イーグリ設計局 2018/05/10 15:19

日本は再びナンバーワンになる

日本はかつて世界のナンバーワンと呼ばれており、日本を僻む諸国によってジャパン・パッシングが行われてきました。
今はすでにJapan was No.1と過去形で呼ばれる有様で、日本が無視される傾向をジャパン・ナッシングと揶揄されてしまっています。

ツイッターを覗けば日本はもう駄目だ、日本は終わったと悲観的な声ばかりが流れており、メディアも、今までの社会のあり方に問題があった、という様な自己批判の流れに向かっていっています。

原因の大筋は製造業の没落にあります。
大企業は工場を海外へ移転し、国内ではカネ回りが悪くなり、とうとう法律で禁止されていた製造業への人材派遣を認可するに至りました。
その間、中国・タイ・ベトナムなどで製造業が大きく前進してきました。

製造業には限界があった

しかしながら、日本はとうの昔に製造業にしがみつくような段階に無かったのです。
製造業の隆盛というのは、貧困国が貧困から脱出する過程で起こることなのです。

マスプロ(大衆による大量生産)で作られた工業製品というものは、最もコストパフォーマンスが良く、最も品質が維持しやすく、最も大量に売れることが期待できる形に集約していきます。
道路を見れば似たような形の車ばかりで、ランドクルーザーやジムニーといった独特な形状のものは素人目にもわかりますが、ちょっと前のプリウスとフィットや、パッソとスイフトだとか、似すぎてて遠目ではメーカーが違っても判別の難しいものもあります。
近年はドイツ車のディーラーが田舎にまで進出してきて、特にフォルクスワーゲンは外観が国産車と似すぎててわけがわかりません。

外観が似てても中身は違うじゃないか、と思うかも知れませんが、今はほとんどのメーカーの部品の何割かはデンソー製です。デンソーはトヨタグループですが、トヨタ以外とも自由に取引できるので、国内の競合他社はもちろん、メルセデス・ベンツだろうとデンソーから部品を仕入れて使っています。

作っている人が違っても、作っているものが同じようなコンセプトなら、自然と外観も中身も同じようなものに集約してしまうのです。

つまり、最終的には追いつかれてしまうことだったのです。
家電も、少し前までは中国・韓国製なんて安いだけが取り柄だと言われていましたが、iphoneは中国の山奥の工場で作られています。

こういった時代の中で日本の新しいあるべき道を見出してゆくためには、あらためて日本の取り柄を探さなくてはなりません。

日本が持つ唯一無二の取り柄

日本の取り柄とは、宗教的禁忌の少なさです。
海外では歴史上ありとあらゆる種のポルノが宗教的禁忌によって抑圧されてきましたが、日本は極めて自由にポルノが発達してきたのです。
獣○も、触手プレイも、女装ホモセックスも、江戸時代の春画にはすでに存在していたのです。スカトロはわかりません。

また、日本には極めて古い時代から脈々と蓄積されてきたゲームの文化があります。
最近は中国のアズールレーンや荒野行動だとか、CIS圏のリアルな戦争ゲームが好評を博していますが、これらの国が本格的にゲームを作れるようになったのはつい最近の事です。
日本には膨大な量の名作RPGがあり、英訳されているものもありますが、ほとんどは国内から出ることなくくすぶっています。
これらを温め直せば、世界で通用するゲームももしかすると生まれてくるかもしれません。

これで国全体をどうにかしよう、というのはどだい無理な話ですが、少なくともこれを読んでる人の生活ぐらいはなんとかなるんじゃないかな…と考えてます。

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