ダラナ 2022/08/27 16:22

BL小説「万年発情期のバニーボーイ」試し読み


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【万年発情期のバニーボーイ】


不祥事を起こして協会からもジムからも追いだされた、俺は元プロの格闘家。

業界には、もどれないにしろ、せっかく鍛えあげた肉体と腕っぷしの強さを活かせる仕事につきたく、夜の町へと。

用心棒として雇ってもらいたかったのだが、訪ねる店の先々で、裏社会の人にスカウトされて、なかなか、うまいこといかず。
裏社会の連中と深く関わらず、夜の町で仕事をするのは難しいよう。

アキラメズに探したところで、ようやく、こちらの条件を飲みこんで雇ってくれたのがバニーボーイのお店。
男たちがバニーガールの衣装を着て、網タイツにピンヒールをはき、酒を提供しながら接客するところだ。

このごろは警察の取り締まりがキビシイに、本番はもちろん、準ずる性的な行為も厳禁。
といっても、バニーボーイが煽るような刺激的な格好をしていれば、つい手をだしてしまう、なっていない客が後を絶たないため、用心棒が不可欠。

まあ、グレーゾーンな店はどこでも、こういった仕組みになっているものを、このバニーボーイの店は、もっと徹底的に管理がされている。

万が一に店内で過ちが起こらないよう、バニーボーイに貞操具の装着を義務づけるという。
股間とお尻、どちらも金具でがっちりガードされ、トイレをしたいときは、いちいち店長に鍵で外してもらわないと。

しかも、すべての従業員も強○的に。
さすがにバニーボーイほど本格的なものでなく、トイレは自由にいけるし、金具に覆われているのは、ちんこだけ。

まあ、俺はバニーボーイに欲情せず、イタズラ心もなかったに、貞操具装着にさほどタメライはなく。
ただ「用心棒でも、バニーボーイの格好してもらうから」と指示されたのには「ええええええー」と不服だったが。

曰く、いかにもな用心棒風情が見回っていると、客が心ゆくまで現実逃避してタノシメないからだとか。
「いや、バニーボーイの格好したって、こんなムキムキなの、どうせ浮くでしょう」とケチをつけるも「いやいや、そういうのスキなお客さん用のマッチョバニーもいるから」とか。

で、しかたなくバニーボーイに扮して、店内を監視し、ヘルプボタンが押されたら駆けつけて、ルール違反の客を外に放りだす日日を、思ったより、忙しく過ごして。

ある日のこと、店ナンバーワンのウサミがヘルプボタンを。
急行すると、ぐったりとソファにもたれる彼に、客の親父が舐めたり口づけしたり。

いつもどおり「はーい、お帰りくださーい」と追っぱらいつつ、胸騒ぎがして、個室にもどってみると、顔を真っ赤にしたまま、しきりに胸を上下させ、呼吸困難に陥っているウサミ。

「薬を盛られたのかもしれない!」と抱えあげて、地下の医務室へと。
ベッドに寝かせ、とりあえず、ウサギの耳を外そうとしたら。

引っぱっても、カチューシャがとれないし「う、ぎい・・・!」とイタガルし。
ほんとうに、耳が生えているようで「いや、まさか」と思い、耳から手をはなし、店長を呼びにいこうとしたら。



「というか、このままでは・・・!」と焦っていると「ねえ、用心棒のウサギさん?これ、なーんだ?」とウサキチが乳首から手をはなし、あるものを目のまえに掲げて。
小さな金属の鍵だ。

「尻を指でほじくるだけで、ここまで追いつめられてさあ、うさぎの全力全開発情ちんこをぶっこんだら、貞操具をつけたままのあんた、どうなるかなあ?
くく、ちんこ、破裂しちゃって、あんた、男の象徴を失くしたまま、生きていくことになるかもね。

そうなりたくなきゃ、仕事サボってウサギの交尾に耽るイケナイ用心棒さん?
屈辱にまみれながら、反吐がでるほどぶりっ子に、オネダリしな」
その要求に応じれば、鍵で貞操具を外してくれるのだろう。

もちろん、反吐がでるほどイヤだったし、せめて、すこしは噛みついて「抵抗したが、力及ばず無念」との格好にしたかったが。

スーパー○イヤ人化したように、ちんこの覇気で貞操具をふっとばした、ウサミは待ってくれそうにない。

指をぬかれてしまっては、もう待ったなしで、鍵で乳首をイタズラされるのに、やだやだあんあん泣きながら、恥を飲んでオネダリを。

「あ、あう、う、お、俺、ウサギ、しゃん、と、んあ、あ、んん、めちゃ、くちゃ、交尾、した、のお・・・。
は、はあ、ほら、ウサ、ギ、しゃ、子作、り、俺と、しよお、ひん、あん、ひあ・・・」

自分で云っておいて「ウサギと交尾する俺」を想像するに、舌を噛み切りたいほど屈辱的であり、でも、ちんこは大興奮で、貞操具をぎちぎちと揺らす。

「く、そ、くそお・・・!」とクヤシ泣きするも「よーく、できましたあ」とウサキチはご満悦そうに、耳元でくすくすと。




【王様が裸ではケツが守れません】



今や俺は、世間に名をとどろかすカリスマデザイナーにして、オシャレ番長としても人気を誇る、イケメンタレント、OH!SUMMER!(オウ!サマー!)。

はじめはテレビ局の衣装係で、くすぶっていたのが、あるとき、体調不良でアシスタントの亀吉に任せたところ、担当したタレントが「チョーいけてる!」と大絶賛。

絶大な影響力がある女性タレントだったから、ネットでその賞賛ぶりが拡散。
「コーディネートしたのは、だれだ!」と注目の的となった亀吉が「チーフの指示です」と云ったことで、一躍、俺は時の人に。

デザイナーとして名を上げただけでなく、もともと、社交的で口達者、サービス精神が旺盛だったに、あっという間に売れっ子タレントの仲間いりも。

俺のブランドの服や、それ以外に身につけたものも、秒で完売するほど、影響力はすさまじく。
デザイナーとしても、タレントとしても順風満帆に仕事をしていたのだが、まあ、じつのろころ、デザイン関係の仕事は、ほとんど亀吉の手によるもの。

それを、自分の手柄のように誇っているのが、はじめは疚しかったものの、亀吉曰く「俺はコミュ症だから、先輩が表舞台で活躍してくれてこそ、デザイナーとして生きられるんです」となんとも健気なもの。

もちろん、報酬を惜しみなく与えながらも、あまりに亀吉が従順で、すこしも文句も不平も垂れなかったので、そのうち気に病まなくなった。
「俺がいなけりゃ、あいつ今ごろニートだろうしな」と思うようにもなって。

そうして影の立役者がいるのを隠したまま、華々しく活動していたところ。
だれも、亀吉の存在に勘づいていないと思っていたのが、レギュラー出演するバラエティ番組でのこと。

「OH!SUMMER!さん、めっちゃテレビ出演して忙しそうなんに、ブランドの新作、ばんばん発表しとるし、芸能人のコーディネートの依頼も受けまくっとるし。

ぜんぶ、やっとったら、頭も体もぶっ壊れそうやのに、なんで、そんな平気でおるん?
もしかして、OH!SUMMER!の分身みたいのが、何人もおるんちゃうん?」

無神経な関西芸人のノリに、苛立ちながらも、俺はにこやかに百点満点な対応をしたもので。

「俺は息するようにデザインを考えているんです。

それと、みなさんが、友人づきあいや恋愛、酒、セックス、趣味の遊びに耽る、その時間をすべてデザインに注ぎこんでいる。
だから、報われているというだけですよ」

ほんとうのところ、デザインに人生をすべて捧げているのは、亀吉のこと。
むしろ俺は遊び呆けていたのだが、さほど嘘の自覚なく、いけしゃあしゃあとうそぶいて。

翌日、やつれた顔をした亀吉に「先輩、誕生日おめでとうございます」と丹精こめて作ったという服をプレゼントされた。
黒のトップスとスカートパンツで、うっすら見えるか見えないか、黒いシルクの糸で刺繍が。

早速、着てみてテレビ局にいくと「わあ!シンプルで逆に斬新ですね!」「目立たない刺繍!かっこいい!」と大評判。
「これは、またバカ売れするかもな」と意気揚々と歩いていたら、急に手首をつかまれた。

握力の強さに、ぎょっとすれば、相手はうすヨゴレタ格好をしたAD?

血走った目でじろじろ見るのに、なんだか気圧されて口を利けないでいると、手首をつかまれたまま機材室に連行。
突きとばされ、壁に背中を打ちつけつつ「ちょっと、きみ!俺がだれだが、分かって・・・・!」と抗議しようとしたら、両手で壁ドン。

「OH!SUMMER!さん!あなたこそ、なに考えているんですか!」と逆にクレームされて。

「このごろ、身勝手で横暴なふるまいが目に余っていましたけど、まさか、局内を裸で闊歩するなんて!
天狗になりすぎて、とうとう自分を見失い、狂ったんですか!」



いや、そういえば、昔、売れていないころ、あまりに異性と無縁の生活だったから、亀吉にフェラをしてもらったが・・・。
そうそう、あんあん女のように鳴いて乱れたのが恥ずかしかったもので、それから同性と遊ぶことはなく。

「あ、あ、あう、あうん、あひい!や、やめ、ろ、こん、な、性的、暴行、は、はあ、はうん、はひい、クビ、どころ、か、警察、沙汰・・・・!」
「はっ、居ても居なくても、どーでもいいスタッフに、ちんこを揉まれてウレシウにしちゃって、あんた、ほんと、性格いいな!
金と名声にしか目がないのに、すべてを失うようなスキャンダル、自分から世に広められないだろ、どうせ!」

「や、やあん、ちが、あう、う、ウレシ、ない!くう、だれの、差し金、で!ひゃあ、あ、あ、だめえ、先っぽ、やああ!」

「俺は操られていないし、だれも貶めようとなんかしていない!
裸で歩きまわる、あたながワルイんだからな!」

どうしても、その言葉が信じられないとはいえ、指摘されれば、意識せざるを得ず。
びんびんに張りつめた乳首が、相手に丸見えかと思うと、頬が燃えそうに熱く。

俺の心を読んだかのように、胸に顔を寄せられ、乳首をしゃぶしゃぶ。
にゅっこにゅっこにゅこにゅこ!と先走りまみれのちんこを扱かれ、とどめとばかり、乳首をかるく齧られて、強く吸われて。

「あ、だめ、ADなん、か、の、キタナ、手で、イカ、され、ひあ、あ、あ、あ、ふうあああああー!」




尻に固くて太いのを擦りつけながら、乳首を五本の指でこしょこしょこしょこしょ!

「ふにい!あふ、あん、ああん、あああん、だめ、そ、な、いっぱ・・・!」と追いつめられ「これで、どうや!」と突起をつまんで引っぱられて「やにゃああああー!」と空イキ。

「ふふふ、親の仇みたいに憎たらしかった、あんたが、マタタビに狂う猫みたいに見えてきたわ。

乳首だけでメスイキするなんて、田口くんに、あんた、どんだけ精液絞りだされてん。

局のお偉いさんや、ベテランの大物以外、番組のスタッフや共演者には無礼千万な態度をとっとる、あんたがなあ。
田口くんとのエッチ、精液枯らすほどタノシミまくったからに、どんな、精神構造してんねん。

てっきり、俺ら若手芸人や若いスタッフを蔑んでるかと思うたけど、そうか、煽ってたんか。
で、テレビ局で裸をさらしおって、ブチギレた俺らを襲わせよういう魂胆かいな」

「オノボリさんが調子こいて、ビッチなお遊びしおるとは、キライでないでえ」と舌なめずりしたのを、否定しようとするも、濡れたちんこを、ぬちょぬちょ扱かれて「や、やあ、は、はあう、はひいん・・・・」と舌が回らず。

イッタばかりで強い刺激を与えられるのは○問のようだし、いじくり回された乳首が放っておかれて、掻きむしりたくなるし、なにより、尻が熱く疼いてやまいし。

まだ、ADの精液が垂れて、俺はズボンを透視できないが、床上手には内側から溢れているように見えているのだろう。
と思うと、心拍数があがって、体が火照ってしまい、腰がむずむず。

ひそかに俺が焦れているのに気づき「なあ、OH!SUMMER!さんよお」とにやにや誘惑を。
「俺のような下等で卑しい一発屋芸人と自分がチガウいうなら証明せえよ。




【今日おまえに夜○いをする】



俺が通うのは、航空に関する技術を学ぶ高校。

こういった専門高校は多くないので、俺を含めて全国から生徒が集まり、大半は寮生活。

田舎の山奥にぽつんと校舎が佇み、辺りにコンビニどころか、商店も家もない陸の孤島。
どこにも遊びにいけなく、夜の時間を持てあます連中は、部屋に集合することが多い。

日中、学校で電子機器やコンピュータを散々いじっているに、寮に帰ってからは、タブレットやゲーム機を触る気になれず。
その日はとくに試験あけだったし、頭を空っぽにしてバカ騒ぎできる王様ゲームで大盛りあがり。

さてさて、はじめに王様に君臨したやつが命令したことには「二番と六番は、スキなやつを自白しろ!」と。

一番目とあって、さほどのムチャぶりではなく、ただ、王様は大真面目な返答をお望みではない。

なにせ、学校の男女の比率は9対1で、ここは男子校のようなもの。
ヒトニギリの女子に恋するヤツもいるだろうが、男子校のノリ的に「スキな人」を聞くのなら、大喜利と決まっている。
二番を引いたやつが「俺、じつは、田村のことが・・・!」と隣のやつに抱きついたのが一つの正解というわけ。

が、二人目は同じ手を使えず、且つ、ヒューヒューと囃したてる連中を、盛りさげないようにしないと。

それがお約束のはずが、九番の角田は「俺は波川がスキだ」とまさに大真面目に告白をしたもので。

「波川」とは俺で、むかいに座る角田が、曇りなき眼でまっすぐ見つめてくる。
ガチっぽい雰囲気に、まわりは息を飲み、はじめて男に求愛された俺といえば、つい頬を火照らせてしまい。

だって、角田は男が惚れるような男だったから。

高身長と鍛えられた肉体を誇る、野球部のエース。
見た目と肩書だでも輝かしいのが、温厚で実直、父性が溢れるナイスガイとあって、同級生や後輩はもちろん、先輩にも「親父」「親父」と慕われている。

男だらけの陸の孤島にあっては、その父性にチガッタ方向で惹かれて、ジッサイ、恋心を抱き、打ちあけるヤツもいるとか。
「俺には心に決めたやつがいるから」と断っていると噂を耳にしたが、まさか・・・。

いつも真顔でいて、男は背中で語るとばかり、かなりの硬派。
人の冗談を笑わないし、自身も冗談を噛まさない角田が、嘘をついているとは思えない。

男が惚れる男に惚れられるのは、満更でなかったとはいえ、チンモクが破られ「夜ー這い!」「夜ー這い!」コールと手拍子が起こったのには、生きた心地がしなくて。



「なぜに目隠し?」と首をひねる間もなく、仰向けにされて、口づけ。

童貞にしてファーストキスだったのが、ちゅっちゅする前段階なしに、エンリョなく舌をもぐりこませ、ねっとりと濃厚なものを。

おろおろする俺の舌と、逃すまいと絡みつく角田の舌が、くちゅくちゅにゅちゃにゅちゃ、口内で唾液にまみれて、まぐわう。
予想以上に、がっついてきたが、角田もこの日を待ちに待っていたのかもと思えて「はう、ふは、ふうん・・・」とうっとり。

涎を溢れさせ「ふあ、あ、あふ、うふう・・・」と鼻にかかった喘ぎも漏らしっぱなし。
王様ゲームしてから、一日も欠かさず、夜○いされるイメトレをしていたに、つい、いつも通り体が反応してしまい、キスされて間もなく、勃起してお漏らしまでも。

「角田に知られたら『そんなに、したかったのか』とドン引きされるのでは・・・」と涙をこぼし身を震わせたものを。
舌をぬいて、頬を口づけしながら腰を寄せて当たてたそこも、劣らず元気百倍。

思ったより、巨根でないとはいえ「角田も欲情してる・・・!」とほっとしたような、頬が赤らむようなで、股間を固いのでぐりぐりされるのに「や、やあ、あん、やん、ああ・・・!」と顔をふるふる。

これまでは、隠密に自慰をしてたに、その反動でか、あられもなく喘ぎを垂れ流し。
目隠しで角田の顔が見えず、やや胸騒ぎがするとはいえ、息子は意気軒昂のままだし、あんあん悶えだしてから、もっとノリノリに腰をふりだしたに、いらぬ心配か。

俺がヨガルの見て、坊さん並に煩悩がないような、あの角田が興奮している・・・!

ぞくぞくと熱い体を痺れさせ「はあうん・・・」と濡れた吐息をすれば、角田も逆上せたように息を切らし、胸に両手を添えた。
Tシャツ越しに、すでに固い突起、その輪郭をなぞるように指をつうっと。

「あ、あん、や、やあ、同時、に、だめえ、は、はあ、ん、だ、だめえ、すご、指、いやらし・・・!ひうん、ひあ、ああ、ああん!」

熱がりで下着をはいていなく、うすいTシャツ一枚越しでは、膨らんだ乳首は透け透けだろう。
目隠しをしていると、なおのこと、その卑猥なさまが、まざまざと思い浮かぶような。

羞恥心がうずいてしかたなく、やだやだあんあん濡らした股をにちゃにちゃ鳴らしまくり。
角田の息子に股間をイジメられながら、布越しの乳首のイタズラをされて「は、はん、はあう、も、もお・・・」とイキそうになったところ。





【寝取り寝取られ俺は笑う】



運命の人と結ばれシアワセ全開に人生を謳歌するヤツから寝取るのが、俺の趣味だ。

おかげで、その趣味を自覚した高校以降、彼氏や夫がいる女としか関係を持ったことがない。

円満に見えて、その愛はもろいものだったからか。
口説きとエッチのテクニックを俺が磨きあげたからか。

これまで勝率十割でターゲットを寝取って、恋人や夫と別れさせ、関係を破たんさせてきた。

が、そうして相手が、ほかの人のものでなくなったとたん、俺は興味ゼロに。
どれだけ相手が泣きすがろうと、恨みつらみをぶつけようと関係を断って、アラタナ獲物、恋人持ちや既婚者にまっしぐら。

人の宝物を奪っては、すぐに飽きて捨てるのをヒンパンに繰りかえす。
となれば、寝取られた相手に訴えられたり、ポイ捨てした相手に包丁を突きつけられたりと、トラブルや揉めごとがつきないものだが。

高校は不良、卒業後は裏社会の一員になったに、イカツイ見た目からして相手は怯むし、その肩書きを知って手を引くヤツがほとんど。

噛みついてきたとして、長年培ってきた脅しテクニックで、たいていはダマらせることができ、それでも、刃向かってこようと、俺のお友だちにカワイガッテもらえば万事解決。

色恋沙汰で問題になっても屁でもない恵まれた立場でいる限り、狩りをタノシムように寝取りつづけ、死ぬまで趣味をたしなもうと思ったのだが。

その日は仕事で、取引先と会談。
相手も俺に劣らない悪趣味な遊び人だったのが、久しぶりに顔をあわせたなら、新婚ほやほやの堅気のようにシアワセオーラを放っていたもので。

「まえに無理心中されそうになったし、いい加減、身を固めたんですか?」とイヤミっぽく聞くと「いやねえ」と目尻を下げて「失礼します」と入室した人物を見やった。

俺もつられて目をむければ、色白で華奢な男が。
とくに容姿やフルマイが女らしいわけでないものを「薄幸の美少女」の表現がぴったりな儚い美しさをまとい、そこはかとない色香を放っている。

「どうぞ、お茶です」としなやかな所作で湯呑を置き、目があうと、控えめに笑って小首をかしげて。

この瞬間、俺は初恋をしたのだと思う。

もちろん、取引相手の惚気ぶりをに当てられ「寝取られたら、どんな顔をするんだろう」と悪い癖がうずいたのもあるが「俺のものにして、一生、手放したくない!」と焦がれたのは初めて。

といって、会談中は同席した彼について話題にあげることなく、視線もやらず。
事務所にもどってから調べつくして連絡をとり、あとはいつものように口説いてお茶の子さいさい。

彼がちょろかったわけではなく、もとより、ワケありだったから。
取引相手が一方的に熱をあげ「借金をチャラにしてやる」との条件をだしたところ、親が彼をイケニエに差しだしたらしい。

「あの人は、ぼくにヨクしてくれて、できるだけ報いたかったけど、どうしても心まで捧げられなくて。
しかも、あなたを一目見て、心を奪われてしまった・・・」



「あひん!らめ、らめえ、先っぽ、そ、な、強く、ああ、あん、やあああああー!」と早くも二回目。

「女将、胸だけじゃなくて、こっちもミルク搾りがいあって、くく、どんだけ男にシコられるのスキなわけ?
ああ、ああ、こんなに、こぼしちゃって、もったいないから、俺、飲みつくしちゃおうっかなあ」

「じゃあ、俺は乳しぼりを再開しようっと。
唾液に濡れて、てらてらした乳首も、熟した果物みたいで、おいしそうだね、女将?」

「や、やめ、ひあん!あ、あ、あ、ああ、ちんち、ん、の、ミルク、そんな、ごく、ご、飲まな、で、恥ずかし・・・!やああん!あう、うう、ううん、ち、乳首、つねっちゃ、やあ、やあうん・・・!」

「もう、やだじゃないでしょ、エロエロ女将。
乳首、超腫らしちゃって、まあ、食べごろみたいに、ぷりぷり真っ赤にしちゃってさあ。

女将のおちんちんだって、ウレシがって、さっきより膨らんでるし、お漏らしだらだらじゃん」
「やら、やらあ、云わな、でえ、うあ、ああう、ひぐうああああー!」とそう間隔をおかずに、またまたまた射精。

「ほんと、体エッチすぎい」「いーや、よっぽど店主がセックスど下手なんだろ」とギャル男たちはくすくすしながら、しゃぶしゃぶちゅむちゅむ愛撫をやめず、だめだめあんあん彼は喘ぎっぱなし。

もう怒りもどこへやら、俺とギャル男のエッチを比べるだけ、心が打ちのめされるに思考停止。

ふすまの隙間から覗く、艶やかな白い肌と、黒光りする肌が重なるのを、ただただ見つめて。






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