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おむつ登校の記事 (7)

レモネードオアシス 2022/09/25 07:00

秘密の快楽14

最終回。
ここまで読んでくれてありがとうございました!


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秘密の快楽(カテゴリー)

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♪エピローグ 初めてのおむつ登校

(バレて、ないよね……)

 意を決して紙おむつを充てて登校してきた初日。
 ミリーはスカートのなかの紙おむつを意識するだけで鼓動が早くなるのを感じていた。
 カサリ、
 椅子に座り直すと、紙おむつが擦れるかすかな音が聞こえてくる。
 ときは静まりかえった社会の授業中。
 紙おむつが擦れる音が、妙に大きく感じられる。

(聞こえて、ないよね)

 大丈夫。
 気づいた様子の生徒は誰もいない。
 これならば、おしっこをしてもバレることはない……だろう。

(おしっこ、しちゃうんだ……。教室で、みんながいるところで)

 今は六時限目の授業中だ。
 昼休みからずっと我慢していたので、膀胱の限界が近かった。

(おむつ充ててきたんだし、おしっこしないともったいないし)

 そんなことを考えながら、ゆっくりとおまたから力を抜いていく。
 ミリーが朝から充てているおむつは、まだおしっこに濡れていない。
 おむつにおもらしをする勇気が、どうしても湧かなかったのだ。
 だけど、せっかくおむつを充ててきたのだ。
 おしっこをしないともったいない……。

 じゅわわっ。

「ぁっ」

 背徳的な温もりが、おむつの中に広がっていき、ミリーは短い声を漏らしてしまう。その声には、どこか熱が籠もっていた。

 しゅぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ……。

 おむつの中から、くぐもった水音が聞こえてくる。
 静まりかえった教室に聞こえているのでは? そう思えるほどの音の存在感が、股間から発せられる。

(あっ、あっ、あっ)

 しゅいいいいいいいいいい……。

 一度始まってしまうと、ミリーの緩みきった尿道はおしっこを止めることができない。
 生温かい感触が股間に広がり、お尻の方にまで広がっていく。

(おしっこしちゃってるんだ……。私、教室で……!)

 しょわわわわわわわわ~~~。

 おむつから溢れ出してきていないと分かると、そこからの理性の決壊は早かった。
 ミリーはおまたから完全に力を抜くと、なんの躊躇いもなく背徳的な行為に身を任せる。

(おまた、あったかい……。もこもこ膨らんで……気持ちいい)

 しょおおおおおおぉぉぉぉぉ~~~。

 ブルルッ!
 ミリーは大きく身震いすると、初めての教室でのおしっこは終わった。
 おしっこを受け止めることになったおむつは――。

(漏れ出してきて、ない、よね……?)

 椅子の上で座り直してスカートを確認。

 ……大丈夫、みたいだ。
 おむつはミリーのおしっこを全て受け止めてくれたようだ。

(おむつ、凄い……。これなら便秘でお腹が張ってるときも安心できる、かも?)

 そんなことを思いながら『ほぉ……』熱い吐息を漏らす。
 ミリーのうなじは熱を持ち、桃色に染まっている。
 それはミリーがおむつに身を任せた瞬間だった。

(今度……、またうんち……、おむつにうんち、してみようかな……。家で……ううん、学校で……)

 学校でおむつにうんちおもらし――。
 そんなことをしたら、私はどうなってしまうのだろう?
 変態、なのかなぁ……?

 ミリーのお尻を包み込むおむつは、おしっこで冷たくなってきていたけど……、

 じゅわわっ、

 おまたのところだけが熱い蜜で蕩けていた。

 ミリーは、取り返しのつかない性癖に目覚めたばかり――。


おしまい!

ここまでお付き合いいただきありがとうございました!
手探りながらの更新でしたが、楽しんでもらえていたら嬉しいです!


この小説は、同人誌『真夏の記憶』として発表しています。
フルカラー・フルサイズのイラストを楽しみたいという方は購入してもらえると創作の励みになります。

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レモネードオアシス 2022/09/23 08:29

百合の館10

いつも温かいご支援ありがとうございます。
今日は金曜日と言うことで、小説を更新する日です。
楽しんでもらえたら嬉しいです。

おむつ貞操帯をあてて登校。
授業中の教室で尿意に襲われる。
貞操帯は、外せない。


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(どうしよう。おしっこしたくなってきちゃってる……)

 朱里が尿意を感じたのは、一時限目の理科の授業中のことだった。
 おむつが濡れているから、それだけ尿意を感じやすくなっているとでもいうのだろうか?
 いつもよりもトイレが近くなっているような気がする。

(休み時間まで我慢しないと)

 そう思って時計を見上げて時間を確認してみると……しかし、まだ授業が始まって十分ほどしか経っていなかった。
 休み時間まで、あと四十分。
 トイレを我慢し続けるには、ちょっと厳しい時間だ。
 ただでさえ濡れたおむつに尿意がこみ上げてきている。

(休み時間まで……ううっ)

 いくらおむつをあてているとはいえ、教室で、しかも周りにクラスメートたちがいる教室でおしっこをするのは恥ずかしすぎる。
 ただでさえ女の子は、おしっこをするときでさえも個室でたった一人で用を足すのだ。
 人前でおしっこをするだなんて、考えられないことだった。

「あぁぁっ、ううっ」

 じゅももももっ!

 だけど身体というのは正直だ。
 どんなにおしっこを我慢しようとしても、少しずつおしっこが漏れ出してきてしまう。
 既に冷たく濡れているおむつの内側が、生温かく濡れていく。

(だ、だめぇ……ぁぁっ)

 しゅわわっ、
 しゅわわわわっ。

 おまたがキュンキュンと痙攣するたびに、ピュピュッとおしっこが噴き出してくる。
 もう少しでも力を抜いたら膀胱からおしっこが噴きだしてきそうになっていた。

(せめて、せめておトイレまで……うぁぁっ)

 プシュ……ッ。
 シュイイイイイイイイイイイイイ。

「あっ」

 おまたのぬくもりが広がったと思ったときには、もう手遅れ。
 視界が真っ白な閃光に包まれ、フッと意識が遠のく。
 椅子に座っているというのに浮遊感に包まれると――、

「~~~~~~~~~!」

 ぢゅももももももももももももっ!

 我慢の限界を超えた朱里は、為す術なく失禁していた。
 生温かい感触が股間に広がっていき、お尻までもヒタヒタに温かくなっていく。

 ぢょぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼ……っ。

 制服のスカートの中からくぐもった水音が鳴り響く。
 もしかしたら近くにいる生徒に聞かれてしまうかもしれない。
 それでも朱里は漏れ出してくる恥水を止めることができなくなっていた。

「ぁっ、ぁっ、ぁっ、ぁっ、ぁっ」

 しゅわわわわわわわわわわわわわ!

 恥ずかしい水音を立てている朱里は、酸欠になった金魚のように口をパクパクさせて、虚空を見つめている。
 その口元からは、一筋のヨダレが垂れてきていた。
 おもらしという背徳的な行為に、快感を感じてしまっているのだ。

(教室なのにぃぃぃぃっ)

 じょぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼ!

 パンパンに膨らんでいる膀胱からは、その圧力に押し出されるかのように勢いよくおしっこが噴き出してきている。
 おしっこを止めようと思っても、ヒクヒクと縦筋が虚しく痙攣するばかりだった。
 こうして椅子に座ったままでの失禁は、十秒ほど続いた。

 プルルッ!
 ぷっしゅぅぅぅぅ!

 大きな身震いとともに最後の一飛沫を噴き出すと、朱里のおもらしは一気に終わる。
 女の子の尿道は太いぶんだけ、おしっこを我慢しているときに放つと一気に噴き出してしまうのだ。

「はぁ……、はぁ……、はぁ……」

 立ちくらみのような目眩を感じながら、朱里は頬を赤く染めて周囲を一瞥する。
 派手な水音を立ててしまったから心配だったけど……、
 どうやら、朱里の失禁に気づいたクラスメートは誰一人としていないみたいだった。

(よかった……。バレてない……)

 しゅいいいいい……。

 安心すると、緩みきった尿道から残尿が漏れ出してくる。
 それでも紫帆にあててもらったおむつ貞操帯からおしっこが漏れ出してくるということはなかった。
 朱里の失敗は、おむつがすべて覆い隠してくれている。

(凄い。おねしょしたのに、全部おしっこを閉じ込めてくれている)

 匂いさえも漏れ出してきていない。
 それに周りにいるクラスメートたちにも気づかれていないみたいだった。
 それは教室でおしっこをしてもなにも問題がないということだ。

(ここでおしっこをしても、バレない……)

 ぐじゅり。

 座り直すと、お尻と椅子に潰された布おむつからおしっこが滲み出してくる。
 それでもおしっこが漏れ出してくるということはなかった。

 それから――、
 二時限目、三時限目。

「はぁぁ……」

 しゅわわわわわわわわわわわ。

 朱里はなんの躊躇いもなく教室で尿意を放っていた。
 そのたびにじんわりとおまたが生温かくなって、お尻のほうにまで広がっていく。
 やがておむつの生地が冷えてくると、おしっこが近くなってしまっているのか、更におしっこが漏れ出してくる。

(トイレに行かなくても、いいかな)

 しゅいいいいいいいいいいい……。

 授業中の教室でおしっこをしながら、朱里はそんなことを考えていた。
 きのうはおむつ貞操帯をあてているとはいえ、おしっこをするときはトイレでしていた。
 それなのに、たった一日で教室でなんの躊躇いもなく尿意を放っている。
 それだけ、いつのまにか朱里は紫帆のことを信頼していたのかもしれなかった。

(お姉様に包み込まれているみたい。おまた、あったかぁい……)

 じゅもももももももももも。

 昼休みが終わって、午後の授業になってからも、朱里は人知れず教室で尿意を放ち続けていた。
 今日は体育も、移動教室もないからトイレにさえも立っていない。
 こうして朱里は一度も席から立つことがなく、放課後を迎えていた。

        ☆

 放課後になって、朱里は家路につくために席を立つ。
 今日は登校してきてから一度も席を立つことはなかったから、7、8時間ぶりに席を立つことになる。

 グジュ……。
 たぷ……、たぷん……。

 立ち上がると真っ先に感じられたのは、おむつ貞操帯の中に溜まっているおしっこの感触だった。
 一日分のおしっこはずっしりと重たくなっていて、おむつカバーのなかの布はぐしょ濡れになっていて、おしっこが波打っているようだった。

「帰ろう……」

 重たくなっているおむつに顔をしかめながら廊下に出る。
 放課後になったばかりの廊下は、部活動に行く生徒や帰宅する生徒たちでごった返していた。
 そんななかを背筋を正して歩き、スカートの中が見えないように気をつけながら下駄箱で靴を履きかえる。
 校舎を出ると、冬の空っ風が太ももを撫で回していく。
 凍えそうな寒さだったけど、

 しゅわわわわわわわわわわ……。

 ごく自然に尿道が緩むと、おしっこが漏れ出してきておむつの中が生温かくなっていく。

 たぷん……。

 おむつのなかではおしっこが波打っていた。
 もうお尻のほうまで生温かくなっていて、お尻を優しく包み込んでくれている。

「お姉様。いま帰りました」

 屋敷の扉を開き、なんとか今日もおむつをあてているということをバレずに帰宅する。
 紫帆はいつものようにロビーのソファーに身体を沈めて読書していた。
 紫帆は顔を上げると、

「おかえりなさい。無事に帰ってきてくれてなによりだわ」

 うっすらと笑みを浮かべて応えてくれる。
 そしていつものようにソファーから身体を起こすと、

「それじゃあ、そろそろお夕飯の準備しちゃうから。朱里は宿題でも片付けててちょうだい」
「はい。わかりました」

 なにげない会話だけど、朱里にとっては胸の奥底がじんわりと温かくなってくるかけがえのないことだった。

(今夜も、お姉様におむつを交換してもらえる……)

 じゅわわっ。

 そのことを想像しただけで、朱里の秘芯は熱く疼き、ネットリとした蜜を漏らしている。
 新しいおむつに換えてもらうまで、あと数時間――。
 きっと、そのころにはおむつの内側はヌルヌルになっているに違いなかった。

        ☆

(おむつ、熱くて蒸れちゃってるよ……)

 待ちに待った23時。
 これから朱里のお風呂の時間の前に新しいおむつに交換してもらえる時間になった。
 朱里は寝間着を持つと、紫帆の部家のドアをノックする。

「はい。開いてるわよ」
「失礼します」

 落ち着いたオフホワイトの壁紙に暖色系の間接照明。
 紫帆の部屋に一歩踏み込むと、ふんわりとしたラベンダーの香りが鼻腔を満たす。

「それじゃあ、おむつを外してあげる」
「お、お願いします……っ」
「そのまえに……、ちゃんと出せてるのかしら? おトイレも禁止だから、いまのうちに全部出しておかないと大変なことになると思うけど」

 確かに、紫帆の言うとおりだった。
 今日はおねしょをしてしまってからというもの、何回もおしっこを漏らしてきた。
 だけど、大きい方はといえば、音沙汰なしだった。

「あの……。今日はまだお通じがなくて……」
「出てきそうにない?」
「それは……ううっ、頑張ってみますっ」

 朱里はその場にしゃがみこむ。
 それはまるで和式トイレでするときのように。
 ワンピースの部屋着からは、花柄のおむつ貞操帯が丸見えになっているけど、恥ずかしがっている場合じゃない。
 これからもっと恥ずかしいところを見られるのだから。

「ふっ、ふぅぅ……んんっ」

 しゅいいいいいいいいいいいい。

 顔を真っ赤にさせて息んでみる。
 だけど紫帆に見られているせいか、お腹にうまく力が入ってくれない。
 どうやらお腹に溜まっているうんちは固くなっているらしい。
 その代わりに、漏れ出してきたのはおしっこだった。

「んんんっ、ううっ、んんん!」

 しゅわわわわわわわわわわわわ。

 息みすぎて頭がクラクラしてくる。
 それでも肛門が虚しく痙攣するばかりだった。
 うんちが出てきてくれる気配は、まったく無い。

「はぁ……、はぁぁ……。ううっ、出てきてくれない……です」
「そう。それじゃあ明日にキャリーオーバーね。このおむつ貞操帯はうんちをおもらししても匂いが漏れないようになってるし、それに……明日は学校、お休みでしょう?」
「あ、はい。明日は土曜日なので学校はお休みです」
「それならもしもお腹が痛くなっても安心。見ているのは私しかいないし」
(それが恥ずかしいんだけどなぁ……)

 とは思うけど、たぶんそのことは紫帆も分かって言っているのだろう。なんとなく分かる。なんとなく、だけど。

「さて、それじゃあおむつを外してあげるからジッとしてなさい」
「あっ」

 紫帆にお姫様抱っこされたと思ったら、もうベッドに仰向けにさせられていた。
 反射的に脚をカエルのように開いていて、おむつが丸見えになっていた。
 それは早くおむつを外して欲しいと言わんばかりに。
 紫帆は手際よく腰紐のワイヤーにかかっている南京錠を外すと、

 もわわ~ん……。

 濃密なアンモニア臭とともに露わになったのは、一日分のおしっこを吸収し続けてきた布おむつの内側。
 出してから時間が経ったおしっこは、鮮やかなレモン色から、茶色く変色していた。

「いっぱいできて偉いぞ」

 ぎゅるるるるっ。

 おむつを外された瞬間、おまたをひんやりとした霊気が撫で回していく。
 そのせいだろうか?
 あんなにもお腹に力を入れても出てきてくれなかったというのに、今更になってお腹から茶色い不協和音が聞こえてくる。
 だけど不幸中の幸いか、紫帆には聞こえていなかったらしい。

「さて、それじゃあお風呂で思う存分お肌を磨いてきてちょうだい。上がったらまた新しいおむつをあててあげる」
「わ、わかりました……っ」

 どうしよう。
 急にお腹が痛くなってきただなんて恥ずかしくて言えない。
 だけどおむつを外してもらってからのうんちは、試補との約束を反故にすることになる。

(我慢してお風呂に入ろう。それでお姉様に新しいおむつをあててもらおう)

 人知れずに決意すると、朱里はベッドから降りてお風呂に入ることにする……。


百合の館11につづく!

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レモネードオアシス 2022/07/20 06:12

陰キャラでなにが悪い!10

すっかりおむつの虜になった千影。
今日もおむつ登校をする。


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陰キャラでなにが悪い!(カテゴリー)

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√6章目 おむつだから恥ずかしくないもんっ


 全校朝会という緊急クエストをなんとか乗り越えることに成功した千影は、おむつデビューしたその日になんの躊躇いもなく教室で何度も尿意を放っていた。

 スカートの中でくぐもった水音と共に生温かなせせらぎが生まれるも、そのことに気づくクラスメートは誰一人としていなかった。

 そしてやってきた放課後――。
 千影は課題を片付けるために図書室で勉強していた。
 家に帰ると録画しておいたアニメやゲームなどの誘惑が多いから、集中したいときは図書室を使うことにしていた。
 ギャルゲーだったらメガネっ娘とのイベントが期待できるロケーションだが、残念ながらリアルではそうそう簡単にイベントが起こるはずもない。

(はぁ……。おまた、蒸れ蒸れになってる……)

 人気のない図書館で、千影の頬はほんのりと朱に染まっていた。
 千影は熱い吐息をつくと、椅子に座ったまま内股を擦り合わせる。
 それも無理はない――。
 朝から穿いている紙おむつはすっかり分厚くなっていて、おしっこを吸いきってスカートの中でパンパンに膨らんでいたのだ。

(もう、すっかり外、暗くなっちゃってる。そろそろ下校しても大丈夫、だよね……?)

 千影は立ち上がると、借りていた本を元の場所に戻す。
 今朝の全校朝会から充て続けている紙おむつはすっかり重たくなっていて、ちょっとでもかがむとスカートからはみ出してしまうほどに膨らんでいる。

 時計を見ると、午後の七時を指していた。
 図書室にいるのは千影が最後の一人。
 この時間になると、ほとんどの生徒たちは帰ってしまっている。
 学校を出て通学路をしばらく歩いてみても、誰ともすれ違わなかった。

(ふふふ……、これでやっと……)

 なぜこんなに遅い時間にまで粘っていたのか……?
 その理由は至ってシンプルだ。
 もこもこに膨らんだおむつを充てたまま下校すれば、もしかしたら重くなりすぎた紙おむつがスカートからはみ出してしまうかもしれない。そのために人気がなくなるまで待っていた。
 おむつを捨てて帰るという選択肢は最初からない。
 濡れたショーツの感触が大好きな千影は、濡れたおむつにも性的に興奮するようになっていた。おむつデビュー初日だというのに。

 それにこれが重要なのだが、最近ちょっと遊びすぎて課題を溜め込んでしまっていた。
 だからできるだけ遅くなるまで待ちつつ、そして課題を片付けていたらこんな遅い時間になっていたのだった。

(誰かとすれ違ったら、匂いでもしかしてバレちゃうかも?)

 すっかり日が暮れて、ところどころ蛍光灯の明かりに照らされた廊下を足早に歩く。
 幸いなことに廊下には誰もいなかったけど、いつ誰が来るとも分からない。
 そうなれば香水を使っているとはいえ、一日分のおしっこの匂いを感じ取られてしまうかもしれなかった。

 だが……、
 そんな想像をしただけでも千影の秘筋は愛液のおもらしをしてしまう。

(早く帰っておまた触りたい……)

 周りに誰もいないことを確認してから昇降口で靴を履きかえる。
 靴を履きかえるときはただでさえパンチラポイントだから要注意だ。

 靴を履きかえて校門を出ると、とっぷりと日が暮れた住宅街の夜道を、ポツポツと街路灯が照らしているばかりで誰もいない。

(どうか誰ともすれ違いませんように……)

 千影は心の中で手を合わせながらも帰路を急ぐ。
 おむつを充てているせいで、今日はずっと焦らしプレイをされているような感覚だった。
 許されることなら今すぐにでも微弱電流を発し続けている肉芽に触りたかった。
 だけどずっしりと重たくなっている紙おむつを充てているから走り出すこともできず――、

(あっ、おしっこ、したくなってきちゃった)

 千影が足を止めたのは、公園の道を歩いているときのことだった。
 公園、と言っても、遊具があるわけじゃなくて、散歩をするための道が大きな池をぐるっと囲うようにして作られた憩いの場所だ。
 誰もいない夜道が、等間隔の街路灯に照らし出されていた。

「やば、我慢できない……っ」

 今朝の全校朝会から、ずっとおしっこを吸収し続けてきた紙おむつは、すでにぱんぱんに膨らんでいる。
 これ以上漏らしたらおむつから溢れ出してきてしまいそうだ。
 だけど、すっかり緩みきってしまった千影の尿道は、どんなにおまたに力を入れても――、

 じゅわり。

「あっ、だめっ」

 しゅいいいいいい……。

 おまたに力を入れても、一日中おしっこを垂れ流しにしてきた千影は、おしっこを我慢できない身体になっていた。
 そして一日中千影のおしっこを受け止めてきたおむつも、ついに力尽きてしまう。

「あっ、溢れ出してきてるぅ……!?」

 内股をおしっこの滝にくすぐられて、千影は咄嗟にしゃがみ込んでしまう。
 道ばたで女の子が急にしゃがみ込む……、それは明らかに
 『行為中』
 という合図に他ならない。
 和式便器でするときのようにしゃがみこみ、お腹が圧迫されると、どんなに止めようと思ってもおしっこが噴き出してくる。

 しゅいいいいいいい……。
  ぽたっ、ぽたた。

「あっ! あっ! うっ! 横漏れしてきてるぅ……っ」

 もこもこに膨らんでレモン色に染め上げられた紙おむつ。
 その足口から、横漏れしてきたおしっこが溢れ出してくる。
 それでも千影の緩みきった尿道はおしっこを漏らし続けてしまう。

「あぅぅ……。こんなに漏らしちゃうなんて」

 しゅいいいいいい……。
  ぽたた……びしゃびしゃびしゃっ。

 横漏れで溢れ出してきたおしっこは、千影を中心として大きな水たまりを作り上げていく。

 もわ……っ。

 夜風に、ツーンとしたアンモニア臭を孕んだ湯気が立ち上っていく。
 水たまりはまるで湖のように広がっていき、千影の小さな身体を沈めようとしているようにも見えた。

「はぁぁ~、早く、終わって……って、ううおおお!? こ、この感覚は……!」

 ぎゅるぎゅるるるるるッ!

 突然のお腹のお目覚め。
 最後にうんちをしたのが昨日の放課後……ブルマを穿いたままのおもらしだったから、ちょうど一日と数時間ぶりの感覚だ。
 いきなりお目覚めになった大腸よほどご機嫌斜めなのだろう。
 大蛇が暴れ回るかのような蠢動をはじめる。

「おっ! おごぉっ!」

 にゅるるるるるる!

 柔らかくも温かい感覚がお尻からホイップクリームのように溢れ出してきて、おむつの中へと広がっていった。
 おしっこを吸収しきった分厚い紙おむつ……そのお尻の部分がうっすらと盛り上がる。

 むわ……ッ。

 すでに白いところがほとんどなくなった紙おむつから、饐えた茶色い悪臭が漂ってくる。
 それでも紙おむつからうんちがはみ出してくるということはなかった。

「ああ……、うんちも漏らしちゃってる……。うう、ま、まだ出る……うっ、ううう~!」

 しゅううううう……。
  じょぼぼぼぼぼぼぼ!
 にゅるるるるるる! ぷりゅりゅ!

 千影はあえてお腹に力を入れていく。
 どんなに我慢しても緩みきった穴では大決壊を止めることはできないのだ。
 それならば、誰かに見られるまえに、一気におしっこもうんちも出し切ってしまったほうがマシじゃないか……。
 千影は、もうおむつなしでは生きていけない身体になっていたのかもしれなかった。

 じょぼぼぼぼぼぼ!
  びしゃびしゃびしゃっ!
 むにゅうう~~~~~……。

 小さな身体の、一体どこにこんなにおしっこを溜め込んでいたのだろうか?
 千影自身もびっくりするくらいおしっこが横漏れしてきて……、
 それでもうんちは横漏れしてくると言うことはなかった。
 その代わり、お尻から溢れ出してきた柔らかうんちは、ソフトクリームのようにおむつの中で巻き巻きしている感触がする。

「んんっ!」

 ブルルッ!
 小さな身体を大きく震わせて、千影のおもらしは終わる。
 あとに残ったのは、湖のようなおしっこの水たまりと、ずっしりと重たくなった紙おむつだった。

「うわっ、スカートからはみ出しちゃってるよ」

 腰にぶら下がるようになって辛うじて穿けている紙おむつはスカートからはみ出していた。
 無造作に伸ばした黒髪があるから、後ろ姿ではなんとかおむつを隠せているけど、前から見るとレモン色に茶色かかった紙おむつがはみ出してしまっている。

「誰か来たら、カバンで隠せばいいよね……」

 千影はドキドキしながら、ゆっくりと歩き始める。

 ねちゃ、ねちゃ、ねちゃ、ねちゃ……。

 一歩進むたびに、おむつのなかのうんちがおまたに食い込んでくる。
 それでも誰かとすれ違うまでは、おむつを出したままで――。
 露出プレイにも似た感覚に、千影の秘筋は熱く濡れていた。

        ☆

「んにゅ、もう朝なんだ」

 翌朝。
 千影がベッドから身体を起こすと、既にショーツは愛液でぐしょ濡れになっていた。
 どうやら寝る前に官能小説を読んだから、エッチな夢を見てしまったようだ。

「うわっ、自分でもドン引き……」

 ネコさんショーツ……、そのクロッチの裏側を見てみると、生卵の白身を流し込んだかのようにヌルヌルになっていた。
 産毛さえも生えていないパイパンは、朝だというのに風呂上がりのようにふやけている。

「昨日はおむつ充ててドキドキしたから、まだ熱が残ってるのかなぁ……ちゃんと寝る前にオナニーしといたのに」

 ゆうべは寝る前にしっかりオナニーをしておいたのに。
 だけど若く瑞々しい身体は、まだ官能の炎が燻っているらしい。 ヒクッ、ヒククッ!
 朝一番の縦筋が痙攣するたびに、ネットリとした蜜が溢れ出してきて、クロッチにベッタリとまぶされていく。

「この調子じゃ、今日もおむつ充てていったほうがよさそうだね」

 ショーツだけだとおもらしをしたみたいにスカートのお尻に染みを作ってしまうに違いなかった。
 愛液の量が多い千影は、ショーツの中にライナーを入れてさえも、すぐにダメにしてしまう。

「おむつは……、ベッドの下っと」

 ベッドの下に手を突っ込んで、介護用の紙おむつを一枚取り出す。
 それをベッドに広げると、ちょこん、と千影は小さなお尻を置いた。
 ……ショーツを穿いたままで。
 それでも千影はなんの躊躇いもなく紙おむつを充てて、制服を着込んでいく。

「よしっ、これでオッケー♪」

 ぱんぱん、
 スカートの上から、おむつを充てたお尻をはたくと小気味のいい音がした。

「もっとおまたがジットリしたほうが好きなんだよねー。だから今日はおむつの下にぱんつ穿いていこう!」

 ぬるり、
 カバンを持って部屋を出ると、早くも熱くなっているおまたは愛液でおもらししたみたいに濡れている。
 今日はずっと一日中おむつのなかで蒸し返される――。
 そう考えただけで、千影の秘筋は背徳的な熱を宿してしまう。

        ☆
 いつもの通学路――。
 だけど、その光景はいつもとちょっとだけ違う。

(あっ、ゆうべおもらししたおしっこ、水たまりになってる)

 公園の広々とした道……、その真ん中に、出し抜けに大きな水たまりがある。
 それは千影のおもらしに他ならない。
 どうやら一晩では乾ききらずに残ってしまったらしい。
 だけどまさかその水たまりを千影のおしっこだとは誰も想像さえもしていないようで――、

(踏まれてるっ! 跨がれちゃってるよ!)

 ある生徒は水たまりなんて気にも止めずに踏みつけ、ある生徒は跨がって行っていた。
 ただでさえ熱く蒸れている千影の秘筋は、更に熱くふやけてしまう。

(あっ、おしっこしたくなってきちゃった)

 思ったときには、すでに千影は漏らし始めている。
 もはや千影にはおしっこを我慢するという選択肢は消え去っている。
 公園に作りあげた自らの水たまりを見つめながら、肩幅に脚を開いて立ち尽くすと、
 ブルルッ、
 小さな身体を大きく震わせる。

 しゅいいいいいいい……。

「あっ、ああぁ~」

 おむつがもこもこと膨らんでいき、ただでさえ蒸れ返っているおむつの中に生温かい感触が広がっていく。

(ぱんつ、温かいよぉ……。おまたに貼り付いてきて気持ちいい……ああぁ)

 じょぼぼぼぼぼぼ……。

 ブルルッ!
 おしっこを出し始めたときと同じように、小さな身体を大きく震わせると、千影のおしっこは唐突に終わった。

「ふう、気持ちよかったぁ」

 スカートのなかのおむつは、早くもずっしりと重たくなっていた。
 それになかに穿いてきたネコさんショーツもぐしょぐしょになっていて、おまたとお尻にペッタリと貼り付いてきている。
 それでもおしっこが外に漏れてくるということはなかった。


おしまい!

この小説は同人誌の『大決壊! 陰キャラでなにが悪い!』に収録してある小説です。
フルサイズのイラスト6枚も収録されています。
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 そして下校するときはこの公園で、同じ場所で大きな水たまりを作る……。
 そのことを考えただけで、千影のショーツはエッチな汁で甘酸っぱく発酵していく……。

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レモネードオアシス 2022/07/19 14:28

陰キャラでなにが悪い!9

おむつをあてて学校に行けばおしっこを我慢しなくてもいいという天才的な発想。


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 じゅわ、じゅもも……。
  しゅわわわわわわわ……。

「っ! っっっっ~~~!」

 ついに千影は立ったままおもらしを始めてしまう。
 くぐもった水音がスカートの中から聞こえてきて、おむつの内側が生温かくなる。

(しちゃってる!? うそ! わたし、しちゃってる! みんながいるのに、立ったままおしっこしちゃってる!)

 しゅいいいいい……。

 人前での放尿。
 それは未知の感覚だった。
 女はおしっこをするときでさえも個室のドアを閉めてしなければならない。
 本来は人前でおしっこなどという行為は、物心がついたら普通はしないのだ。
 そんな非現実的な感覚に、千影は耳までも真っ赤にさせてしまう。
 だが性欲を持てあます千影は、この快感に早くも順応しようとしていた。

(はぁぁ~~~。立ちションって、こんなに開放的な気分になるんだ……。気持ちいー)

 しゅいいいいいい……。

 千影は完全に尿道から力を抜き、なんの躊躇いもなくおしっこを漏らし始める。
 人前でのおしっこ……、
 それは少女にとってはあまりにも刺激的で、背徳的な開放感となって、千影の頬を弛緩させる。

(ああぁ……おむつ、温かい……、おまた、気持ちいい……。って、モコモコ膨らんできてる!?)

 しゅわわわわわ……。

 もこ、もこもこもこっ。
 おしっこを受け止めた紙おむつは入道雲のようにモコモコと膨らんできたではないか。
 紙おむつに使われている吸水ポリマーは、おしっこを吸うと膨らむことによっておしっこを閉じ込めるのだが……、そのことを知らなかった千影は、立ち尽くしたままびっくりしてしまう。

(や、やばい……っ。スカートから、はみ出してない、よね?)

 しゅいいいいい……。

 スカートから剥き出しになっている、病的なまでに真っ白い太ももが、恥ずかしくて桃色に染まっていく。
 膝がカクカクと震えてきて、ちょっとでも気を抜いたらしゃがみ込んでしまいそうだった。
 それでも一度漏らし始めてしまったおしっこを止めることはできない。

 しゅわわわわわ……。

(ううっ、おむつ、重たくなってきて……。やだ、腰からぶら下がってきてるみたいっ。このままだと、スカートからおむつがはみ出る! やばいって! あたし、変態みたいじゃん!)

 しょわわわわわ……。

 きゅん、キュウウウウ!
 立ったまま身体を大きく震わせる。
 スカートの裾が踊って、おむつが見えそうになる。
 それでもおしっこは止まってはくれない。ただでさえ短い尿道はふっくらとして柔らかい。どんなに力を入れても最後まで漏らすしかないのだ。

(あぁぁぁ……。お尻のほうまで温かくて……モコモコ広がってて……。凄い……。気持ちいいなんて、あたし、変態になっちゃったみたいだ……)

 しゅいいいいいいいい……。

 ――もしもここでおむつがバレてしまったらどうしよう?
 そんなスリルを味わいながらも、尿意を放っていき……、

 ブルルッ!
 その痙攣とともに、千影のおもらしは終わりを告げた。

「はぁ、はぁ、はぁ~~~」

 終わった。
 終わってくれた。
 いや、終わってしまった。
 その場に立ち尽くし、千影だけまるでマラソンをしてきたかのように汗だくになっていた。
 おまたも汗とおしっこでぐしょ濡れになって、おむつも蒸れ蒸れだ。
 いくら通風性がいいからって、汗だくになってしまってはあまり恩恵がないらしい。

(あ、でも、おむつ、思ったよりもサラッとしてる、かも?)

 立ったまま、そんなことを思う。
 もしもショーツを穿いたままおしっこを漏らしたら、もっとジトジトになっておまたとお尻にぺったりと貼り付いてきていたことだろう。
 だけど、紙おむつはサラッとしている。

(スカートからおむつ、はみ出してないよね……)

 ちょっと心配になって、スカートの裾をただす。
 ……多分見えていない、と思う。
 スカートというちっぽけな布きれに覆われた紙おむつは重たくなっていた。
 いくら最新式の紙おむつとはいえ、質量保存の法則には敵わないらしい。
 漏らしたおしっこの分だけ、ずっしり重たくなっている。
 だけどそれはおむつが千影の失敗を受け止めてくれたということでもある。
 もしもおむつを充てていなかったら、太ももを伝ってふくらはぎを濡らし、足下に大きな水たまりができていたことだろう。

(おしっこ、気持ちよかったぁ。人前でおしっこするのって、こんなに気持ちよかったんだ。それに、立ったままするの、開放的で癖になっちゃいそう……)

「ふぅ」

 おむつを充てた少女は、短くも熱いため息をつく。
 その股間は官能の蜜に熱く濡れていて――、
 それは内気な少女が新たな性癖に目覚めた瞬間でもあった。

        ☆

 ぐちょっ。

 全校朝会を終えて教室に帰ってきて、自分の席に着く。
 おしっこを吸った紙おむつが、お尻と椅子に潰されて、なんとも言えない感覚に襲われた。

(サラッとしてるけど、ブヨブヨしてる)

 だけどその感触でさえも、今の千影にとっては心地よく感じられた。
 赤ん坊のような秘筋は、背徳的な感覚に熱く濡れ、おもらしのようにおむつをグショグショに濡らしている。

(あっ、おしっこしたいかも……)

 しゅいいいいいい……。

 教室で。
 クラスメートたちがいるというのに、千影はなんの躊躇いもなく尿道から力を抜いていく。
 最初の躊躇も、緊張感もなくなっている。
 千影は、すっかりおむつの魅力に取り憑かれてしまったのだ。

        ☆

 じょぼぼぼぼぼぼ……。

 座学の授業中、千影は何度もおむつに尿意を放っていた。
 今日はまだ一度もトイレに行っていない。
 朝一番のおしっこだってこのおむつにしたし、あれからたくさん水を飲んで、何回もおしっこをした。
 それでも紙おむつは千影の失敗をすべて受け止めてくれていた。

(でもさすがに心配になってきたし。ちょっとトイレで見てこよ)

 昼休みになって千影は今日初めてトイレに立った。
 立ち上がると、ずっしりと重たくなっている紙おむつは腰からぶら下がっているようでもある。
 トイレの個室に入って、スカートを捲り上げてみると……、

 むわっ。

 ふんわりとしたおしっこの香りが立ち昇ってくる。
 どうやらおむつといえどもおしっこの匂いを封じ込めてくれるというわけではないようだ。

「こんなこともあろうかと」

 千影は制服のポケットから、香水の入った小瓶を取り出す。
 学園デビュー(失敗したけど)するときに張り切って買ったはいいものの、一度も使う機会がなかった香水だ。
 まさかこんな形で日の目を見ることになろうとは、千影自身もびっくりだ。

「太もものところにシュッと一吹きして……」

 桃色に染まった太ももにシュッと吹きかけて、それを指先でなじませていく。
 キリッと、凛とした香り。
 千影は甘い香りよりも目が覚めるような香りのほうが好きだった。
 これでおしっこの匂いも気にならない……はずだ。

「んっ!」

 くちゅりっ。

 太ももを触っていると、おまたが熱くなってエッチな音を立ててしまう。
 ただでさえおむつの中はおしっこと汗で蒸れ蒸れになっている。
 千影のおまたは、おむつの内側でトロトロになっているに違いなかった。

「だけど、換えのおむつ、持ってきてないから……、今日はずっとこのままだけどね」

 替えのおむつも、ショーツさえも忘れてきてしまった。
 だから今日はずっとこのおむつを外すことができない。
 もしもおむつを外せば、汁ッ子の千影のことだ。
 内股に愛液の滝を作り上げてしまうことだろう。
 そうだ、トイレの個室から出る前に――、

「はぁぁ~」

 じょぼぼぼぼぼ……。

 千影は洋式のトイレを前にして立ったまま、なんの躊躇いもなく尿意を放っていく。
 その頬は気持ちよさそうに弛緩していた。


陰キャラでなにが悪い10につづく!

この小説は同人誌の『大決壊! 陰キャラでなにが悪い!』に収録してある小説です。
フルサイズのイラスト6枚も収録されています。
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レモネードオアシス 2022/06/15 11:29

しつけて委員長5

おむつバレ!


目次

しつけて委員長(カテゴリー)

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(おむつ、交換してこないと)

 授業が終わった昼休み。
 ツンと澄ました顔でさりげなく席を立ったのは円華だった。
 だけど澄ました顔をしていても、お尻を包み込んでいる紙おむつはおしっこで重たくなっていて、今にも落ちそうになっているほどだった。
 だけどミニにしているスカートはしっかりおむつでおもらしをしたときのことを計算した丈にしてあるから『オムちら』ということはないはずだ。

 円華が通っているつぼみ学園は、学食派と弁当派、そして持ち込み派に分かれている。
 円華はいつも登校するときにパンを買って食べることにしているけど、その前に濡れてしまったおむつを交換しておきたかった。

(おトイレで交換しよ)

 おむつとパンが入っているカバンを手に取ると、気怠げに教室を出て行き――、
 だが、教室のドアを出ようとした、そのときだった。
 その前に男子生徒が現れたかと思ったら、ドンッ!

「きゃっ」

 円華は勢いよくその男子とぶつかってしまったのだ。
 ただでさえおむつに気を取られていたから、円華は無防備にもM字に脚を開いて尻餅をついてしまっていた。
 スカートが捲れ上がり、鮮やかなレモン色に染まった紙おむつがご開帳されてしまう。

 グジュッ!

 円華のおしっこを吸いきってブヨブヨになっている紙おむつが、お尻と床に潰れる。
 尻餅の振動に、円華の貧弱な尿道が耐えられるはずがなかった。

 しょわわわわわ~。

 おむつにどんなに尿意を放ったといっても、それでもどこか躊躇いがあったのだろう。
 膀胱に溜まっていた残尿が漏れ出してきて、股間がジンワリと生温かくなる。

「あっ! あっ! あっ!」

 引き攣るような悲鳴を上げる円華。
 しかし今までたくさんの円華のおしっこを吸収しきった紙おむつは、ついに力尽きてしまう。

 しゅいいいいい……。

 くぐもった水音とともに、おむつの足口から横漏れしてきてしまったのだ。
 少量とはいえ、レモン色の恥水が教室の床に広がっていく。
 だけど、円華自身は尻餅をついた痛みのあまり、そしておむつの気持ち悪い感触にばかり気を取られて余裕が無い。
 M字に脚を開いておむつを晒していることも、おしっこが横漏れしていることにも気づいていない。
 無防備に、おむつを晒し続けている。
 ……目の前に立っている男子……長政の視線が、おむつに釘付けになっていることも知らずに。

「えっ? 委員長……、それって、おむつ!?」
「ふぇ? あっ、ちょっ、これは……!!」

 慌ててスカートでおむつを隠すも、もはや手遅れ。
 長政にばっちりおむつを見られてしまっている。しかも鮮やかなレモン色に染まっていて、おしっこが横漏れしているところも。

「あ、あの、これは、その……!」

 頬から出そうなくらい熱くなって、この場から逃げようと立ち上がろうとするも、あまりの羞恥心に腰が抜けてしまったのだろう。
 立ち上がることさえもできなかった。

「あの、これは、これは、これは……!」

 こうなってしまうと、円華は壊れたラジカセのように何度も同じ言葉を繰り返すことしかできなくなる。
 それでも、恥ずかしい状況が終わってくれるはずはなく――。

「きゅう~~~」

 尻餅をついたまま円華はついにオーバーヒートしてしまう。
 目を回し、後ろに倒れ込み……そうなったところを、咄嗟に長政に抱きかかえられて、頭を打つことはなかったけど。
 それでもただでさえ落ち着きのない昼休みの教室は、ちょっとした騒ぎになってしまった。

『どうしたんだ?』
『なに? 委員長、倒れたの?』
『体調でも悪かったのか?』
『御影のやつ、ちゃっかり委員長に抱きついてるぞ。やつが諸悪の根源か?』

 長政にとっては事故もいいところだった。
 だけど幸いなことに円華の紙おむつに気づいている生徒は誰もいないらしい。

(ここは委員長の尊厳を守らなければ……!)

 困っている人を見ると、放っておけないのが長政だった。
 咄嗟に円華を抱きかかえ、ついでに円華のカバンを持つと、教室を飛び出していた。

        ☆

「さて、どうしたものか」

 保健室のベッドサイドで戸惑っていたのは長政だった。
 咄嗟の判断で円華を保健室へと運び込んで、ベッドに寝かせてみたものの、これからどうすればいいのかサッパリわからない。
 保健の先生に任せておきたいところだけど、運が悪いことに保健の先生どころか一人の生徒さえもいない状態だった。

(俺の見間違いでなければ、委員長のスカートのなかには……)

 長政だって男なのだ。
 女子のスカートが捲れ上がれば見てしまうし、脳内メモリーに焼き付いてしまう。
 これは男の悲しいサガってやつなのだ。
 そして長政の脳内メモリーにも、しっかりと焼き付けられていた。

(委員長が、おむつ充ててた? しかもレモン色に染まっていたということは……)

 あの真面目な委員長が、授業中におもらしをしていたということだろうか?
 その事実に驚いてしまうけど、きっとそういう体質なのだろう。
 昨日の公園でのおもらしの一件も、秘密の失敗と言うことならば説明はつく。
 だからそのことを笑うのは、最低な奴がすることだ。

(それにしてもこうして見ると、委員長って意外と可愛いんだな)

 まくらに散った黒髪はツヤツヤしてて、眉毛も形よくカールしている。
 メガネの奥の素顔は、人魚のように可愛らしかった。
 いつも不機嫌そうにしてる真面目な委員長も、無防備な寝顔は可愛いようだ。

(……って、俺はなに委員長に見とれてるんだよ)

 今は委員長に見とれている場合ではない。
 こんなに可愛い委員長のスカートのなかには、おしっこに濡れた紙おむつがあるのだ。
 可愛い委員長のお尻を包み込んでいるのは、赤ん坊のような紙おむつ……。
 それはなんだかとても背徳的なことのように思えた。

(まずい。変な気分になってきたぞ。……ときに、俺はどうすればいいんだ? 委員長が起きるまで待つ? それとも寝てる委員長を置いて教室に戻るか?)

 もしも委員長が目を覚ましたとして、おむつを交換することになるのだろう。
 そのときに隣にいるわけにもいかないし。
 ここは一つ、書き置きでもして教室に帰った方がいいだろう。
 ベッドサイドの小さな机にあったメモ帳に書き置きを残して立ち去ろうと――、
 そのときだった。

「ん、んん……」

 円華の眉目が微かに歪むと、やや吊り目気味の黒瞳が開かれてしまう。
 円華は気怠げに身体を起こすけど、しかしまだ状況が飲み込めていないらしい。
 目を擦りながら、座り気味の目つきでキョロキョロとあたりを見回していた。

「ここは……、保健室? 私、なんでこんなところにいるのかしら? ……あれ、御影君?」
「よ、よう」

 長政は頬を引き攣らせてしまう。
 面倒なことに巻き込まれたものだ。
 ここで逃げ切ることができていれば、円華も自分の失態を思いだして早退なりなんなりしてくれただろうに。
 だけど、こうなってしまった以上は、逃げようがない。

「あっ」

 円華が短い悲鳴を漏らす。
 恐らく、思いだしてしまったのだろう。
 自らの失態を。
 教室で長政とぶつかり、尻餅をついておむつを見られ、しかもおしっこを横漏れさせて気絶してしまったことを。
 円華の頬が、みるみる赤くなっていく。

「大丈夫、クラスのみんなには見られてないと思うから」
「うう……、でも、御影君は見たんでしょう……?」
「そりゃあ、まあ」
「変だと思ったでしょ。学校でお、お、おおお、おむつ、穿いてるなんて」
「いや、そんなことは全然思ってないよ。そのことを笑う奴がいたとしたら、きっと最低な奴だと思うから」
「……笑わ、ないの?」
「ビックリはしたけど、笑ったりなんかしないよ、俺は」
「そ、そうなんだ……」

 円華はベッドの上であひる座りして、内股をもじもじと擦り合わせてみせる。
 セーラー服のスカートのなかには蒸れ蒸れおむつを穿いているのだ。きっと気持ち悪いのだろう。
 昨日も公園で漏らしてしまったようだし、今日だっておむつを穿いてきている。
 なにか困っていることがあれば助けてあげたいところだが……。

「委員長って、その……漏らしやすいのか?」
「そ、そんなことないわよっ」

 さすがにストレートに聞きすぎただろうか。
 円華は頬を真っ赤にして睨み付けてくる。
 それっきり保健室に気まずい沈黙が落ちてくる。
 ……が。
 円華は、視線を逸らしながらも、恥ずかしそうに口を開くのだった。

「その……笑わない?」
「たぶん」
「たぶんって、なによ、それ」
「笑うかも知れないから」
「もう、意地悪なんだから。でも御影君、私のおむつを笑わなかったし。だから知っておいて欲しいの」
「お、おう」

 円華の声のトーンが落ちる。
 それから待つこと二十秒ほど。
 円華は、ゆっくりと口を開くのだった。

「私ね、子供のころからなんだけど……人前でこっそりおしっこするのが好きな子だったの……」
「? 委員長、なにを言ってるんだ?」
「そこ、本気でキョトンとしない! 恥ずかしいじゃないのよっ」
「い、いや。驚かないほうが無理だろ。と、とにかく、人前って、たとえば」
「プールとか、茂みとか……人に見つかりそうなところ、とか」
「もしかして、昨日のプールの授業中」
「そ、そうよ……。あなたには気づかれそうで焦ったけど」
「それに公園でも?」
「うう、わざとしてました……。そういうスリルっていうの? ドキドキするのが大好きで、いつのまにか癖になっちゃってて」

 まさかの真面目な委員長の告白。
 それもかなり変態チックな。
 長政は思わず言葉を失ってしまったけど、それでも顔を真っ赤にしている円華が余計に可愛く思えてきてしまう。

「ははっ。真面目だと思ってた委員長だけど、意外なところがあるんだな」
「やっぱり笑った」
「いや、これは違うんだ。委員長、いつも怖そうにしてたから、ギャップにビックリしたんだ」
「むー。いつも不機嫌そうで悪かったわね。ただおしっこ我慢してるだけなんだから! いい? このことは誰にも秘密だからねっ」
「わかってるよ。誰にも言わない」
「絶対に絶対なんだから」
「ああ、約束だ。二人だけの秘密ってやつだな」
「ふ、二人だけの秘密……」

 その言葉が心の琴線に触れたのか、顔を更に赤くして俯いてしまった。

「でも」

 円華は俯きながら呟く。

「……こんな変態な私、嫌いになったでしょう?」
「いや、別に。むしろ意外な面を知れて、可愛いなって」
「か、可愛い……ッ! そういうことを女の子に軽々しく言わないのっ」
「ほら、怒ってもやっぱり可愛い」
「もう、知らないっ」
「本当に可愛いって思ってるんだって。そうだ、代わりのおむつとか持ってきてるのか?」
「一応、カバンに入ってるけど……」
「俺がおむつを換えてやるよ。そのくらいやれば、俺が委員長のことを嫌いじゃないって証拠になると思うから」
「そ、それはさすがに恥ずかしいしっ。御影君ったら、急になにを言い出してるのよっ。そんな恥ずかしいことさせると思う!?」
「俺がそのだらしない尿道を、しっかり躾けてやらないとな」
「し、躾け……ッッッ」

 しょわわわわわわ。

 委員長のスカートのなかから、くぐもった水音が聞こえてくる。
 どうやらたくさんおしっこを漏らしたというのに、また漏らし始めてしまったようだ。
 それだけ円華の尿道はゆるゆるなのだろう。


しつけて委員長6につづく!

この小説は同人誌の『大決壊! しつけて委員長』に収録してある小説です。
フルサイズのイラスト6枚も収録されています。
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