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2020年 04月の記事 (16)

官能物語 2020/04/30 18:00

息子の告白/14

 ゆっくりと上に下にこするたびに、息子が、

「はあっ……」

 と気持ちよさそうな吐息を漏らす。それを聞きながら、肉棒の硬さと熱さを感じ、その威容を目にしていると、久美子は、だんだんと体が再び熱くなるのを認めた。本当に入るのだろうかという不安はやはりあるものの、体の方は、この巨根を入れてもらいたがっていることは明らかだった。久美子は、とろりとした蜜液が、秘唇から新たに滲み出すのが分かった。

「すごく気持ちいいよ、母さん……」
 
 息子がうっとりとした声で言う。それは、久美子も同じだった。彼の肉棒をさすり、彼が気持ちよさそうな声を出すだけで気分が高揚する自分が不思議である。こんな気持ちになったことはこれまで一度も無かった。

「ああ、母さん、ストップ!」

 焦ったような息子の声を聞いて、久美子は、慌てて手を止めた。見上げると、ホッとしたような息子の顔が見える。

「もうちょっとで出るところだったよ」
 息子が言った。
 久美子は一度出してしまった方がいいのではないだろうかと、考えた。それを提案してみたところ、

「うーん……」

 と高典は難色を示した。

「それもいいかもしれないけど、でも、出しちゃって、万一立たなかったら嫌だからさ」

 行為の最中であるというのに、奇妙な冷静さで、高典は答えた。本当に童貞なのだろうかという疑問が湧くような落ち着きようであるけれど、もしも初めてでなければ、手による愛撫くらいで、達しそうになるわけもないだろうからやはり初めてであるのだろう。そもそも童貞だというウソをつく意味も分からなければ、あるいは、初めてではないにしても、それによって、現状が何か変わるわけでもない。

「じゃあ……シようか?」

 久美子はそう言って、彼の一物から手を放し、自分でショーツを脱いだ。さすがに、ショーツまで彼に脱がされるのは恥ずかしすぎる。とはいえ、ショーツを脱いで、全裸になったこの状態も恥ずかしく、

――早く終わってほしい……。
 思わず考えてしまったことを、大急ぎで打ち消した。これからすることは、(おそらく)息子の初めてなのだから、思い出に残るものにしてあげないといけない。久美子は、ベッドの上に腰を下ろすと、覚悟を決めて、息子に向かって足を開いた。

「来て、高典」

 そう言って、両手を伸ばすようにする。

「う、うん……」

 息子は、ベッドに上がると、膝ずりをして、母親の足の間に入ろうとして、そこで、止まった。そうして、じっと、久美子の股間を見つめた。

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官能物語 2020/04/30 15:00

息子の告白/13

――えっ、こんなに大きいの……。
 
 あまりの驚きに、久美子は、息子の股間をまじまじと見つめてしまった。思っていた標準より長さも太さも二回りくらい大きい。これは、ちょっと大きすぎないだろうか。あるいは、久美子が付き合ってきた男性のモノが平均を下回っていただけなのかもしれないけれど、どちらにしても、久美子に衝撃を与えていることは間違いない。

――こんなの入るの……?

 久美子は、大いに不安になった。その件に関しても、不安になったし、仮に入ったとして、入ったらどんな気持ちになるのだろうか、とそれに関しても心配になった。

「おれの、変かな……?」

 あまりに間を置きすぎたので、心配になったのだろう、息子が、心細そうな声を出した。久美子は、慌てて首を振った。そうして、

「すごく立派よ」

 と、そういう言い方がふさわしいのかどうかよく分からないながらも言うと、高典は、ホッとしたようだった。

「じゃあ、触ってみてよ、母さん」

 という言葉に、自分が今なにをするところだったのかを思い出した久美子は、おそるおそるといった風で、息子のそばに近づいた。

「さ、触るわね」
「うん」

 ゆっくりと手を伸ばして、高典の男性自身に触れると、それはまるで熱せられた鉄の棒のようだった。久美子は、肉棒の底を握るようにすると、改めて、間近から一物と真向かった。皮は綺麗に剥けており、ピンク色の綺麗な亀頭が覗いている。その亀頭の中心部にある尿道口は、濡れたようになっていた。感じると、女が濡れるように、男も濡れるのだということを、付き合っていた男性から聞いたことがある。肉棒からは青臭い匂いがして、しかし、それは全く嫌な匂いなどではなくて、嗅いでいると、興奮するような、まるで媚薬のような香りだった。

 久美子は、ゆっくりと、肉棒を上下にこすり始めた。男性器をどう愛撫すればいいのかということは、一応知っている。知ってはいるけれど、経験が豊富にあるわけではないので、これで本当に気持ちいいのだろうかという心配は、

「ああ……母さん、すごく気持ちいいよ、最高だよ……」

 という息子の言葉で、すぐに消えた。上目遣いで、彼を見ると、確かに気持ちよさそうな目をしている。

「そうしてゆっくりこすられているだけで、出ちゃいそうだよ」

 続けて、息子が言うので、久美子は慌てて手を止めた。すると、

「続けてよ、母さん。出そうになったら、ちゃんと言うからさ」

 と少し鋭い声がかけられたので、久美子は、彼の言うとおりにしてやった。

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官能物語 2020/04/29 10:00

息子の告白/12

 思わず、目を開くと、息子の指が、乳首をつまんでいるのが見えた。

「これ、気持ちいいの、母さん?」

 そう言って、彼が、グニグニと乳首を圧迫してくるたびに、脳が快感に侵されていくのが、久美子には分かった。
「はあっ、あうっ!」

 ただ単に乳首をつままれているだけだというのに、こんなにも感じてしまうことが、やはり、久美子には不思議だったけれど、そんなことを考えている余裕は無かった。このままだと遠からず、またイッてしまう。
 
 相手が経験豊富な男性だったとしたら、その愛撫でいくらイッても構わないけれど、相手はまったく経験が無い童貞の少年なのである。その愛撫で達してしまうことが恥ずかしいとともに、こちらだけ感じていては悪い気がする。本来であれば、こちらが導いてやらなければいけない立場なのだ。

「た、高典っ……やめてっ」

 久美子は、意志の力を最大限動員して、息子に声をかけた。ハッとした彼は、

「ごめん、母さん、痛かった?」

 心配そうな顔をした。久美子が慌てて、

「そ、そうじゃないの、とても気持ちよかったわ」
 
 言うと、ホッとしたような顔を見せる息子に続けて、

「今度は、わ、わたしがしてあげるから」
 
 と体を起こした。愛撫を申し出たわけだけれど、息子の望みは、挿入であるわけで、的外れな申し出になったわけだが、向こうだって触ったわけだし、そもそも入れられる前に、息子のモノがどの程度のものなのかを知っておきたいという気持ちがある。標準であれば……と言っても、男性のモノの標準がどの程度なのかということは、経験が少ない久美子には、はっきりとは分からないけれど、とにかくも自分のナカに受け入れるに当たって、それほど恐怖を感じないようなサイズであればそれはそれでいいし、もしも長大なものであれば、覚悟を決める必要がある。

「母さんが、触ってくれるの?」
「ええ」
「やった」
 
 息子は、心底から嬉しそうな顔をして、一度ベッドから降りると、それでも恥ずかしがっているのか、あるいは、単なる慎みか分からないけれど、向こうを向いて、ボクサーブリーフを落とした。引き締まった綺麗なお尻が見えて、久美子は、思わず笑みを漏らした。彼のお尻を最後に見たのはいつのことだったろうか。一緒にお風呂に入っていたときだから、あれは……と、そこまで、考えていたところで、久美子の笑みは凍り付いた。

「見せるの、ちょっと恥ずかしいな」

 そう言って、こちらを向いた高典の中心部は、隆々としており、それは、久美子が考えている標準をはるかに超えていたのだった。

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官能物語 2020/04/27 16:00

息子の告白/11

 恥ずかしくなったわけだけれど、事実が消えるわけでもないので、何とも言えずにいると、高典は、

「母さん、おれ、もう母さんのナカに入れたい」

 と切なそうな顔をして言った。

――え、も、もう……?
 
 いずれそうなるとしても、もう少しペッティングやらなにやらをしたあとだと思っていたので、久美子は急な展開に驚いたけれど、しかし、自分は一度イッたわけだから、彼もイカせてあげないと、公平ではないような気もした。

 それじゃあということで、久美子が、寝転がったまま、身につけている下着をどちらとも脱ごうとすると、

「おれにやらせて、母さん」

 と言って、久美子が断る前に、高典は、まず、すっと母親の背に手を回して、ブラジャーのホックを外してしまった。経験が無いくせにどうしてこんなことを知っているのか、と思ったその気持ちが顔に出てしまったのだろうか、息子は苦笑を漏らすと、

「今は何でも動画が教えてくれるからね」

 と弁解して、そのままブラジャーを取り払った。乳房をまともに息子の目の前にさらした久美子は、再び、恥ずかしさに頬を火照らせた。息子は、強い光をその目に宿して、乳房を見てきた。久美子は、つい、両腕で双乳を隠して、

「そ、そんなに見ないで……」

 と横を向いてしまった。その久美子の腕に、すぐに高典の手がかかって、

「母さん、ちゃんと見せてよ」

 と久美子の腕を乳房から離すようにする。

「……綺麗だ、母さん」

 久美子は、思わず目をつぶった。

「触ってもいい?」

 という息子の声に、目をつぶったままこくりとうなずくと、すかさず、息子の手が乳房にかかるのが感じられた。男のがっしりとした手に乳房をつかまれた久美子は、まるで魂をつかまれたような気分になって、自分が彼のものになってしまったという錯覚を覚えた。

 息子の手がゆっくりと自分の乳房を揉み始めるのが、久美子には分かった。乳房を揉まれてもそれほど気持ちいいと思ったことはないけれど、不思議なことに、今は揉まれるたびに、甘い快感の電流が生まれて、体が自然と震えるのだった。

「あっ、あっ、あっ……」

 と声まで漏れ出てしまう。こんなことは初めての感覚だった。ずっと男に触れられていない体が過剰に反応しているのか、それとも、

「可愛いよ、母さん」

 他ならぬ彼に触れられているからだろうか。

 そのとき、ひときわ強い快感の電流が、乳房から脳髄へと走って、

「ひあんっ!」

 久美子は、声を大きくした。

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官能物語 2020/04/26 14:00

息子の告白/10

 唇を重ねていると、久美子は、体がとろけるような感覚に陥った。血がつながっていないとはいえ、これまで育ててきた息子とキスをすることに関して、抵抗感というものは全く無くて、ただただ気持ちがいい。こんなに心地よくていいのだろうか、と怖くなってしまうくらいである。

 久美子は、そっと背中に手が回されるのを感じた。男のしっかりとした腕に抱かれるようになって、そのことにも、うっとりとしてしまう。

――リードしないと……。
 と思っているうちに、その腕に力が入れられて、ベッドに押し倒される格好になった。閉じていた目を開くと、目前に、息子の爽やかな微笑みがある。唇を離した息子が、

「母さん、愛してる」

 万感を込めた声で言ってきた。久美子は、まるで心臓がつかまれたような気持ちになった。愛してる、その言葉が言えず、これまでどれほど彼は苦しんできたことだろう。それが、ようやく今言えるのだ。

「わたしも愛してるわ、高典!」
 久美子は、反射的に言って、また自分から唇を重ねた。足を彼の足にからめるようにすると、太ももが、息子の一物に当たる。そこはもう硬くなっていた。久美子は、胸の鼓動が速くなるのを覚えた。強ばった彼のモノを、もう少ししたら受け入れるのである。それを考えただけで、秘唇がじわっと濡れるのが分かる。

――もう、どうにでもしてっ!

 と早くも、久美子がリード役を放棄してしまいそうになったときに、唇の中に、にゅるりと何かが挿入されるのが分かった。舌である。口内に侵入してきた息子の舌は、久美子の舌と言わず、歯と言わず、いたるところを舐め回すようにした。

「んっ、んふっ……!」

 久美子は、自分の鼻息が荒くなるのを聞いた。体はびくっ、びくっ、と震えて、鼓動はさらに早くなる。ただキスしているだけでも気持ちよかったのに、ディープキスまでされて、どうにかなってしまいそうである。そうして、その時は、いきなりやってきて、

――い、イクッ!

 びくびくっ、と体を何度か痙攣させて、久美子は、絶頂を味わった。久しぶりのオーガズムは、蜜の味である。久美子は、しばらくの間、夢中を漂っていた。

「……母さん?」

 息子の声に応じて目を開くと、彼が心配そうな顔をしているのが分かった。久美子は、正直に、イッたことを伝えた。すると、高典は、嬉しそうな顔になって、

「すげえ。母さん、イッたんだ!」
 
 と声を上げた。久美子は頬を赤らめた。童貞の少年に、簡単にイカされてしまったことが、今さら恥ずかしくなった。

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