しつけて委員長2
真面目な委員長の、誰にも言えない性癖。
下校途中、公園の茂みでおもらし遊び。
2章目 下校中に我慢できず
(あー、今日は危ないところだった)
下校中、いつもの通学路で胸を撫で下ろしたのは、円華だった。
今日はプールの授業中に、クラスメートの男子におもらし遊びをしているところを見つかりそうになってしまった。
もしもバレていたら、今頃こうして何事もなく下校できている自信がなかった。
(きっと言い訳、色々と考えすぎてパニックになっちゃってただろうし……。本当に危なかったなぁ……)
それでも見つからなかったからセーフだったけど。
(ああ、でも御影君の身体、私のおしっこに包まれてたし……!)
思いだしただけで赤面してしまう。
それにあの光景を思いだしただけで、円華の秘筋はなぜか熱く濡れにようになっていた。
ジュワリ――、
クロッチの裏側に、熱い蜜が広がる感触。
午後の授業は、椅子に座ったまま何度も濡れて、お尻の方まで湿らせてしまった。
(男子のおちんちん……私のおしっこに包まれてたんだ……。おちんちんって、エッチなことを考えると大きくなるんだよね)
どうやってちんちんって大きくなるんだろう?
そのことを考えただけで、円華はエッチな妄想をしてしまう。
(早く帰って、久しぶりに……電気アンマ……使おう)
学校では委員長として真面目な円華だけど、家で一人でする時は、いつも電気アンマを使うことにしていた。
そしてやり過ぎると、いつもおもらししてしまうのだった。
その刺激が身体に染みついていたのか、
(あっ、ヤバい、かも)
早歩きで家に帰ろうとした円華だけど、不意に下半身に小さくも鋭い痛みが走る。
この感覚は――。
間違いない。
尿意だった。
(午後の授業はショーツ汚しちゃってたから、トイレに立ちたくなかったし……)
プールの授業でバレそうになってたらというもの、熱く濡れるようになってしまったので、汚れたショーツを見るのもイヤだった。
だから無意識のうちにトイレを我慢していたらしい。
(どうしよう、結構、我慢できないかも?)
歩いていて気づいたけど、結構溜まっているようだ。
女の子の尿道は膀胱から真下にスッと伸びている。
だからこうして歩いていると、その衝撃がじわじわと尿意を刺激してくるのだ。
一度意識してしまうと、尿意というのは急に忍び寄ってきて距離を詰めてくる。
ジュワリ――。
「ああっ」
愛液とは違う体液が、クロッチの裏側に広がっていく。
ただでさえ円華は何度も一人でおもらし遊びをしてきた。
そんな円華の身体は、おしっこをすぐに漏らしてしまう体質になっている。
(マズいっ。このままだと本当に……! 公園まで保つ!?)
なんとかおまたに力を入れて耐える。
そこの角を曲がれば、公園があるし、汚いけど、公衆トイレもある。
だからおもらしする心配はないが……。
(おもらし、したい……)
ジュワジュワとクロッチの裏側に広がる温もりに、円華はそんなことを思ってしまう。
この角を曲がれば、そこには大きな公園がある。
遊具などがあるわけではなくて、池をぐるっと囲んだ道がある、散歩するための公園だ。
道の脇は、茂みになっている。
(誰も、いないよね)
キョロキョロとあたりを見回すと、円華は茂みへと入り込んでいく。
プールで尿意を放ち、更には茂みのなかで尿意を放とうとしている……。
円華は、この公園で、この茂みのなかで何回も人知れずに尿意を放ってきた。
それもショーツを穿いたままで、だ。
(今日はプールの授業でしちゃったのに、もうしたくなるなんて……。なんてエッチな子なんだろう)
こんなことをしてはいけない。
そんなことはわかっている。
しかも、すぐそこに公衆トイレがあるというのに。
円華は、茂みの奥へと踏み込んでいく。
(ここまでくれば平気、かな?)
振り返れば、公園の道からは五メートルくらい離れている。
よほど覗き込むか、円華のように茂みに踏み込んでこなければバレはしないだろう。
円華は、和式トイレでするときのようにしゃがみ込んだ。
……ショーツを穿いたままで。
「ショーツ、汚れちゃってる……」
円華が愛用している白とピンクのしましまショーツ。
その女の子の恥ずかしい染みを隠すための二重布……クロッチは、少女の汚れによって外側までも茶色く変色していた。
午後の授業、ずっと熱く湿っていたのだ。無理ないことだろう。
しかもしましまショーツはかすかに黄ばんでいる。
今まで何度もショーツを穿いたまま尿意を放ってきたから、円華の性癖が染みついてしまったのだ。
「あいつに見つかりそうになって、凄いドキドキしたからだ。午後の授業、ムラムラしちゃって……あっ!」
しゃがんだことによって膀胱が圧迫されたせいなのだろう。
プシュッ!
緩みきった尿道から、レモネードが噴き出してきてしまう。
クロッチにジンワリと暗い染みが浮き上がると、
「あっ、ああぁ……。パンツのなかが温かくなって……」
プシュッ、
しょわわわわわ~~~。
クロッチの裏側にレモネードが弾けると、二重布を突き破って綺麗な弧を描く。
ショーツを穿いているというのに、円華は勢いよくおもらしを始めてしまったのだ。
しょおおおおお~~~。
勢いよく噴き出したおしっこは、夏の乾いた白土の地面に飛び散ると、暗い染みとなって広がっていく。
おしっこの飛距離たるや、ショーツを穿いているというのに男子よりも遠くに飛ぶほどだった。
女の子の尿道は太くて短い。
しかも和式トイレのようにしゃがみ込んでしまったのだ。
水風船のように膨らんでいる膀胱が圧迫されて、勝手に噴き出してきてしまう。
「あっ、ああぁ……。おぱんつ突き破って……ふっ、ふう……っ、気持ち、いいよぉ……!」
しゅいいいいいいい……。
生温かいレモネードが弧を描き、白土へと染みこんでいく。
ショーツを穿いているというのに、1メートル以上は飛んでいる。
それほどまでに円華はおしっこを我慢していたし、ショーツを穿いたままなんの躊躇いもなくおしっこができるほどに緩みきっていた。
「ああ……こんなに出るなんて……あはっ。私のおしっこ、夏の地面に染みこんでいってる」
しょわわわわわ……。
夏の日差しに照らされた白土におしっこが際限なく染みこんでいく。まるで地面におしっこを飲まれているみたいだ。
「私のおしっこ、美味しいのかしら? ふふっ」
しょおおおおおお……。
妖艶な笑みを浮かべながら、円華は尿意を放っていく。
そこには、普段は真面目な委員長の面影はなかった。ただ一人の少女が、欲望のままに秘密の秘め事に耽っている。
だけどどんなに勢いがいいおしっこにも終わりはある。
「あぁ……、あぁぁぁ……。ふっ、ふう!」
しょぉぉぉぉぉぉ……、
プシュウ!
ぶるる!
大きな身震いと、最後の仕上げと言わんばかりの噴射。
円華のおもらしは、唐突に終わりを告げた。
ヒクッ、ヒククンッ。
ショーツが食い込んでいる縦筋は切なげに痙攣している。
クロッチには、まどかの勃起した肉芽が浮き上がっていた。
「はぁ、はぁ、はぁ……。おもらし、気持ちよかったぁ。こんなに大きな水たまりできちゃってる。こんなに溜まってたんだ」
夏の白土でさえも吸いきれなかったおしっこは、大きな水たまりとなって円華の足元に広がっていた。
ぽた、ぽたた……。
ショーツに覆われているお尻の双丘から、名残惜しそうにおしっこの雫が落ちる。
「あぁ……おぱんつ、冷たくなって……ぺったりお尻に貼り付いてきて……」
普通の人だったら気持ち悪いと思う感触なのだろう。
だけど円華は、冷たいショーツがお尻に貼り付いてくる感触が大好きだった。
なんでなのかは、自分でもよく分からないけど。
「ああ、すっきりした……気持ちよかった……」
立ち上がると、スカートの裾を正す。
女の子がスカートを穿いているのは、少しくらいショーツを汚してしまってもバレないためだと思う。
円華は少し離れたところに置いておいたカバンを手に取ると、大きな水たまりができた茂みを後にしようとするも……。
☆
「やっぱり委員長は苦手だなー」
下校中の通学路で呟いたのは、御影長政だった。
今日のプールの授業中だって、ボーッと立ってたかと思ったら急に赤くなったり、不機嫌になったり。
怒ってなければいいけど。
そんなことを考えながら、公園に差し掛かったときだった。
(あれ? あれって委員長?)
黒髪ロングのセーラ服の、後ろ姿の少女。
それは委員長に間違いなかった。
(だけど、なんで茂みに入り込んでいったんだ?)
なにか探し物だろうか?
だとしたら手伝えそうなことはないだろうか。
……と、思ったけど、今日のプールでの一件もあるし、ここは見て見ぬ振りをしておいたほうがいいだろうか?
その場で逡巡していること一分ほど。
(やっぱり気になる、よな)
普段はやる気が無さそうにしてる長政だけど、困っている人を見ると放っておけない性格だった。
それがたとえ、苦手な委員長であっても、だ。
長政は茂みの中に踏み込んでいく。
なんかいけないことをしているみたいで、なるべく足音を殺しながら。
(あっ、委員長、いた。……座り込んでなにしてるんだ?)
茂みの中で、委員長は背中を丸めてしゃがみ込んでいた。
……それもスカートをめくり上げて。
おかげでショーツを丸見えになっている。
円華のショーツは、ピンクと白のしましま模様。
やや大きめのふっくらとしたお尻の輪郭が浮き上がっていた。
(な!? 委員長、なにをしているんだ!?)
長政は一瞬、なにが起きているのか分からなくなってしまう。
だが、その疑問は、鋭い水音ともに氷解することになる。
円華はおしっこをしていたのだ。
……ショーツを穿いたままだというのに。
(委員長、おもらししてる……?)
長政が勘違いをするのも無理はなかった。
なにしろ真面目な委員長である円華が、わざとおもらしするなんて、想像さえもしていないのだから。
声をかけるべきか、見て見ぬ振りをするか?
声をかけるかどうか迷ってしまう。
なにしろ、おもらしをしている円華の後ろ姿が、どこかエッチに見えてしまったのだ。
真面目な委員長が、誰にも言えないような失敗をしている……。
その光景は、あまりにも背徳的だった。
「ああ、すっきりした……気持ちよかった……」
声をかけようか迷っているうちに、円華のおもらしは終わっていたようだ。
円華は立ち上がると、何事もなかったかのようにスカートの裾を整える。
そのスカートの中にはおもらしに濡れたショーツを穿いているというのに、いつもの委員長らしく、ツンと済ました顔をしながら。
円華は何事もなかったかのようにカバンを手に取ると、こちらを向き――、
その瞬間、円華とバッチリ目が合ってしまった。
「! み、御影君!?」
「よ、よう。……大丈夫か?」
たったその一言で、見られていたことを悟ったのだろう。
円華の頬が見る間に赤くなっていく。
「さよなら!」
一言だけ言い残すと、円華はこちらの脇をすり抜けて、ダッシュで逃げていってしまった。
すれ違いざま、ふんわりとした尿臭が感じられる。
その匂いに、長政は不覚にもドキリとしてしまった。
「……委員長の、おしっこ、なんだよなぁ」
後に残されたのは、乾いた白土に残された、大きな水たまり。
ツーンと鋭いアンモニア臭が鼻を突く。
ショーツを穿いたままだというのに遠くまで弧を描いたのだろう、暗い水たまりは、円華がしゃがんでいたところよりもかなり遠くの方にまで飛んでいた。
もわ……っ。
うだるような草いきれに、委員長の濃密なアンモニア臭が混じり合って、得も言われぬ香りが漂っている。
「これが委員長の匂い」
刺激的な香りだけど、不思議とイヤな感じはしなかった。
この匂いが、真面目な委員長の身体の中にあったと考えると、なんとも言えない背徳感がこみ上げてくる。
「あー、明日どんな顔して会えばいいんだろ……」
呟くと、長政は気まずそうに頭を掻くのだった。
この小説は同人誌の『大決壊! しつけて委員長』に収録してある小説です。
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