レモネードオアシス 2021/04/09 15:05

大決壊!~おもらしカノジョが妊娠するまで10~

いつもあたたかいご支援ありがとうございます!


今日は金曜日なので小説を更新する日です。
初めての紙おむつ!
授業中、おむつにおもらし!


※この小説は、順調にいけば今年の5月→4月末のGW前に配信を開始する同人誌の小説です。

また、今年か来年の暑くなってきたころか寒くなったころか、僕が面倒臭く感じないときにブログのほうで無料公開していく予定ですので、バックナンバーを購入するさいはご一考頂けたらと思います。
なお、めんぼーさんに描いてもらったラフは、無料ブログには載せる予定はありません。


授業中におむつにおもらし!




目次

おもらし彼女が妊娠するまで(カテゴリー)

この小説を最初から読む!


その瞬間、大和とスバルは、2人のあいだにバネが仕掛けられていたかのように距離をとった。
 2人して慌てて着衣を整える。
 だけどもう時すでに遅し。
 保健室の出入り口には、わざとらしく咳払いをした主……白衣を着た保健の女性教師が立っていたのだ。
 年齢は20代後半。彼氏持ち。
 サバサバした性格なので、生徒たちからは姉のように慕われている。
 そんんな保健教師は続けるのだった。

『盛り上がってるところ邪魔しちゃうけど、ここ一応、神聖な学び舎にある、健全な保健室だからねー』

「は、はい……」

 大和はなんとか応えるけど、絶頂した直後ということもあり頭の中が真っ白になっていた。
 まさか、初めての体験を見られてしまうだなんて。
 だけど保健の先生は柔和な笑みを浮かべると、ベッドサイドの椅子に腰掛けるのだった。

『まずはおめでとう、でいいのかな? 女子のほうはベルトで縛られてたけど……無理やりっていうことじゃないでしょ?』
「は、はい……。私がお願いしました……」

 小さく頷くスバル。
 ただでさえ赤く染まっている頬が、更に赤くなっていく。

『初々しくてとてもよろしい。それじゃあ、ここからは保健教師としての仕事だから。2人とも体調は問題ない? どこか痛いところとか』
「あ、あの……。私は……、おまたが少し」
『あー、初めてか。3日か1週間は痛いかも知れないから、男子のほうはちゃんとフォローしてあげること。いい?』
「はい、わかりました」
『素直でよろしい。その気持ちをこれからも忘れないこと。結婚生活をするうえで、とても大切なことだから。あとは……と』

 保健教師は椅子から立ち上がると、机の中から何枚かの書類を持ってくる。
 そこには、

“初めてのセックス記念日 公欠申請書”

 と書かれていた。

『ここに2人の名前書いといて。そうしたら今日の授業は全部公欠扱いになるから。あとは……、これから2人とも結婚とか考えてる?』

 教師からストレートに聞かれて、びっくりして言葉に詰まってしまうけど、ここは物怖じしてられない。
 大和は力強く頷いてみせた。

「はい。スバルのことは俺が幸せにしてみせます」
『よろしい。それじゃあ、こっちの書類にも名前を書いといて。あなたもそういうことでいい?』
「は、はい……」
 スバルは小さく頷きながら、寄り添ってくる。
 その身体は溶けそうなくらいに熱くなっていた。
 保健の教師が差し出してきた次の書類。
 そこには、

“パートナー成立申請書”

 と書かれていた。
 たしか授業でやったことを思いだしてみると……、セックスしたパートナーが、国からの全面的な支援を受けるための申請書……だったはずだ。
 簡単にいってしまえば、衣・食・住を国が保証してくれるということだ。

『親御さんには後日改めて家に書類が郵送されるからよろしくね。……さて、と。これで今日の申請書はお終い。担任には私から伝えておくから、ごゆっくり♪』
「えっ?」

 今日はもう公欠とは聞いていたけど、ごゆっくりとは?
 大和は聞き返してしまう。
 だけど保健の先生は、至極当然のように言うのだった。

『若いんだから1回だけじゃ足りないでしょ。特に女子のほうは』
「そ、そう……なのか?」
「うん……、そう、かも……」
 スバルは恥ずかしそうに頷く。
 それでも寄り添ったまま。
 言外に、我慢できない、と言っているようでもあった。

『性生活の充実のために、ちゃんと相手に伝えといたほうがいいわよー。タイミングを逸すると、伝えづらくなるし』

 保健の教師はウインクしてみせると立ち上がる。

『今日は保健室は貸し切りにしといてあげるから、ゆっくり楽しみなさい。あー、我が校で初めての制度利用者かー。先生も負けてらんないわねー』

 言い残すと、保健の先生は保健室から出ていった。
 こうなると保健室には2人きりだ。
 しかも今日は貸し切りだし、公欠になるともいっていた。
 そう考えると、男の本能というのは実に早く燃え上がるみたいで。

「あはっ。きみのおちんちん、また大きくなってる」
「スバルもまだ元気みたいだな」
「うん。1回だけじゃ足りないみたい。もっときみの熱いシルシで、おなかを満たして欲しいな」
「ご期待に添えるように頑張らないとな」
「うん……」

 再びベッドに。
 キスを交わして、思考が蕩けてからはあっという間だった。
 すでに絶頂期にあったスバルの股間からはおもらししたかのように愛液が溢れ出してくる。

「きみのおちんちん……次はもっと上手に飲み込めると思う」
「お手柔らかに頼むぞ」
「……ンッ、届いてる……っ」

 ショーツを横にずらして、すでに綻んでいるクレヴァスへと亀頭を潜り込ませていくと、コリッとしたポルチオ。

「はうう! そこ……っ、いい!」
「……行くぞっ」
「ウン……ッ、コリコリ、して……っ」

 気がつけば夕方になり、夜になる。
 それでも2人はお互いを求め合い、蕩けていった。

        ☆

 チュン……、チュンチュン……。
 窓の外から聞こえてくるスズメの鳴き声に、大和はうっすらと瞳を開いた。
 すぐに視界に飛び込んできたのは、スバルの寝顔。
 そういえば、ゆうべは夜になってもセックスしまくり、お腹が減れば学食からステーキの出前が届いたりと至れり尽くせりだった。
 おかげさまで深夜を過ぎても熱く燃え上がることができた。
 最初のほうは服を着ていたけど、今となっては2人とも一糸まとわぬ裸体となっていた。

「まさか、保健室で朝チュンする日がこようとは」

 ベッドから身体を起こすと、

「あれ……。もう朝、なんだ……」

 スバルも目を覚ましたようだ。
 猫のようにやや吊り気味な瞳は、今にも溶けそうなくらいに垂れ下がっている。
 どうやら朝はあんまり得意ではないみたいだ。

「ずっと夜でもいいのに」
「夜ならまたくる。そうしたらまた……その、するか」
「うん。きみと……したい。えへっ」

 ベッドサイドには学食からの夕飯の差し入れがあったとき、一緒に歯ブラシやタオルも渡されていた。
 ちなみにシャワーとお風呂は保健室の隣に併設されている。

「さて、今日は木曜日か。1時限目は……理科だったな」
「もう間に合わないと思う……」
「ああ、でもあんまりゆっくりして午後から登校したりなんかしたら更に悪目立ちしそうだしな。今日のところは……1時限目が終わったあたりに、大人しく登校しておくか。シャワー、1人で浴びれそうか?」
「うん。平気そう。それじゃあ先に浴びちゃうね」

 タオルと替えの下着と制服を持って、スバルは隣のシャワー室へと姿を消す。
 ほどなくして、お湯を使う音と、石けんのいい匂いが漂ってきた。

「……疲れてるはずなのに、なんか元気あるな」

 これもセックスの効果なのだろうか。
 大和はそんなことを考えながら、きのうの保健の先生の言葉を思いだす。

 ――たしか、3日か1週間は破瓜の痛みが続くかもしれないから、しっかりフォローをするようにって言われたっけ……。

 ぼんやりとしていると、聞き慣れた学園のチャイムが鳴る。
 どうやら朝のショートホームルームがはじまったようだ。
 昨日に続き、今日も遅刻になりそうだけど……、

「少しくらい大目に見てもらえるだろ」

 大和は再びベッドに横になる。
 なにも慌てることはない。これからの2人の時間はたっぷりとあるのだ。


☆☆5章目 おむつ交換はママで練習!

『学園でセックス記念日を使ったやつが現れたらしいぞ!』
『うそっ。うちの学校では初めてじゃない!?』

 大和とスバルがセックス記念日を申請したことは、翌日の学園で早くも噂になっていた。
 そんななか、1時限目の授業が終わった休み時間に2人して腕を組んで登校するのはなかなか勇気がいることだったけど、悪い気はしない。
 通学時間は、保健室から1階上の自分たちのクラスまでの3分にも満たない距離。
 それでも学園中に2人の熱々ぶりが伝わるには充分だった。

        ☆

 だけど、事件はそれから1時間にも満たないうちに起きた。
 事の発端は、2時限目の数学の授業中。
 前の席に座っているスバルが切なげに身体を震わせたことがはじまりだった。

(あれ、スバル……もしかして?)

 スバルの1つ後ろの席に座っている大和はいち早くその異変に気づく。
 退屈な数学の授業中、スバルが切なげに身体を震わせる理由と言ったら、1つしか思い当たらない。

(スバル、おい、大丈夫か……?)

 スバルにしか聞こえない小声で囁きかけると、スバルはかすかな涙声で呟くのだった。

(む、むりぃ……。おまたがズキズキして……)
(そ、そうか。それじゃあしょうがないよな)

 大和は立ち上がると、

「先生、スバルさんの体調が良くないみたいなので、一緒に保健室に行ってきます」

 堂々と宣言すれば、いまの2人を止められる者は誰もいない。
 たとえ、教師でさえも。

「行くぞ」
「うん……」

 大和はスバルに肩を貸すと、クラス中の視線をものともせずに教室を後にするのだった。

        ☆

「ああぅ……、ごめん、ちょっと……、もう……っ」
「無理そうか?」
「うん……」

 スバルが限界を迎えたのは、静まりかえった授業中の廊下に出た、その数秒後のことだった。
 人がいなくなったことで、おしっこのスイッチが入ってしまったらしい。

「ごめん、なさい……っ」

 しゅいいいいいいいいいいい……。

 スバルは力なくしゃがみこむと、すぐにくぐもった水音が聞こえてくる。
 ほどなくして、リノリウムの廊下にレモン色の湖が広がっていく。
 ツーンとした、スバルにしてみれば恥ずかしすぎるアンモニア臭が湯気となって立ち昇っていった。

「ああう……、おしっこ、止まらない、よぉ……」

 しゅわわわわわわわわわ……。
  しょおおおおおぉぉぉぉぉぉ……。

 静まりかえった廊下に、スバルの放尿する音だけが響き渡る。
 だけど思っていたよりもおしっこは溜まってはいなかったらしい。

 しょおおおおおおぉぉぉぉぉ……。
 ぽた、ぽたた……。

 スバルのおもらしは意外と早く終わった。
 いままで何回もおもらしを見てきたけど、いつももっといっぱいおもらししていたから、拍子抜けしてしまう。
 もしかしたら、まだ我慢しているのかも?

「すっきりしたか……? なんかいつもよりも量が少ないような気がするけど」
「うぅ……全部、出ちゃったの……。その……おまた、痛くて我慢できなくなってる、かも……」
「そ、そうか。それじゃあとりあえず、ほい、替えのぱんつ」

 こんなこともあろうかと、ポケットのなかにスバルのショーツを忍ばせてきていた。
 スバルに渡してやる。

「あ、ありがとう……。きみの体温でぱんつ、あったかぁい……」
「それじゃ、トイレに行くか」
「あっ、おもらし、掃除しないと」
「俺がやっておくから心配するなって」
 スバルを女子トイレに連れて行き、そこでモップやバケツを調達する。
 おもらし現場である廊下に戻ってくると、大和は黙々とおしっこの掃除をはじめた。

「やっぱり、いつもよりも量が少ないよなー」

 おまたが痛いって言ってたから、おしっこが我慢できなくなっているというのは本当のことなのだろう。
 この調子だと、今日の授業に出るのは危険な気がする。
 ……1週間は痛むかもしれないって言ってたし。

「スバルからおしっこの悩みを無くしてあげられたらなぁ……。いや、だけど、さすがにあれは……」

 考えがないわけではない。
 だけど、さすがに紙おむつを充てて欲しいというのは、スバルくらいの年頃の女の子にはあまりにも酷というものだろう。
 けど、最近の紙おむつは高性能らしいし。

「見るだけ見にいってみるか」

 これからスバルの赤ちゃんに紙おむつを充てることになるのだ。
 それならできるだけ早く、紙おむつがどんなものなのか知っておくのも悪くないはず。
 そんなことを考えながらおしっこの掃除を終え、トイレへ戻ってモップと洗面器を綺麗にして片付けておく。
 ちょうどスバルもショーツを履きかえて、女子トイレから出てきたところだった。

「その……ありがと。ぱんつ」
「気にするなって。それじゃ、ビニル袋。さっきまで穿いてたぱんつは洗濯しておいてやる」
「さ、さすがにそれは恥ずかしいし」
「スバルのおしっこ好きだから、丹念に洗濯しておいてやろうと思ったんだけどなー」
「残念。もう手洗いしちゃったんだから。ビニル袋、ありがと。ぱんつ代……大変、だよね」
「それこそ気にするなって。来月から国からの補助金が出るらしいし。これから引っ越しとか、いろいろ話そうぜ」
「うん……」
「それじゃ今日はもう帰るか!」
「えっ、授業まだあるけど」
「スバル、あんまり体調よくなさそうだし。それにスバルと一緒に行きたいところがあるんだ」
「えっ、私と一緒に……それって、で、ででで、デートっ」
「まぁ、そんなところだな」

 そうと決まれば善は急げだ。
 スバルと大和は授業中の教室に戻ると、数学教師に用意してあった公欠届けを出す。
 これだけで今日はもう公欠扱いになってくれる優れものだ。
 数分後。
 2人は授業中の静まりかえった校舎を後にしているのだった。

        ☆

「ま、まさか……私と来たいところって……っ」

 更にその数分後。
 スバルは頬を引き攣らせてフリーズしていた。
 無理もない。
 なにせここはドラッグストアの一角。
 しかも紙おむつ売り場だったのだ。
 青やピンクの、色とりどりのパッケージが並んでいる。

「これから必要になると思ってな。……俺たちの赤ちゃんのために」
「う、うん……。でもちょっと気が早いというか……」
「早すぎるって言うことはないだろう? おむつ、あててあげる練習とかしたいし」
「練習……?」
「ああ。イクメン王に俺はなる! ってな。スバルが練習に付き合ってくれたら嬉しいんだが……」
「付き合うって、つまり……私、おむつ充てちゃう、の……?」
「いやか?」
「そ、その……嫌じゃないけど……。ちょっと、恥ずかしい、かも」
「俺はおむつを充ててるスバル、可愛いと思うけどなぁ」
「きみは、嫌いにならない……? おむつを充てる女の子なんて」
「嫌いになる? とんでもないむしろ見てみたいくらいだし、もしかしたらこれでスバルの悩みが解決して、安心して生活してくれるんなら、とても良いことだと思う」
「そう……。それじゃあ……」

 スバルは数秒間ほど悩みに悩み、

「……充ててもいい、かも」
「よし、それじゃあ2人で選ぶか」
「うん……」

 一言に紙おむつと言っても、いろいろなサイズがある。
 新生児用は年齢ごとにサイズが分かれているし、おねしょ対策用のショーツタイプの紙おむつもある。

「これなんてどうだ? ピンクの花柄模様で可愛いぞ」
「うん……、可愛い、と思う」
「吸水量も……結構あるみたいだな。よし、とりあえず今回はこれにしとくか」

 2人でレジに持っていって会計を済ます。
 さて、次の問題はいつ紙おむつを充てる練習をするか、だ……。

        ☆

「ほ、本気なの……?」
「ああ、俺は本気も本気。大真面目だ」

 スバルが頬を凍りつかせたのは、翌朝の保健室でのことだった。
 2日連続だけど、それも無理もないことだった。
 なにしろ大和が紙おむつを充てる練習をしたいと言い出したのだ。
 学校で。
 登校してきたその直後に。
 幸いなことに早朝の保健室にはまだ誰もいない。
 保健の教師さえも。

「せ、せめてお休みの日とかしない? いきなり学校でっていうのはハードルが高すぎるというか……」
「こう言うのは早いほうがいいからさ。それにスバルに安心して生活してもらいたいから」
「でも、学校でおむつなんて……」
「大丈夫。なにかあったら俺が助けるから」
「きみが助けてくれる……」

 その一言が決め手だったらしい。
 スバルは小さく頷くと、

「わかった。おむつ、充てるっ。きみに充てて欲しいの」
「よし、その意気だ。これからいっぱいスバルで練習して、イクメン王になるからな」
「あ、でもその前に……」

 スバルは頬を赤らめると、たった一言だけ、

「……えっち、したい……」

 呟いた。
 なんというか、可愛すぎて悶絶してしまいそうになる。

「おむつを充てる前に……きみから勇気を分けて欲しいの」
「大丈夫なのか? その……1週間くらい痛むって」
「まだちょっと痛いけど、きみのことが欲しくて我慢できないんだもん。……こんな恥ずかしいこと言わせないで欲しいなっ」

 頬を赤らめたまま、プイッとそっぽを向いてしまうスバル。
 そんなスバルを抱きしめてやると、一瞬だけ身体を強ばらせるけどすぐに力を抜いてくれる。
 そのままの勢いで保健室のベッドへ倒れ込んだ。

「制服、シワになっちゃうから脱いじゃうか」
「うん。脱がせてあげる」
「それじゃあ俺はスバルの服を脱がせてやる」

 お互いにくすぐったい思いをしながらも服を脱がせていき、一糸まとわぬ裸体になる。
 もわぁ……。
 スバルのショーツを脱がしてあげると、もうすでに濡れていてコンデンスミルクのような甘い香りが漂ってくる。

「凄い、もうおもらししたみたいに濡れてるじゃないか」
「ううー……。きみの顔を見てると、その……我慢できなくなって……むらむらしてきちゃうんだもん」
「嬉しいぞ」

 ツルンとしたおまたはおもらししたかのように濡れていた。
 まさか一緒にいるだけでこんなに濡れているだなんて。たったそれだけで、大和も一気に昂ぶってくる。

「あっ、おちんちん大きくなってきた。早く挿入れて
「朝のショートホームルームがはじまる前に一気に登りつめるか」
「うん!」

 ベッドに座っている大和に、スバルが飛び込むかのように挿入する。
 対面座位で、一気に深いところに。

「んああ! 深いところに、入ってきたぁ……っ」
「うっ、スバル、絞めつけすぎ……っ」
「きのうはおむつ買っただけでしてくれなかったんだもんっ。キスも、キスもぉ……っ」

 深く繋がり、貪るようなキス。
 スバルの熱が溶けそうなくらいに昂ぶり、そして。
 ――ぶるるっ。

「スバル、もしかして」
「ちょっ、ちょっと……ピンチ、かも。きみが太くて……ううっ、今日は上手くできるって思ってたのに……ッ」
「我慢は身体によくない。さあ、出すんだ」
「んああ! そんなに奧っ、子宮、突き上げられたら……っ」

 しゅいいいいいいいいいい……。

 スバルは呆気なく失禁してしまっていた。
 生温かい奔流が結合部を撫で回していくと、シーツへと広がっていき、刺激的なアンモニア臭が2人を包み込んでいく。

「あうっ、おちんちん、大きくなってる……っ」
「スバルのシャワーを浴びたから元気になったんだぞ」
「恥ずかしいけど……嬉しい……っ」

 お互いの身体に抱きつき合い、深く繋がり合う。
 子宮が蕩けて男根を包み込んできているかのような、そんな錯覚に陥り――大和はあらん限りの奔流をスバルへと注ぎ込んでいた。

        ☆

「はふぅ……。お腹いっぱいだよぉ……」

 朝一番の精液を注ぎ込まれたスバルは、朝だというのにもう限界を超えているようだった。
 弛緩しきった身体をベッドに仰向けに横たえさせてやると、無防備に脚を割ってみせる。
 これから赤ちゃんがおむつを充ててもらうときのように。
 ただ、赤ん坊のようにつるつるのパイパンからは、

 ドプ……。

 2人の体液が溢れ出してきていた。
 赤ん坊のようなおまたからラブジュースが溢れ出してきているその様子は、背徳的な光景にも見える。

「赤ちゃんのお尻拭き、ちゃんと持ってきたから試してみるか」
「ん……ありがと」

 なめらかな手触りのウエットティッシュを手に取ると、スバルの赤らんだおまたを拭いていってあげる。
 ふきふき、ふきふき……。
 丹念に、丁寧に。
 だけど力加減を間違ってしまったのだろうか?

「んっ、あっ、ああぁ……っ」

 スバルが切なげな声を漏らすと、じゅわわ……、おしっことは違う、ネットリとした体液が溢れ出してくる。
 拭いても拭いても溢れ出してきた。止めどなく。

「大変だスバル。どんどん溢れ出してきてるぞ」
「そ、それはぁ……、きみの指が優しいから……ふっ、ふうう!」

 プッシャアアアアアアア!

 ついにはスバルはカエルのように脚を開いたままでパイパンを突き出すように痙攣すると、透明な体液が盛大に噴き出してしまう。
 恥ずかしすぎる飛沫は、拭き拭きしている大和の顔面へと散っていった。

「うう……ごめん、なさい……。でも、きみの指先が……その、お豆がくすぐったくて……ひうっ」
「うーん……なかなか難しいみたいだな。イクメン王への道は遠く険しい」
「あっ! あっ! ああん!」

 身悶えしているスバルのおまたをいろいろな力加減で拭いてみるも、昂ぶっている女体というのは息を吹きかけただけでも感じてしまうらしい。
 ここは手早く、できるだけ敏感なところは避けるようにして。
 それでもおまたは緩んできてしまって、

 じょぼぼぼぼぼぼぼぼぼ……。

 残尿が漏れ出してくる。
 真っ白だったはずの保健室のベッドには、スバルのおしっこによって巨大な世界地図が作り出されていた。
 それでも大和は丁寧におまたを拭いていき、

「よし、キレイキレイできた。次は……紙おむつだな」
「はぁ……、はぁ……、はぁ……。なんだかもう、クラクラするよぉ……」
「そうそう、大人しく脚を開いてくれてると助かるぞー」

 言いながら、大和はカバンから紙おむつを取り出す。
 テープタイプの紙おむつは一見して薄く見えるけど、吸水力抜群らしい。
 しかも白地にピンクの花柄模様がとても可愛らしい逸品だ。

「まずはおむつを広げて……お尻に敷く、と……」

 カサカサと乾いた音をさせながら紙おむつを広げて、スバルのお尻に敷いていく。スバルは恥ずかしがりながらも、お尻を浮かしておむつを充てやすいようにしてくれた。

「おむつをお尻に敷いたら、次はおまたを包み込むようにしておむつの生地を前に持ってきて、それから横のテープで留めます、と」

 説明書を読みながらの初めてのおむつを充ててあげる作業。
 それは大好きな女の子のため。
 だけどそれは全然おかしいことなんかじゃない。
 これから2人のあいだに生まれてくる、赤ちゃんのための予行演習でもあるのだ。

「よし、これでいい、かな……? なにか痒いところとか痛いところはないか?」
「うん……大丈夫、だと思う」
「それならオッケーだな」

 ぽんぽん、
 無防備に脚を広げたままでいるスバルの股間を、おむつの上から軽くはたいてあげる。
 するとスバルはかすかな微笑みを浮かべてくれた。それはまるで、安心する赤ん坊のように。

「おむつ……うん、上手に充てられてると思う」
「そっか。立ってみたらどうだ? 目立ったりしてないかな」

 スバルの手を取って立ち上がらせてあげる。
 エッチした直後ということもあるから、スバルが倒れないように支えながら。

「うーん……ちょっとごわごわする、かも……?」
「動きにくいか?」
「そういうことはないけど……、脚がちょっと閉じにくい、かな? あ、でも大丈夫そう。うん」

 確かめるようにくるりとスカートを回してみせて、裾を正す。
 さすが薄型のおむつだ。
 スカートの上からだと、まさかスバルがおむつを充てているだなんて誰も想像さえもしないほどに自然な感じになっていた。

「スバルのお尻、いつもよりもちょっとだけ大きく膨らんでるけどなんだかセクシーに見えるぞ」
「……変じゃないかな?」
「俺は可愛いと思う」
「それならよしっ」
「気合も入れたことだし、登校するか」
「うんっ」

 保健室から教室までの短い通学距離。
 布団を汚してしまったことを謝罪する書き置きを保健の先生に名前入りで残しておくと、大和とスバルは腕を組んで廊下に出る。
 今日はおむつも充ててもらったことだし、スバルが安心して生活してくれたら良いなぁ……、
 大和はそんなことを考えながら、スバルの小さな手をキュッと握った。

        ☆

(困った……。実に困った……)

 1時限目の社会の授業中。
 スバルが悩ましげに内股を擦り合わせたのは、ノートにシャーペンを走らせているときのことだった。

 きゅぅぅっ、

 膀胱が膨らむ、かすかな感触。
 今朝は保健室でエッチをしたあとに多めに水を飲んでしまった。
 きっとその水分が膀胱に濾過されて溜まってきたのだろう。
 実は授業がはじまる前に念のためにトイレに行っていこうと思ったものの、スバルは敢えて行かずにいた。

(せっかくきみにおむつを充ててもらったのに、おトイレ行ったら外すことになっちゃうしっ。そんなのもったいない……っ)

 と言うわけでトイレには行かなかったけど……、スバルの膀胱は早くもキュンキュンと黄色信号が灯っていた。
 ただでさえ茹ですぎたマカロニのようにふやけきった尿道。
 しかも破瓜の痛みがまだ尾を引いていて、おまたに力が上手く入らない。
 それに太すぎる男根におまたを広げられて、尿道までも更に緩くなってしまったみたいだった。

(せっかく充ててもらったおむつ……、すぐに汚すなんてダメなんだからっ。少しでも、少しでも我慢しないと……!)

 じゅわわっ

「ああっ」

 だけどどんなにおまたに力を入れても、椅子の座面におまたを押しつけても、おしっこを止めることはできなかった。
 おむつの内側に、生温かい染みが広がっていく。

 じゅわっ、じゅわわわわわ。

(しちゃうの……? 教室なのに、みんながいるのに……っ)

 女の子というのは、物心着いたころにはもうすでに人前でおしっこをすることを忘れている。
 おもらし癖のあるスバルでさえも、さすがに教室で失禁するのには躊躇いがある。
 もしもおむつが耐えきれなければ、みんなに痴態を見られてしまうことになってしまう。

 じゅもも……。
 じゅもももももももも……。


 おまたを引き締めようとしても、男の剛直によって拡張された尿道は言うことを聞いてくれない。
 勝手におしっこが漏れ出してきてしまう。

(だめぇ……っ、教室で、おもらしなんて……っ)

 しゅいい……。
 シュイイイイイイイイイイ……。

「あっ、ひっ!」

 ついにスバルは本格的におしっこを漏らしはじめてしまう。
 おむつの裏側におしっこがどんどん広がっていくと、お尻の方にまで広がっていく。

「ぁっ、ぁっ、ぁっ」

 しゅいいいいいいいいいいい……。

 スカートに隠された紙おむつのなかから、くぐもった水音が聞こえてくる。
 だけどそれはよほど耳を澄まさなければ聞こえないものだ。
 それでもスバルの羞恥心を掻き立てるには十分すぎるものだった。

(ううっ、おしっこ……止められ、ない……っ)

 しゅわわわ……。
 しゅわわわわわ……。
 しゅわわわわわわわわ……。

 おしっこを止めようとして、おまたがヒクヒクと力なく痙攣する。
 そのたびにおしっこが溢れ出してきて、少しずつ漏れ出してくる量が多くなってきて――。

「は……はぁぁ……っ」

 しゅおおおおおおおぉぉぉぉぉ……。

 スバルは熱い吐息を漏らすと、ついにおまたから力を抜いてしまう。
 少女の太く短い尿道からおしっこが噴き出してくると、おむつのなかに恥ずかしすぎるレモネードが弾ける。

「だめぇ……っ」

 しゅわわわわわわわわわ……。

 背徳的な温もりがおまたを、お尻を撫で回していき、スバルの下半身を甘い感触で包み込んでいく。
 それでもスバルは失禁を止めることはできない。

「えっ、あっ、うっ!」

 しゅわわわわわわ……。
 もこ、もこもこもこ。

 スバルはおもらししながら、短い呻き声を漏らしてしまう。
 なにしろ、お尻を包み込んでいる紙おむつが、もこもこと膨らみはじめたのだ。
 それはまるで入道雲のように。

(おむつ、膨らんでるの……!?)

 もこもこもこ。
 しゅいいいいいいいい……。

 紙おむつに使われている吸水ポリマーは、水分と反応するともこもこと膨らむことによっておしっこを閉じ込めるのだ。
 しかしスバルはそのことを知るはずもない。

「あっ! ひっ、ひうっ!」

 しゅわわわわわわわわ……。
 もこもこ、もこもこもこ。

 戸惑いながらもスバルは失禁を止めることができなかった。

 せめて小動物のように背筋を丸めるも、それでおしっこが止まってくれるわけではない。
 むしろ、生温かく柔らかな感触に、尿道が更に緩んでしまう。

 しゃああああああああああ……。

(ううっ、おまた、温かくなって……。みんながいるのに……っ、おむつにおもらししてるなんて……っ)

 しゃあああああああ……。

「っ! っ! っ! っ!」

 背徳的な快楽のあまりに、声が漏れそうになる。
 口元を必死になって抑えながらの失禁に、スバルのうなじは鮮やかな桃色に染まっていた。

 しゅおおぉぉぉ……。

 スバルの失禁は、いつの間にか終わっていた。
おむつの内側はもこもこに膨らんでいて、おもらしで温かくなってたぷたぷになっている。

(あぁ……終わった……)

 おもらしも、学園ライフも。
 まさか教室でおもらしをしてしまうだなんて。
 きっと周りのクラスメートたちの注目を一身に集めているに違いない。
 怖すぎて、俯いたまま顔を上げることができずにいると、

『ここの年号、テストに出るからしっかり覚えておけよー』

 何事もなく進行している授業に、スバルはハッと顔を上げる。

(えっ、バレて……ない、の……?)

 おむつのなかはブヨブヨになって、蒸れ返っているというのに。
 信じられずに教室を小さく一瞥する。
 どうやら……クラスメートたちは、スバルが失禁したことには気づいていないようだ。
 何事もなかったかのように、教師に教えられた年号をノートにとっていた。

(うそ……。おしっこ、全部出しちゃったのにバレてないの?)

 どうやら紙おむつは、スバルの失敗のすべてを受け止めてくれたらしい。
 その代わりにおむつは入道雲のようにもこもこに膨らんで、ぶよぶよになっている。
 身じろぎをすると、

 たぷん……。

 紙おむつに閉じ込められているおしっこが波打ったような気がした。
 少しずつ体の力を抜いていく。
 すると紙おむつは急に冷たくなってきた。
 それでも紙おむつはおしっこの一滴さえも横漏れさせることなくすべて受け止めてくれている。

(紙おむつ……凄い……。ぜんぶ受け止めてくれたんだ。たぷたぷになってるのに)

 少しずつ体の緊張を解いていくと、胸の奥底からこみ上げてきたのは安心感だった。
 おもらししても、誰にもバレない。
 トイレ以外のところでおしっこをしても、誰にも咎められることもない。
 ……いや。
 おむつを充てていれば、ここはトイレと同じ場所なのだ。
 おしっこをしてもなにも恥ずかしいことではない。
 おむつを充てていれば、どこでもおしっこをすることができる。

(凄い……。おむつ、凄いかも。全然漏れてきてないし)

 はぁ……。
 安堵のあまりに熱い吐息を漏らす。
 スバルがおもらしをしてしまったというのに、授業はつつがなく進行している。
 スバルも何事もなかったかのようにテストに出るという年号を赤ペンで書いていく。
 もう、おしっこで心配することは、なにも無い――。

        ☆

 それからというもの、スバルはまだ1時限目の授業中だというのに何度もおむつのなかに尿意を放っていた。
 いや。
 放つ、というのは語弊があるかもしれない。
 スバルは完全に尿道から力を抜くと、

 ジョボボボボ……。

 なんの躊躇いもなくおしっこを垂れ流していた。
 そのたびにおむつが生温かくなり、少しずつ膨らんでいく。
 それでもおしっこが漏れ出してくるということはなかった。

(お尻のほうまでもこもこになってるけど、全然溢れ出してきてない……。もう、おしっこで悩むことなんてないんだ)

 早くもスバルはおむつに身を任せるがままに尿道を弛緩させきっている。
 もう、おしっこトラブルで悩むことはなにもないのだ。
 2時限目の授業。
 3時限目の授業。
 4時限目の授業。
 スバルは一度もトイレに立つことなく、ずっと教室の椅子に座っていた。
 そのあいだにもおしっこを垂れ流し、もうスカートのなかのおむつはパンパンに膨らんでいる。

「スバル、平気なのか……?」
「うん……。平気みたい。全部、受け止めてくれてるみたいだから。きみが充ててくれた……その、おむつで……」

 後ろの席に座っている大和が、何回か心配そうに声をかけてくれる。
 その気遣いが嬉しくて、スバルの尿道は更に緩くなって……、何回も、何回もおもらししていた。

 そして。
 4時限目の授業が終わり、ついに昼休みがやってくる。
 もうスカートのなかのおむつはパンパンに膨らんでいて、お尻のほうまでブヨブヨになっている。
 そろそろおしっこが溢れ出してくるかもしれない。
 でもせっかく充ててもらった紙おむつを外すのは惜しいし、できることなら今日はずっと充てていたかったけど。

「よし、そろそろ交換しにいくか。保健室に」
「う、うん……っ」

 大和の口から出てきた保健室という言葉にスバルは小さく、しかし力強く頷いていた。
 保健室といえば、2人の初体験の場所。
 きっとそこに行けば――。

「えっ、あうっ」

 しかし席を立とうとした、そのときだった。
 スバルは予想外のことによろめいてしまった。

「あううっ、こ、これは……、ちょっと……っ」

 もこもこに膨らみきった紙おむつが、ずっしりと重たくなっていたのだ。
 それはちょっと考えれば分かることだ。
 いくらおしっこを完全に隠してくれる紙おむつとはいえど、重さまでは消してくれるわけではないのだ。
 吸収したおしっこのぶんだけ重たくなっているのは当然のことだった。

「ちょっ……っ、重たい……!?」
「どうした、大丈夫か」

 とっさに大和が身体を支えてくれていなかったら、その場に倒れ込んでいたに違いない。
 だけど支えられて立っているだけでもスバルは気が気ではなかった。

(おむつ……ぶら下がってきて、る……!?)

 おしっこを吸収してずっしりと重たくなっている紙おむつが、おまたからぶら下がっているような感覚。
 もしかしたらスカートからはみ出してきているかもしれない。

「スカート……大丈夫、かな……っ。その、はみ出してきて、ない?」
「スカート……? あ、ああ。大丈夫だ。俺が支えるから」
「あうぅ……、ありがと」

 大和に肩を貸してもらって、なんとか歩きはじめる。
 昼休みが始まったばかりの廊下に出ると、早くも生徒たちで溢れかえっていた。
 それでもなんとか保健室に辿り着くあいだにも、

 しゅわわわわわわわわわ……。

 スバルは歩きながら失禁している。
 もう、おむつはタプンタプンに膨らみきっている――。

        ☆

『またあなたたち? 保健室はイメクラじゃないんだけどー』

 保健室の引き戸を開けるなり大和と顔があった保健教師は、それはそれは嫌そうな顔をしてみせた。
 だけどおむつを交換するには保健室ほど都合がいい場所は学校にはない。

「先生、イメクラってなんですか」
『教師にそんなこと言わせようとしないの。あー、いまはちょうど誰もベッドを使ってないし? それに私が邪魔ならいなくなってもいいですけどー?』
「いや、大丈夫です。ちょっとベッドを使わせてもらいたいと思って来ただけですから」
『はい、休憩1時間入りまーす。カーテンはしっかり閉めとくこと。他に生徒も来るかもしれないから、あんまり声は出さないことね』
「ありがとうございます」
「そ、その……、ありがとう、ございます……」

 身体を支えてなんとか立っていられているスバルも一緒になって、頬を赤くしてお礼を言ってくれる。
 まさかスバルがおむつを充てているだなんて、保健の先生も想像さえもしていないに違いなかった。

        ☆

 保健室のベッドを区切る白カーテンを閉めると、そこは2人きりの世界。
 中は意外と広くて、ベッドの脇のスペースでは2人が向き合って立っていられるくらいの広さはある。
 だけど遮音性は良くないから、ヒソヒソ声で言葉を交わす。

「さて、それじゃあ……午前中はずっと同じ紙おむつだったけど……大丈夫、だったのか?」
「大丈夫だけど……凄く、重たくなってる、かも」
「それじゃあ……その、紙おむつ見せてもらってもいいか?」
「うん。きみになら……」

 スバルは恥ずかしがりながらも、スカートを捲り上げてくれる。
 ショーツを穿いているときでさえも抵抗がある行為。
 それでもスバルはおむつを見せてくれるために、ゆっくりとスカートを捲り上げていくと――、

 もわ……。

 スカートに閉じ込められていたアンモニア臭が、湯気となって立ち昇ってくる。
 どうやらスカートというのはかなり蒸れるものらしい。
 そして、そこに封じられていたおむつはというと。

「うう……もうパンパンに膨らんでるの……」

 むわわ~ん。

 あまりの濃度のアンモニア臭に、脳内で効果音が付くほどだった。
 何度もおもらしをしてきたおむつは黄色く染め上げられていて、スバルの股間を背徳的に彩っている。

「あんまり……見ないで欲しい、な。もう重たくなって、もこもこに膨らんじゃってるの……」
「すげーな。最近の紙おむつって。横漏れは……?」
「うん。平気みたい。しっかり受け止めてくれてる。……あうう」

 スカートを捲り上げたままのスバルが切なげに身体を震わせると、

 しゅわわわわわわわわわ……。
 しょおおおおぉぉぉぉ……。

 おむつの中からくぐもった水音が聞こえてきた。
 どうやら、立ったままで失禁してしまったようだ。それほどまでに、スバルはおむつに気を許し、尿道を弛緩させているということらしい。


「ああ……。立ったままで……出ちゃってるの……」
「おおー、おむつ、もこもこ膨らんできてるな。それにスバルの色に染まり切ってる」

 しゅいいいいいいいいいい……。

 ぶるるっ。
 スバルは切なげに身体を震わせる。それはスバルのおもらしが終わった合図だ。

「よし。それじゃあ、おむつを交換してやるからな。未来の赤ちゃんのために、ママで練習だ」
「お、お願いします……」

 スバルの手を取って、ベッドに寝かせてやる。
 ガバッと脚を開いてあげると、捲れ上がったスカートからおむつが露わになった。

「まずは……おむつのテープを剥がしてやればいいんだよな」
「たぶんそれでいいと思う」

 顔を真っ赤にさせて大人しくしてくれているスバルの紙おむつを外していく。
 バリバリバリッ、恥ずかしい音を立ててテープを剥がしていき、おまたを包み込んでいた紙おむつを開封すると――。

 もわわ……。

 鮮やかなレモン色に染め上げられたおむつの内側が晒され、濃密なスバルの匂いが立ち昇ってきた。
 あまりの濃さに、涙が溢れ出してくるほどだった。

「閉じ込められてたスバルの匂いで耳鳴りがしてくる」
「ううー、そんなに見ないで……嗅がないで……」
「スバルの匂いを独り占めしてるみたいで、すげー興奮してくるな。これなら何度だっておむつ交換したいくらいだ」

 午前中のあいだずっとおむつで蒸らされていたスバルのおまたはかすかに赤らんでいた。
 大和は赤ちゃん用のウエットティッシュを手に取ると、傷つけないように清めていってやる。
 ほんの少しでも扱い方を間違えば指のあとが残ってしまう桃のような手触り。
 クレヴァスに指を食い込ませていくと、スバルの熱が指先に伝わってくる。

「ンッ、ふぅ……! きみの指先、優しい……ンンッ」

 じゅわわ。
 クレヴァスが痙攣すると、透明な粘液が溢れだしてくると、指先に絡みついてくる。
 くちゅ、くちゅくちゅくちゅ。
 淫靡な水音が鳴り響き、拭いても拭いても汁が溢れ出してくる。
 会陰を伝ってお尻の割れ目へと流れ込んでいくから、お尻のほうも拭き拭きしてあげる。
 一通り拭き拭きしたら、お尻に敷かれている使用済みの紙おむつを引き抜いて、新しい紙おむつを敷いてやる。

「よし。新しい紙おむつを充ててやるからな」
「うん」

 スバルは素直に脚を広げてくれる。
 もうおむつを充てることに抵抗はなくなっているようだ。
 それほどまでに、スバルはおしっこのトラブルに悩んできたということなのだろう。

「まずはお尻の下におむつを敷いてあげたら、それからおまたを包み込むようにしておむつを前に持ってきて……、それでテープで留めるっと」
「ん……、おむつで包まれて……幸せ」

 ぽんぽん、
 おむつ越しにおまたを軽くはたいてあげると、スバルは蕩けそうな笑みを浮かべてくれる。
 どうやら上手く充てることができたようだ。

「さて、と。それじゃあ飯でもくいにいくか。学食でいいか?」
「うん」
 スバルの手をとって保健室を出る。
 そこはいつもと変わらぬ昼休みの騒がしい学園風景。
 ――そういえば、離乳食っていつから食べさせれば良いんだろうなぁ……。
 大和はスバルと手を繋いで学食へと向かいながら、ちょっと気が早いかもしれないけどそんなことを考えていた。


おもカノ11につづく!

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