レモネードオアシス 2022/09/18 07:16

秘密の快楽11

授業中の教室で尿意に襲われる恐怖。


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秘密の快楽(カテゴリー)

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♪5章目 教室でおもらし

「くしゅん!」

 じょぼぼ!

 クロッチに広がる生温かい感触に、ミリーは顔をしかめてしまう。
 だけどそれはショーツのなかの話。
 ちょっとくらいチビってしまっても、女の子は顔に出してはいけない。

 ときは、六時限目の数学の授業中。
 教壇では新米の女教師が、複雑な公式を展開している。

 ブルマでうんちを漏らしてしまった日から三日が経った。
 幸いなことに、更衣室でのうんちの残り香が翌日にまで漂うことはなく、学園の空気はいつものように緩やかに流れている。
 とはいえ、あの日の出来事――うんちブルマで暗くなるまでジッとしていた――は、確実にミリーの心に暗い影を落としていた。

 ――もしもトイレに行って、うんちがしたくなったらどうしよう?

 そう思ったら、なかなかトイレに行くことができないのだ。
 それでも、生理現象には敵わない。

(どうしよう、おしっこしたくなってきちゃったよ)

 時計の針をみると、休み時間が始まるまであと30分。
 膀胱は思っていた以上にパンパンに膨らんでいる。
 ついさっき……、五時限目に体育の授業があったから、たくさん水を飲んでしまったのが間違いだっただろうか。
 それに便秘三日目とはいえ、大腸には頑固なカチカチうんちが溜まっているのだ。
 そのぶんだけ膀胱が圧迫されている。

(ヤバ……ッ、意識したら、急に……!)

 じゅわっ、
  じゅわわっ。

 クロッチの裏側から、お尻のほうまで生温かくなっていく。
 このままではスカートからおしっこが滲みだしてくるのも時間の問題だった。
 ここはちょっと恥ずかしいけど……!

「先生、トイレに行きたくなったので、行ってきてもいいでしょうか!」

 ミリーは手を挙げて、堂々と声を上げていた。
 こういうときは我慢すると失敗するパターンなのだ。
 潔くトイレに行ったほうがいいに決まっている。……そりゃあ、ちょっと恥ずかしいけど。
 新米の女教師だったのがせめてもの救い。

「はい、ミリーちゃん。いってらっしゃい」

 新米の女の先生は、柔和な笑みを浮かべながら許可してくれる。
 まずは最初のミッションは突破だ。
 次のミッションは教室を出て、長い廊下を歩いてトイレに辿り着く。
 そして気を緩めることなくショーツを降ろしておしっこをする。

 じゅわわっ!

(ああっ!)

 席を立ったときのこと。
 一足先に想像のなかでおしっこをしたのが間違いだっただろうか?
 おまたからフッと力が抜けて、結構な量のおしっこを噴き出してしまう。

(ま、まだ、だめ!)

 キュンッ! ――プッシャア!

 おまたに力を入れて、平静を装いながらもおしっこを止める。
 ツキーンとした痛みが膀胱から発せられるけど、ここは気合で我慢する。

(セ、セーフ。危ないところだった……)

 まだ大丈夫。
 クロッチの外側には滲み出してきていない……はずだ。
 ここは膀胱に振動を与えないように、ゆっくりと慎重に歩いて教室を出なければ……。
 とりあえずの目標は、教室の後ろのドア。
 ゆっくりと、慎重に、だ。
 大丈夫。
 慌てなければ、おしっこは我慢できる。

(あっ、でも……。あんまりゆっくり歩いてると、おしっこ漏れそうだってバレちゃうかも……?)

 もうちょっと早く歩いたほうがいいかも?
 でも、そうしたらおしっこ漏れてきちゃいそうだし……!
 それは、ほんの一瞬の逡巡。
 しかし今のミリーにとっては、致命的なことだった。

「あっ」

 漏れたのは、ミリーの短い悲鳴。
 その直後に、ぐらりとミリーの身体の重心がずれる。
 机の脚に、

 なんとか脚を踏ん張って転ばないようにする。
 だけどその拍子にお腹にまで力が入ってしまう。

「ああっ、あっ!」

 じょぼぼぼぼぼぼ!

 クロッチの裏側に弾ける、生温かい感触。
 太ももを、取り返しのつかない感触が這い、垂れていき――。
 カクリ、
 ミリーは膝を折ると、その場にしゃがみこんでしまっていた。

 ぺたん、
 尻餅をついて、女の子座り。
 その衝撃に、決壊間近だったミリーの尿道が耐えられるはずがなかった。

 しょわわわわわわわわ~~~。

 ショーツのなかからくぐもった水音が響き、じゅわわっと、あっという間に生温かい感触が広がり、染み出してくる。


秘密の快楽12につづく!

楽しんでもらえたら嬉しいです!

この小説は、同人誌『真夏の記憶』として発表しています。
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