第119回 あるいはこれが独白だとしたら

今回は『お狐様は愛したい!』の作品コンセプト紹介とそれに密接に関係するマスターシーンについてのお話です。


今回は話があちこちに飛びますが「PL=主人公」というコンセプトにも色々と関わるので最後まで読んでいただけると嬉しいです。
ただ貴重なお時間をいたずらに奪ってもいけないので今回は

話題事にこのような見出しで区切ります

お忙しければ「マスターシーンについて」という項目のところだけでも読んでいただければと思います。



作品紹介

前提としてまだ構想段階なので変更になる可能があることは先に断っておきます。いわゆる※画面は開発中のものです。と言う奴です。

閑話休題。
貴方と狐娘の母、祖母、曾祖母、そして自称未来の娘とのお話です。
また今回も成人向けでエッチなシーンもあります。

ストーリーはメインとなるシナリオ、そして幾つかの短編サブシナリオに別れています。
メインを進めると貰えるポイントでサブシナリオを解放していくという形になります。
作品内容のイメージとしてはノベルゲームがかなり近いです。
ただナナタの拘りという我が儘で主人公たる貴方(PL)の意志を反映させたいということもあり何かしらの形で操作パートを入れたいと思っています。

サブシナリオの利点としてはヒロインや世界の説明が不要(メインシナリオで行う為)ということ、メインに入らないようなお話もできること、良い意味で前後関係を無視した場面を取り入れることができるという点があります。
そしてこれはナナタ的に大事なポイントなのですが、サブシナリオは貴方(PL)が選んで解放するので順番は決まっていません。
結果として全てのサブシナリオを見ることになったとしてもそこに貴方(PL)の意志が介入しているということです。
PLによってはメインを見終わった後に全部解放したり、メインの途中でサブシナリオを見たりすることができるようにしたいと思います。

サブシナリオは日常のワンシーンだったりHシーンだったりになるかと思います。
またコンセプト的に日常シーンは多めにしたいと思っています。

あくまで基本骨子なので色々変更になるやもしれません。

詳細は追々画像付きでしたいと思います。
文字だけですと(ナナタの文章力も相まって)どうしても伝わりにくいと思いますので・・・


コンセプト

一つはサークル名無し喫茶の基本である「主人公=PL(貴方)」
もう一つは「貴方(PL)を甘やかす」ということです。

“誰かに甘える”ということは難しいです。
環境的な理由などもあるでしょうがここでは心をさらけ出すのが難しいということです。
それは「弱さを見せたくない」「プライドがある」「甘えることで嫌われたくない」とも言い換えることができます。

甘え上手という言葉があるように甘えることが得意な方、苦にならない方もいるかと思います。
そのような方にとってはにわかに信じがたいかもしれないですが“甘え苦手”という方も存在します。
仮に信頼できる(甘えることのできる)人がいたとしても、です。
語弊を恐れず言うならば甘えることが怖いのです。

故にコンセプトが「甘やかす」です。
貴方の意志は関係ありません。
狐娘の母が祖母が曾祖母が自称娘が甘やかしたいから貴方を甘やかします。
偶に甘えてきます。


因みにナナタはキャベツ畑からコウノトリが人の居ない秘境に運んできて育ったので甘えることが“難しい”ではなく“出来ない”人間です。
よよと泣き伏しています。



マスターシーンについて

今回の記事の本題とも言える項です。
本題の前にお約束の注意事項です。
ここで語る内容に他の作品への否定的な意図などは一切ありません。
あくまで一つの考え方でのお話です。

またこの項目ではわかりやすさの為に「主人公」はゲーム中の主人公、「PL、プレイヤー」は貴方の意として表現します。

先ずはマスターシーンとは何ぞやというお話です。
“場面転換”や“心情描写”といえばわかりやすいかもしれません。
プレイヤーの干渉しない(できない)ゲームマスターの演じるシーンです。
主人公と敵対する組織の会議場面だったり、ヒロインの独白だったりと多岐にわたりますが皆さんにも覚えがあるかと思います。


主人公=PLを謳う作品でのマスターシーンの有無は一長一短です。
当たり前ですが良し悪しの問題ではないですからね。
ただ、マスターシーンの無い場合の長所はなんと言っても「没入感」が非常に深まることです。


名無し喫茶の作品もマスターシーンは排除しています。
言い換えれば主人公の知り得ない情報はPLも知らないということです。
単純なことですがヒロインが名乗るまで名前を出さないのもそういう理由からです。(これはマスターシーンとは少し意味合いが異なりますが)



名無し喫茶の作品は「主人公=PL」がコンセプトであるため特別な理由がない限りこれからかも“マスターシーンの排除”を行った作品を作るつもりです。

と書くと聡明な皆様はお気づきかと思いますが「お狐様は愛したい!」はその信条を覆す特別な理由のある作品ということです。
と言ってもまだ実装するかどうかは未定(というかナナタ自身悩んでいる)のですが、先に結論だけ述べるならば
作中でヒロイン(母、祖母、曾祖母、自称娘)の独白シーン(マスターシーン)を入れることを検討しています。

それには作品コンセプトの二つ目の「貴方(PL)を甘やかす」が大きく関わってきます。
今作ではPLに甘えて貰いたい、つまり不安を感じて欲しくないと思っています。
故に独白(マスターシーン)という神の視点でヒロインの心(愛)を保証したいという思惑です。

ですが、それは先に述べたように貴方(PL)の知り得ない情報です。
下手をすればそれは没入感を欠く可能性のある描写です。
今回はこの悩みを整理する意味でも記事にしました。(結局悩んだままなのですが・・・)

仮にですが独白シーンを入れることになったのなら、サブシナリオに4つ(母、祖母、曾祖母、自称娘の4人分)です。
他はすべて貴方(PL)目線での話でそれ以外にマスターシーンの描写はありません。


というわけで少し取り留めがない感じになってしまいましたが今回の記事はここで終わりです。
・・・本当はマスターシーンについてもっと色々語っていたのですが脱線し過ぎたのでまた雑記回の時にでも改めて書こうかと思います。
それではここまで読んでいただきありがとうございました。

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