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サークル紹介の記事 (2)

Wedge White 2021/10/26 00:01

自己紹介はいつやってもいいし、何度やってもいいと思うのでします

自己紹介は何度してもいいと思うタイプの話

 私、今生康宏は結構、Vtuberの配信を見ています
 かつてこのポジションには実況者があったと思うんですが、まあ最近はVがメインですね。別にこだわりはないし、正直言ってVを見ていてもアバターはロクに見てないケースが多い訳ですが、自然と目に付きやすいのがアバターを持ったVtuberである、というのもまた事実だと思います
 とはいえ、幅広く見ている訳ではなく、大手のある箱と、逆に同時接続が一桁がデフォの個人ばかりを見ています
 こう言うと、かなり極端で変わった視聴スタイルだ、と思われるかもしれませんが、これは私が実況者を追っていた時代から変わらないことで、めちゃくちゃメジャーの人を見る一方で、ふらっと初見の全然人のいない枠にお邪魔したり、自分がコメントしないと誰もコメントしないんじゃないか、レベルの人の枠に入り浸って交流を楽しんだり、といったことをずっとしていたので、その頃と視聴スタイルは変わっていなかったりします

 そんな中、これは企業V特有のプロレスの範疇ではあるんですが「初見さんいらっしゃい。よければチャンネル登録お願いします」とあるVが言った時、コラボ相手が「そんなんじゃ誰も登録しないよ!もっと普段の配信内容とか説明しろ!」と言っていました
 結構、内容はうろ覚えではありますが、その箱推しの人ならば、割と切り抜きも有名だったりする事件(?)なのでピンと来ると思うんですが、ギャグみたいな流れでの発言ではありましたが、正直なるほど、とも思う言葉ではありました。言ってしまえば「雑に初見を歓迎して、登録だけしていけと押し付ける」訳で、あんまり誠実な対応とは言えないと思います。定型句的に言われる言葉ではありますけどね

 また一方、メジャーではない人の方が、デビューから一年以上経っているのに、今更自己紹介動画(2回目)を投稿する、というのも見ました
 これはなるほど、というか、実に理に適っている行動だと思いました
 Vというか、活動者はどんどん始めた当初からは変わっていくもので、最初の頃の自己紹介動画と今の活動内容が乖離している、ということは往々にしてあります
 また、その頃と大きく価値観が変わっていることだってあるでしょう
 そのため、活動の節目節目に自己紹介をやり直す、というのは実に理に適った素敵な行動だと思いました



だからまた、自己紹介をしたいと思いました

 Wedge Whiteはスローペースな無理のない活動をしてきましたし、これからもそれは大きく変わらない(変えられない)予定ですが、とはいえちょっと有料プラン周りも整備したりして、新たな展開をしたいと思っています
今月の有料プラン更新はゼロですが、加入者もいないのでノーダメですね
 といった自虐というか、事実の羅列もしていますが、いつかこの頃を笑い飛ばせるような活動者になりたいものです……いえ、なるんですよ。願望じゃなくて、断定していきましょう。そうなる
 ということで、改めてちょっとWedge Whiteの活動内容やその内訳について、説明できればと思います
 また、基本的にCi-enの更新は私、シナリオ担当の今生康宏だけで行っているため、もう一人のメンバーである田中トムさんに関しては、私側から見た紹介になります。あえて連絡とかは取ってません

主観しかない他己紹介というのも面白いですよね



Wedge Whiteって?

 元々はゲーム製作チームとして始まりました
 本当に初めは、依頼者である私と、イラストを依頼していた田中さんという構図から始まり、チームとしてまとまるという構想はなく、よくある同人でなんかやりてーなーとほざいてるワナビと、不幸にもそれに目をつけられてしまったイラストレーター、みたいな感じの関係でした
 当初は全年齢のノベルゲームを作っていたのですが、その活動を続ける中で、エロもやりたいよね……と流れていき、もうただの依頼の関係ではなく、何かしら同人活動を続けていくチームとしてまとまっていって、実はもっと増員もするかも……となったこともありましたが、そうなることもなく、とはいえ、自分の専門外のことに関しては別の専門家に依頼したり……とも考えてましたが、そうなることもなく、自分たちで新しいことを覚えて対処しよう、でも二人とも男だし可愛い女の子の声は出せないから、ボイスだけは声優さんに依頼していこう、といった形になりました
すごく英断だと思います
 同人作家の失敗、その1
 やたらとサークルを大きくして、芸術性の違いや熱量の違いで空中分解、なんかよくわからないことになって、でも大所帯だった頃を忘れられず、新しいメンバーを募集しては、またメンバーが出入りを繰り返して、地雷サークルの地位を確固たるものにする
 というケースを回避できていた訳です
というか、私がそれを経験してましたし
 自分が主体となる以上、同じ失敗だけはしてはならねぇ、と小さくまとまることを優先した節があります

 後はやっぱり、田中さんと私がすごい相性いいんですよ。のろけ話ですけど
 厳密には性癖とかが完全一致って訳じゃないんです。話し合いをした結果、どっちかが折れたり、逆に折衷案的にまた違う方針でまとまっていったりもするので
 ただ、どうやらすごく相性がいい、見ているアニメややってるゲームは違っていても、根本的な何か、つまりは感性というか、芸術性がすごく似通っている
 なので、この二人が一番、異物はいらない、という考えでまとまれたところもあります
 のろけ話ですけど



私が一応はリーダーです

 リーダー、キャプテンと、エースは違うものですからね
 サークルの主催というか、なんというか、は私、今生康宏となります
 読み方は「こんじょう やすひろ」です
 割と読みやすい名前だと思っていたんですが、割と世間的には読みづらいらしいんで、今からでも変えたい衝動に駆られることは多々あるんですが、もうこの名前で活動し過ぎたので変えられず、とはいえ、全年齢名義から変えようかな、とかも思っているんですが、やっぱりそっちでも結構な活動量があって
 名前を変えるのはリスキー過ぎる
 という、実に小市民的な理由から変えられずにいます。よければ覚えてくださいね。多分、当面は変えません

 元々はラノベを書く人になろうとしていたんですが、どうやら自分はどっちかというと、エロゲの方が合ってるらしいと気付き始め、とはいえ、いきなりエロゲ業界なんて入れないし、ジュブナイルポルノから入ろうかな、とか思って応募したら
 出版社から返信がなかったので
 絶望して、ほな自分でゲーム作るかぁ、となっていったという経緯があります
 結果的に商業エロゲの元気がなくなっていった時期だったので、英断ではあったと思ってます

 サークルではもっぱら、シナリオを書いています。絵は描けません
 いえ、志そうと思った時期もあったんですが、ねぇ……自分がモノになるまで練習するより、もう描ける人にお願いした方が建設的だ、と考えてこうなりました
 今でも描こうとする意思はいくらかあります。やりませんが

 サークル以外の活動としては、専業作家です。バイトとかもしてません。それでもなんとかギリギリ生存できてます
 メインとしては、小説家として主として個人、あるいはちょっとした企業からの依頼で小説や音声作品台本を書いていました
 ですが、サークル活動として音声作品のシナリオを書くようになってからは、Youtubeで活動されている声優さん、Vtuberさんから台本の依頼を受けることも多くなり、今では他の同人サークルさんから依頼をいただけるようになったため、主従が逆転して、今は小説家というよりは、音声作品のシナリオライターと化しています
 ただ、確定申告は小説家名義でしていたので、今でも職業としては小説家です。仮面みたいになっちゃいましたけど
 小説を書くのは今でもめちゃくちゃ好きなんですけどね

 シナリオ以外では一応、ゲーム製作も担当しています
 ゲームを作っていた頃は、ティラノスクリプトという言語でノベルゲーを作っていました
 後、RPGツクールでゲームも何本かエターナってます
 全く誇れない

 サークル内での色々な雑用も全て、私がしていますね
 こういった記事の更新、声優さんへの依頼、その他色々……主催ですからね

 ただ、今年に入ってからは本当に忙しくさせてもらっていて、Ci-enの更新もしたいけどできない、な状況が続いています
 ただ、少し依頼受付の形態も変えつつあって、今までほど「めちゃくちゃに忙しい」という状況は作らないように変えていければと考えているため、もっと更新を増やしていけるだろう、と勝手に考えています。全ては未定ですが

 基本的にはこう「おっきめの仕事をメインでやっていく」な方針にしたいと思っていますので、もしもこれを見ている同人サークルさんで、シナリオ依頼を考えておられる方は、どうぞじゃんじゃんツイッターとか公式サイトからお願いします
お金になる仕事は喜んでやります
 こいつ……

 い、いえ、一応は弁解しますと、どうしてもこう、お願いされたら断れない、というタチでして
 結果としてでも、中々手が回らなかったりして、ひたすらにお待たせしてしまったりして、といったことが続いていたため、そろそろ「今はちょっと無理です」「それはちょっとやりかねます」とお断りさせていただくということを覚えていこう、と変えていこうとしているつもりです
 頼られてる以上、すっごく嬉しい訳で、その期待には応えたい、とはなるんですが、体は一つしかなく、やっぱりこう、作家業っていうのは単純に時間さえあればできる、ということでもないため、その辺りの取捨選択をせねば、ということを今更になって気付き始めました。フリーランス何年目ですか
 でもこう、フリーランスならではの悩みというか、覚えなければならないことなんだろう、と今になって思ってます
 これが連載のある作家だったりしたら、それを支柱にしてやってけばよかったんでしょうが、基本的に単発が連続するか、単発を色んな人にもらうっていうスタイルなので、何をメインにしていいのかわからない、という状況だったんですよね
 それまで連続して依頼をもらっていた人から依頼が途絶えてしまったら、どうするんだ、みたいなところがありますし
 ただ、現状は本当に切れ間なく依頼もいただけている訳で、そういった依頼を支柱にしつつ、後は単発的にちょいちょい引き受けていければ、まあいい感じになるのではないか、と思いました。もうそれでいけるだろう、と

 ということで、今は単発のでかめのを熱烈歓迎、って感じです
 そこからもしも継続いただけるなら、あなたを私のメインにさせてください!みたいな

言ってることは完全なライフライナー募集みたいなもんですね

 フリーランスのリアルな話を聞けるのはここだけ!
 というのも一つのウリにして……いいですか……?どうですか?



私よりまともな人がイラストやってます

 Wedge Whiteのヤバくない方、が田中トムさんです
 すごくまともで立派で、私とはかなり違う方です。本当です

 サークルではイラストと、音声作品の編集をしていただいています
 イラストというのは、すっごくあやふやな表現ですが、キャラ原案、商品イラスト、ロゴデザイン、その辺りの視覚情報の全てを担当してくださっています
 特にロゴなんて、割とイラストと別分野だと思う訳ですが、お願いしていて、それですっごくいいものに仕上げてくださっているので、本当に頭が上がりません

 Wedge Whiteの特徴としてシナリオとイラストと編集が完全に内製というのは割と珍しいことだと思います
 恐らく、世間的にはサークルといえば個人サークルで、そのサークル主催はシナリオ業をしていて、イラストや編集を発注、あるいはイラストだけを発注している
 あるいは、サークル主催は音声編集だけをしていて、シナリオやイラストは発注、というケースが大多数だと思います
 そんな中、Wedge Whiteはシナリオとイラストはもちろん、音声編集まで田中さんにしていただいているため、かなり柔軟に動けるという特徴があります
 逆に言えばサークルメンバーが忙しければ動けないとも言えます
 これは一長一短だと思いますが、サークルメンバーの「好き」「この方がきっといい」をダイレクトに反映できるという点で、作品の仕上がりに関しては、大きなプラスなのではないか、と思います
 動きのスロウリィさなんて、同人なんでしゃーなしなんです。むしろめっちゃ早いサークルさんがヤバいだけなんですから



 ということで、私一人ではできないことを、かなり田中さんに助けてもらった上で、Wedge Whiteは動いている訳ですが、またのろけます
 Wedge Whiteの二人は相互にめっちゃ好きです
 あ、いえ、そういう訳ではなく……

 そもそも、私はいちイラスト発注者として田中さんにコンタクトを取った訳で、その時点で「この人のイラストでゲームを作りたい」と強く望んだということです
 ゲームなんてまあ、見た目が8割ですよ。実際
 な訳で、イラスト担当者はすごく大事。ものすごく重要。そんな人に私は田中さんを指名しました
 そして、田中さんの方でもWedge Whiteとしてまとまるという形に同意していただき……というか、割と田中さんからそのお話をもらったと記憶しているんですが
 私の書く文章が好きと言ってもらえたので
 まあ、相思相愛なんですよ。お互いがお互いの推しをやってるんです
男同士ですけどね

 世の中、色々なサークルさんはあると思うんですが、メンバー同士の好き度ではちょっと類を見ないものなのではないか、と勝手に思っています
 友達同士のなぁなぁというよりは、互いを創作者としてリスペクトして、正に「推し合ってる」という形なので、正しく、同人サークルやれてるな……と思ったりしています



同人サークルらしい同人サークル

 ちょいちょい、私が使う表現です
 「Wedge Whiteは同人サークルらしい」「この作品の方向性は同人らしい」
 なんだかよくわかったような、わからないような表現だと思います
 ただ、私はこの言葉、概念を大事にしたいと思っています

 もちろん、これは「最近の同人サークルは儲けを狙いすぎていて、商業化が甚だしい」とかと、批判するものではありません
 というか、たぶん、今までの同人がちょっと儲けを考えなさすぎてて、不当に赤字で血反吐を吐きながらやりすぎてたとは思っています
 ただ、そんな界隈の中に、古くからの同人サークルらしい同人サークルというか
 気分としては、文学サークルぐらいのノリで「これいいよね」「いい……」をやりつつ、その成果物をユーザーに提供しているサークルがあってもいいのではないか、と私は思っています

 もちろん、Wedge Whiteも拡大路線を狙っています。「知る人ぞ知る名店」では、結局マイナーで、せっかく作ったものを広くは知られずに終わってしまうので、それはいやだ、心苦しい、と思っています
 ただし、この根っこの考え方も捨てたくはない訳で、同人サークルらしい同人サークル、同人らしいこだわり、といったものをなくすことはなく、ひた走っていきたいと思っています

 まあ、それについては、Wedge Whiteが二人で、わちゃわちゃしながら作品を作っていくことを続ける限りは担保され続けることだとは思うのですが

もしも私と田中さんが失恋したら、その時はWedge White最期の時と覚悟しておいてください

 田中さんという相棒を失った時、私がWedge Whiteとして動いていける自信は全くありませんので

最後までのろけてるよ、この人

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Wedge White 2019/08/12 17:06

コミケ最終日に。かけ言葉とダジャレの境界線について

どちらも上手く伝わらないとなんか気まずいでしょう



 言葉遊びというのは、結構好きだったりします
 それが上手く機能するかはともかくとして、何かネーミングに迷ったりした時は、なんとなく韻を踏ませてみたり、規則性を持たせてみたり、そしてかけことばにしてみたり

 今までのWedge Whiteの音声作品は「小悪魔天使の誘惑」と「月灯 -ツキアカリ-」な訳ですが、前者は「○○の□□」といった形でシリーズ展開がやりやすそうだな、と思ってこういうタイトルにしてみました
 後者については、かけことばの域……でしょうか
 月明かりという言葉と、作品ヒロインの「月島あかり」の名前をかけた感じですね
 なんなら、あかりの名前の略称みたいな感覚すらあります

 音声作品のタイトルといえば、もうちょっとこう、ストレートといいますか、わかりやすくキャッチーなものにするものかな、とも思うのですが、Wedge Whiteは全体的に「シチュエーションボイス」というよりは、正しく「ボイスドラマ」という性質が強く、お話を作っている感が強いため、割りと実験的にこういったタイトルを付けています
 ただ、やっぱり作品タイトルから中身がわかりやすいというのも「強い」とは思いますので、色々なタイトルを試していきたいですね。まだまだ模索期って感じです

でも、結構毎回、タイトル会議はしっかりしてるんですよ

 中々に意見を出していって、大量のボツを作り、ある時はボツをサルベージし、くっつけてキメラ化し、真理の扉に持ってかれそうになって、鎧に魂を定着させたり……

そんなことは全くしません

 壮絶過ぎますね……他の音声作品サークル様も人体錬成の果てにタイトル決めしているなんて誤解されてはいけないので
 不用意なことは言わないようにしましょう



 こういう与太話をしている辺り、今回は捨て回だなと確信されている方もいらっしゃるかとは思いますが、割りと深いお話もしますので、どうか捨てないで……


 本題というのは、当サークル「Wedge White」の名前の由来について
 恐らく、あらゆる「名前」というものは、覚えやすさと同時に「引っかかり」が大事であると思います
 「辛そうで辛くない少し辛いラー油」ですとか……
 ええっと、後は……

わずかひとつ例示した時点でネタ切れ

 という脅威の引き出しのなさを露呈させていきますが、わたしはげんきです
 とにかく、このWedge Whiteという名前にも、その精神は生きています
 つまり、略称としてはありがちではありますが「WW」で成立しますし「White」、ホワイトというのは覚えやすい英単語ですよね。英語を習ってある程度経った中学生の時点で理解できます
 そして一方で「Wedge」という、ちょっと馴染みの薄い単語。ここが「引っかかり」になっています
 実はこの単語、英検にして準一級レベルの、超マイナー単語
 意味としては「くさび(楔)」となります
 いきなりくさびと言われても、恐らく最も馴染みがあるのは歴史で狙ったメソポタミア文明で使われた「くさび形文字」ではないでしょうか

 そう、中々くさびっていうのはイメージしづらいものです。たとえwedgeの意味を調べたとしても、中々ピンと来ない、胸の引っかかり……

それこそがwedgeなのです

 くさびとは、主に木に打ち込んで使うもの
 その役割としては、木を割ったり、逆に木材同士を結合したりします
 つまり、あなたの胸に生まれた引っかかり、それこそがWedge Whiteが放ったWedge……

既にWedge Whiteの『攻撃』は完了している……おまえの胸に打ち込まれた『くさび』それこそがおれのスタンドの攻撃だ……ッ!

 パロネタしか言ってない辺り、今回の記事の無理にひり出した感はありますが、とにかく一生懸命なんです
 
 とにかく、Wedge Whiteという名前はその作品に触れてくださった形に「何か」を残したい、という気持ちで付けられました
 それが感動でも、笑いでも、射爆了でも、なんでもいい
 とにかく、なんらかの感情が残ればいい、と思って、このくさびを意味する言葉をサークル名にしました
 また、ほとんど語呂合わせのように加えられた「White」については、イメージとしては真っ白なカンバスのように、何でも作れる、何色にでも染まる、という意味合いをもたせてあります


 色々とぐだぐだ言ってきましたが、つまるところ、Wedge Whiteは「自由なサークル」であるというのが「実際」です
 どんな感情を残してもらってもいいし、サークル側自身が色々なことを模索していきたいと思っています



 さてはて、変な流れになってしまいましたが、同人サークルとしては本日まで開催されていたコミックマーケットについて触れないのが逆に不自然というものなので、軽く
 まず私は生涯一度もコミケに参加したことはありません。一般でもサークルでも
 チェリーボーイです
 そもそも私、今生康宏は関西住みのため、中々東京にまで遠征に行くというのも……
 というのは完全に甘えですが
 いやぁ、コミケ規模の即売会は色々と辛い、まだオタクレベルが足りないと感じているんですよ……
 ただ、全く未経験という訳でもなく、西日本勢としてはむしろこっちこそが本番と言いたい、な「こみトレ」には一般参加経験があります

 もう夏コミも終わった後にそれはどうなんだ、という気もしますが、私流のイベントの楽しみ方についてなど、ちょっと語ってみてダジャレとパロに満ちたこの流れを変えて終わりたいと思います

 まず、私はイベント参加前には、めちゃくちゃ調べます
 excelを開きながら、そこにイベント会場の模式図を作り、購入するべき新刊のリストと、その金額一覧、合計金額の試算をして、まずは自分がどれぐらいの資金を用意すればいいのかを算出します
 その後は、会場模式図を元に、どういうルートで会場を回れば効率的に新刊を購入できるかのルート決めをします

既にこみトレ新刊購入RTAのチャート作りは始まっているんです

 ちゃーんとチャートを作って、チャートを守り、チャートに守られる参加者なのです
 さてルート決めの後ですが、まずここで自覚しなければなりません
 最初に決めたルートは机上の空論、全てのブースで並ぶことなく新刊を購入した場合の仮定でしかないのです
 しかし、即売会はそこまで甘くありません。思った以上に並ぶこともあるでしょうし、新刊を掴みそこねることも、ブースに人がいないということも、なぜか画一的なイベント会場で迷うというガバの可能性だってあるでしょう
 そこで、ここで決断が必要になります。覚悟で道を切り開くフェーズです
 つまり、新刊の入手優先順位を付けます
 ここにはもちろん、自分の欲しい度も関係しますが、一番はサークルの過去実績を元に、どうやら人気サークルだ、相応の混雑が予想されるぞ、となれば優先して並ばねばなりますまい
 ただ、同時にたとえ人気サークルであったとしても、それが本当に自分にとって欲しいのかについては熟考する必要があります
 「一般的に評価高いから」と並ぶのは同人の世界においての恥と知れ、です
 そもそも人気な場合は委託の可能性も高いですし、過去に委託しているか、通販対応しているのか、についても調べ上げ、その上での優先順位決定が必要になります
 調査ガバは許されないのです
 丁寧な事前調査の末、優先して並ぶべきサークルをピックアップ。数はイベント規模やイベントを通して自分がマストで購入したい作品数にもよりますが、まあこのPU枠は5ブースぐらいでいいでしょう
 そして、イベント開始と同時にこのPUサークルを周り、そしてその後、最初に決めた効率化された移動ルートに則って行動を始めるのです

 さて、イベントはなまものです
 PUの後にチャート通りに行動を開始した時、思わぬ行列に見舞われることもあるでしょう
 「くそっ、こんなはずじゃなかったのに!このままじゃ他が売り切れるかもしれん、飛ばすか!?」
 こういった焦燥感に駆られることもあるでしょう
 しかし、しかししかししかしです
 大胆なオリチャーは死と知れ
 あなたは学校のテストを解いた後に何度も見直しをして、そして試験終了のチャイム間際、間違いに気づいて書き直したことがありませんか?
 そして、答案が返却された時、その書き直した問題は正解していましたか?
 間違えているでしょう。なんなら最初書いていた答えが正解していたことでしょう
 そういうものです。急ごしらえの方針変更など、大抵いい結果を生まないのです
 なので、チャート遂行中にハプニングが起きた場合の最適解は――チャートを守る
 並んでいいんです。並べばいい。それで他が売り切れたとしても、目の前にあるブースから離れないのがいいんです
 なぜなら。そう、なぜならば

ブースを飛ばした結果、なんかリズムが乱れて他のブースの行きそこね、買いそこねが頻発するから

 それはチャートに逆らった者への罰
 ガバがガバを生み、ガバの連鎖に囚われた者はもはや、チャートの加護を失い、イベント敗北者となってしまうのです
 それゆえに死んでもチャートは守るんです

 そうやってチャートに守られた結果、大体欲しかったものは手に入ったとします
 さあ、ここで「よし、めっちゃ時間余ったけど帰るか!」と言い出すのは……カバ!
 チャートは終わったのです。チャートの束縛から解放された後にすること、それはもう一度会場を回り始めること
 私はイベント参加時、最初の試算の2倍ほどの軍資金を用意することにしています
 そう、あらかじめ購入を決めていた新刊は、あくまでネット上で見られるわずかな情報から決められたもの
 実際に現地に行った時、思わぬ欲しい作品が見つかることなど、全く珍しくはありません
 そう、最初にチャートを厳守しろというのは、そういった誘惑にも負けず、まずは最初に決めたものを全て買うか諦めるかした後。その上で、現地で欲しいと思った物を買いに行け、ということなのです
 これは自分のためでもあります。現地で目移りした結果、行く前から欲しいと思っていた作品を買えなかった時の悲しみ、苦しみ……それはあまりにも辛いのです
 ゆえに、まずはチャートを守る
 その後、現地のライブ感で動き始めるのです
 究極、現地での出会いについては、諦めてもそこまで精神的ダメージは大きくないはずなのです。なぜなら、行くまでは知りもしなかったのだから
 これは調査ガバというよりは、ランダム要素みたいなものです
 私は安定チャートを組んでいるので、ランダム要素を視野には入れていません
 そのため、ランダムでドロップするアイテムを取りそこねても、それは仕方がないことなのです……
 という精神で、現地で欲しいと思ったものは後回しにします
 そして、もう1周する中で、じっくりと購入していく

 これこそが自己流のど安定思考のイベント参加RTAチャートです
 次のこみトレは9月8日です。このチャート作成法を試して、RTAされてみては!?(責任は取りません)




 色々とドタバタしましたが、最後に夏らしいイラストなど
 Wedge Whiteの新作は現在、2作進行中です
 その中の一作のキャラクターになります。どうぞ、お楽しみに……!

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