ダラナ 2023/07/02 20:18

BL短編「俺のパンティーを盗んだ犯人が『抱いてやろうか』と偉そうに誘ってきます」試し読み

鬼畜な会社に追いつめられて、スーツの下にパンティーをはくようになった男。
そうして精神が壊れそうなのを食いとめていたのだが、ある日家に帰ると、干していたパンティーがなくなっていて・・・。

パンツをテーマにしたアダルトなBL短編です。R18。
シュールなコメディ。



俺の勤める会社はブラックどころでなく、どす黒い。
表むき「我が社がSDGsを推進する優良企業です!」と看板を掲げながら、社内ではハラスメントの嵐。

山ずみの仕事を若手社員に押しつけ、すこしでもミスなんかしようものなら。
スマホをいじって、さぼっていた上司が一時間の説教、というか、言葉の暴力でフルボッコ。

自分が餌食になりたくないからと、若手社員同士、罪のなすりつけあいをしたり、だれかを吊しあげたりのイジメも横行。
そうして日中、むだな時間を費やせば、終業時間まで仕事は終わらず。
手当がでない残業をする羽目になり、〇時を超えるのも休日出勤をするのも当りまえ。

今日も今日とて、上司や同僚に虐げられ、ままならなかった仕事をだだ働きでやっつけて午前三時の帰宅。
限界まで体は疲れはて、心は荒み、床にへたりこんだなら放心。

そんな廃人一歩手前の状態を見たなら、人は「なんで辞めないの?」と首をひねったり「逃げたほうがいいよ」と助言をするだろう。
が、逃げ口はばっちり悪徳会社に封じられている。

「おまえの代わりなんていくらでもいる」と捨て駒あつかいするくせに、辞めることも許してくれない。
もし転職しようものなら、新しい職場に「そいつは、うちの会社で横領した疑惑がある」と吹きこみ、偽装した書類を見せるのだとか。

実際、転職をした先輩は「この前科者め!」と覚えのないことで責められ、二日で首になったという。
曰く「そのあとも妨害工作をされて、実家にもどって店を継ぐ以外の道を断たれてしまった」とのこと。

先輩のように恵まれていない俺にすれば、八方ふさがり。
転職ができないとなれば、死ぬしか逃げる術がないように思えて。

疲労を負うばかりの体はぼろぼろ、精神的にも限界まで追いつめられて、まともな判断ができない状態。
「とても休みなんかとれないけど、死ねば出勤せずに済むな・・・」なんて考えながら、おもむろに部屋を見渡したら、パンティーが視界に。

別れた彼女のだ。
朝に衣装ケースから下着を引っぱりだしたとき床に落ちて放ってあったもの。

別れが急だったから、彼女の私物が置いたままで、仕事が忙しく、処分できないまま。
「どうやって捨てたらいいんだ?」とパンティーに手を伸ばそうとし、ふと思いついてスマホに指をスライド。

レースのついたピンクのパンティーを注文すると、さっきまで自殺願望にとらわれていたのが嘘のように浮き浮き。
鼻歌を吹きながら、彼女のパンティーを紙袋にいれて、生ごみの袋にイン。



「俺より形のいいおちんちんが、パンティーから覗いていて、たまんないなあ」

「パンティーをこんなに伸ばしてよごしちゃって、いけない子だけど、かわいいから許しちゃう」

「食いこむの気もちいい?もっと引っぱってあげようか?ああ、いいね、きみが気もちよくなるの見ていると幸せだよ・・・」

自分でも意外に、息を吐くように褒め言葉がでてくるし。
囁きながら、胸の突起をいじりパンティーをしこしこすれば「やだあ、もお、やああ・・・!」と泣きじゃくってイきまくるし。

さっきまでの人を食ったような態度はどこへやら「やめて、やめてえ!」と命乞いするように、ぶざま。
「ざまあ」と胸がすくというか、加虐心と性欲がない交ぜになって頭が沸騰。

逆上せたまま「ほら見て」と俺と彼のパンティーをくっつけ、擦りあわせてじゅぷじゅぷ!

「こう比べたら、やっぱあ俺よりさまになって、精液が染みこんだピンクのパンティー、卑猥すぎるでしょ。
男好きなのを隠しているというけど、こんなエッチな体してて、世の男たちが放っておかないいんじゃない?

すくなくとも俺はほら、自分のパンティーを盗んだかわいい泥棒の虜になって、はあ・・・もう、はちきれそう・・・」

固く目をつぶっていたのを、一瞬、下半身を見て「やあん、やだあ、固くしなあ、でえ!」と全身を赤くして悶えまくり。

「あ、あんた、おかし・・・!泥棒をかわいいだとか、ちんこを、そんな、はあう!ああ、ああ、ああ、そんな強く、パ、パンティ、破けちゃ!ば、ばかあ、かわい、いっちゃやだあ、くうあああ!」


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