レモネードオアシス 2021/08/27 15:21

エレベーターパニック!1

支援者様向けの短編小説を更新していきたいと思います!
今回の更新と、次の更新の2階を予定してます。
楽しんでもらえたら嬉しいです。


・ヒロイン
 椎菜梢(しいな こずえ)
 中学2年生。
 小柄で、女性的な膨らみは控えめ。

 地元の中学校に通っている。
 通学距離は、片道15分程度。

 自宅はマンションの15階。20階建て。
 家族構成は父と母。一人っ子。

 体型・髪型・服装など。
 身長150センチ。
 髪型:黒髪ロング。
 制服:桃色のブレザー。ワインレッドのスカート。スカートは超ミニ。
 ショーツ:水色と白のしましまショーツ。

・季節は春。

 靴下:黒。
 靴:ローファー。

 あまり運動することが好きではない。
 便秘気味な生活を送っている。
 出てきてくれるのは、2週間に1回くらい。

 お腹がパンパンで苦しい生活を送っている。
 購買の自動販売機で売ってる牛乳を買って飲んでみる。
 180mlのパック入り。ストローを指して、チューッと一気に飲む。

 牛乳があまり得意ではない体質。
 お腹を壊す……というほどではないけど、牛乳を飲むとお腹が痛くなってしまう。


カテゴリー(エレベーターパニック!)



「うぅ……、お腹、苦しくて眠れないよ……」

 深夜の自宅のベッドで何度も寝返りを打っているのは、一人の小柄な少女だった。
 腰のあたりまで伸ばした、サラサラの黒髪のロングは、何回も寝返りを打っているせいで絡みそうになっている。
 洗いざらした白のTシャツに、3分丈のスパッツというラフな格好をして、何度も、何度も寝返りを打つ。
 少女の名前を、椎菜梢という。
 中学二年生になって少しずつ女性的な膨らみを宿してきている身体は、しかしまだまだ幼さを残している。
 そんな梢のお腹は、パンパンに膨らんでいた。

「うぅ……ぅ……っ。今日で二週間……ぅぅっ」

 Tシャツ越しにお腹をさすってみると、そこはカチカチに固まったモノでパンパンに張っていた。
 なにを隠そう、このお腹には、二週間ものあいだ食べてきたものが詰まっているのだ。
 何度もトイレに行って出そうと思っても、カチカチに固まって出てきてくれない。
 今日も何回もトイレにいって踏ん張ったけど、出てきてくれる気配さえもなかった。
 ついさっきも、寝ていたら急にお腹が痛くなったからトイレに行ったけど、完全な無駄足だった。
 こうして何回もトイレにいっては体力を消耗していたのだろう。
 ベッドに身体を横たえた梢は、いつの間にか眠りへと落ちていた。

        ☆

「あぁ……」

 翌朝。
 梢が目を覚ましたのは、お尻にぺったりとまとわりついてきている、ショーツの気持ち悪い感触のせいだった。
 この感触は間違いない。
 何度繰り返しても決して慣れることのない、気持ち悪くて幼い感触。
 おねしょ、だった。

(お腹苦しくておねしょしちゃうなんて……)

 便秘が酷い日は、梢はおねしょしてしまうことが多かった。
 夢のなかで、お腹に力を入れて踏ん張っているせいだと思う。
 3分丈のスパッツを下ろしてみると、

 モワァ……。

 朝日に、濃密な湯気となってアンモニア臭が立ち昇っていく。
 お気に入りの白と水色のしましまショーツは、鮮やかなレモン色に染め上げられていた。

「うう……目に染みるよ」

 ツーンとしたアンモニア臭に涙が溢れ出してくる。
 それでも梢の下腹部はパンパンに膨らんでいて、息苦しさを感じるほどだった。

「……着替えないと」

 トイレに行って、膀胱に残っているおしっこを最後の一滴まで出して、おまたとお尻を軽く拭う。
 部屋に帰ってきたら新しいショーツに穿き替える。
 新しいショーツも、愛用している水色と白のしましまショーツだ。
 ちょっと厚手なのは、お腹を冷やさないためでもある。
 春という季節であっても、梢はお腹を冷やしておしっこが近くなりやすい体質だった。

『梢、朝ご飯よー』

 キッチンから母の呼ぶ声に応えると、梢はブラウスに桃色のブレザーとワインレッドのスカートという制服に着替えて部屋を出る。
 朝のメニューは、こんがりと焼いたトーストとウインナーとスクランブルエッグにコンソメスープという、いつもの感じの朝食だった。
 このような朝食が、二週間分もの量、お腹に溜まっていると考えると憂鬱な気持ちになってしまう。

「はぁ……」

 だけど、食べないわけにもいかないし。
 朝ご飯は元気の源なのだ。
 梢は、カチカチに固く張っているお腹に手をあてながらも、ゆっくりと朝食を食べていくことにするのだった。

        ☆

「いってきまーす」

 朝の挨拶とともに、梢は玄関のドアを開ける。
 視界に青空と、春の日差しが溢れかえる。
 梢が住んでいるのは、駅からほど近い場所に発っているマンションの高層階だった。
 20階建てのマンションの、15階の一室に、父と母の三人で暮らしている。
 通学時間は、学校まで歩いて15分ほど。
 マンションの朝の混み合うエレベーターを降りてから歩き出す。
 15分という距離は近すぎず、遠すぎずという絶妙な距離だけど、それでも固く張ったお腹を抱えて歩くとなると、ちょっとツラい距離ではある。

「はぁ……」

 マンションから出た梢は、憂鬱げなため息を漏らすと、ゆっくりと歩きはじめるのだった。

        ☆

「くしゅんっ」

 プッシャア――!

 くしゃみをした拍子にお腹に力が入ってしまい、おしっこを噴き出してしまう。
 クロッチの裏側がじんわりと生温かくなると、お尻の方にまで広がっていった。

(どうしよう。おしっこしたくなってきちゃった)

 4時限目の理科の授業中のことだった。
 お腹が張って苦しいと、どうしてもおしっこが近くなってしまう。
 たぶん大腸がパンパンに張っていて、膀胱が圧迫されているせいだと思うけど。

(我慢、我慢しないと)

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