ダラナ 2022/11/14 20:28

BL短編集「視線恐怖症の男と魔物との初体験」試し読み


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【視線恐怖症の男と魔物との初体験】



物心ついたときから、俺は人の視線をオソレていた。

オソレルというより、拒絶反応がひどく、目を合わせると吐いてしまうほどで、見られていると意識するだけで、吐き気が催す。

おかげで、まともに人と向きあえなかったし、相手の視線を意識しまいと、そっぽを向いて、接近するのも避けまくって。

まあ、ろくな人生を歩めなかったのが、高校生になり「このままでは、いかん!」と一念発起。
「視線恐怖症を病院にいくなどして、すこしでも改善しよう!」とようやく前向きになれたとき。

車の事故に巻きこまれ享年十六才で他界。

「せっかく自分改革に乗りだしそうとしたのにいいい!」とあまりに未練がましかったから、神が哀れんだのか、あの世につれていかれず、転生することに。
RPG風のファンタジーの世界へ。

で、俺は前世と同い年の白魔導師になり、盲目にもなった。

ええ、ええ、そりゃあ、人が見えなければ、視線を気にしなくてもいいけど、にしたって極端すぎない!?



「先走りを塗りつけている」と嘲られて、頬をかっとしつつも「や、やだあ、やあん・・」とちゅくちゅくと下半身から盛んに水音をたてつづける。
また、囁かれたとおり、魔物の首に抱きついて、ぴったり胸をくっつけ、摩擦させたら、もう、もう。

「は、やば、ああ!だ、だめえ、はん、あう、あ、こん、な、気もち、い、の、だめ、なの、にい・・!あ、あ、あん、う、く、ま、魔、物の、おちんちん、で、は、あふ、あ、お、俺、お、れえ、やあ、や、だめ、なの、はあう、やだあ、やめ、られな・・・!」

もうすこしでイけそうだったのが、腰をつかんで、すこし引きはがし、おあずけに。
「ああ、ひどい・・・」と泣いて見やれば、舌なめずりをする音をたてつつ「わしを、かどかわす、とんだ淫乱若僧が・・・」と苛だっているようで。

「若く美麗な男を、目も当てられぬほど、しとげなく快感に酔わせるのも、よいのだがな。
わしが血に飢えた魔物となれば、尻から血を流し、醜く顔をゆがめ、悲痛に泣き叫ぶさまも堪能したいのよ」

深く熱い吐息をしたなら、俺のズボンを下着ごと引き裂いて。
なんの前段階なく、魔物のそり立ったのを、じゅぶううううう!と拳を叩きつけるように。
勢いのよさから、すこし入ったとはいえ、許容サイズをはるかに超えた巨根。
しかも、ズボン越しに指でいじられただけで、ろくに濡れてもいないから、石でえぐられているような激痛が。

「う、ぐう、ぐああ!」とすっかり萎えて、濁声で呻くも、むしろ魔物のは元気になって、ぐぶちゅぐぶちゅ!と暴れる。

残虐非道な○問をされているようで、白目を剥き、泡を吹きそうだったが「ほーら、剣士が見ておるぞ」と囁かれて、目を見開いて。






【賢者の少年は魔物に同情して生まされる】



俺は物心がついたころから、海の全生物を愛していた。
どれだけエイリアンじみて気色ワルかろうと、生理的に受けつけないほどグロテスクだろうと。

日本中の海を回り、生物の調査、研究を五才から。
そのことが有名になり、大学に招かれて、そこで専門知識を学び、研究を手伝いながら、小中高と年を重ねていき。

高校卒業後は「ついに世界の海へ!」と前途明るい未来に突きすすもうとしていたのが、卒業式直前にまさかの事故死。
あまりにあまりに未練がたらたらで、神が哀れんだのか。

目覚めるとファンタジーの世界に転生していた。

ただ、あいにく俺の立場は学者ではなく、賢者。
大物の賢者を師事し「もう、わたしに教えることはない」とお墨付きをもらった、天才少年らしい(前世と年齢は同じ)。

今は師匠の「もっと世界を見てきなさい」との教えに従い、旅する仲間の一員に。

とはいえ、格闘や剣術や魔法はからっきしなので戦わず。




露わになった胸の突起を、片方は全体的にぬちょぬちょ撫でまわし、片方は尖った先っぽでぷちゅぷちゅ、突いて。

意外と童貞ではないとはいえ、性的にはまだまだ未熟だから。
何千年生きたと知れない、海の精霊の高等テクニックに、しょっぱなから「やあん!らめえ!」とあられもなく鳴かされ、恥ずかしげもなく勃起、先走りじわあ。

おまけに、乳首を触手でイタズラされながら、全身まさぐられて「はう・・!そこ!やあ!」ととくに耳が感度がいいのを探りあてられてしまい。

ヨコにしていた顔を上向きにされ、両方の耳に三本ずつ触手が襲いかかり、穴をちゅぽちゅぽ、縁や窪みをれろれろ。
胸の愛撫の快感が合わさっては、とても耐えきれず「あん、あん、ああん!」とあっという間にズボンをびしょ濡れに。

「や、やあ、ああ、だ、め・・・あ、あう、ら、らめえ!は、はあ、はあん、この、ば、ばか、ふあ、あ、そん、なあ、やあ、やだ、やだあ!」

体内と体外と水音がしまくり、鼓膜がレ○プされ放題で、頭がイカレそう。





【転生した格闘家は落ちこぼれ】



初試合から負け知らずにして、そのまま突きすすみ、階級別で三冠のチャンピオンに輝いた俺は、ゼッタイ王者的な格闘家。

格闘界の天下をとったような心地で、人生のピークを迎えていたのだが、俺の乗る車が、暴走トラックに衝突され、あっけなく地位も名誉も価値ある命もすべてがパアに。

で、転生したのが、ファンタジーの世界。
剣をふるい、魔法をかけて、魔物を倒し、魔物打倒を目指す、RPG風のだ。

前世とはまったくチガウ構造の世界に放られたわけだが「また、一からやり直しか・・・」と肩を落とすより「この世界でも、俺の名を轟かせてやる!」と大奮起。

というのも、鍛えられた肉体、格闘の能力や技術力は、前世からそのまま受け継がれていたから。
「魔物相手に、俺の格闘がどこまで通じるのか」とわくわくしつつ「要領も勘もいい自分なら、お茶の子さいさいだろう」と自信満々でいたところ。

「ワオ!その肉体美だけで、魔物を怯ませることができそうだね!」とスカウトされ、参加したパーティー。
彼らとの初戦闘で、俺は魔物に舐められまくって、リンチのようにぼこぼこにされ、ろくに抵抗もできず瀕死状態に。



全身、血の気の引く思いがし「や、やめ・・・!」と訴えようとしたのが「ひゃあ、ああん!」とあられもない喘ぎに。
胸の突起を指ではじかれてのこと。

「あ、だめ、や、やあ、やめ、あ、ああ、だ、めえ、だ、く、ふああ・・!」

乳首にはじまり「はあん・・・!」と叩けば響くような体の箇所を、重点的に撫でまわされる。

セックスで自分が触られるのを、あまり意識したことはなかったが、まあ、感度のいい体だこと。

あっという間に、暴きだされた性感帯を、いくつもの手で同時に愛でられて、とっくに勃起して、先走りが絶えずにとろとろ。
快感がこみあげて、いくどもイってているような錯覚がするも、先っぽをにぎられ、射精はできず。

「くそ・・・!」と歯がゆさを噛みしめ、睨みつけたところで、やつの目は滑りまくり。

どうやら、俺の体を舐めるように見ているらしく。
おまけに男根の先っぽの血走った目玉は、こちらの湿った股間に釘づけ。

あらためて意識するに、魔王の息子の眼前で、乳首を立たせて御開帳をして、なにもかもモロ見えに、あんあん全身を赤らめ腰をくねらせているという・・・。





【魔物はスローライフを送り、でも勇者は許さない】



生きていて、そんな大層な業を積んだ覚えがないが、転生して魔王になった。

青い肌をした鬼のような姿形なれど、鏡を見れば、なかなかダンディーな男前。
年齢は千二百才という。

魔王といえば、人間界を脅かす諸悪の根源にして、勇者に退治される運命を負う存在だが、今はその戦いによって重症になり、地下深くの魔界で回復中。
そうして、勇者と戦っては、深いダメージを負い、しばらく魔界にこもるというのを繰りかえしているらしい。
勇者の子孫と、何世代にわたって。

で、そろそろ、まえの勇者が引退をし、その息子が「コンドこそ魔王にトドメを刺す!」と奮起して冒険をはじめるころ。

部下の魔物に「魔王さま、どう対処なさいますか」と問われたが、なにせ俺は元人間の記憶があるし、欲がないというか根っからの臆病者だし、すこしの血を見ただけで眩暈を起すほどだから。

「コンドこそ勇者を倒し、その血を絶やして、人間界を血祭りに上げようぞ!」とふりでも、高笑いすることはできず。
魔王として生きていくのに、ベツの道はないかと模索。



「ああ、そんな、胸え、や、やあ、あん、だめ、だめえ、俺、あ、あ、母乳、でな、ふああん!く、やめ、ばかあ、あん、あん、やめ、交互、に、あう、う、吸う、なあ、あふう・・・!」

あと一歩でイケそうなのが、幼児が戯れるような愛撫では足りず。
まあ、焦れているのは相手も同じらしく、俺のへそに先っぽをぐいぐい押しつけているし。

それにしても、長くお乳プレイを堪能してから、やっと紐をほどいてくれ、ぐったりする俺を仰向けに寝かせた。
鞭でところどころ破けたズボンを裂いて、てらてらぴくぴくする魔王の男根を剥きだしに。

濡れた乳首をさらしておいて、今更「やあ、やだあ・・・」と手で股間を隠そうとすれば、にやりとして「ほーうら、魔王お?」とまたサディスティックモードに。

「自分で膝の裏を持って、俺にすべて見えるようにして」

「やあん!」と首をふって涙を散らすも、どうしてか、指示どおりに。

どうやら、転生してくるまえの、俺が記憶のない魔王は、魔界の絶対的支配者でありつつ、愛しの勇者に絶対服従していたようで。
その感覚が体に染みついているからに、逆らえないらしい。



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