だけど、切なげに痙攣するおまたが止まってくれることはなかった。
 ショーツのなかが止めどなく熱く濡れていき、お尻のほうにまでネットリとしたものが広がっていく。

「あぅぅ……。そ、その……ちょっと、おぱんつが……」
「パンツがどうかしたのか?」
「うう~、今朝、きみにプレゼントしてもらったばかりなのに……その、うううっ」
「おしっこ漏れそうなのか? それならせめてスカートを捲らないと」
「あっ、いまは、その……っ」

 止めようと思っても、もう遅い。
 スカートが捲り上げられて、フッと冷たい風が内股を撫でていく。

 むわわ……っ。

 おしっこの匂いと、チーズとヨーグルトをミックスしたかのような複雑な香りが蒸れ返る。
 女の子のおまたからはおしっこだって出てくるし、汗だってかく。
 それに愛液や、膣壁からの分泌物も。

「こ、これは……凄いことになってるな」
「ううぅ……。あんまり、見ないで……ほしいな」

 スバルはいまにも消え入りそうな声で呟く。
 それも無理もないことだった。

 なにしろ、今朝プレゼントしてもらったショーツは、スバルの体液によって染め上げられていたのだ。

「おもらし……じゃ、ないよな」
「うん……。きみのことを考えてたら……その、おぱんつ、ダメにしちゃいました……」
「女の子って、大変なんだなぁ」
「うう~」

 むわ……。

 ピンクと白のしましまショーツ……だった布切れは、スバルの愛液によって茶色く変色していた。
 ショーツに染みこんだ愛液は最初は透明だけど、時間が経つにつれて茶色く発酵してくるのだ。

「俺がプレゼントしたぱんつをこんなにしてくれるなんて、可愛いカノジョだ」
「か、カノジョ……っ。き、嫌いに……ならないの?」
「可愛いと思うけど。おお、溢れ出してきてる」
「可愛いなんて言ってくれるから……。も、もう、我慢できない、よぉ……」
「ああ、俺も……スバルとのキスと匂いでクラクラきてる」
「……おちんちんで……するんだよね……セックス」
「お、おう」
「出しても……いい?」
「自分で出すからいいって」
「私が出してあげたいの」

 スバルは躊躇いながらも、制服のズボン越しで相手の股間を探る。
 硬くなった棒のようなものがあるからすぐに分かった。

「凄い。硬くなってて……大きくなるの……?」
「ああ、スバルを感じて大きくなってる」
「そうなんだ。授業だと……硬くなるとしか聞いてなかったからちょっと意外かも」
「女の子だってこんなに濡れるなんて初耳だけどな」
「知らないことだらけなんだ。ではでは……おちんちん、出してあげるね?」
「よ、よろしく頼むぞ」

 おちんちんが出しやすいように、大和はベッドの上で膝立ちになってくれる。
 スバルは跪くと、男のズボンのチャックをゆっくりと降ろしていき――、

「えっ、うそ」

 スバルは目を疑ってしまった。
 なにしろ、目の前にあるのは――、毒々しい赤の矢尻を持った巨根だったのだ。
 それ自体が女を貫くための凶器にも見える。

「うそ。象さんみたい……じゃないの?」
「あー、それは普段の状態はたしかにそうだけど……、臨戦態勢になると、硬く大きくなるんだ」
「そ、そう……なんだ」

 巨根を前にして、ふんわりとした香りが漂ってくる。
 若草のような、汗のような、匂いを嗅いでいると意識がふんわりとして、キュンッ、子宮が疼いてショーツのなかが熱くなった。

「ど、どうする。怖いならやめておくか?」
「うーん……」

 つんつん。
 未知のものを確かめるようにおちんちんをつついてみる。
 すると、ピクンッ、カチカチのおちんちんは上向きに痙攣してみせた。

「なんか、おちんちんって、可愛いかも……?」
「そうか……?」
「うん。見た目は怖いけど、動きは可愛い。これなら……大丈夫、かな……?」
「それじゃあ」
「うん。して……みたい。きみとならできると思うから……んっ」

 スバルは再びベッドに優しく押し倒されていた。
 すぐに覆い被さってくる男の腕のなかで身を委ねていると、スカートのなかに手が入ってきて、ショーツを脱がそうとしてくる。

「あっ、ちょっと待って」
「ど、どうした?」
「きみにプレゼントしてもらったおぱんつ……穿いたままでしたいの……いい? できる、かな?」
「横にずらせばなんとかできると思うけど」
「うん。それじゃあ、それで……。きみのことを感じていたいなって思って」
「上手くできるか分からないけど。痛いらしいから、無理そうだったら言ってくれよ」
「うん。授業でやってたよね。初めては処女膜があるって。……痛くないように、脚、開いたほうがいい……よね?」
「そうしてくれると助かるな」

 仰向けになって、脚を広げてみる。
 それはまるで赤ちゃんがおむつを交換してもらう時のようなポーズだ。
 やってみると、思っていた以上に恥ずかしい。
 無防備というか、相手にすべてを任すというか……そういう体位だ。
 そういえば、お腹を見せるのは野生動物にとっては降伏の証なんだとか。もしかしたら人間にも、そういうふうに本能のどこかに刻み込まれているのかもしれなかった。
「ショーツ、横にずらすからな」
「う、うん……お願い、します……」

 今日は朝からドキドキしっぱなしでショーツをぬるぬるにしてしまった。
 それに何回もチビってしまった。
 そうした失敗を受け止め続けたクロッチは茶色く変色していて、横にずらすとツルンとした赤ん坊のようなおまたが露わになる。

 むわ……。

 チーズのような、ピザのような、ヨーグルトのような、納豆のような香りがブレンドされた、恥ずかしすぎる匂いが立ち昇る。

「うう~、恥ずかしいよ……。エッチするときはシャワーを浴びたほうがいいでしょうって教科書に載ってた理由、なんとなく分かった気がするし……」
「俺は嫌いじゃないけどな。スバルの匂い。ほら、こんなに硬くなってるし」
「あっ、あひ!」

 ちんちんがおまたに触れただけ。
 たったそれだけで脳に電流が流れ、子宮が目覚める。

「ゆっくり入れるからな」
「お、お願いします……んっ、んんー!」

 少しずつ、少しずつおちんちんが体内へと潜り込んでくる未知の感触。
 だけどスバルが知らなくとも、女としての本能が知っている。
 ドプリ……、大量の愛液が溢れ出してくると、男根を溶かそうと包み込んでいった。

「ちょっ、ちょっと待って……っ、怖いっ、やっぱり怖い……っ」
「……やめとく、か……?」
「ううん。私が逃げないように……、縛って欲しい……」
「えっ?」
「無茶苦茶にしてくれたら、その……勢いというか……上手にできると思うから」
「そうか。それじゃあ……」

 大和は男根を引き抜いて身体を起こすと、ズボンのベルトを外してみせる。
 それをベッドサイドの器具置き場に置いてあるハサミで両断して2つに分けた。

「スバルが逃げないように縛っておいてやる。ほーら、ばんざい」
「ば、ばんざーい……あうう」

 万歳していると、両腕をベッドのパイプと結びつけられていく。
 それでもう逃げることはできない。

「きみに……縛り付けられちゃった……
「おお、凄いおもらししたみたいに溢れ出してきて湯気上げてる」
「うん……」
「それじゃあ、改めて」
「うん、その……おっぱいも……好きにして、いいよ……?」
「どうなっても知らないからな」
「平気。きみのこと、信じてるから」

 制服をはだられ、ショーツとお揃いのピンクと白のボーダー柄のブラを下にずらされる。
 すると、たゆん、白人の血を引いた、発育のいい乳房が波打つ。
 その頂はピンク色に染まり、硬く勃起していた。

「女の子のおっぱい……、いい匂いする」
「きみ専用、だよ……?」
「触っていいか?」
「ン……」

 短く頷き、触れられたのは、硬くなった乳首。
 触れられただけなのに、甘美な電流が全身を駆け抜けていく。
 
「女の子って、乳首も勃起するんだな」
「うん。おまたのお豆も……」
「そういえば、ショーツを横ずらししてたから気づかなかったけど……く、くり……」
「クリトリス」
「そうそう。女の子の身体で一番敏感な場所だから、大切にしましょうって授業でやったよな」
「うん。でもいまは早く……おちんちん、欲しい……」

 おねだりするかのように、再び赤ん坊のように脚を開く。
 両腕を拘束されて脚を開いていると、なぜだか分からないけど、なんだかとてもイケナイことをしているように思えてくる。

「奥に、きて」
「痛かったら言うんだぞ」
「言うと思ってるのかな?」

 挑発的に腰を突き出してみせると、ショーツが横にずらされる。
 赤黒い亀頭がおまたに食い込んでくると、ゆっくりと、ゆっくとり潜り込んでくる……。

(ああ、入ってきてる……。私の中に、きみが……入ってきてるよ……硬くて、太い……っ)

 いままで誰も触れたことがない身体の裏側へと、男が侵入してくる。
 怖くない……と、言ったら嘘になる。
 だけど、両手を縛られているからもう逃げることはできない。

「あっ! んっ! 太い……!」
「ゆっくり行くからな」
「うん……っ」

 ヌププ……ッ。
 男根が潜り込んでくる蜜壺から愛液が溢れ出してくる。男を受け入れるために子宮が切なく震え、

「あ!?」

 あまりの激痛にスバルは短い悲鳴を漏らしてしまった。
 亀頭を飲み込めたと思ったそのとき、股間が裂かれそうな痛みに襲われたのだ。

「おおう、なんかここから急に狭くなってるな」
「ううっ、うん……。たぶん、これが処女膜……だと思う」
「初めては痛いから、優しくしましょうって授業でやってたよな。無理そうだったらやめておきましょう、とも」
「もう。ここまできてやめられたら許さないんだから。来て。一番奥まで」

 少しでも痛みを紛らわせるために、ただでさえ開いている脚を更に開く。それはまるで仰向けになったカエルのように。
 そこに、少しずつ男根に体重がかかってきて、膣洞へと潜り込んでこようとしてきた。

「はっ、はうう……っ。大丈夫、大丈夫、だから……! おまた、広がってきて……ふぅぅ!」

 ミシミシミシ。
 膣壁が軋むような悲鳴を上げる。
 それでも男根が侵入してくると――、
 プツンッ。

「あ!」

 おまたの内側で、なにかが切れる、呆気ない感触。
 それはまるで輪ゴムが切れたときのような。

(私の処女、きみに捧げられた……)

 だけど破瓜の痛みはこれで終わりではない。
 赤ん坊のころから蛇腹状に折りたたまれていた少女のヒダヒダ……膣壁が、男根が一気に引き伸ばされていく。

「えっ、あっ、うっ!」

 まさか、自分の身体に、こんなに深い部分があるだなんて。
 一気に男根が潜り込んできて、スバルは空気の塊を吐き出してしまう。
 直後、スバルの視界は真っ白な光に包まれていた。

「くっ! くぅぅ~~~!」

 スバルは、挿入されたと同時に絶頂していた。
 膣壁が毛羽立つと、男根を千切らんばかりに狭窄する。
 結合部から、ブワッと白濁した本気汁が溢れ出してきた。

「うっ! うっ! うう~~~!」

 もっと可愛い声でイキたいのに。
 だけどスバルの口から漏れてくるのは、獣のように低い喘ぎ声。
 しかも口からはヨダレが溢れ出しそうになってきている。
 それに溢れ出してきたのは、ヨダレだけではなかった。

 しゅわわわわわわわ……。

「えっ、あっ、う、嘘……っ、いやぁ……っ」

 しゅいいいいいいいいい……。

 おまたから溢れ出してきたのは、恥ずかしすぎる体液……おしっこだった。
 処女を捧げたというのに、まさか失禁してしまうだなんて。

「ご、ごめん……ッなさいっ。せっかくの初めてなのにぃ……おもらししちゃうなんて、最低、だよね……ううっ」

 キュン! キュンッ!
 ぷしゅっ、しゅわわわわわわわわ。

 おしっこを止めようとしておまたに力を入れるけど、一度溢れ出してきたおしっこは止まってはくれない。
 ただでさえ極太の男根に貫かれているのだ。
 尿道だって広げられているし、膀胱も圧迫されている。

「おしっこ……止まらない……よぉ……っ」
「ううっ、スバル、絞めつけすぎ……っ」

 じゅもも……じゅもももももも……。

 おしっこを止めようとおまたに力を入れていると、膣壁も一緒に引き締まっているらしい。
 体内に食い込んできている男根が、苦しげに痙攣する。

「スバルの中、熱くて溶かされそうだ……。それに、おしっこも……生温かくて気持ちいいし」
「気持ちいいだなんて、嘘……。優しい嘘……」
「嘘なんかじゃない。その証拠に、大きくなってきてるだろう?」
「大きくなってきてるって……ひっ、ひぎ!?」

 スバルは、はしたない声を漏らしてしまう。
 なにしろ、膣内にある男根が更に大きさを増してきたのだ。

「ちょっ、大きくなってきてるの!? な、なんで」
「そりゃあ……スバルのおしっこが気持ちよかったからだけど」
「本当に……いやじゃなかったんだ」
「当たり前じゃないか。スバルのなんだから」
「うう~、恥ずかしいのに」
「あー、止まっちゃったみたいだな」
「そこ、残念そうに言わないのっ」

 おもらしはいつの間にか終わっていた。
 それでもおちんちんは太さを保ったまま膣を貫いてきている。

(どうしよう。まだおまた……痛い。でも、きみが気持ちよくなってくれるなら、我慢しないと……っ)

 人知れずにそんな決意をしていると、だけどそんなことはお見通しなのだろう。

「ゆっくりするか」
「うん……んっ」

 くちびると身体を重ね合い、両手で乳首も弄ばれる。
 チリリッ、
 甘い電流が体内を駆け巡っていくと、子宮が蕩けそうに熱く疼いて痙攣する。

「もっと……奥。突いて欲しいかも。あんまり激しく動くのは無理かもしれないけど……」
「わかった。ゆっくり奥、触るからな……ちんこで」
「あっ、ううっ、はうう~……っ。硬いの、動いてるぅ」
「スバルの一番奥、コリコリしてるところあるな。これが子宮口……ポルチオか……?」
「うん……たぶん、そうだと思う」
「き、気持ちいいのか?」
「んー、わかんない。コリコリされると、なんか変な感じ」
「そ、そうか。じゃあやめとくか?」
「ううん。変な感じがするけど、きみが一番奥に来てくれてるって感じがして、あっ、あんっ、気持ち、いいかも」
「そっか。それなら……よかった」
「きみが入ってきてるんだもん。たったそれだけで、幸せそうで溶けちゃいそうなんだよ?」

 キュンッ、キュンッ!
 大好きだと少しでも知ってもらいたくて、おまたに力を入れておちんちんを絞めつけてみる。男の子って、こうすると気持ちいいって授業で言ってたし。

「きみのこと……上手に食べられてるかな」
「ああ。スバルの中、熱くてキツく絞めつけてきて……溶かされそうだ」
「ん。よかったぁ」

 幸福感に子宮が熱くなって蕩けてくる。
 男根を離すものかと膣壁が毛羽立ち、子宮口からは白濁した本気汁が溢れ出す。

 赤らんだパイパンがキュウキュウと切なげに痙攣すると、破瓜の血が混じった愛液が溢れ出してきて、横にずらしているショーツに染みこんでいった。

「キス、しながらイキたい」
「一緒に行くか」
「うん。きみの赤ちゃん……産みたいから」
「俺も……スバルにずっとそばにいて欲しいと思っているから」
「嬉しい……よぉ……っ」

 スバルは上から覆い被さってきている男の身体に両脚を巻き付ける。
 2人の身体が溶け合うくらいに密着した。

(もっときみに尽くしてあげたい!)

 心の底から溢れ出してくる幸福感が、破瓜の痛みを超えていく。
 スバルは、控えめながらも自らの意思で腰を振り始めていた。
 前後に、上手くできているか分からないけど……、初めての男の子へのご奉仕。

「私にさせて欲しいの」
「凄いな。女の子って。こんな風にエッチに腰を振れるのか」
「エッチな女の子……嫌い?」
「ああ、嫌いだ」

 びっくりして、スバルは腰のグラインドを止めてしまう。
 だけど直後には大和は言うのだ。

「だけど、えっちなスバルは大好きだ」
「もう、一瞬ビックリしちゃったじゃないのっ」
「スバルの膣内もビクってなったな」
「バツとしてキスしてくれないと許さないんだから」
「喜んで」
「……んっ」

 両脚を男の身体に巻き付けて、キスもして。
 告白されたのが今朝のことなのに、こんなに幸せでいいのだろうか?

 しゅいいいいいいいいいい……。

 緩みきったおまたから、再びおしっこが漏れ出してくる。
 だけど、もう気にすることはない。
 その証拠に膣内にある男根は更に大きさと硬さを増している。

「きみのこと、大好き……」
「俺も……、スバルが大好きだ」

 じんわりと温かい幸福感が胸の奥底に広がっていき、お腹にあるハート型の器官に熱が灯る。
 その熱が全身を満たしていき――、スバルはフッと弛緩した。

 ドクンッ! ビュルルルル!
 お腹のハートマークに灼熱のマグマが注ぎ込まれていき、その熱は身体中へと広がっていく。

「あはっ。きみの大好きで、私の中が満たされてる」

 ヌプ……。
 男根が引き抜かれると、横にずらされていたショーツが元に戻る。
 蜜壺から溢れ出してきたラブジュースがクロッチから滲み出してきて、破瓜の血も混じり合って、もうどんなに洗濯してもこの染みは取れないことだろう。

「ああぁ……幸せ……。きみが、子宮に染みこんできてるの」

 しゅいいいいいいいいい……。

 弛緩しきった尿道から、膀胱に残っていたおしっこが漏れ出してくる。
 クロッチの裏側に弾けると、お尻のほうに広がっていって、シーツに染みこんでいく。

「おぱんつのなか……温かくて……溶けちゃいそうだよ……」
 

 ぴくんっ、ぴくくんっ。
 一度絶頂した女体は、男と違って一瞬で醒めてはくれない。
 精液を最後の一滴まで絞り尽くすために、長く絶頂が続くのだ。

「もうしばらく……きみと一緒にいたいな」
「ああ、俺も……たくさん出し過ぎてちょっと休憩だ」

 2人きりの保健室で、1つのベッドに身体を横たえる。
 しばらくは……せめて授業が終わるまでは、まったりとした気怠げな時間を過ごそう。
 スバルを縛っていた両腕のベルトを外しながら、そう思っていると。

『ゴホンッ!』

 保健室にわざとらしい咳払いが鳴り響いた。


おもカノ10につづく!


楽しんでもらえたら嬉しいです!

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レモネードオアシス 2021/03/26 11:00

大決壊!~おもらしカノジョが妊娠するまで8~

いつもあたたかいご支援ありがとうございます!

今日は金曜日なので小説を更新する日です。
スバルから告白を受けたけど返事をすることができずに1週間。
しかし2人は以前と同じようにゆったりとした日々を過ごしていた。
だけどこのままの関係を続けるわけにもいかない。

大和は、意を決して、スバルの換えのショーツを用意すると――。


※この小説は、順調にいけば今年の5月→4月末のGW前に配信を開始する同人誌の小説です。

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登校中におもらし!




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●4章目 初体験は保健室で

 全校朝会でのうんちおもらし事件から一週間の時が流れていた。
 幸いなことに、あのとき全校朝会で、まさかスバルがうんちをおもらししているだなんて思っている生徒はいないらしく、実に平穏な日常が流れていた。

 ちなみに、スバルにはまだ返事をしていない。
 大和はそれも無理もないことだと言い聞かせているうちに、一週間があっという間に過ぎ去っていた。
 いまの時代、告白を受けるということは、イコール結婚を意味していると言っても過言ではないのだ。
 特に、大和やスバルくらいの年頃だと。

(スバルとお付き合い……できるのか? 俺が)

 朝の通学路を歩きながら、大和はこの一週間と同じことを自問自答している。
 すぐにおもらししてしまうスバルとお付き合いということになると、覚悟が必要かもしれない。
 そう思ってかばんには3日ほど前から換えのショーツをこっそりと忍ばせているのだった。柄はスバルのお気に入りのピンクと白のしましまにしておいた。

「おはよ」
「ああ、おはよ」

 スバルの家の前にまで差し掛かると、やはりというかスバルが待っていてくれた。
 あの日以来、スバルとは一緒に登校することにしていた。
 スバルが待っていてくれるから、大和も自然とスバルの姿を探すようになっていた。
 いつものように短い挨拶を交わすと、隣り合って歩きはじめる。
 
「いつも待っててくれなくてもいいのに」
「きみを近くに感じていたいから」

 スバルは頬を赤らめながら指を絡ませてくる。
 クールビューティな見かけによらず、内気なアプローチ。
 その内気さが本当のスバルの性格なのかもしれなかった。
 だけど、今日のスバルは手を繋ぐだけでは気がすまないようだ。

「んー……」
「どうした、朝から難しそうな顔をして」
「……いいかな」
「お、おおう?」

 大和はついつい疑問形になってしまう。
 なにしろスバルが大胆なことに腕を組んできたのだ。
 だが、こうしているとスバルの柔らかい感触が二の腕に感じられてしまうのは、一応伝えておいたほうがいいのだろうか。

「……当たってるぞ」
「ん。こうすると、なんか安心できるから。きみは……嫌なのかな?」
「いや、嫌な気分はしない」
「よかった。それじゃあ、学校まで」

 周りには二人と同じ制服を着ている生徒たちもたくさんいる。
 だけどなぜか照れや恥ずかしさは感じなかった。
 こういう関係になるまでに、スバルのいろいろな恥ずかしい姿を見てきたからかもしれない。

(俺も、このまえは全校朝会のときに一肌脱いだしなー)

 その甲斐もあって、スバルがうんちをおもらししたということは隠し通すこともできたから、結果オーライだ。
 これからもスバルが困ったことがあったら、どんなことがあっても助けてあげよう――。
 腕を組んでいるスバルにさえもわからないように、心のなかでこっそりと誓う。
 こうしてしばらく2人きりの世界を味わいながら歩いていると。
 不意に、そいつは忍び寄ってきた。

 ぶるるっ。

 腕を組んで歩いているスバルの身体が、切なげに震えたのだ。
 これは、も・し・か・し・て……?

「お、おい、いまの前兆は、もしかして」
「う、うう~……」

 スバルは頬を赤らめて、視線を下に落としている。
 この仕草は間違いない。
 尿意がこみ上げてきてしまったのだ。

「スバル……、もしかして、漏れそう、なのか……?」
「う、うん……。ちょっと、ピンチ、かも……っ」
「学校まで保ちそう?」
「むりぃ……」
「そ、そうか」

 どうやら危機はすぐそこにまで迫ってきているようだ。
 スバルの尿道の緩さを舐めてはいけない。

「どこか、どこかトイレは……!?」

 とっさに周囲を見回すも、そこはいつも通りの通学路。
 公園はおろか、公衆トイレさえもないのは知っている。だけど、せめて身を隠せそうなところは……!

「スバル、こっちだ」
「えっ?」

 スバルを連れて大和がやってきたのは……、
 通学路と沿うように流れている川にかかっている、橋の下だった。
 そこは陰になっていて、入り込んでしまえば死角になっている……はずだ。

「あっ、あああ!」

 そのことをスバルも本能的に察知してしまっていたのだろう。
 橋の陰に入った瞬間、煮込みすぎてふやけきったマカロニのような尿道が緩み、その場にしゃがみこむと、

 プッシャアアアアアアアアア!

 ショーツを穿いていないのではないか?
 そう思えてしまうほどの勢いで、おしっこが噴き出してきた。
 しゃがみこんだことによって、スバルの膀胱が圧迫されてしまったのだろう。
 おしっこの勢いたるや、クロッチを突き抜けて1メートル先のコンクリートの床に飛沫を散らすほどだった。

「はぅぅ……っ。ううぅ! いやなのに……っ、見られながらおしっこするなんて……っ」

 しゅわわわわわわわわわわわわわ!

 口では言いながらも、おしっこの勢いはとどまるところを知らない。
 男のものとは比べものにならないほどのおしっこが、ショーツを貫いて噴出していてきた。

「ううぅぅっ、止まらない、止まらないよぉ……っ」

 しゅいいいいいいいいいいいい……。

 女の子にはちんちんなんてついていないから、ただでさえ尿道が短い。
 さらに言えば、男よりも尿道が太いし、おしっこを我慢するための尿道括約筋も弱いのだろう。きっと。
 だからすぐにおしっこを漏らしてしまうし、テレビのコマーシャルでも尿漏れ関連の商品がたくさん放送されている……のだと思う。

(女の子って、大変なんだなぁ……)

 しゅいいいいいいいいいい……。

 ショーツを脱ぐことさえもできずにしゃがみこんでおもらししているスバルを見下ろしながら、大和はそんなことを考えていた。
 せめて通行人に見つからないように陰になるようにして立つことにしておく。

「はぁぁぁぁぁぁ……」

 しゅわわわわわわ……。

 やがて、派手な水飛沫の音も控えめになり、終わる。
 橋の下の陰になっている空間には、ツーンとしたアンモニア臭が蒸れ返っている。

「ううぅ……。出ちゃった……。全部、出ちゃった……」

 スバルは自ら作り出した大きな水溜まりを見つめ、涙声で呟く。
 どうやらおしっこは全部出し切ることができたようだ。

「ちゃんとおしっこできて偉いぞ」
「な、なにも偉くない……っ。我慢できないなんて……っ」
「そういうことは……俺にカバーさせてくれ。ほら、ちゃんと用意してきたから」
「えっ?」

 大和が颯爽とカバンから取り出したのは、1枚の布切れ。
 それはスバルが愛用しているピンクと白のしましまショーツ。

「サイズは……この前の保健室のときと同じサイズを選んどいたから。色は……これで大丈夫だったか?」
「私に……ぱんつ?」
「ああ。なにかあったら渡そうと思って。余計なお世話だったら受け取らなくても良いんだが……」
「ううん。大切に、する……ありが、とう……」

 スバルはしゃがみこんだままでショーツを受け取ってくれる。
 それとおまたを拭くためのハンドタオルと、汚してしまったショーツを入れるためのビニル袋も渡す。

「誰かこないか見てるから、パパッと着替えてくれ」
「うん……ありがと」

 よろめきながらも立ち上がったスバルは、スカートを汚さないように捲り上げ――一瞬だけ見えてしまったのは、ピンクと白のしましまショーツだった。どうやらデザインに間違いはなかったらしい。

(女の子って、大変なんだなぁ……)

 橋の下に誰かが入ってこないようにと、通行人に目を光らせる。
 けれど、誰もスバルと大和に気づく者はいなかった。
 こうして待つこと5分ほど。
 たった5分だというのに、同じ制服を着た生徒たちは嘘のようにいなくなっていた。
 どうやら、スバルのおもらしを見つめているうちに意外なくらいに時間が経っていたらしい。

(今日は遅刻でいいか)

 そんなことを考えながらも、大和は覚悟を決める。
 一週間前に受けたスバルの告白を、このまま返事待ちにするのも酷というものだ。
 大和が人知れずに覚悟を決めて、更に5分ほど待っていると。

「綺麗にできた。ありがと」
「気にするなって。歩けそうか?」
「うん。平気そう」
「そっか。それじゃあ、行くか、学校」
「うん」

 大和が歩き出すと、スバルも並んで歩き出す。
 だけど腕を組んでくるということはなかった。微妙な距離感。
 もしかして、おもらししてしまったことを気にしているのだろうか?

「……手、繋いでもいいか?」
「……でも」
「俺が繋ぎたいと思ってる。スバルはいやなのか?」
「いやじゃ……ないけど」
「それじゃあ我慢する必要ないよな」

 スバルの華奢な指先に、指を絡めるように繋ぐ。
 最初は遠慮がちだったスバルだけど、大和に躊躇がないことを悟ると、キュッと手を握り返してくれた。
 すぐに小さな手のひらは熱くなってくる。

(切り出すなら、いま、だろうなぁ)

 通学路には2人の他には誰もいないし。
 よし。
 そうと決めたら。

「あー……、あんまり返事を先延ばしにするのも悪いし、な」

 たったその一言で、ピクンッ、スバルの身体が電流に貫かれたかのように痙攣して、表情が硬く強ばる。
 ――いや、そんなに緊張されると、こっちまで緊張するんだが。
 だけどいまの時代、告白すると言うことは結構な覚悟を必要とすることなのだ。
 特に、スバルと大和くらいの年頃の男女には。
 少子高齢化対策で国から潤沢な補助金や住居も支給されるから、すぐに結婚を連想してしまう。
 それでも。

「俺は……、スバルがいい。スバルとなら……一緒にやっていけるような気がするから。だから、これからもずっと隣にいて欲しい」

 手を繋いで歩いている少女に、ゆっくりと告白していく。
 だけどスバルは不意に立ち止まる。
 なにか変なことを言ってしまっただろうか?
 スバルの表情を伺うと……、大和は慌ててしまった。
 なにしろ、スバルが言葉を発することなく、碧眼から大粒の涙をこぼしていたのだ。

「ちょっ、おいおい、泣くことないだろ!?」
「だって……、だってぇ……っ、こんなにすぐおもらししちゃう私なんて、絶対に嫌われてると思ったんだもん……っ」
「なんで俺がスバルを嫌いにならないといけないんだよ。そりゃあ、急に漏らされたらびっくりするけど」
「私のこと……嫌いじゃないの?」
「ああ。だからなくなって」
「うん。でもこれはうれし涙だから、しばらく止まらないと思う」
「それじゃ、ゆっくり行くか。どうせもう遅刻だし」
「うん……」

 小さく頷くスバルの手は、溶けそうなくらい熱くなっていた。
 大和はそんな小さな手を取って、遅刻確定の誰もいない通学路を2人きりで歩き出した。


おもカノ9につづく!

楽しんでもらえたら嬉しいです。

大決壊!~集団食中毒~のレビューを書いて下さりありがとうございます!
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レモネードオアシス 2021/03/13 18:02

大決壊!~おもらしカノジョか妊娠するまで7~

いつもあたたかいご支援ありがとうございます!

ごめんなさい。昨日が金曜日だと言うことをど忘れしていました。
なので今週は土曜日に更新です。
今回はスバルの大おもらしシーンです。
楽しんでもらえたら嬉しいです!

※この小説は、順調にいけば今年の5月→4月末のGW前に配信を開始する同人誌の小説です。

また、今年か来年の暑くなってきたころか寒くなったころか、僕が面倒臭く感じないときにブログのほうで無料公開していく予定ですので、バックナンバーを購入するさいはご一考頂けたらと思います。
なお、めんぼーさんに描いてもらったラフは、無料ブログには載せる予定はありません。


全校朝会で大決壊!



目次

おもらし彼女が妊娠するまで(カテゴリー)

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「駄、目、ぇ……!」

 メキリ、メキメキ……ッ!

 一週間分の排泄物が直腸に押しよせてくる。
 どんなに凌ごうと思っても、無慈悲に腸内の圧力が高まっていく。
 そして、ついに。

 もこり。

「ぁっ」

 ついに固いものが肛門から顔を出し、ショーツが盛り上がる。
 キュッと脚を閉じても、もう一度出てしまったものが戻ってくれることはない。
 もう、漏らすしかないのだ。
 ここで。
 全校生徒がいる、この体育館で。

(そんなの……、ダメ……ッ)

 とっさにお尻に力を入れる。
 その甲斐あって、
 ぶちり。
 直腸を貫いていた固いものが括約筋によって千切られる。
 だがそれは、悲劇が次なるステップに進んだに過ぎない。
 まだ、危機は去ってはいないのだ。

 もわ……。

 千切られた排泄物が、ショーツのなかから消えてくれるわけではない。
 むしろ、おならよりも醜悪な茶色い香りを撒き散らしはじめる。
 一週間ものあいだ、少女の体内で腐敗していたものの香り……、それは決して人には嗅がれてはいけない、禁忌でもある。
 本来ならば個室で人知れずに排泄されるものが、ショーツのなかに存在するというタブー。
 もう、なにもかもが手遅れ――。

(イヤ……、これ、以上はぁ……っ)

 めりめりめりっ、みちっ、みちみちみち!

 どんなにお尻に力を入れても、一度拡張された少女の校門は為す術なく茶色い欲望に屈してしまう。
 もりもりと歪にショーツが膨らんでいくと、茶色いものが少しずつ形を変えていく。

「ぉっ、ぉぉぉ……っ、ぉごっ」

 ミチ、ミチミチ……ッ。
  もりもりもりっ!

 獣のように低く、はしたない声が勝手に喉から漏れ出してくる。
 歪に盛り上がっていくショーツに、スバルの意識は真っ白になって、いまにも気絶しそうになっている。
 このままでは、スカートから溢れ出してくるのも時間の問題だ。

(ううっ、スカート、汚しちゃう……っ)

 人間、パニックなると普段では思いつかないような行動をとってしまうことがある。
 いまのスバルがまさにそうだった。

(スカート、汚したら、ダメ……っ)

 震える指先でスカートの裾をつかむ。
 そしてゆっくりとお尻が見えるように捲り上げていき――、
 そのとき、フッとそよ風が太股のあいだを撫でていった。……ような、気がした。
 だけど追い詰められたスバルにとっては、その些細な刺激で充分だった。

 もりもりもりもり!
  もこっ、もこもこっ、もこっ!

 女の子のうんちは、太く、硬い。
 それでもショーツのなかで形を変えていくと、やがて歪なボーリング玉のように固まっていく。

(ああ……っ、もう、ぱんつ、重たくなってる……。うそ……、こんなの、うそ……。夢なら、醒めて、お願い……。お願い、します……ううっ)

 もこもこもこ……もりっ。

 だがどんなに祈ったところで、拡張された肛門は閉じてはくれない。むしろ硬質便によって更に拡張されていった。
 最初に異変に気づいたのは、スバルのすぐ後ろにいる生徒……大和だった。
 出席番号順で並ぶと、教室の席順と同じく大和がすぐ後ろにくることになるのだった。

「ちょっ……っ、スバル、いきなりスカート捲り上げて……って、もしかして、これは……!?」

 すぐ後ろで慌てふためく大和の声。
 小声だから周りの生徒たちには聞こえていないのがせめてもの救いだろうか?
 だけどスバルにとっては大和1人に気づかれてしまえばそれでお終いだった。

(大和に気づかれてしまうなんて……。なんでスカートを捲りあげてしまったのだろう)

 後悔してももう遅い。
 それに気づかれるのは時間の問題だったのだ。
 歪に膨らんだショーツから、耐えがたい腐敗臭が漂いだす。
『ねえ、なんか臭くない……』
『ホントだ……。誰か、おならしたの……?』
『いや、これは……もしかして』

 周りにいる生徒たちが、ついに茶色い匂いに気づいたのだろう。
 ザワザワと落ち着かない雰囲気が、スバルを中心として広がっていく。
 もう、バレるのを待つより他ない。

 めりめりめりっ、
 ぷすっ、ぷすす……っ。

肛門の機能が崩壊し、腸内で一週間眠りについていた硬質便が溢れ出してくる。
 しましまショーツが歪に膨張し、その表面は岩肌のようにゴツゴツしていた。
 とっさに捲り上げていたスカートを下ろすも、もはや膨張したショーツを覆い隠すことはできない。
 スカートの裾から、モリモリと盛り上がったショーツがはみ出してきてしまっている。

(ああ……。終わった……。うんち、おもらししちゃうなんて……。大和にも、全校生徒にも、恥ずかしいところ、見られちゃうなんて……っ)

 もりもりもり!
 みちみちみちみちみち!

 絶望感にショーツがもっさりと重たくなっていき、ショーツの前のほうにまでうんちが押しよせてきて――。
 そのときだった。

「歩けそうか?」
「え……っ?」

 耳元で囁きかけてきたのは、すぐ後ろにいる大和。
 すぐ近くで囁きかけられたので、ビクッとしてしまう。だけどなにを言われたのかとっさに理解すると、スバルは小さく頷いていた。

「俺がなんとかするから、スバルは俺についてきてくれ」
「…………うん……っ」

 小さく頷くと、その直後だった。

「あー、先生、ちょっと腹の調子が悪いので、トイレに行ってきてもいいでしょうか」

 なんと、大和はなんの躊躇いもなく声を張り上げていたのだ。
 その声たるや、ステージで退屈な話を永遠と続けている校長の声よりも大きいほどだった。
 話を中断させられた校長の話が途切れ、体育館はシーンと静まりかえる。
 うんちの匂いに気づいていた生徒たちでさえも黙り込んでいた。
 その沈黙をオッケーと受け取ったのか大和は、

「それじゃあ、スバル。保健室にも寄りたいからついてきてくれ」
「え、でも……っ」
「いいだろ?」
「……う、うん……」

 大和が身体を寄せてきて、スバルのお尻の輪郭が隠れるように立ち回ってくれる。
 でも、このままだと体育館に漂っている茶色い香りは、大和が放ったということになってしまう。
 それだけは。
 事実、周りの男子たちは、

『大和が屁をこいでたのか~』
『くせーぞー』

 だなんて冷やかしはじめていた。
 まさか、この醜悪な香りの根源が、スバルのスカートに隠されているとは知らずに。

「だめ。大和が誤解されたままなんて……っ」
「俺のことは誰がなんと思おうと構わないから。それよりも、早くここを離れないと大変なことになる。まだ屁をこいたくらいで済んでるけど……」

 大和に肩を貸されては、抵抗することなどできるはずがなかった。
 ただでさえうんちで重たくなっているお尻だというのに、腰が抜けそうになってしまう。
 そこを大和に支えられると、ゆっくりとだけど歩きはじめることができた。

        ☆

「ごめん、もう……むりぃ……っ」

 スバルが真の限界を迎えてしまったのは、体育館から出て、トイレへと向かう途中の廊下でのことだった。
 全校朝会で静まりかえった廊下に気が抜けてしまったとでもいうのだろうか?

 もりもりもりもり!
 ぶふぉっ! むりむりむり!

 大量のうんちをショーツのなかに放ってしまう。
 もうショーツはパンパンに膨らんでいて、これ以上漏らすと足口から溢れ出してきてしまうに違いなかった。
 そうなったら、肩を貸してくれている大和を汚してしまう。
 それなら……。

「遠慮するなって。まずはトイレ、だよな」
「でも、このままだときみのことを汚してしまう」
「俺は全然気にしてないぞ」
「私が気にするのっ」
「放課後の教室で、人の席に座ってエッチなことをされるよりは、心の準備ができていいと思うけどな」
「うう~」

 そう言われてしまうとスバルはなにも言い返せなくなってしまう。
 何回も恥ずかしい姿を見られたというのに、それなのに優しくしてくれるだなんて。

 その後。
 大和に肩を貸してもらったスバルは女子トイレに辿り着くと、個室の中で後片付けをして事なきを得ることができたのだった。
 だけどさすがにショーツはもう履くことができないからビニル袋に包んでトイレのゴミ箱に捨てることにした。

「おまた、スースーする……」
「保健室にぱんつもらいに行くか」

 大和に手を引かれて歩き出す。
 ちゃんと手を洗ったつもりだけど、まさかなんの躊躇いもなく手を繋いでくれるだなんて。

(ああ、もう保健室に着いてしまった……)

 保健室についたということは、この手を離さなければいけないということだ。
 もっと手を繋いでいたいのに。

「えーっと、ぱんつは……あった、あった」

 幸いなことに保健室には誰もいなかった。
 大和はさっそく棚を物色すると、未使用のショーツを見つけ出してくれる。
 女子が失敗してしまったときのために用意してある、飾り気のないショーツだ。
 ショーツを受け取ると、ベッドを囲う白いカーテンの陰に隠れてショーツを穿く。うんちをおもらししているところを見られたけど、やっぱりショーツを穿いているところを見られるのは恥ずかしいような気がしたのだ。
 ショーツを穿くと、ホッと一息。

「その……、ありがと」

 新しいショーツを穿いて、カーテンの陰から出る。
 大和は背中を向けて待っていてくれた。

「体調、大丈夫か? まだ無理そうならこのまま保健室で休んでいったほうがいいと思うけど」
「大丈夫、だと思う」
「そっか、それじゃあ……。これから体育館に戻って校長の話を聞くのは怠いよなー」
「それは……そうかも」
「それじゃあ、このままゆっくりしていくか」
「……うん」

 どちらともなくベッドの縁に腰掛ける。
 こうして、ただ手を繋いで、お互いの体温を感じ合ってどれくらいの時間が経っただろうか?
 このときになって、保健室で立った2人きりだということを実感するけど、不思議なことに緊張するということはなかった。
 それに沈黙が気まずく感じるということもなかった。

「ね、ねえ……」
「ん?」
「改めて……になっちゃうけど、さっきはありがとう」
「気にするなって。俺が好きでやったことなんだから」
「うん……でも、感謝してもしきれないくらいなんだから」

 それから再びの沈黙。
 ずっとこうして隣り合って寄り添っていたい。
 そう思って保健室の時計を見上げると、あと1分でチャイムが鳴ろうとしているところだった。

「ね、ねえ……、頼りにしても、いいのかな」
「さあな。だけど、スバルがピンチになったら頼りにしてくれてもいいと思うぞ」
「うん……。ありがと」

 それから、長い長い30秒が過ぎる。
 このままあと30秒待てば、何事もなくチャイムが鳴って日常に戻る。
 だけど、その前に。

「もしも……、きみが良かったら、だけど……、きみと、恋人同士みたいなこと、してみたい。その先も……、できたら、私、受け止めたい」

 言葉にしているあいだにも、頬が熱くなるのを感じる。
 それでもスバルは続けた。

「こんなに汚い女は嫌だって言うなら……、その、諦める、から。……ううん、やっぱり、諦められないかも」

 チャイムが鳴って休み時間がはじまるまであと10秒。
 スバルはベッドの縁から立ち上がると、

「返事は……すぐじゃなくても平気だから。待ってる……。いつまでも」


おもカノ8につづく!


楽しんでもらえたら嬉しいです!


大決壊シリーズの最新作!
おかげさまで少しずつ皆様に読んでもらっていることができているようです。
派手に売れるジャンルではないのでこれからも細く長くがんばっていきたい。
高評価もありがとうございます。
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レモネードオアシス 2021/03/05 12:41

大決壊!~おもらしカノジョが妊娠するまで6~

いつもあたたかいご支援ありがとうございます!

なんとか確定申告を終えることができました。今年はもうテンキーを叩くことはないでしょう。

さて、今日は金曜日なので小説を更新する日です。
楽しんでもらえたら嬉しいです!

※この小説は、順調にいけば今年の5月に配信を開始する同人誌の小説です。
また、今年か来年の暑くなってきたころか寒くなったころか、僕が面倒臭く感じないときにブログのほうで無料公開していく予定ですので、バックナンバーを購入するさいはご一考頂けたらと思います。
なお、めんぼーさんに描いてもらったラフは、無料ブログには載せる予定はありません。


体育館でのおもらし事件を乗り越えて、ほんの少しだけ仲が良くなった二人。
そんなスバルの大腸は、一週間ぶりの眠りから覚醒しようとしていた……!!



目次

おもらし彼女が妊娠するまで(カテゴリー)

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☆3章目 全校朝会でうんちおもらし事件

 ……と、いう体育館での事件が昨日の出来事。
 だけど大和とスバルが2人きりの体育倉庫でドキドキ体験をしても、日常というのはいつも通りに流れているのだった。

(スバルの、あそこ、ツルツルだったなー)

 朝の通学路。
 晴れ渡った青空を見上げながら、大和はそんなことを考えていた。
 初めて見た女性器は、赤ん坊のようにつるつるで、しかもおしっこ臭かった。
 それなのに、えっちな粘液に濡れていただなんて。
 あまりにもその光景は思春期の男子の脳裏に鮮烈に焼き付いていて、ゆうべは夢に出てきたほどだ。

(ヤバい。どんな顔してスバルと会えばいいんだよ)

 きのうは勢いとはいえ、スバルのおもらししている姿がみたいだなんて言ってしまった。
 もしかしたら変態だと認定されて、睨まれて口さえも聞いてくれないかもしれない。
 そんなことを考えながら登校していると、大和の心のなかは晴れ渡った青空とは逆に暗澹たる黒雲に覆われていくのだった。

「おはよ」
「ああ、おはよ」

 一体どんな顔をしてスバルと会えばいいのかと俯きながら考え事をしていると、不意に挨拶をされたので反射的に返事をしていた。
 しかしその声の主にびっくりして顔を上げる。
 そこには隣を歩きはじめているスバルの姿があった。

「ス、スバル!?」
「なによ、そんなに驚いて。朝の通学路で私と会うことが、そんなに意外だったかしら」
「い、いや、そんなことは……、ある」
「ちょっとでもきみと早く会いたいなって思って」
「お、おう」

 スバルのたったその一言で、さっきまで悩んでいた自分が馬鹿馬鹿しく思えてきてしまう。

「教室に行けばどうせ会えるのに」
「きみと同じ光景を見たいと思ったの。そうだ、大和」
「なんだよ。なんかイヤな予感がするんだが」
「そんなに警戒しないの。失礼しちゃうんだから」

 上目遣いでプリプリと怒ってみせるスバル。
 ついこの前まで無表情のクールビューティーの印象が強すぎるので、ドキリとしてしまう。
 どうしよう。
 ここで怒った顔も可愛いなとか言ったら、絶対に更に怒られてしまうから黙っておくことにする。

「手、繋いでもいい、かな?」
「えっ?」

 朝の通学路で会っただけでも不意打ち気味だったというのに、いま、聞き間違いでなかったら、手を繋ぎたいと言わなかった、か?

「手、手……を、どうしたいって?」
「もう、そういう恥ずかしいことは聞き返さないで欲しいな」

 頬を赤らめているスバルの頬に朝日が重なって、目が眩んでしまいそうだった。
 もちろん返事は。
 恥ずかしいから言葉にはせずに、その代わりに。

「んっ、ありがと」
「俺も繋ぎたいと思ってたんだ。偶然だな」

 スバルの手は、思っていたよりも小さくて、指は細かった。
 少しでも力の入れ方を間違えば、壊れてしまうほどに。
 軽く、触れるように繋いでみると、華奢な指が絡みついてくる。
 たったそれだけで満たされていくような気がした。

        ☆

「今日は全校朝会か……」

 難しい顔をして呟いたのは登校してきて机にカバンを置いたスバルだ。
 朝一番、いきなりのため息。
 黒板には大きくこれから全校集会だから体育館に集合することと書かれてあったのだ。

 大和と手を繋いでドキドキ登校することができたというのに、これから全校朝会というだけで気分が重たくなってしまう。
 授業が潰れると喜ぶ生徒もいるけど、スバルは全校朝会があまり好きではなかった。

(校長先生の話、長いし……)

 それに、ずっと立って聞いていなければならないし。
 退屈なだけならともかく、疲れてしまうのは勘弁して欲しいところだ。それにお話の内容もそんなに楽しいわけでもないし。

(おトイレにも行かないし、ね)

 スバルは憂鬱げなため息をつくと、教室を出てトイレに急ぐ。
 全校朝会のときは立ちっぱなしで、しかもトイレに行くことができない。
 だからいつもスバルはあらかじめトイレを済ませておくことにしていた。
「ふう……。おしっこ、出しておかないと」

 女子トイレの個室に入れば、そこはスバルだけの世界だ。
 スカートのなかに手を入れてショーツを降ろすと、洋式の便座に腰掛ける。

「あっ、ああぁ……」

 しゅいいいいいいいいいいい……。

 スバルが頬を緩ませておまたの力を抜いていくと、躊躇いがちなおしっこの音が鳴り響く。
 女性器というのは、おしっこを我慢するにはあまりにも不都合な形をしているし、なんの躊躇いもないおしっこを放てば、恥ずかしい音が鳴る形になっている。
 
(やだ。まだ朝なのに、ショーツが汚れてしまっている……)

 おしっこを放ちながら、ショーツの裏側を検分する。
 ピンクと白のしましまショーツのクロッチの裏側は、いままで何回もおもらしをしてしまったせいで黄ばんでいる。

(匂い、酸っぱい……)

 クロッチには、シュッと1本の縦筋が刻まれていた。
 その縦筋に沿って、ヌルリとした体液が染みこみ、なんとも言えない匂いを漂わせていた。

(きみと手を繋いだから)

 きっと男子はドキドキしたらおちんちんが立つだけで済むのだろうけど、女の子はおまたが熱くなるとジュワッと濡れてしまうのだ。
 だけど、まだ朝だというのにこんなにいやらしい匂いを漂わせてしまうだなんて。

(でも、穿かないと)

 今日は換えのショーツは用意してきてない。
 この汚してしまったショーツで過ごさないといけないのだ。
 ……まさか、ノーパンで全校朝会に出るわけにもいかないし。

 しゅわわわわわわわわわわ……。
 ぶるるっ!

 スバルはおしっこを最後の一滴まで出し切ると、切なげに身体を震わせる。
 赤ん坊のようにツルツルのおまたは、おしっこに濡れているから、トイレットペーパーで軽く拭ってあげる。
 だけどおしっこの匂いが完全にとれるわけではない。
 それでも、

「……んっ」

 スバルは立ち上がるとショーツを穿く。
 こうやって女の子のショーツは少しずつ黄ばみ、汚れていくのだ。
 もうすでに濡れているショーツの裏側が気持ち悪いけど、女の子は少しくらいショーツを汚しても平然としていないといけない。

(全校朝会、イヤだなぁ……)

 スバルは小さなため息をつくと、体育館へと急ぐのだった。

        ☆

(絶対に失敗できないし……っ)

 全校朝会。
 それはスバルにとって、プレッシャーとの戦いだった。
 全校朝会というからには、もちろんこの体育館には全校生徒が集合する。
 もしも。
 もしも、だ。
 この朝会でおもらしなんかしてしまったら、全校生徒にその失態を知られてしまうことになる。
 だから、絶対に失敗なんてできない。

(すぐ後ろにはきみが立ってるし!)

 全校朝会はクラスごとに出席番号順に並ぶことになるから、すぐ後ろには大和が立っている。
 こういうときは男女別々の列に並ぶのが普通だろうけど、昨今の少子化対策や男女平等の一環らしい。

(きみがすぐ後ろにいるのに失敗できない……! 絶対に失敗できないし……!)

 退屈な教頭先生の話を聞き流しながら、心のなかで何回も念じる。
 大丈夫。
 しっかりとトイレに行っておいたからおもらししてしまうということはない……、はずだ。
 そう、思っていたのに……。

(えっ、うそ……)

 スバルは自らの体調の変化に、戸惑わざるをえなかった。
 なにしろ、下腹部に込み上げてきたのは、ごまかしようのない。

 ぎゅるるっ。

(こ、こんなときに……!)

 おもらしに気を取られるあまりに、すっかり忘れていた。
 このお腹には、茶色い不浄のものが、ミッチリと詰まっていたことを。
 その量たるや……、最後に出てきてくれたのは、一週間も昔のことだった。

(うっ、ダメ……ッ)

 ぎゅるるるるっ。

 一度こみ上げてくると、出してスッキリするまで襲いかかってくるのが便意というものだ。
 その苦しみから逃れる術は、人類であれば逃げることはできない。

(なんでよりによって集会のときに……! ううっ、一週間ぶりなのに……!)

 ぎゅるるっ。
 ごぽっ、ごぽぽっ!

「あっ、ああ!」

 スバルは思わず小さく呻いてしまう。
 直腸が急速に膨張する感覚。
 かと思ったら、耐えがたい腹痛に襲われる。

(あぁ……っ、だ、め、え……っ)

 ぷすっ、ぷすす……っ。

 ――あっ、終わった。
 スバルの意識が、フッと遠のく。
 膨張した直腸から、『不浄』が漏れ出してしまう。
 ショーツのなかに固いものが溢れ出し、モリッとお尻の輪郭が膨らんでいき――。

「……えっ?」

 そこでスバルは飛びかけた意識をたぐり寄せる。
 うんちをおもらししてしまった……、そう思ったけど、どうやらそれは勘違いだったようだ。
 漏れ出してしまったのは、固体ではなく、気体……だったようだ。
 だけど、おならをしてしまったという事実には変わりない。

 もわわ……。

 茶色い腐敗臭が、スカートの裾から溢れ出してくると、周囲に漂っていってしまう。
 一週間ものあいだ腸内で発酵されていた臭気たるや、男のものとは比べものにならないほどの悪臭になっている。

『おい……、お前、屁ぇこいただろ』
『俺じゃねえよ。んなこと言って、お前じゃねえか?』
『違えよ。俺の屁はこんなに臭くねえって』

 まさかスバルの腸内から放出されたものだとは知らずに、周囲にいる男子たちが冷やかしあう。
 火がついたみたいに頬が熱くなる。
 きっと、ほっぺたも、首筋も赤くなっているに違いなかった。
 だけど、いまのスバルにはそのことを気にしている余裕さえも残されてはいなかった。
 なぜならば。

(い、や、ぁぁぁ……っ)

 ぎゅるるるる!
 ごぽっ、ごぽぽっ!

 一週間ぶりの沈黙から目覚めた大腸が、大蛇のように蠢動をはじめたのだ。
 大腸とは、排泄物の水分を吸収するための器官だ。
 そこで一週間も眠っていた『もの』はカチカチに固まっている。

「うっ、うううっ!」

 めき、めきめきめき。

 お尻に力を入れても、直腸が固いものによってこじ開けられていく感覚。
 どんなに力を入れても、少しずつ、少しずつ……。

(ああっ、こんなときに……なんで!? なんでよ!)

 めりめりめり……めきり。

 なんでこんなことになってしまったのだろうか?
 いくら自問自答しても、正解なんてわかるはずがない。
 こんな事態にならないために、いつもヨーグルトを食べたりしていたのに。
 だけどおしっこが近くなってしまうのが嫌だったから、あまり水分は摂ってこなかった。
 そのせいでうんちがカチカチになって、溜め込むことになっていたのかもしれない。
 だけど、いまさら後悔しても遅い。
 こうしている瞬間にも、

 メリメリメリ、メリメリ……!

「うっ、ぅぅぅ!」

 どんなにお尻に力を入れても、直腸が少しずつ、だが確実に拡張されていく。
 こうなってしまうと、もはや少女の貧弱な括約筋ではどうすることもできなくなる。
 もう、楽になるしかないのだ。


おもカノ7につづく!


楽しんでもらえたら嬉しいです!
大決壊シリーズも配信中です。
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レモネードオアシス 2021/02/26 13:29

大決壊!~おもらしカノジョが妊娠するまで5~

いつもあたたかいご支援ありがとうございます。
今週は確定申告の作業を少しずつ進めてフィーバーしていましたが、来週中には終わってくれたらいいなと思います。

さて、今日は金曜日なので小説を更新する日です。
楽しんでもらえたら嬉しいです。

※この小説は、順調にいけば今年の5月に配信を開始する同人誌の小説です。
また、今年か来年の暑くなってきたころか寒くなったころか、僕が面倒臭く感じないときにブログのほうで無料公開していく予定ですので、バックナンバーを購入するさいはご一考頂けたらと思います。
なお、めんぼーさんに描いてもらったラフは、無料ブログには載せる予定はありません。


体育の授業中に尿意を催してしまったスバルを、とっさにお姫様抱っこして体育倉庫へと避難してきた大和。
しかしスバルはそこで限界を迎えてしまう!!




目次

おもらし彼女が妊娠するまで(カテゴリー)

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「ちょ……っ、大和、降ろして……っ」

 腕のなかに収まっているスバルか苦しげに身悶えしたのは、体育館から出てすぐ外廊下でのことだった。
 だけどここで降ろしたら、きっとスバルは一歩も動くことができずに失禁してしまうに違いなかった。
 なにしろ、こうしている瞬間にもスバルの両手はギュッとおまたを前抑えしているのだ。

「ここで降ろしたら大変なことになるだろ。せめてトイレまで行かないと」
「でも、このままだと……っ、きみのこと、汚しちゃう……っ。もう、漏れそうなの……あっあああっ」
「ヤバいヤバいヤバい!」

 どうやら危機はすぐそこにまで迫ってきているようだ。
 とっさに周囲を見回す。
 すると視界に飛び込んできたのは、体育倉庫へとつづくドアだった。
 体育館の隣に併設されている倉庫は、ちょっとくらい声を上げても外に聞こえるなんてことはないだろう。たぶん。

「と、とりあえず倉庫に避難するぞっ」
「えっ、倉庫……!?」

 まさかお姫様抱っこされたままで倉庫に連れ込まれることになるとは思ってもいなかったのだろう。スバルはビクリと小さな身体を痙攣させる。
 だけどいまは一瞬でも逡巡している暇はない。
 大和はとっさに体育倉庫へと駆け込んでいた。

        ☆

 体育倉庫の空気は淀んでいた。
 それに薄暗かった。
 バスケットボールが入ったかごや、予備の跳び箱が埃をかぶっている。

「と、とりあえずここなら誰もこないから、安心して漏らしてくれ!」
「ちょっ、いきなりこんなところに連れ込んできたと思ったら安心しておもらししろって、本気!?」

 お姫様抱っこされているスバルは腕のなかで抗議してくる。
 だけどもう抵抗する余力はないのだろう。キュンッ、キュンッ! 華奢な身体を痙攣させるばかりで逃げることはなかった。

「心配しないでくれ。俺ならスバルのおしっこをみてもなんとも思わないから」
「私が恥ずかしいのっ」

 顔を真っ赤にさせているスバルを降ろしてやる。
 スバルは股間を前抑えしている両手を離すこともできずに、その場にしゃがみこんでしまった。
 それはまるで、和式便器に跨がるときのように。
 当然のことながら、ショーツとブルマは降ろすことはできていない。

「も、ももも、もう、漏・れ・る……!」

 すでに放尿する体勢に入っているスバル。
 だけど少女としての最後のプライドなのか、おまたを前抑えしている両手はなかなか離れない。
 むしろ、ギュッとプルマの上から股間に食い込んでいる。

「安心してくれ俺なら気にしないから」
「そんなの嘘っ。すぐにおもらししちゃう女なんて……って、な、なに!? ズボンに変なの入れて……ええっ!?」

 突如、スバルの碧眼が見開かれる。
 そしてある一点を凝視する。
 それは即ち、大和の股間だった。

「な、なに……!? も、もしかして、それは……お、おおお、おちん、ち……!?」

 顔を真っ赤にさせているスバル。
 なにをそんなに狼狽えているのかと思って、大和も我が股間へと視線を向けてみると、そこには。

「あー、これは、その……。スバルをお姫様抱っこしてたんだから仕方がないだろ。スバル、軽いし柔らかいし、それにいい匂いするんだから」
「いい匂いなんかしないもん。お、おしっこ……で、もう、ううっ、おぱんつのなか、温かくなって……っ」
「スバルのおしっこの匂い、ふんわりと甘い匂いがして好きだぞ」
「す、好き……!? そんなこと言われたら……あううっ」

 じゅわわっ。

 股間を前抑えしてしゃがみこんでいるスバル。
 その指の隙間から、黄金水が滲み出してくる。どうやらただでさえ緩いおまたが、更に緩んでしまったようだ。

「きのうの放課後、俺の席でおもらししてただろ? スバルにあんなことされたのに、今日は椅子に座るとき、なんかわからないけどイヤな感じはしなかったんだ。むしろ、なんか知らないけどドキドキしてヤバかったくらいだし」
「うう~、あんなことしちゃったのに……、イヤじゃ、なかったの……?」
「ああ。だからなにも気にすることはないぞ。思う存分おもらししてくれ」
「で、でも……、ここでおもらししたら、お掃除しないとダメだし……っ。汚しちゃうしっ」
「今更そんなこと気にするなよ。スバルのおもらしなら喜んで掃除してやる」
「うう~」

 スバルは顔を真っ赤にさせながら、こちらを睨み付けてきている。
 碧眼は潤み、いまにも泣き出しそうになっていた。
 だけどこのまま硬直状態でいるわけにもいかない。
 こうしている瞬間にも、誰かがこの体育倉庫にやってくるかもしれないのだ。

「それじゃあ、こうしよう。俺は、スバルかおもらししているところをみたい!」
「き、きみは突然なにを言い出すのかな!? あっ、あああ! 急にきみが変なこと言うから、も、ももも、もう……!」

 じゅわっ、じゅわわわわ!

 前抑えしている指の隙間から黄金の奔流が湧き出してきて、ぽたりぽたりと床に広がっていく。
 もう完全におしっこのスイッチが入ってしまっているようだ。

「ダメ、見られてるのに、こんなところで……ああッ」
「ほーら、シャツを捲り上げておかないと、レモン色に染まってしまうぞ」
「うう~っ」

 しゅいいいいいいいいいいいい……。

 シャツを捲りあげるということは、前抑えしているおまたから両手を離さなければならないということをいみする。

「あっ! あっ! ああっ!」

 しゅわわわわわわわわわわわわ……。

 酸欠になった金魚のように口をパクパクさせながらも、スバルはシャツを捲り上げる。
 もうどんなに前抑えしても、どうせ失禁してしまうのだ。
 それにもう取り返しがつかないほどにおもらししてしまっていたのだろう。
 シャツを捲り上げたスバルは、その股間から勢いよくおしっこを噴き出してみせた。

「だ、だめ……っ、見ないでぇ……っ」

 しゅいいいいいいいいいいい……!

 ブルマからくぐもった水音が聞こえてくると、紺色の生地を突き破っておしっこが噴き出してくる。
 その勢いたるや、男のものとは比べものにならないほどだった。

「ふっ、ふぅぅぅ……っ」

 じゅももっ、じゅももももっ、しゅわわわわわわっ。

 ガクッ! ガクンッ!

 スバルが腰を前後にグラインドさせると、そのたびにおしっこが噴き出してきた。
 紺色のブルマから噴き出してくるおしっこは、やや白濁しているようだった。

「そんなに……、見ないで……っ。おしっこ、止まらないんだから……ううっ」

 顔を真っ赤にさせて失禁しているスバルの痴態が、男の情欲をくすぐる。
 ツーンと匂い立つアンモニア臭が、体育倉庫の淀んだ空気に蒸れ返った。

「う、ううう~」

 しゅわわわわわわわわわわわわわ……。

 スバルはおしっこを我慢することを諦めたらしい。
 頬を赤らめながらも、ゆっくりと欲望に素直になって尿道を緩めていく。
 ブルマから滲み出してきたおしっこが、スバルを中心として湖のように広がっていく。

「匂い、嗅がないでくれたら嬉しい、な」

 もわわっ。

 おしっこの湖からアンモニア臭の湯気が立ち上る。
 だがその匂いは、男のものと比べるとやや丸みを帯びていて、ふんわりと甘い香りを帯びているようにも思える。

「スバルのおしっこ、なんかいい匂いがするな」
「うう~、なんか変態さんみたいなこと言ってるし。……あっ、
あああっ」

 スバルは失禁しながらも切なげに身体を震わせる。
 まだまだ膀胱にはおしっこが溜まっているらしくジョボジョボと止めどなく溢れ出してきているというのに。

「どうした? もう終わりそうなのか?」
「ううん。違うの……。その……、やだ……、ちょっと気持ちいい、かも……?」
「お、おう。なんかスバルもずいぶん変態なことを」
「きみがおしっこが好きだなんて言うからいけないんだからねっ。あっ、あああっ、出ちゃう、おしっこ、たくさん出ちゃう……っ」

 しゅいいいいいいいいいいいいいいい……。

「ううっ、おもらしするの、イヤだったのにぃ……、なんか、見られながらするのって、気持ちいい、かも……ふっ、ふうう!」

 ブルルッ!
 プッシャアアアアアア!

 呟き、直後に身体を大きく痙攣させる。
 ブルマから最後の一飛沫が噴き出してくると、スバルのおもらしは唐突に終わった。

「はふぅ……。全部、出ちゃった……」
「全部出せて偉いぞ。それじゃあ俺がパンツとブルマを洗ってくるから脱ぐんだ」
「ちょっ、それは……、恥ずかしいし」
「なにを今さら恥ずかしがることなんてあるんだよ。ぐしょぐしょになってるし、俺がパパッと洗ってきてやる。腰、抜けてるだろ?」
「うう……お見通しだし。でも、きみは、きっと笑う……」
「俺がなにを笑うって?」
「そ、それは……っ」

 スバルは顔を真っ赤にさせながら、躊躇いながらもショーツとブルマを降ろしていく。
 早くしなければ授業が終わってしまうし、迷っている時間もないし。

「そんなに、見つめないで欲しいな」

 もわ……、

 濡れそぼったショーツとブルマを脱ぎ、露わになったのは。
 それは赤ん坊のようにツルツルのぱいぱんだった。
 産毛さえも生えていない恥丘に、シュッとクレヴァスが刻まれていて、おしっこの匂いを漂わせている。

「…………」

 成り行きとはいえ、大和の視線はスバルの股間へと釘付けになっていた。
 こうして女の子の大事な部分を見るのは、振り返って考えてみると初めてだったりする。もちろん母親のはノーカンだ。

「その……、笑わ、ないの?」
「笑う? ああ、すまん。可愛くて見とれてた」
「もうっ、そういう恥ずかしいことは心のなかにしまっておくものなのっ。はいっ、ブルマとショーツ! あんまりジロジロ見ないでよねっ!」
「ぱんつか? それとも股間か?」
「両方!」

 言いながらもスバルはブルマとショーツを両手で突き出してくる。
 そのピンクと白のしましまショーツは、スバルの恥水によって鮮やかなレモン色に染め上げられていた。

「それじゃあ、ちょっと待っててくれよ」

 言い残して、大和は体育倉庫をあとにする。
 体育館のトイレは故障中なので、校舎のトイレへ。
 授業中の廊下は人がいないから助かる。
 だけど手早く済ませなければ。
 もしも誰かにこんなもの――女のもののショーツと、ブルマ――を持っているところなんか見つかったら、とても面倒臭いことになってしまうことに違いない。
 とにかく手早く済ませてしまうことにする。
 だが。

「……なんだ、これ」

 トイレの水道でショーツを洗い始めた大和は首をかしげてしまった。
 おしっこに濡れそぼったショーツに、なにかヌルッとしたものがこびり付いていたのだ。

「鼻水……?」

 いや、これは……。
 もしかしたら、女の子は性的に興奮したときに股間が濡れると聞いたことがある。
 もしたしたら、その体液なのだろうか?
 と、いうことはスバルはおもらしをしながら興奮していたということになる。それも見られながらのおもらしで。

「酸っぱい……、ヨーグルトみたいな、匂い……?」

 未知の感触に、自然と五感が敏感になっている。
 ショーツにこびり付いている粘液は、おしっことは違う酸味を帯びた香りをしているようだった。
 脳に、染みこんでくる危険な香りだ。

「女の子って、こんな風にショーツを汚しちゃうのか……大変だなぁ……って、しみじみ呟いてる場合じゃない。とにかくっ」

 自然と深呼吸していた大和は、込み上げてくる劣情を振り払うかのように首を横に振る。
 いまは、このヌルリとした粘液の正体を確かめている時間はないのだ。
 早くショーツを綺麗さっぱり洗わなければ。

        ☆

「あ、ありがとう……」

 ショーツとブルマを綺麗に洗って体育倉庫に戻ると、スバルはつるんとしたおまたを剥き出しにしたままでずっと待っていたようだ。
 頬を赤らめて洗ったものを受け取ると、大人しく穿いてくれる。

「乾かす時間、なかったから濡れてるけど」
「うん。でもきみが洗ってくれたショーツなんだもん。なんか、温かいような気がする」
「気のせいだと思うぞ」
「こういうのは気持ちが大切なの……って、掃除は私がやるからっ」
「気にするなよ。俺がおもらししてるところ見たいって言ったんだから。おお、いっぱいたくさんできて偉いぞ」
「うう~」

 恥ずかしがるスバルを横目に楽しみながら、トイレから持ってきたモップでおしっこを拭き取っていく。
 さすがになにも手伝わないというのはスバルの気が済まないのか、おしっこが溜まったバケツを持ってくれた。


おもカノ6につづく!

楽しんでもらえたら嬉しいです!

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