BL短編「双子はつながり地獄の釜は閉ざされる」販売中
真夏の最中、蝉しぐれを浴びながら、友人たちと下校中。
友人と笑いあっていた視線を、ふと逸らすと、むかいから白いワンピースを着た女性が。
垢ぬけた格好と雰囲気の美人で、ここら田舎の人でなさそう。
はたして彼女は、ちょうど目があった俺に「あの、ちょっとお聞きしていいですか」と声をかけてきた。
差しだしたスマホの画面には、彼女と年の近そうな若い男。
スマホを覗きこむ俺と友人に聞いたことには「彼、四日前にこの町にきたと思うんですけど、見かけませんでした?」と。
俺には見覚えなかったが、旅館の息子が「ああ」と声をあげて。
「うちの旅館に泊まって三日前にはでていきましたよ」
「どこに行くか、いっていませんでしたか?」
「たぶん、奈落の底を見にいったんじゃないかなあ」
「奈落の底?」と彼女が首をかしげるのに、こんどは観光会館に勤める親を持つ友人が説明を。
この町の観光名所の一つで、山に囲まれたところに深い崖がある。
高い山に遮られ、陽光が差さないので一日中暗く、崖の底も影がかって見えない。
そのことから「奈落の底」と呼ばれ、また、いいつたえでは、闇におおわれた崖の底には「地獄の釜」があるとされている。
ふだん地獄の釜は、蓋が閉まっているものを、一年に一回、お盆の日は押さえつける力が緩まり、地獄の住人たちが漏れでる危険が。
「それを防ぐため、儀式と祭りをするんですよ。
あとすこしで、その日を迎えるんですけどね」
じつは観光地としてだけでなく、自殺の名所であることでも有名なのだが、友人は口にせず、俺たちもだんまり。
調べるうちに知るだろうものを、おそらく男の行方を捜している彼女に、自らの口で伝えるのはためらわれて。
それ以上、俺たちは男の情報を持っていなかったが「もうひとつ、お聞きしたいのですが」と彼女は食いさがり。
「神田家をご存知で?
名字はちがうとはいえ、どうやら彼、そこの家の血筋らしいんです。
だから、神田家のお寺を訪ねたのですが、門財払いをされて」
神田家とは、昔からお盆の儀式を執りおこなっている一族だ。
葛藤し迷っているうちに、月白の頭がさがっていき、短パンと下着をずらし、俺のをにぎって舐めた。
慌てて「月白!」と頭をつかもうとするも、巧みな舌づかいに「くう、はあ・・・」と体の力がぬけてしまい。
ねっとりと舐めあげ、両手でにぎり扱きながら、先っぽを咥えて頭を上下。
健気に奉仕されて、そりゃあ心身、燃えるように高ぶったが、想像していたより、ずっと手慣れているような。
これが初めてか?と疑うほど。
まさか、ほかの男のもしゃぶったことがある?
もしかして陽赤じゃあ・・・。
「儀式の練習と称して、陽赤と体を触りあい舐めたのでは」と疑念が湧き「ふ、うう、は・・・!」と喘ぎを飲みこんで、月白の肩をつかんだなら押し倒す。
きょとんとするのを睨みかえし、早早、下半身を剥きだしに、顔を接近。
が、咥えようとして、目を見張り硬直。
月白のは毛が生えていなく、幼児のように小さかったから。
背が低く華奢とはいえ、年不相応なそれ。
幼児を○すような錯覚がして、一瞬、ためらうも、小さくも勃起して濡れているのを見て、また「ぼくは、いいから!」と頭を引っかくのに煽られて、いただきます。
丸々咥えこんで、しゃぶしゃぶしながら、舌をまとわりつかせて、もみくちゃに。
「陽赤より鳴かせてやる!」と躍起になれば、演技なのか「ああ、なに、これえ・・・!」と月白は初心な反応を。
「ぼ、ぼく、小さ、から、恥ずか、ひゃあ、ああ、ああ、ああん、口、おっき、はあ、あう、た、食べ、られ、そ、やあん、や、やあ、吸わな、でえ、あ、あん、ああう、で、でちゃ・・・!」
観光名所、奈落の底がある田舎の町。
昔から奈落の底を見守る一族、その時期当主に惹かれた男が、世にもおぞましい双子の秘密を知ってしまい・・・。
近親相○ほか、特殊な描写あり。
ホラーチックでアダルトなBL短編です。R18。
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