62号ちゃんインタビュー第4回：73号坑道様

むに工房の井上620です。
いつもご支援、上乗せ、チップ、メッセージ、いいね等ありがとうございます。
本記事は新企画、不定期連載のインタビュー記事です。

連載企画・サークルインタビュー!!

当サークルマスコットの62号ちゃんが
ジャンル関係なく様々なサークル様へ
活動を始めたきっかけや制作のこだわりなどを
直接インタビューしていく不定期企画です。
※本企画は鏡の淫魔コラボとは一切関係がありません。

＜過去の『コラボ』インタビュー記事＞
第1弾『ばおばぶ様』
第2弾『MOON KNIGHT SPARKLE様』
第3弾『かにかまわーくす。様』
第4弾『きょむのうりば様』

＜サークルインタビュー記事＞
第1回『スウィートラズベリー様』
第2回『超次元覚醒研究所様』
第3回『えのきっぷ様』

インタビューを受けていただいた方に
次のインタビューサークル様を指定していただく
所謂リレー形式で連載となっております。
今回は連載4回目(通算8回目)です。

＜今回のゲスト＞
73号坑道様

サークル主：鉱油様
DLsiteユーザーなら誰もが一度は目にしている、
陵○・快楽落ちゲーム＆CGサークル。
『女性視点』にこだわった作品の数々は
どれも淫靡で心に刻まれるものばかり。
代表作『Lilitales』は58,000DLの超大ヒット！

【代表作】
・Lilitales リリテイルズ
・Lilipalace 淫魔の巣窟
・委員長の性奴○日記
・TS変性症候群

サークルCi-en：https://ci-en.dlsite.com/creator/1058

62号ちゃんが聴く!!

62号ちゃん：
お待たせしましたっす！
今回はサークル『73号坑道』の
鉱油先輩にお越しいただいたっすよ！
ものすごいサークル様で緊張するっすね……
本日はよろしくお願いしますっす！

鉱油先輩：
よろしくお願いします。

62号ちゃん：
では早速……同人歴はどれくらいっすか？

鉱油先輩：
そうですね～……
処女作が2009年なので14年目です。

62号ちゃん：
じゅっ、14年……！？
ひょえ～……！！

鉱油先輩：
気づいたら14年経ってました。
皆さんのインタビューを拝見して自分も数えてみたんですが、
思ったより長くやってたなぁと……

62号ちゃん：
大先輩っすね！
14年っすかぁ……すごい……
ちなみに同人ゲームを作ろうとしたきっかけってあるっすか？

鉱油先輩：
元々全年齢イラストとかWeb漫画とか、
今の出版社サイトじゃなくて
2chVIP発の新都社ってところでちょっと描いたりしてて……

62号ちゃん：
ほぇ～！
新都社で描いてらっしゃったんすね……

鉱油先輩：
はい、当時はTwitterとかpixivなかったから、
そういう場所で描いてて……
古(いにしえ)のサーチリンク登録したり……

62号ちゃん：
古の……！

鉱油先輩：
あと、それに加えて重い話になっちゃうんですけど、
皮膚炎を患っていたんですが症状が悪化してしまい、
大学に通えなくなって臥せってた時期がありまして……

62号ちゃん：
なんと……

鉱油先輩：
車の免許も当時取得したかったこともあり、
『外に出れなくてもできることが何かないかな』と探したところで
DLsiteを見つけて描き始めたんですよね。

62号ちゃん：
そんなきっかけが……
そのあと色々とあったと思うんすけど、
無事に車の免許は取得できたっすか？

鉱油先輩：
慌てちゃう性格なので、
一度実技試験落ちちゃったんですけど、
二度目でなんとか…

62号ちゃん：
おぉ！無事取得できたと！

鉱油先輩：
はい、ペーパーなゴールドです（笑）
都会に住んでるとあんまり使わないんですよね……

62号ちゃん：
都会はそうっすよねぇ……
ちなみに最初DLsiteでイラスト集を出されてて、
その次にゲームを制作されてたんすよね。
ゲームを作ろうとしたきっかけとかあるんすか？

鉱油先輩：
DLsiteデビュー自体はエロCG集から入ったんですけど、
その頃(2009年)のゲームの主流はADVだったんですよね。
エロCG集を作っていた時に、
『これって音声の無いADVみたいな感じかも』と思ったので、
このイラストにボイスがついたらさらにエロくなるかな？と。

62号ちゃん：
ふむふむ……

鉱油先輩：
そんな感じに色々考えて純粋にゲームを
作ってみたいなと思ってたんです。
それから独学でNScripter※を勉強したり……
懐かしいですね……

※アドベンチャーゲームやサウンドノベルに特化したスクリプトエンジン

62号ちゃん：
作ってみたいと考えたら、
すぐ行動されてるのが凄いっす……！

鉱油先輩：
いや～…当時は若く、
色々とやっていくぞという意気込みに溢れていて……
同人ゲームという括りだとADVから始まったんですけど、
2011年ぐらい、エロRPGが勃興し始めたあたりから
そちらのジャンルでも作ってみたいと考え始めましたね。

62号ちゃん：
たくさんの名作RPGが登場した頃っすね！

鉱油先輩：
『パロゴンクエスト』とか『火と鉄のブレス』とか、
「すごいなぁ」と……
衝撃的でしたね、個人でこんな作品が作れるんだ！って。

62号ちゃん：
たしかに衝撃的でしたっすよね……

鉱油先輩：
昔からRPGゲーをやっていたんで個人で作れるのが衝撃的でした。
ツクールは知っていたんですけど、同人で出てくるんだ！っていう……

『我流ながらプログラムを
　弄れるようになったのは良かった。』

62号ちゃん：
さてさて、続いての質問っすよ！
鉱油先輩の好きなシチュエーションを教えてくださいっす！

鉱油先輩：
これは……たくさんあります。(笑)

62号ちゃん：
そうっすよね（笑）

鉱油先輩：
むにさんとは違うジャンルで恐縮なんですが……

62号ちゃん：
いえいえいえいえ！！

鉱油先輩：
凌○と輪○は基本として……
拘束とか緊縛とか催○とか調教、
痴○、快楽堕ち、奴○落ち……
あとはTSF……ですかね。

62号ちゃん：
どんどん出てくる！

鉱油先輩：
シチュエーションを描く上で
共通して一つ大事にしたいのが、
『女性視点で描く』ということです。
女の子が理性と快楽の間で翻弄されたり、
もがいたりするというのが結構好きで……

62号ちゃん：
ふむふむ……

鉱油先輩：
気丈に戦って勝つのもいいし、
卑劣な罠にかかって敗北するのもいいし、
這い上がってもいいし。
快楽に飲まれて堕ちていくのもいいですね。
女の子に感情移入できる作品を目指しています。

62号ちゃん：
感情移入できる作品…！いいっすね！
ちなみに、他のサークルさんの作品で
気になっていたり好きな作品はあるっすか？

鉱油先輩：
昔から追ってるサークルさんが一つあって、
すごく大きなサークルさんなんですけど……クリムゾンさん。

62号ちゃん：
すごいサークルさん！

鉱油先輩：
20年以上続けてらっしゃるところで……
同人作品を自分で作ろうと思ったきっかけではないんですけど、
同人誌、コミケといった概念を知ったきっかけであり、
性癖の大部分を育てていただいた方です。

62号ちゃん：
先輩にとってすごく大きな存在っすね…！

鉱油先輩：
好きなシチュとか先駆けて
網羅されていた方みたいな、憧れみたいな……
『退魔士カグヤ』とか、シリーズ追わせていただいています。

62号ちゃん：
今も現役バリバリなところも本当にすごいっすよね！
ではでは、次に……
ご自身の思い入れのある作品を教えてくださいっす！

鉱油先輩：
やっぱり『Lilitales リリテイルズ』ですかね。
代表作でもあるので……
色々な人に感想もいただけて、
「これから同人でやっていくぞ」みたいな
転換期になった作品ですね。思い入れがあります。

62号ちゃん：
超大ヒット作品っすもんね！
販売数は……58,000DL！(インタビュー当時)

鉱油先輩：
ありがたい限りです。
今も同人を続けていられるのは、
この作品があったからなのかなという感じがしますね。

62号ちゃん：
素晴らしいっす……！
ゲーム部分としては、
Lilitalesは3Dダンジョン形式なんすよね？
その辺りの話を聞かせてほしいっす！

鉱油先輩：
制作当時RPGツクールが主流だったんですけど、
当時の自分はなぜかNscripterで
RPG作れないかなと模索し始めまして…
ノベルツールを使ってRPGを作るには
どうすればいいのかな？というところから始まり
2D見下ろしのマップチップを一から手作りは厳しく、
今の形、Wizライクの3Dダンジョンが
技術的になんとかいけそうだなと……

62号ちゃん：
ふむふむ……

鉱油先輩：
3Dダンジョンって当初は迷子になりやすいから
苦手意識があったんですけど……
作っていく内に3Dダンジョンのこういうのが
面白いのかな～？とか考えるようになりましたね。

62号ちゃん：
えっ……！？苦手意識があったんすか！？

鉱油先輩：
苦手意識があるのになぜ3Dダンジョンを!?って
ところがあったんですけど……(笑)
作っていく内に苦手意識が払拭されましたね。
制作面ではだいぶ苦労しましたが、
我流ながらプログラムを弄れるようになったのは良かったです。

62号ちゃん：
我流で触れるようになるのはすごいっす…！
プログラム周りを習得するのは本当に苦労するっすよね……

鉱油先輩：
今使っているUnityもC♯からは逃げられないので苦労してます……
『C♯から逃げるな』と言われているような感じですね(笑)

『地道に、愚直に、しぶとく。』

62号ちゃん：
続いて、鉱油先輩が物語を作る時での
こだわりを聞いてもいいっすか？

鉱油先輩：
ストーリーを創るのは難しいと
常々思っているのですが、
エロとのバランスに気を遣っています。
個人的にはエロもストーリーも
しっかりと両方存在するのが好きなんですよね。
エロゲである以上、ストーリーに力を入れすぎて
エロがおまけになるのはよくないなと思うんですけど、
エロに重視しすぎてキャラの描写が薄めになってしまうのも避けたい。

62号ちゃん：
すごくわかるっす……

鉱油先輩：
なので、両方どうやって描いていくか、
というところに気を遣っています。
ただ、規模が大きくなればなるほど難しくなっていく。
RPGを創りはじめてからストーリーをちゃんと
描き切りたいという想いが強くなりましたね。
流れとしては物語の中で主人公に紆余曲折あって、
最終的に成長していくのが好きです。
成長はストーリーの醍醐味ですからね。

62号ちゃん：
主人公の成長する姿は心を打つっすよね！

鉱油先輩：
どう葛藤させて苦しめていくか、
どう盛り上げていくか、難しいところではあるんですけど、
そういうところも楽しんで創っていきたいなと思っています。

62号ちゃん：
ふむふむふむ……
では、絵を描く時のこだわりは？

鉱油先輩：
絵柄はその時々で変わっていくものだと思うんですけど、
最近は肌の質感がしっとりしている方が
好きだなというのはありますね……
昔……それこそ初期とか中期までぐらいは
ツヤがある方が好きで、テカリとか多く入れてたんですけど
今はハイライトやテカリはワンポイントで使いつつ、
しっとり感がでるように描いています。

62号ちゃん：
その時その時の自分の好きな絵柄を
大事にされてるんすね……！
では続いての質問を……
先輩の座右の銘はあるっすか？

鉱油先輩：
座右の銘……実は今まで考えたことが無くて
（他の方のインタビューを見て）改めて考えてみて、
なんとかひねりだしたのが、
『地道に、愚直に、しぶとく』……ですかね。

62号ちゃん：
ほほう……！！

鉱油先輩：
昔から要領が悪いところとか、
変なこだわりを持ちすぎて空回りするとか、
健康のこととかもあって、
ままならないことも多かったんですけど、
たくさん回り道しながら作品を作ってきて今があるので
これからも地道に愚直にしぶとく頑張っていきたいです。

62号ちゃん：
いいっすね、
『地道に、愚直に、しぶとく』……
制作する者として、すごく心に響いてきたっす。

鉱油先輩：
ありがとうございます
執念深さみたいなものを大切に、
好きなものを簡単に手放さないように、
諦めない。……みたいな感じですね。

『好きなものは作り続けていく。』

62号ちゃん：
次はちょっと話題を変えまして……
先輩が影響を受けたものってあるっすか？

鉱油先輩：
ゲームとして影響を受けているかは
わからないんですけど、レトロゲーですね。
『聖剣伝説3』とかすごい好きですね。
前にリメイクが出ましたが、
改めてリースとアンジェラはエロいなと……

62号ちゃん：
(笑)

鉱油先輩：
幼少期ってゲームをたくさん
買ってもらえないわけじゃないですか。
ゲームを買ってもらえる機会って、
だいたい誕生日とかクリスマスぐらい……
なので、その買ってもらったものを
ひたすら擦り続けるっていう。
何周したかわからないほど遊びましたね。

62号ちゃん：
もらえる機会が少ないからこそ、
そのもらった同じゲームを何度も何度も遊ぶんすよね。
たくさん遊ぶから影響も当然受けやすい、なるほどっす……
あ、ちなみにゲーム以外は何かあるっすか？

鉱油先輩：
漫画は結構小さい頃から読んでたんですけど、
村田雄介さんが作画の
『ワンパンマン』や『アイシールド21』。
筋肉描くのがすごく巧い方なので、
人体を描く上で昔から憧れていました。
影響を受けたというか、憧れていただけではあるんですけど、
自信が竿役の身体もきっちり書きたいというのは、
その人の影響かもしれません。

62号ちゃん：
先輩は男性の身体もしっかりこだわって
描かれてるっすよね。

鉱油先輩：
しっかり描くことで、
女性との対比が映えるかな、と……

62号ちゃん：
憧れが時を経て作風に影響する……
とてもいいっすね！
さてさて……冒頭の質問の通り、
14年活動されている先輩っすけど、
これだけの期間、長く続ける秘訣を
教えてもらっていいっすか？

鉱油先輩：
好きなものは作り続けていく、
というのが一番いいと思います。
好きなシチュとか、
これは変えたくないな、というものをしっかり持つ……

62号ちゃん：
これは変えたくないというもの……？

鉱油先輩：
先ほど挙げた『女性視点』という部分が
自身のこだわりなんですけど、
同じものを作り続けていると
だんだんと「変えたいな」とか
「新しくしたいな」っていう
欲求も出てくると思うんです。
それがエロのシチュとか、根幹的なものは
変えないでおきたいなと思うんですけど、
表現の仕方は毎回変えたり工夫したりしたいなと。

62号ちゃん：
なるほど……！
変えていいものと変えてはいけないものの
線引きをしっかりと持つってことっすね！

鉱油先輩：
ADVノベルゲーから始まって、
RPGが作れるんだってなったらRPGを作って……
ゲームエンジンを変えてできることを増やしたい、
こういうのも挑戦してみたいな、と言う気持ちが
作り続けていく内に沸々と湧き上がってきたりするので、
そういう部分は変えていきたいと思っています。
ですが、シチュとか好きな作風をころころ変えるのは
あまり良くないかなと思うので、そこは変えない……

62号ちゃん：
そこの部分が好きで
ついてきてくれるファンがいるっすもんね。

鉱油先輩：
そうです。その変えたくないものは
今後も守っていきたいと思います。

『日の光、大事です！(笑)』

62号ちゃん：
急に現実的な話で恐縮なんすけど、
生活習慣とか気をつけているっすか……？

鉱油先輩：
はい、生活習慣は気をつけています！
実(み)を結んでいるかはおいておいて……(笑)

62号ちゃん：
いくら気をつけていても、
こればっかりは一筋縄ではいかないっすもんね(笑)

鉱油先輩：
生活習慣を気をつけたいと思った理由として、
実は生活リズムが崩れつつあって……
日の光を浴びよう、朝起きようと思うんですけど、
これがなかなか……

62号ちゃん：
日の光を浴びるの、めちゃくちゃ大事っすよね。

鉱油先輩：
日の光、大事です！(笑)
あとは運動が大事だなぁ、と。
最近座りっぱなしが続いて、
腰の調子が悪いなと……

62号ちゃん：
（何度も頷く）

鉱油先輩：
多少なりとも筋トレしたり、ランニングしたり、
日課というぐらい続けられるわけじゃないですけど
1週間に2，3回ぐらいやっています。
ランニングしている最中にシナリオを
考えたりしていますね。身体を動かしている方が
何か振ってくることが多いんです。

62号ちゃん：
すごくわかるっす！

鉱油先輩：
腰据えてない時の方が
湧いてくることってありますもんね。
やはりランニングはこれからも
続けていきたいと思います。

62号ちゃん：
継続は大事……！
それではこのあたりで、
前回のえのきふ先輩からの質問を……
（ガサゴソとえのきふ先輩からの
　質問文を取り出し読み上げる）
えーっと……うん……？
『夜ご飯は何ですか？』とのことっす……

鉱油先輩：
昨日でいいですか？
さっき起きたので……

62号ちゃん：
予想以上に生活リズムがすごい……
（インタビューは夜に実施）

鉱油先輩：
回鍋肉を作りましたね。
そして納豆、キャベツと人参の味噌汁。
野菜は刻んで冷凍庫に入れておいて……
レンチンできるお椀を買ったので、
だしの素と液体味噌を突っ込んで
チンするだけみたいな。
それ以外で野菜をあまりとっていないので、
冷凍野菜頼りみたいなところはあります。

62号ちゃん：
しっかりと自炊されているっす……！

鉱油先輩：
実家が毎日自炊する家だったので。

62号ちゃん：
というと……？

鉱油先輩：
田舎の方……長野と新潟の県境に実家があるんですけど、
近くに外食する場所がないので
ごはんは家で、という環境で育ったのが大きいかもです。

62号ちゃん：
なるほどぉ……

鉱油先輩：
でも、自炊したい期と外食したい期がありますね。

62号ちゃん：
あぁぁ、なんとなくわかるっす(笑)
それにしても、えのきふ先輩のこの質問、
晩御飯を聞くとは絶妙っすね……
鉱油先輩はえのきふ先輩とはどこで知り合ったんすか？

鉱油先輩：
だいぶ付き合いが長いのでうろ覚えなんですけど
DLsiteの懇親会でお会いしてお話して
仲良くなった気がします。
えのきふさん、めちゃくちゃナイスガイで
お話うまいし頼れるお人なので話しやすいなぁと……
サバゲーとか誘っていただいて色々な体験させていただいて……

62号ちゃん：
サバゲー！いいっすね！！

鉱油先輩：
色々と誘ってもらうことが多いです。
僕は引っ込み思案なところがあるので、
なかなか自分からいけないんですよね。
気軽に誘っていただけるのはありがたいなと。
クリエイター気質と
社交性の両方を持っているのは凄いと思っています。

『みんな、好きを凝縮して描いたキャラたちなんで』

62号ちゃん：
まだまだ質問は続くっすよ！
サークルネームとHNの由来を教えてくださいっす！

鉱油先輩：
単純に7と3が好きだったんです。
7はラッキーセブン、3は妙に安心する数字で……
じゃあ73、でどうしようかなと。
何も考えずに『73号坑道』に決まりました。

62号ちゃん：
わかりやすい！

鉱油先輩：
今覚えば、もっといいサークル名が
あったんじゃないかなっていう……(笑)
これから新しく作る人には、
分かりやすくて覚えやすい文字で
打ちやす～いサークル名をオススメします！

62号ちゃん：
これは良いアドバイス(笑)
打ちやすいのは大事っすよね！
では、ハンドルネームはどうっすか？

鉱油先輩：
HNは本名からもじってて、
以前Web漫画を描いてた時の名残で
テキトーにつけちゃったんですけど、
こっちの方がわかりやすくて
覚えやすい名前になってしまって。
サークル名よりもHNで呼んでもらうことが多いですね。

62号ちゃん：
鉱油先輩は覚えやすいっす！

鉱油先輩：
すごい個人的な話になるんですけど、
(むに工房の)620さんのHNって、
呼びやすくていいですよね。

62号ちゃん：
620が遠くでにやけてるっす。

鉱油先輩：
そういえば、むにさんの作品で
『不思議の国のサキュバス』をプレイさせてもらったんですけど、
おっぱいのこだわりすごいなぁと……

62号ちゃん：
えっ！？遊んでいただいたんすか！？
ひぇぇ……恐縮……
めちゃくちゃ嬉しいっす！

鉱油先輩：
ルイスちゃんも好きなんですけど、
個人的に好きなキャラがハイサキュバスちゃん。
ギザ歯巨乳メ○ガキツインテは大好きですね……

62号ちゃん：
好きなキャラまで挙げていただけるとは……感激っす！
似たような質問になってしまうんすけど、
鉱油先輩の自作品で好きなキャラクターと
その理由を教えてもらってもいいっすか？

鉱油先輩：
代表作はLilitalesなんですけど、
最初にCG集として描いた処女作の子※には
特別な思い入れみたいなのがありますね。
気が向いた時に1枚絵をぽつぽつと
描くことがあったりするんですが
Ci-enの方でキャラを描いた時にコメントで
「この子好きです、足かけ10年ぐらい凌○されて可愛い」
みたいなコメントがあって、
「あ、もう14年凌○していたのか…」とはっとしちゃいました。
特に、ということで挙げましたが、
描いた子はみんな好きですね。
こういうのどうかな？と自分の性癖とは
違うかもしれないもの描いても
しっくり気に入っちゃうことも多くて。

※サークルCi-enよりいいんちょタグで検索！

62号ちゃん：
新たな性癖の開拓……！

鉱油先輩：
男性上位ものメインで描いてるんですけど、
女性上位ものもいいかもって思うことがあるんですよね。
アイリちゃんというキャラなんですけど、
男性上位とみせかけて女性上位もの、として描きました。
他にも性癖が広がったという意味で思い入れがある
クレスさんやルナリエとか……
……挙げだしたらキリがないですね。
好きを凝縮して描いたキャラたちなんで。

62号ちゃん：
なんだかんでみんな好きになっちゃうんすよね。
すごくわかるっす……
またちょっと質問が変わるんすけど、
身体で好きな部位を教えてもらっていいっすか？

鉱油先輩：
たくさんあります！

62号ちゃん：
(笑)

鉱油先輩：
2個いいですか？

62号ちゃん：
もちろん大丈夫っすよ！(笑)

鉱油先輩：
部位っていう括りで挙げると、胸が一番ですね。

62号ちゃん：
おぉ！！
先輩のおっぱい描写へのこだわり、
とても感じられるっす…！

鉱油先輩：
好きの愛情はいくら注いでもOKだと思っています！
うっすら紅潮していてしっとりした、
柔らかそうな、指が沈みそうなおっぱい……
すごく良いですよね。
……もう一つ、部位って言っていいのか
わからないんですけど、表情が好きですね。
感情の源なので。

62号ちゃん：
ふむふむ、表情っすか！

鉱油先輩：
特に虚ろ目が好きです。
部位と言うよりシチュになるのですが、
今現在どういう状況なのかっていうのが
分かるような分からないような、
拒絶しているのか、諦めているのか、
それとも情欲を欲しているのか、
分からないような虚ろ目が好きです。

62号ちゃん：
良いっすね……！

鉱油先輩：
部位を含めた女の子の仕草とシチュ、
全体が好きですね！
なので、質問に簡単に答えると『おっぱい』……
そして……

62号ちゃん：
そして？

鉱油先輩：
揉まれているおっぱいはもっと好きです。

62号ちゃん：
そしてそして？

鉱油先輩：
虚ろな目をしておっぱいを揉まれている
女の子の表情はもっともっと好きです。

62号ちゃん：
すっごく伝わったっす！

鉱油先輩：
ありがとうございます。
あ……すいません、3つ目良いですか！？

62号ちゃん：
おぉっ……！？
もちろんいいっすよ！！

鉱油先輩：
これも部位って言っていいか微妙な上に、
さっきと言ってることが違うじゃないか！って
ツッコミが入りそうなんですけど……
目元を隠して表情が見えなくなって、
かつ、口元から鎖骨、胸にかけてのカットが
好きだなと気づき始めました。

62号ちゃん：
えっちなカット……！

鉱油先輩：
表情は好きなんですけど、
それはそれで一気に淫靡な雰囲気が出て
好きなんですよね……

『感想をいただくことが何よりの糧』

62号ちゃん：
あとちょっとだけお話を聞かせてくださいっす！
人生のターニングポイントはあるっすか？

鉱油先輩：
同人的な意味で言えば、
さっきのLilitalesを出したあたり、なんですが……

62号ちゃん：
同人以外も含めると……？

鉱油先輩：
最初に話した部分と被るのですが、
皮膚炎が悪化して大学中退して、みたいな頃が
一番のターニングポイントでしたね。
ままならない体でどうやって生きようと真剣に考えた上で
絵を描く、漫画を描く、とかそういうのを
またやってみようということで始めてたんです。
その挫折がなかったら絵を描いていなかったんで……
当時は辛かったんですけど、
ひきこもりっぽくならなかったら
今の自分は無かったです。
身体については5年ぐらい前に新しいお薬が出まして、
今は肌の弱い一般人ぐらいになりました。

62号ちゃん：
おぉ……良かったっす！
今のお話を聞いて思ったっすけど、
人生って何が転機になるかわからないものっすよね。
また絵を描き始めた以降の話も聞いていいっすか？

鉱油先輩：
Lilipalace出した初期あたりに大学に復学しました。
身体が良くなかったので、
休学や復学を繰り返しながら
Lilitalesを作っていたんですけど、卒業した頃に
「これからどうしようかな」と考えたんですよ。
色々考えてこの身体だと今の同人活動を続けるのが
性に合ってるのかなという結論になって。
先ほどのお薬がその頃に出ていたら、
また違った選択をしていたのかなと……色々タイミングですね。

62号ちゃん：
もし同人活動を選択されていなかった場合に
やりたかった仕事とかあるっすか？

鉱油先輩：
何かしらを作っていたい、というのがありましたね。
同人でなくとも、例えば料理とか。
あまり考えたことはなかったので
強いて言えばみたいな感じなんですけど、
プログラムとかしっかり勉強して
コンシューマーのゲーム会社を目指したり……
漫画を描くことも小さい頃から趣味でやっていたので
漫画家になりたい、とか言ってたかもしれないです。

62号ちゃん：
何かを作る仕事、いいっすよね……！
では、今まで同人制作をされてきて
嬉しかったことはあるっすか？

鉱油先輩：
やっぱり感想をいただくこと。何よりの糧ですね。
そのために活動していたなという……

62号ちゃん：
感想、すっごく嬉しいっすよね……

鉱油先輩：
「良かったよ」とか、「これが好き」とか言ってくれると
「たしかに良かったかも」って、
自分でも気づかなかったことに
改めて気づかされたり……
制作へのモチベーションも沸いてきますし、
やはり見てくれる人ありき、みたいな……

62号ちゃん：
支えていただくファンの皆様の
おかげで楽しく活動できているっすよね。

鉱油先輩：
有難い限りです。
クリエイターみんなに共通することかなと……
あと、「こういうキャラ良いな」というのが
活動歴に伴ってだんだんと増えていくのもいいですよね。
キャラデザインがすごく楽しいです。
「こういう髪型いいかな？」とか
「こういう属性いいかな？」とか
試しに描いてみると知らずのうちに性癖になってたり。

62号ちゃん：
活動を通して性癖が広がっていくんすよね。

鉱油先輩：
はい、描けば描くほど性癖が広がっていく……
元々好きだったものを描いたことで
さらに好きになることも多いです。
例えば、TSFというジャンルは好きだったんですけど、
自分で描いたことによってもっと好きになりました。

62号ちゃん：
好きが広がって深まっていく……
これからの鉱油先輩の作品も楽しみっす……！
まだまだお話を聞きたいところだったんすけど、
時間がきてしまったみたいなので
最後にファンの皆様へ一言をお願いしたいっす！

鉱油先輩：
「ありがとうございます」と言うのが、
真っ先に言いたい言葉です。
応援してくれる人のおかげで、今の『73号坑道』があります。
制作速度がマイペースで申し訳ないのですが、
これからも女の子が快楽に翻弄される作品を
作っていきたいと思っています。頑張ります。

62号ちゃん：
私も楽しみに待ちながら応援してるっす！
……最後の最後に、次のインタビュー相手、
バトン先を教えてくださいっす！

鉱油先輩：
それではご都合が合えば
Discordで少しお話させていただいた
サークルDreamaniaのwizさんへお願いします。

62号ちゃん：
鉱油先輩、本日はお忙しい中ありがとうございましたっす！

ということで4回目、鉱油様への
インタビューは以上となります。
続く5回目は『Dreamania』の
wiz様にインタビューを行う予定ですので
是非楽しみにお待ちください。
※次回公開までしばらくお時間をいただきます。