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2022年 05月の記事 (37)

レモネードオアシス 2022/05/31 07:04

文学少女の露出癖2

眼鏡少女の繭には、誰にも言えない秘密があった。
誰もいない夜の公園。
スカートを捲り上げると、露わになったのは紙おむつ。


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(おむつもう重たすぎるよ。腰からぶら下がってるみたい)

 ついつい愚痴ってしまうけど、そもそもおむつがこんなに重たくなっているのは繭が漏らし続けてしまったからで。
 ブヨブヨになった紙おむつのせいで脚を閉じることができないし、それにお尻を包み込んできている気持ち悪い感触に、へっぴり腰になってしまう。

(誰にも見られないようにしないと)

 繭が最終下校時間ギリギリまで学校にいるのは、本を読みたいこともあったけど、膨らんでいる紙おむつを誰にも悟られたくないという理由もあった。

 それに――、
 繭には、誰にも言えない秘密があったのだ。
 ……それは。

「誰も、いない、よね……?」

 繭が、アヒルのようにお尻を振ってやってきたのは、学校から歩いて十五分ほどの距離にある公園だった。
 公園といっても、滑り台やブランコがある子供が遊ぶための公園ではなく、大きな池を街路樹で囲んだような、散歩するための広々とした公園だ。
 あたりには、人っ子一人、繭の他には誰もいない。
 ただ、茂みからは幾重もの夏虫の声が聞こえてくるばかりだった。

「はぁ……」

 繭は、街路灯の照らし出す光の輪で立ち止まると、深々とため息をつく。
 ため息といっても、読書をしているときの憂鬱げなため息ではない。
 もっと熱の籠もった、そう――、
 官能的な吐息だった。

「はぁ……、ここで、しちゃうんだ……」

 街路灯に照らされた繭の頬は、熱く火照っているようにも見える。
 色っぽさとは無縁の丸メガネの奥にあるのは、官能に潤んでいる黒瞳。
 その目つきは年相応の少女とは思えないほどに艶やかだった。

「もう、おむつ、蒸れ蒸れだよ? ほら、こんなに」

 繭は、誰に言うでもなく呟く。
 そしてスカートの両端をつまみ上げると――、

 もわ……。

 夏の夜気に、一日中濃縮された少女の尿臭が発散された。

「こんなにモコモコになってるの」

 あろうことか、繭は自らの意志でスカートを捲り上げると、晒してみせたではないか。
 露わになった紙おむつは、入道雲のようにモコモコと膨らんでいた。
 漏らしたばかりだったころは鮮やかだったレモン色のおしっこも、時間とともに変色したのだろう。

 繭が充てている紙おむつは、朝から漏らし続けたおしっこで茶色かかったクリーム色へと変色していた。
 お尻の方まで膨らんでいるから、もはや脚をぴっちりと閉じることさえもできない。

「やだ。こんなに膨らんでたんだ。もうブヨブヨだよ」

 夜。
 公園で。
 自分の汚してしまった紙おむつを晒しながら、しかし繭はどこか妖艶な笑みを浮かべてみせる。

 そう……、
 繭には、誰にも言えない露出癖があったのだ。

「ドキドキしてきちゃう。あはっ。あはは……」

 普段からおむつを隠して生活していると、その反動があるのだろう。
 繭は、たまに誰もいない夜の公園で、スカートを捲り上げておむつを晒すことがあった。

「誰かに見られたらどうしよう」

 露出しながらも、矛盾したことを呟いてしまう。
 誰かに見られたくなければ、スカートをつまみ上げている両手から力を抜けばいいだけなのに。
 なのに、繭はスカートを完全にめくり上げ、恥ずかしいクリーム色に変色した紙おむつを晒してみせる。

「――あっ」

 繭の、短い悲鳴。
 直後、股間に生温かいレモネードが弾けていた。

 しゅいいいいいい……。

「あっ! あっ! あっ!」

 一度出てきてしまったおしっこを、繭に止められるはずが無かった。
 また、止める気もなかった。

「はぁぁ~~~……」

 繭は立ったまま尿道を弛緩させると、なんの躊躇いもなくおむつへと聖水を垂れ流していく。
 ずっしりとおむつが重たくなり、プルプルと膝小僧が震えてしまう。

「温かい……よぉ……」

 むわ……っ。

 通気性のいい紙おむつから、ツーンとしたアンモニアの湯気が漂ってくると、夜気に漂い消えていく。
 それでも繭の失禁は終わることはなかった。

「ああ……。止まらない、止まらないの……。こんなところ、誰かに見られたらダメなのに、きもちいーよーぉ……」

 しゅわわわわわわわ……。

 くぐもった水音を放っていくと、やがておむつがたぷたぷと波打ってくる感触。
 それはおむつが今にも力尽きようとしている合図でもあった。

「これ以上おもらししたら、横から漏れてきちゃう……んんっ! あっ! あっ! あっ!」

 しゅいいいいいい……。

 頭では分かっていても、繭の貧弱な尿道で止められるはずがない。
 酸欠した金魚のように口をパクパクさせて、頬を朱に染めて、繭は恥水を放ってしまう。

「ああ……ダメ……っ」

 繭が感じたのは、お腹に走る冷たい感触。
 この感触は、
 も・し・か・し・て……!!

「うんちは、ダメ……!」

 とっさにお尻に力を入れようとするも、しかし気がついたときにはもう手遅れだった。

「あっ、ああぁ……!」

 ニュルルルルルルル!

 柔らかくも熱い感触が、直腸を滑り出していく感触。
 お尻の谷間が、メッタリと柔らかいチョコレートフォンデュに満たされていく。

「ああぁ……出ちゃった……」

 絶望に沈んでいく繭。
 だけど、弛緩しきった身体は容赦してくれない。


文学少女の露出癖3につづく!

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レモネードオアシス 2022/05/30 06:24

文学少女の露出癖1

眼鏡少女の神崎繭。
繭には、誰にも言えない秘密があった――。


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📖神崎繭~文学少女の露出癖~

(はぁ……、ロミオよロミオ、か……)

 ザワザワと落ち着かない、教室の休み時間。
 窓際の席に座って、無心に文庫本に視線を落としていた少女は、憂鬱げなため息をつくと、ふと空を見上げた。
 教室の窓から見上げる夏の青空は四角く切り取られていて、こうして見上げていると、自分はなんて狭い世界に生きているのだろうと思い知らされる。

「この世界にはロミオなんていないんだよね。それに、私もジュリエットなんかにはなれないんだ」

 モクモクと大きく隆起している入道雲を眺めながら――、

「はぁ……」

 再び、ため息。
 重ねるように何度もため息をつくのがこの少女の癖だった。

 この少女の名前を、
 神崎繭(かんざき まゆ)
 と言った。

 やや癖のある黒髪は肩ほどで無造作に切り揃えられていて、ところどころに寝癖が立っている。
 まん丸メガネをかけた瞳はトロンと眠そうに垂れていて、見ようによってはジト目にも見えた。

(抜けるような青空なのに、私はこうして本を読んで、空を飛ぶところもできない。想像することしかできない。あのカラスみたいに空を飛べたらいいのになー)

 はあ……。
 再び、ため息。
 シックな藍色のブレザーに包まれているふっくらとした胸が、これまた小さく上下する。

(あーあ。私もこんなに熱い恋愛してみたいのに)

 シェークスピアを読みながら、繭はそんなことを夢見る。
 だけど、夢と現実というのは、あまりにも落差があるようで。

「……あっ」
 繭は、思わず小さな声を漏らしてしまう。

 プシュッ、
  しゅいいいいいい……。

 股間に感じられるのは、生温かい液体の感触。
 繭は、極端に尿道が緩くて、しかも人並み外れて物事に集中してしまう癖があった。
 尿意さえも忘れてしまうほどに。

 切迫性尿失禁――、

 それは、繭の誰にも言えない秘密だった。
 トイレに行きたいと思ったときには、もう手遅れなのだ。

「あっ、あぁ……出ちゃってる……。おしっこ、でちゃってるの」

 しゅいいいいいい……。

 股間から放たれる、背徳的な温もり。
 それは股間からお尻の方へと広がっていくと、繭のお尻を優しく撫で回しているようでもある。

(ああ、またおもらししちゃったんだ……)

 恥ずかしさと、自分の身体の至らなさに軽く唇を噛みしめる。
 だけど、普通の女子だったら教室でおもらしなんかしたら大惨事になることだろう。
 だけど、繭の場合は違った。

 しょわわわわわわ……。

 なんの躊躇いもなく放たれる尿意は、スカートから染み出してくることなく、すべてが納まっていた。

(おむつ、温かくしちゃった……)

 そう。
 繭は、丈の長いスカートのなかに紙おむつを穿いて生活しているのだ。
 それも、大人の介護用の紙おむつを。
 もこもこの大きな紙おむつを充てていなければ安心できないほど、繭の尿道は緩かった。

 じょぼぼ、
  じょぼぼぼぼぼぼぼ……。

 おむつの裏側におしっこが弾けて、もこもこと膨らんでいく。
 お尻の方まで生温かくなって入道雲のように膨らんでいくのは、何度味わっても慣れないものだった。

(また教室でおもらししちゃってるんだ……。昨日も、おとといも、何回もおもらししちゃうなんて、なんてダメな子なんだろう)

 それでも――、
 いつものこととは言え、教室で尿意を放ってしまうと言うのは思春期の少女にとっては恥ずかしいものだった。

(お願い、早く終わって)

 身体が勝手におしっこを垂れ流し、繭の頬はほんのりと桃色に染まってしまう。
 その様子に、一人の女子生徒が気づいた。
 クラスメートの、面倒見がいい委員長だ。

「繭ちゃん? 風邪でも引いたの? なんか顔が赤いけど」
「な、なんでも、ない、の……っ」

 プシュウッ!

 なんとか返事をするけど、おむつの中でおしっこが噴きだしてしまった。

(あっ、あああ! おしっこ噴き出しちゃった! 委員長に見られてるのに! おしっこ、おむつの中で弾けて……、お尻に広がっていってるよぉ……!)

 見られながら漏らすというのは、繭にとってはあまりにも刺激が強すぎた。

 しょわわわわわわわ……。

 なんの躊躇いもなくおしっこが垂れ流され、繭のお尻を撫で回していく。
 それでも、なんとか顔に出さずにいると、

「そう? 繭ちゃんが平気って言うんなら大丈夫なんだろうけど……、無理そうだったら保健室、行こうね」
「うん、ありがとう。心配してくれて」

 ブルルッ!
   プシュウ!

 なんとか返事をすると、それと同時に繭は小さな身体を大きくする震わせて、最後の一滴を噴出させた。

(全部、出しちゃった。おむつ重たくなってる)

 繭が充てているのは、介護用のテープタイプの紙おむつだった。
 だからよほどたくさん水を飲まない限りは、おむつから溢れ出してくるということはそうそうない。
 その代わり、おしっこをしたぶんだけずっしりと重たくなるのがツラいところだけど。

(そのために、スカート長くしてあるんだもんね)

 繭が穿いているスカートは、他の女子生徒よりもちょっとだけ長くしてあった。
 みんなは内気な繭が、脚を隠すためにスカート丈を長くしていると思っている。
 だけどそれがまさか介護用の紙おむつを隠すためだとは、誰も想像さえもしないだろう。

        ☆

「もう、こんな時間になってたんだ」

 ふと繭が顔を上げると、窓に四角く切り取られた夜空には星が瞬いていた。
 放課後の図書室――。
 繭は長机の端っこの席に座って、何冊ものハードカバーの本を積み上げては、読み崩していた。

 ハードカバーはお店で買おうとすると高いし、それに学校に持ってくるにしては重たすぎる。
 だから繭は放課後の図書室に入り浸っては、たくさんの本を読むことにしていた。
 集中しすぎると、時間さえも忘れて読書してしまうほどに。

「もう夜になってる……。それに、ううっ」

 椅子から立ち上がろうとして、繭は顔をしかめてしまった。
 繭が一日中充てていた紙おむつは、おしっこを吸いきってずっしりと重たくなっていたのだ。

(こんなに重たくなってるなんて。きっと読書してるあいだにも漏らしちゃってたんだ……)

 集中力が高すぎる自分が嫌になってしまう。
 それでもずっと図書室にいるわけにはいかなかった。
 もうすぐ警備員さんが戸締まりにくることだろう。
 集中して読書をしているから、繭はよく下校時間を過ぎても本を読んでいることがあった。
 だから警備員さんに顔を覚えられているほどだった。

(そろそろ帰ろうかな)

 重たくなっている紙おむつは、ブヨブヨになって冷たくなっていた。
 それでも繭は、平然とした表情でハードカバーの本を片付けていく。
 女の子は、少しくらい下半身に違和感があっても平然としていないといけないのだ。


文学少女の露出癖2につづく!

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レモネードオアシス 2022/05/27 10:14

上条千尋side。放課後の教室2

千尋は、放課後の教室で蓮のブルマを穿く。
それだけでは我慢できずに――。


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「……んっ」

 ブルマの感触を確かめるように、しっかりと上げていき……。
 おまたが食い込むほどにまで、おへそが隠れるくらいにまで、ブルマを上げていくと、

 キュンッ!

「んっ、んんー!」

 おまたから静電気が発せられるような感覚。
 千尋は思わずへっぴり腰になってしまっていた。ブルマという無防備な格好をしているから、余計に間の抜けた格好になってしまっている。

 じゅわり――、

 おまたが熱くなり、ジンワリとこみ上げてきたのは、背徳的な達成感だった。
 
「ショーツも、体操服も、ブルマも……蓮ちゃんと同じものを着てるんだ。私、蓮ちゃんと同じになってるんだ」

 なぜかドキドキしてきて、おまたが蕩けそうなほどに熱くなる。
 もう半分くらいはおまたが蕩けてしまっているのかも知れなかった。
 だからクロッチの裏側がヌルヌルになってしまっているのだ。

「やだ、倒れちゃいそうなくらいポワッとしてきちゃってる」

 千尋は、よろめくように蓮の席に腰掛けた。
 蓮の席から見える光景は、同じ教室のように見えて、どこか新鮮な光景だった。
 
「ここがいつも蓮ちゃんが見てる教室の景色なんだ」

 この席に座って本を広げて読書したり、黒板を見てノートを取ったりして……。
 黒板をぼんやりと眺めながらそんなことを考えるけど。
 だけど、一度火がついてしまった身体は、オナニーという言葉を知らなくても正直だった。
 紺色のブルマからは、早くもおもらししたかのような淫汁が滲み出してきている。

「あっ、なんか変な感じ……。おまたも、おっぱいもムズムズしてきて……はうう~」

 オナニーという行為も、言葉さえも知らない千尋は、自らの身体の変化に戸惑ってしまう。
 そして最初に理解できた感覚は――、
 尿意、だった。

「なんかおまたがムズムズして、おしっこしたくなってきちゃったかも……? なんだろ、この感じ」

 トイレに行かないと……。
 それは分かっていた。
 だけど、どうしても千尋には、この席から立つことができなかった。
 もしも――、
 もしも、だ。
 蓮の席に座って、蓮と同じ格好をしておもらしをしたら、どれだけドキドキしてしまうことだろう?
 今までおもらしを気持ちいいことだとは思ったことはなかったけど、それはなんだかとても魅力的なことのように思えた。

「蓮ちゃんに、私の匂い、覚えて欲しい……」

 ゆっくりと、身体の力を抜いていく。
 本当にここでしてしまっても良いのだろうか?
 そんな問いが脳裏に浮かぶけど、まだ知らぬ官能に火照った千尋には、この快楽を途中でやめることなどできるはずがなかった。

「おしっこ、漏れちゃう……。先生、おしっこ、したい、です……。漏れそう、です……っ」

 じゅわり、

 クロッチの裏側に広がる、背徳的な温もり。
 それはヌルッとした体液とは違った、千尋の意志によって漏らされたおしっこだ。

「あっ、やだ……。しちゃうんだ。蓮ちゃんの席に座ったまま、おもらし、しちゃうの…………あっ」

 本能的にキュッとおまたに力が入ってしまうけど、千尋はすぐにおまたから力を抜いていく。
 生温かい感触が股間に広がり、すぐにお尻へと広がっていった。

「あっ! あっ! あっ! あっ!」

 しゅわわわわわわわ……。

 誰もいない放課後の教室に、くぐもった水音が鳴り響く。
 ブルマからおしっこが滲み出してくると、千尋の脚のあいだには生ぬるい川のせせらぎが生まれた。

「ああっ、蓮ちゃんの席に座って……っ、おもらししちゃってるの……っ。こんなの絶対おかしいのに……ううっ、おまた、ムズムズして、変な感じがするの……っ」

 しゅいいいいいい……。

 くぐもった背徳的な水音は止まらない。
 むしろ、力の抜き方を覚えると、その勢いはより躊躇いのないものへと変わっていった。

「……んんっ、はうう~。おもらし、きもちいーよぉー……」

 シュイイイイイイイ……。
  ぽた、ぽたた……。

 千尋の脚のあいだに生まれた川は、やがて椅子の縁からナイアガラの滝のように落ちていく。
 レモン色の雫が、夕日に煌めいて散っていった。

「ああ……、床にまで広がってる……。ふくらはぎ、くすぐられて気持ちいいの」

 しょおおおおおおおお……。

 いまや、千尋はなんの躊躇いもなく尿意を放っていた。
 椅子からあふれ出したおしっこは、あるいはナイアガラの滝のように落ち、あるいはふくらはぎを伝ってイタズラっぽくくすぐっていく。
 靴下も、上履きもおしっこでビタビタになっている。
 それでも千尋は途中でやめることはできなかった。

「んっ、ふぁぁぁ……。なんか、おまたゾクゾクしちゃう……なんか、変、だよぉ……。」

 取り返しのつかない感触がおまたを、お尻を、そして下半身を包み込んでいく。
 レモン色の瀑布が夕日に煌めき、

「んん!」

 ブルル!
 千尋は大きく身体を震わせると、

 プシュッ――。
  じゅもも……っ。

 最後の一飛沫を上げて、千尋のおもらしは終わりを告げた。

「はふう……」

 千尋は熱っぽい吐息をつくと、くったりと机に伏せってしまった。
 生温かいショーツにお尻が心地いい。
 それに秘筋もヒクッ、ヒククン……ッ、痙攣すると、ネットリとした蜜を漏らしているようだった。
 それでも時間が経つとおもらししたショーツは冷えてきて、お尻にぺったりと貼り付いてきてしまう。

「ああ……、私、漏らししちゃったんだ……」

 しかも、友達のブルマを穿いて。
 友達の椅子に座って。
 なんでこんなことをしてしまったんだろう?
 今になって、自責の念がこみ上げてくる。

「ああっ、こんなに……う、うそ。こんなに漏らしたなんて」

 ツーンとしたアンモニア臭に身体を起こして、床を見ると……、
 そこに広がっている光景に千尋は目を疑ってしまった。
 蓮の席を中心として、おしっこで大きな湖ができあがっていたのだ。
 その大きさたるや、隣の席を浸食するほどだった。

「掃除しないと、ダメ、だよね……」

 さすがにおしっこでできた大きな湖は一晩で乾いて消えてくれることはないだろう。
 千尋は気怠げに立ち上がると、教室の後ろにある掃除の用具入れからモップとバケツを取り出す。
 さあ、面倒だけど後片付けの時間だ……。

        ☆

 教室の掃除が終わるころには、もうすぐ日が暮れそうな時間になっていた。
 夕日の射していた窓際にも、少しずつ夏の夜が忍び寄ってきている。

「なんとか片付いたよ。ううっ、ブルマ、冷たい」

 蓮の体操服を着たまま掃除をしたから、すっかりおもらしショーツとブルマは冷え切っていた。
 その感触はイケナイ遊びをした千尋のことを、蓮が責め立ててくるようでもあった。

「スカート穿けば、バレないよね」

 それでも千尋にはショーツも、ブルマさえも脱ぐことはできなかった。
 体操シャツを脱いでTシャツを着て、それからおもらしブルマを隠すようにして短めのスカートを穿く。
 こうしていれば、千尋がついさっきおもらしをして、今もそのショーツとブルマを穿いているだなんて誰も思わないだろう。

「これで家に帰るまで蓮ちゃんと一緒、だね」

 千尋はよろめきながらも教室を出ると、よたよたと廊下を歩き始める。
 その日焼けした内股には、おしっことは違った蜜が這っていて……そのことに、千尋自身も気づいてはいない。

(蓮ちゃんのブルマを穿いたまま帰っちゃうんだ……。帰ったら洗濯して乾かして……、でも、その前にもう一度だけ……)

 千尋はそんなことを考えながら、よたよたと廊下を歩いて行く。
 だけど千尋は気づいてはいなかった。
 廊下の角の影から、一人の少女……蓮に、後ろ姿を見つめられているということに。
 蓮もまた、千尋のしましまショーツを穿いているということに。
 そのショーツは、おむつの中でおしっこに蒸れ返っていると言うことに……。

 千尋はなにも気づいていない。
 そして、知らない。
 これから、蓮によってじっくりと教えられていくことを。

「千尋ちゃんも、私のショーツ穿くとドキドキしてきちゃうんだ。私の席でおもらしするなんて……ああ、あのときの千尋ちゃんの顔、可愛すぎるよ」

 トロンとした眼差しの蓮。
 その頬に朱が刺すと、

 しょわわわわわわ……。

 スカートのなかからくぐもった水音が聞こえてきたではないか。
 蓮もまた、千尋のショーツを穿いて昂ぶり、緩んでいたのだ。
 おむつの中では、千尋の縞パンが蒸れ返り、すっかり茶色く変色してしまっていることだろう。

 まだ、二人は性の階段を登りはじめたばかり――。


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レモネードオアシス 2022/05/26 06:04

上条千尋side。放課後の教室1

性的なことに目覚めつつある千尋。
放課後の教室で、蓮のブルマを見つけると……。


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♪上条千尋side ~放課後の教室~


「はふう……。やっとおしっこできるよ」

 プシュッ、
  しょわわわわわわ~。

 洋式の便座に腰掛けて、ホッと一息をついたのは千尋だった。
 時は五時限目の休み時間。
 次の体育のだから、しっかりおしっこをしておかないと、大変な目に遭ってしまうかも知れない。

 ただでさえ、千尋は給食の時間に人一倍牛乳を飲む。
 だからこうして午後の休み時間はトレイにいっておかないと、授業中にトイレに行きたくなってしまうのだ。

「ちょっとチビッちゃった……。蓮ちゃんのショーツなのに」

 洋式の便座に腰掛けて尿意を放ち、千尋は切なげに呟いた。
 千尋が穿いていたのは、
 そう――。
 この前の週末、蓮から貸してもらったネコさんショーツだった。
 真っ白だったクロッチは、千尋のおしっこによって黄ばんでいた。

「我慢してたのに……」

 女の子の恥ずかしい染みを隠すために縫い付けてある二重布は、すでに力尽きてしまっていた。
 クロッチの外側にまで千尋の黄ばみが滲み出してきていて、時間が経って濃い黄色へと変色していた。
 授業中にもチビってしまったから、クロッチのないお尻の方にまで染みが滲み出してきてしまっている。
 それになんだか――、

「なんか、おまたがヌルッとしてる気がする……?」

 千尋が穿いているネコさんショーツは、実は蓮から貸してもらった金曜の体育の授業前から、ずっと同じショーツを穿いていた。
 せっかく貸してもらったのだから、洗濯なんかしたらもったいないと思って穿いていたのだけど。

「なんか、蓮ちゃんのショーツ穿いてると、おまたがむらむらして、変な気持ちになっちゃうし。でも、これなんだろ?」

 今が月曜日の放課後だから、金曜日の放課後から穿き続けている蓮ちゃんのネコショーツは――、

 ――三日間。

 ずっと穿いていると言うことになる。

「なんかおまたがヌルッとして、それで乾いたらカピカピになって変な匂い。なんだろ、これ。汗とは違うみたいだし。おまたから出てきたの、かな?」


 クロッチにこびりついた異物を眺めながら首をかしげるけど、そうそう簡単に答えが出るはずもなくて。
 ヌルッとしたものは、時間が経つにつれて乾燥したカスタードクリームのようになって、クロッチにこびりついていた。

「変な病気じゃないといいけどなー。……んんっ!」

 プシュッ。

 大きく震えると、千尋は膀胱にある最後の一滴を勢いよく噴き出した。
 トイレットペーパーをカラカラと回しながら手に取り、あまり深くは考えずにおまたを拭く。

「ん、んんん?」

 そのときに、おまたの隙間にネットリとした違和感を感じる。

「なんだろ、これ。やっぱりおまたから出てきてるのかな……?」

 おまたの肉裂を拭ってきたティッシュを見ながら首をかしげる。
 だけど、深く考えている時間はなかった。
 次の授業は体育なのだ。
 早くブルマに着替えてグラウンドに行かないと先生に怒られてしまう。

「パパッと着替えないと、ね」

 こんなこともあろうかと、千尋は体操服をトイレに持ってきたのだった。
 おまたの違和感がなんだろうかという思いもあったし、誰にも蓮のショーツを穿いているところを見られたくなかった。

「蓮ちゃんに見つかったら恥ずかしいもんね♪」

 おへそのところにはネコさんの顔が描いてあるから、すぐに蓮のショーツだと気づかれてしまうに違いなかった。

「そういえば、蓮ちゃんっていつも着替えるときいないような気がする……? どこかで着替えてるのかな?」

 ちょっとだけ気になるけど、

「まっ、いいか」

 深くは考えずに千尋はパパッとブルマへと着替えていく。
 難しいことを考えるのはあまり好きではなかった。

「よし、これでオッケー♪」

 体操服とブルマに着替えて、ブルマの足口に指を入れて――、
 パチンッ。
 よし、大丈夫。
 ブルマからショーツがはみ出していないようだ。

「今日も暑くなりそうだな……」

 この夏で、すっかり日焼けした太ももを一撫でしながら、千尋は呟く。
 きっと今日も真っ白に焼けたグラウンドで、たくさん汗をかくに違いなかった。

「そしたら、私、どうなっちゃうんだろう……」

 蓮から貸してもらってるショーツを三日間穿き続け、そのうえ体育でいっぱい汗をかいたら、どうなってしまうのだろうか?
 そのことを想像しただけで、千尋の未成熟な花びらは汗をかいているかのように濡れていくのだった。

        ☆

 今日のすべてが終わり――。
 放課後の教室。
 千尋は、人知れずに夕焼けの溢れる教室へと帰ってきていた。
 男子とのドッジボールに盛り上がってしまったというのもあったし……、

 なによりも、千尋には一つの計画があったのだ。
 それは、今日の帰りのショートホームルームのときから、ずっと考えていた。

「誰も、いない、よね……?」

 夕日の射す教室へ向けて、千尋は呟く。
 その問いかけに応える者は、誰もいなかった。

「……誰も、いないんだよね」

 確かめるように呟き、それから五秒ほどの静寂を待ち、誰もいないと分かって、ホッと胸を撫で下ろす。
 千尋が教室に帰ってきたわけ……、それは。

「蓮ちゃんの席……」

 千尋は、誰もいない机のあいだを抜けていき、やってきたのは蓮の席だった。
 その机の横にぶら下がっているのは、ピンクの布袋。
 千尋の記憶が正しければ、その袋の中には蓮の体操服が入っているはずだ。
 今日の帰りのショートホームルームのとき、蓮が持って帰り忘れていたところを、千尋は見逃してはいなかった。

「蓮ちゃんのブルマの匂い……、嗅ぎたい」

 それが悪いことだと分かっているけど、蓮のショーツを穿いていると身体が熱くなってきてしまう。
 真っ白に焼けたグラウンドでの体育の授業を終えて、千尋の穿いているショーツは汗でぐしょぐしょになっていた。

 それについさっきまで男子たちとドッジボールをしていたのだ。
 三日間穿き続けている蓮のネコさんショーツは汗で濡れそぼっていた。

「もう、我慢できないよ」

 蓮の席に座ると、千尋はおもむろに体操袋から紺色の布切れを取り出す。
 それは紛れもなくさっきまで蓮が穿いていたブルマに違いなかった。
 ケミカルな肌触りに、背徳的な興奮がこみ上げてくる。

「蓮ちゃんのブルマ……見つめてると、なんだか頭がポワッとしてきて……。ごめん、なさい」

 謝りながらも、ブルマへと鼻を近づけていく。
 ツーンとした汗の香りが鼻孔に満たされて、立ちくらみのような感覚に襲われてしまう。
 それでも千尋は匂いを嗅ぎ続け……、ついにはブルマの股間の部分の匂いを嗅ぎ始めている。
 そこは、さっきまで蓮の大事な部分に触れていた場所だ。

「蓮ちゃんの匂い……うう、なんだか……あれ……? おしっこの匂い、するよ……」

 汗の香りに混じって感じられたのは、刺激的なアンモニア臭だった。
 きっと体育の授業中、跳び箱を飛んだりしているときに、チビってしまったのだろう。

 それとも、おしっこを我慢し続けていたのだろうか?
 それにきっと暑くてたくさん汗もかいたのだろう。
 クロッチに当たっていた部分からは、なんとも言えない尿臭が漂ってきていた。

「蓮ちゃんのブルマ、全部からツーンとした汗の臭い……、それにおしっこの匂いも、する……?」

 クロッチに感じられていたおしっこの匂いを覚えると、かすかにだけどブルマ全体からも汗の臭いに混じって尿臭を感じる。
 このまえ理科の授業で先生が『汗とおしっこの成分はほとんど同じ』だと言っていたけど、多分それは本当のことなんだろう。

「蓮ちゃんのおしっこ、いい匂いなの……。溶けちゃいそうだよ」

 だが――。
 千尋は知らない。
 蓮は今日ずっとおむつの中に、千尋のしましまショーツを穿いて過ごしていたことを。
 そしてその縞パンを穿いたままブルマを穿いて、体育の授業を受けていたことを。
 縞パンは、蓮の小水によって蒸し上げられていたことを。
 千尋は、なにも知らない。

「いい匂い……。どんな味がするんだろう……?」

 いい匂いがするのだから、味が気になってしまうのは当然のことだった。
 こんなことをしてはダメだと言うことは、十分に理解している。
 これから舐めようと思っているのは、蓮のクロッチが当たっていた部分なのだ。
 ふっくらとしたおまたからは、たくさん汗もかいたことだろう。

「ごめんなさい、蓮ちゃん。これから蓮ちゃんの恥ずかしいところの味、知っちゃうの」

 恐る恐る、舌を伸ばしていき……ぺろり。
 紺色のケミカルな生地の感触が、舌に感じられ……、かすかに広がったのは、うっすらとした塩のような味だった。

(ちょっと、物足りない、かも……)

 そう思って、口内に溜まった唾液を飲み下した直後だった。
 カッと、胃が燃え上がりそうなほどに熱くなってきたのだ。

「んっ、んあ……。うそ、身体が熱くなってきて……!?」

 ジュワリ、

 秘筋が震えると、熱くなる感触。
 クロッチの裏側に、ヌルッとした体液が広がった。

「もう、我慢できないよ……」

 千尋は、Tシャツと短めなスカートを脱ぐ。
 露わになったのは、平べったい胸と、二次性徴を向かえる前の、幼い体型にしてはあまりにも濡れそぼったネコさんショーツだった。

 蓮から貸してもらっているショーツはおもらしをしたかのように濡れておまたに食い込んでいて、クロッチには三日間という時をかけて発酵した少女の体液によって焦げ茶色に変色していた。

「おっぱい、チリチリする?」

 パンツ一丁になって感じるチリッとしたおっぱい。
 不思議に思って見てみると、乳首の部分が赤らんでいて、虫刺されのような凝りになっていた。

「なんだろ、これ。虫に刺されたのかな」

 そう思って乳首をつついてみると、なんだかとても痛痒い。
 ……あまり触らないほうがよさそうだ。
 そんなことよりも。
 今、大切なことは――。

「蓮ちゃんと、同じ格好したいよ」

 真っ白な厚手な体操服を広げて、すっぽりとかぶっていく。
 今日は暑かったからか、ツンとした汗の香りが腋の下があたっていた部分から香ってくる。
 悩ましい香りだけど、嫌な香りではなかった。

「あはっ。蓮ちゃんの匂いに包み込まれて……んっ」

 じゅわ……。

 すでに濡れそぼっているクロッチの裏側に熱い粘液が塗り重ねられていく。
 クロッチが食い込んでいる秘筋は、ヒクヒクと切なげに痙攣していた。

「蓮ちゃんのブルマ、穿いちゃうんだ……」

 紺色の生地を広げると、ゆっくりと脚を通していく。
 千尋の太ももはしっとりと汗ばんでいて、まだ目覚めぬ官能に桃色に上気していた。


放課後の教室で2につづく!

この小説は、大決壊! 誰にも言えないに収録されている作品です。
フルカラーのイラストもありますので、気になった方は購入してもらえると創作活動の励みになります。

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レモネードオアシス 2022/05/25 17:19

蓮side。夜、寝る前に2

千尋のショーツを持って帰ってきた蓮。
夜。
紙おむつのなかに千尋のショーツを穿いて、むれむれおむつおもらし遊びに耽る。


目次

誰にも言えない(カテゴリー)

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「凄い。こんなに熱くなってたんだ」

 蓮自身が驚いてしまうほどの身体の変化だった。
 いままで、おむつを穿いたまま何度もおしっこをしてきたけど、こんなにネットリとはしなかった。

「でも、なんで……? って、うわわ、おまた、凄い。ヌルヌルになってるよ」

 ショーツの中へと指を忍び込ませ、縦筋へと食い込ませていくと、そこはネットリとした温水に満たされていた。

「私のおまたって、こんなに熱くなるんだ」

 興味本位で、指先を谷間へと食い込ませていく。
 それは自分の身体を探検しているような、そんな感覚だった。
 だけど、それは突然訪れる。

 ――チリリッ!

「ひゃん! んっ、んうう~~~」

 突然股間から電流が生み出されたかと思ったら、直後には全身を駆け抜けていたのだ。
 ビックリして身体を強ばらせてしまうけど、すぐに緩んでしまう。
 尿道まで緩んだのか、

 しゅわわわわ~~~。

 指を食い込ませたままの秘筋からは、止めどなく生温かいせせらぎが湧き出して、背中の方へと広がっていった。

「おまた……、ここの部分に触るとチリッとするの?」

 確かめるように、指先で触れていく。
 普段はピンクの肉のフードに覆われていて、そこになるがあるかなんて考えたことなんてなかった。

「なんかおまたがチリチリして、ムズムズしてきちゃう」

 クチュ、クチュクチュ。

 きっと、これはエッチなことなんだろう。
 おっとりとして、本をたくさん読んできた少女はそんなことを思いながらも、自らの身体を確かめるように触れていく。
 それは地図を片手に、未開の地を進んでいく感覚に似ていた。

「お豆、みたいなところ、触ると……んんっ、痺れるの?」

 クチュ、クチュクチュクチュ。

 最初は戸惑いながらの探検も、慣れてくると少しずつ大胆になっていく。
 肉のフードをかぶっていたクリトリスは、ショーツのなかですっかり勃起して、おまたからはドロッとした体液が溢れだしてきていた。

「私のおまた、こんなにドロッとするんだ……。ああ、千尋ちゃんのショーツもドロドロになっちゃってるよ」

 クチュクチュクチュ!
 クチュクチュクチュ!

 このまま行ってはダメだと言うことは、理性では分かっていた。
 それでも性的に無防備な身体はブレーキというものを知らない。
 もしかしたら、ブレーキなんてものは最初からついていないのかも知れなかった。

「あっ、あああっ! お尻までヌルヌル広がって……ひっ、ひあっっ、んっ、うううう!」

 蓮はベッドで仰向けになったまま、おむつに手を入れて絶頂を極めようとしていた。
 蓮自身はその先になるがあるのかは知らない。
 ただ、本能のままにクリトリスを小刻みに弄び、蜜壺から初物のハチミツを溢れ出させている。
 そして、そのときは唐突に訪れた。

「う、うううー!」

 ツーンと足が吊らんばかりにブリッジすると、背骨が折れんばかりの勢いで痙攣してみせる。

「んっ! んんん! んっ、はあああん!」

 ぷっしゅあああああああああ!

 ブリッジして突き出された股間からは、勢いよく体液が噴き出しているのだろう。
 くぐもった噴射音が聞こえ、それでも蓮の痙攣はおさまらない。
 桃色に染まった内股にはうっすらと汗が浮かび、秘筋の痙攣に合わせてビクビクと痙攣していた。

「は、はふう……っ」

 ピーンと張ったブリッジをしながらの痙攣も、やがて収まり……、蓮は、くったりとベッドの上に弛緩した。
 紙おむつはレモン色に染まった入道雲のように膨らんでいて、その内側は熱気が渦巻いているようでもあった。

「千尋ちゃんのショーツ……あはっ、お尻にぺったり密着してきてるよ」

 その感触が、お尻が蕩けそうになるくらいに気持ちよくて――、
 蓮は、瞳を閉じた真っ暗闇の中、安らかな寝息を立て始めるのだった。
 官能に熱く濡れているおむつが冷める前に。

        ☆

「んん、あれ……。なんかお尻が冷たいような気が……?」

 翌朝の月曜日。
 蓮が目を覚ましたのは、冷え切ったおむつのせいだった。いや、正確にはおむつのなかに穿いているショーツがお尻に纏わり付いてくる感触のせいなのだけど。

「ああ、そうか。ゆうべは蓮ちゃんのショーツを穿いたまま寝ちゃったんだっけ」

 おむつの中に手を入れて、そんなことを思いだす。
 ゆうべは確か、おむつにおしっこをして……、そこからの記憶が曖昧だと言うことは、そのまま寝てしまったということなのだろう。
 ショーツもジットリと濡れていて、お腹も冷えていた。

「……あっ」

 蓮は短い声を上げてしまう。
 おしっこの匂い。
 それに冷え切ったお腹。
 尿意を催してしまうのは、当然のことだった。

「いいや、しちゃおう」

 蓮は身体も起こさずに仰向けのまま、少しずつ力を抜いていく。
 すると数秒後には、

 しゅいいいいい……。

 仰向けのまま尿意を放つ。
 朝一番の濃厚なレモネードが漏れ出してきて、会陰を伝ってお尻へと広がっていった。
 寝ているあいだにも何回かおねしょをしてしまっていたのだろう。
 パンツタイプの紙おむつはブヨブヨの冷え切ったスライムのように膨らんでいて、あと少しでもおしっこをすれば横漏れしてきそうな状態になっていた。

「ん……ッ」

 ブルルッ!

 切なげに身体を震わせると、蓮の朝一番のおしっこは終わった。
 夜中に何度もおねしょをしてしまったせいか、量自体はそれほどでもない。
 それでも濃厚であることには変わりはないのだろう。

「……ちょっと、匂い、気になるかも」

 気怠げにベッドから降りて、ゆっくりと紙おむつを下ろしていくと――、

 むわっ、

 一晩中濃縮されたアンモニア臭が、ツーンとした湯気となって立ち昇ってきた。

「ううっ、目に染みる……、涙出てきちゃうの」

 朝一番には、ちょっと刺激が強い香りだった。
 おむつの裏側も、最初はレモン色だったのだろう。
 しかし今となっては一晩中おむつの中で蒸れ返っていたからか、クリーム色に変色していた。

「このおむつは……、もう無理だよね。新しいの穿いてこ……」

 ずっしりと重たくなったパンツタイプの紙おむつの両サイドをペリペリと破いて脱ぎ捨てる。
 匂いが漏れないように、いつもゴミ袋の奥のほうに捨てておくことになっていた。

「新しいおむつは軽くてふかふかなの♪ ……あっ」

 白に花柄模様のおむつを手に取り穿こうと思った、そのときだった。
 蓮は、まだ自分が千尋のショーツを穿いていることに気がついたのだ。
 いくらぐしょ濡れで、ヌルヌルに濡れていたとしても、一晩中穿いていたのだ。
 すっかり蓮の体温に馴染んでいた。

「ショーツ、脱がないと……。あっ、でも……」

 ショーツを脱ぎそうになって、蓮の手はピタリと止まる。

(このまま蓮ちゃんのショーツを穿いて、その上からおむつを穿けばいいんじゃないかな)

 もしも誰かにバレてしまったらどうしよう?
 おむつかぶれしたらどうしよう?
 ほんの一瞬だけ、流れ星のようにそんなことが脳裏をよぎっていくけど、圧倒的なスリルの前には閃光のように消えてなくなっていた。

「千尋ちゃんのショーツ、おしっこが染みこんで茶色くなっちゃってるよ……んんっ」

 それでも蓮は、なんの躊躇いもなくショーツを穿いたままだというのに、新しいおむつを穿いていった。

「あはっ。これで今日は千尋ちゃんとずっと一緒、だね♪」

 二人のうんちで茶色く染まり、そして一晩中おむつのなかでおねしょで蒸れ返っていたコットンショーツは、蓮のお尻をふんわりと優しく包み込んでくれている。

「今日も元気に頑張っていこう!」

 蓮はいつもの白のワンピースに着替えると、元気よく部屋を飛び出していくのだった。
 そんな蓮を見て、まさかおむつを……、更にはその中に茶色く変色している縞パンを穿いているとは、誰も想像さえもしないことだろう。

        ☆

「おはよ、千尋ちゃん」
「お、おはよ……蓮ちゃん」

 いつもと変わらない月曜日。
 その、朝の挨拶。
 だけど千尋はどことなくぎこちなかった。
 ……金曜日にうんちを漏らしてしまったのだから無理もないと思うけど。

「千尋ちゃん、その……この前はありがとね。それで……借りたパンツだけど、洗ったんだけど綺麗にならなくて……、今度新しいの買って返すよ」
「いいの、そんなこと気にしなくて」
「でも……」
「千尋ちゃんが嫌じゃなかったら、穿いてくれたら嬉しいな」
「……うん、ありがと」

 千尋は頬をほんのりと桃色に染めながら頷いた。

(もしかしたら、千尋ちゃん、私のショーツ穿いてくれてるのかな?)

 蓮の予感は当たっていた。
 千尋は蓮のネコさんショーツを穿いて登校してきていたのだ。
 そして蓮も同じだった。

(千尋ちゃんのショーツ、もうヌルヌルになっちゃってるよ)

 蓮もまた、千尋のしましまショーツを穿いて登校してきている。
 パンツタイプのおむつの中にショーツを穿いてきたから、すでに蓮のおまたは汗のミストに蒸れ返っている。
 軽く朝の挨拶を交わし、蓮は自分の席につく。
 するとホッとして気が抜けてしまったとでもいうのだろうか?

 しょわわわわわわわわ……。

 じわりとおまたが生温かくなったかと思ったら、蓮はなんの躊躇いもなく失禁していた。
 紙おむつがモコモコと入道雲のように膨らんでいき、蓮のお尻を優しく包み込んでいく。

(あっ、出ちゃってる……。千尋ちゃんのショーツ穿いてるのに、おしっこ出ちゃってるんだ)

 おむつの中に穿いている千尋のショーツは、朝だというのにじっとりと濡れておまたに食い込んできている。

(千尋ちゃんのショーツ、おしっこでジトジトにしちゃった……。でも、今日の放課後はもっと気持ちいいことするんだもん)

 蓮はワンピースに覆われているお腹に、軽く手をあてる。
 そこはかすかに固く張っていた。
 この週末は一度もお通じがなかった。だから、今日の放課後あたりに出てきてくれることだろう。

(放課後になったら、千尋ちゃんのショーツを穿いたまま、旧校舎で……)

 蓮は人知れず教室で失禁しながら、放課後の秘め事に思いを馳せるのだった。


千尋side。放課後の教室1につづく!

ここまで読んでくれてありがとうございました!
楽しんでもらえていたら嬉しいです!

この小説は、大決壊! 誰にも言えないに収録されている作品です。
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